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こんにちは!ここ1ヶ月で
資産を大幅に目減りさせている
『ここ屋』よ!
投資に興味を持ち、米国株投資にたどり着くと『S&P500』という言葉を耳にすると思います。
投資家の間では誰もが知るワードですが、あなたはどこまでS&P500のことを知っていますか?
『S&P500に投資しておけば間違いない』と聞くことも多いかも知れませんが、かくいう私もS&P500のことは信じております。
とはいえ、何ごとも妄信してはいけません。
そこで今回の記事では、【S&P500信者に警告】S&P500に投資していれば大丈夫?『お金を稼ぐってそんなに簡単じゃない』について解説していきたいと思います。
S&P500が1ヶ月で5%以上下落している
直近のS&P500の値動きを眺めると、ここ1ヶ月で5%以上の下落をしています。
この規模の下げ幅は、昨年の10月以来の下落です。
長い投資期間で考えれば『誤差』の範囲かも知れませんが、最近投資をはじめたばかりの人にとってみれば、初めての経験かも知れません。
『今回の下落はどこまで下がるのか』『株価はいつから回復するのか』こう考えている人も多いのではないでしょうか?
『いつまで』『どこまで』下落するのかは誰にもわかりません。
しかし、自分の資産を守る上では、何とかして情報を得て、どうにかして損失を抑えたいですよね。
そこで、S&P500の下落の要因と対処法に関して検証していきたいと思います。
今回のS&P500の下落はいつから?
今回のS&P500の下落は9月に入ってからの続落によるものです。
ここ1ヶ月で資産を大きく目減りさせてしまった投資家さんも多いのではないでしょうか?
ワイも300万円ほど減ったで
最高値を更新し続けたS&P500も、9/2の4,535.25ポイントを境に続落をしてきました。
1ヶ月以上も下落傾向にあると気がめいってしまいそうですが、コロナショックでは1ヶ月で30%以上の下落をしました。
それに比べたらマシよ!
S&P500下落の要因は?
S&P500の下落の要因を考えると、いくつもの要因があげられます。
・9月は下落のアノマリー
・コロナ変異株によるパンデミック
・長期金利の上昇
・インフレの高止まり
・サプライチェーンのボトルネック
・中国恒大問題
・テーパリング開始への緊張感
・労働者不足と時給の高騰
・バイデン政権インフラ法案先送り
・米国債務上限引き上げ問題
数えるとキリがないほどあげられます。
逆に上昇の要因の方がないわ
下落要因のいくつかについて深掘りしていきます。
9月は株価下落のアノマリーがある
もともと、9月には株価が下落するアノマリーがあります。
過去のデータを見ても、9月は例年に株価は軟調になるようです。
理由はいろいろと考えられていますが、理屈でわからないのが『アノマリー』ってヤツですね。
長期金利の上昇
長期金利の上昇は株価にとって喜ばしい状況ではありません。
長期金利と株式はシーソーの関係にあり、長期金利が上昇すると株価は下落する傾向にあります。
コロナショックが起こり、現在はFRB(米中央銀行)によりゼロ金利政策がとられています。
これにより、ハイパーグロース株を中心としたリスク資産である株式価格が上昇しています。
長期金利の急速な上昇は、株式価格を下落させる要因になりますので、9月20日以降の金利上昇がS&P500の下落の要因のひとつにもなりました。
インフレの高止まりは払しょくされる見通しに懸念
石炭価格が急騰し過去最高値をつけています。
エネルギー不足で停電も実施している中国が資源を確保するために需要をアップさせています。
オーストラリアのニューカッスル港から積み出される発電用石炭(一般炭)の価格はトン当たり203.20ドルに上昇し、2008年7月に付けたこれまでの最高値を上回った。ニューカッスル港積み価格は世界最大の石炭市場であるアジア向けの指標価格。
Bloomberg
エネルギー価格上昇の影響で、インフレの高止まり懸念が高まっています。
サプライチェーンのボトルネックは加速する
米自動車販売は減少の傾向にあります。
半導体不足が影響に加え、アジアでのコロナ感染者の急増や港湾問題により、新車納車台数の減少に拍車がかかっています。
一方、中古車市場は8月に過去最高値に達したが、中古市場も供給不足から鈍化しているという状況です。
市場調査会社6社の予想平均では、9月の米新車販売台数は季節調整後ベースで前年同月比25%減の約1230万台となる見込み。8月は1310万台だった。4月に1830万台でピークを付けて以来、販売ペースは鈍化が続いている。
ボトルネックは半導体以外にも広がっている。ゴムや電子部品などが不足し、労働力不足と物流の停滞も起きているとストダード氏は指摘。「製造業者は全体の需要に追い付けず、サプライチェーン全体が崩壊しつつある」との見方を示した。
Bloomberg
そんな中で、テスラは納車台数がコンセンサス予想を上回る状況です。
第3四半期納車台数241,300台(コンセンサス予想223,677台)
米下院がインフラ法案の採決を先送り
バイデン政権の目玉政策の『インフラ法案』ですが、採決の先送りがされました。
上院で可決されたインフラ法案ですが、下院では先送りされ与党である共和党内でも意見が割れている状況が続いています。
恐らく、金額の縮小などの妥協採決がされるのでしょうが、財政の不安は株式にも波及しそうですね。
ペロシ米下院議長は9月30日、同日に予定していた5500億ドル(61兆1300億円)規模のインフラ法案の本会議採決を先延ばしした。民主党内では、バイデン大統領の経済優先施策の多くを盛り込んだ税制・支出法案とインフラ法案の取り扱いを巡り、進歩派と穏健派の対立解消のための協議が続いている。
Bloomberg
金額の規模を下げようが、いずれはインフラ法案が通ると考えるのであれば、公益事業セクターETFなどは価格を切り上げるのではないかと思います。
ただ、法案が通ったとしても労働者不足問題が解決していなければ、公益事業の進展は鈍化する可能性もあります。
S&P500に投資しているだけで大丈夫?
S&P500に投資している人は多いと思いますが、S&P500をちゃんと理解できている人はどれだけいるのでしょうか?
米国の大型株の500社と言うところまでは理解していると思いますが、大きく分散されたインデックスであることは間違いありません。
しかし、本当にみなさんが思っているほど分散されているのでしょうか?
S&P500の2割以上はGAFAM
10/4の相場が閉まった時のヒートマップです。
この日のS&P500の下げ幅は1.3%ほどで、今年一番の下落でした。
500社に分散されたS&P500も、中身を見てみるとGAFAMの5社だけで全体の約22%を占めています。
時価総額の大きなハイテク株が大半を占めているS&P500は、枕を高く安心して寝れるほど分散が効いているとは言えそうにありませんね。
株式下落のクッションになる資産を持っておく
『フルインベストメント』している人を否定するつもりはありませんが、機会損失を防ぐために株式100%のポジションをとっている人は、もう一度認識を深める必要があるかも知れません。
資産の大半を株式にしていることが、もっとも効率よく資産を増やせると考えているのであれば、注意が必要です。
確かに、株式はもっともリターンの大きいアセットであることは間違いありません。
ただし、その分リスクも大きくなるため下落には弱い一面を持ち合わせています。
市場が軟調な時代のバックテストを行ってみましょう。
株式の価格が好調だった2012年から2021年の10年間を切り取ると、もちろん株式100%のポートフォリオがもっとも良いリターンを出しています。
次に、株式市場が軟調だったリーマンショックを挟んだ期間を見ていきましょう。
今度はポートフォリオ3がもっともリターンが良く、株式100%のポートフォリオ1がもっとも実績が悪かったことになります。
もちろん、現在のように相場が堅調な時までホールドし続ける条件であれば、株式100%のポートフォリオがもっともリターンは良くなるのですが、それまで10年以上も成績のふるわない株式を持ち続けることはできるのでしょうか?
下落に動揺し、狼狽売りをしてしまう。場合によっては市場から退場してしまう可能性もある。
そんな事態を避けるためにも、株式以外にもクッション材になる資産を持っておくことが賢明な選択かも知れません。
・現金
・債券
・金(ゴールド)
・コモディティ
株式と逆相関になる債券
米国債権の代表的なETFと言えば、AGGやBNDを思い浮かべる人も多いかと思います。
しかし、実際にAGGやBNDの債券は株式と逆相関の値動きはしていません。
確かに、債券は株式の下落時にそこまで大きな下落をしないことでクッション材の枠割を果たすことはできますが、もしあなたが株価下落の際にカウンターパンチを打ちたいのであれば、株価と逆相関の関係の債券を持つことも良いでしょう。
有事の金があなたを守る
インフレ懸念が深刻な今は、ゴールドの保有が効果的かも知れません。
現在は軟調な金価格ですが、長期で見ればその価値は上昇し株価との相関性も低いため、有事の際はあなたの資産を守るクッション材になってくれるかも知れません。
株価下落時にはコモディティが強い味方
コモディティ投資は、一見地味に思われがちですが、実は大きなリターンを生む局面があるんです。
こちらのチャートはコモディティETFのGSGとS&P500の比較チャートですが、2021年の年初来リターンはコモディティの圧勝なんですよね。
また、注目すべきは直近1ヵ月のチャートですが、株式のS&P500が下落している局面で、コモディティのSGSは上昇を見せています。
株式市場の下落リスクが高まると、機関投資家を中心にコモディティへと資金を流出しているようです。
S&P500に投資していれば大丈夫?まとめ
S&P500に投資していれば大丈夫?をまとめます。
S&P500へのインデックス投資はウォーレン・バフェットも推奨する投資の最適解です。
長期でコツコツ積立投資をすることは、市場の値動きを気にせず続けることも良いでしょう。
とはいえ、ただ『S&P500に投資をしていれば儲かる』と思っていたら大間違いです。
相場でお金を稼ぐというのは、そんなに簡単なものではなさそうですね。
これからも一緒に学んで資産を大きくしていきましょうね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
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