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こんにちは!
セクターの乗り換えを考えている
『ここ屋』よ!
日本に住んでいると、『インフレ』という言葉すら知らない人もいます。
たまにニュースで聞く言葉としか意識されないほど、日本ではインフレが進行していません。
一方で、現在の米国ではインフレ率6.8%というオイルショック以来の高水準でインフレが進行しています。
インフレとは、お金の価値が下がるとも考えられますが、一般的には『モノやサービスの価格が上昇すると』捉えた方がわかりやすいかも知れません。
(本当は、急にあるモノの価格が上昇するなんてことはありませんので、お金の価値が下がったと考える方が正しい気はしますが。)
想像してみてください。われわれが住んでいる日本で急にインフレが起きることを。
食料品や生活必需品の価格が高騰し、ガソリン価格の上昇、交通費やインフラ価格も上昇するなど、そんなことが起きたら、たまったものではありませんよね。
そのような場合、あなたは限られた収入の中から支払うとしたら、どんなモノやサービスにお金を使いますか?
米国では実際に、このような状況が起きています。
米国市場では、セクターローテーションが起きていると言われていますが、どんな銘柄が上昇するのか模索している人も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、【インフレでも上がる銘柄】ちょっとよく見えるバリュー株は日常生活のそばにあると題して、セクターローテーションについて解説していきたいと思います。
【インフレでも上がる銘柄】ちょっとよく見えるバリュー株は日常生活のそばにある
冒頭の質問に戻りますが、あなたならインフレ下においてどのようなモノやサービスにお金を使いますか?
ずっと欲しかった高級バッグですか?それとも自分へのご褒美である購入レストランに行きますか?
きっとそのどちらでもなく、まずは生活に必要なモノやサービスへの消費ですよね?
米国市場で起きているセクターローテーション
米国市場では、グロース株からバリュー株へのセクターローテーションが起きていると目にすることも多くなってきました。
その理由は、金融政策の終わりを意識した投資家たちが、バリュエーションの高いグロース株から資金を抜きはじめると共に、安定成長が見込めるバリュー株への投資へシフトしていることがあげられます。
そんな簡単な説明だけでいいんかい
では具体的にバリュー株には、どんな銘柄が含まれているのでしょうか?
バリュー株ってどんな銘柄のことを言うの?
具体的なバリュー株を見る前に、バリュー株の定義について確認しておきましょう。
これだけ聞くとセクターで
絞ることはできなそうやな
そうね!
でも比較的バリュー株の多い
セクターってのはあるの!
比較的バリュー株の多いセクターとは
比較的バリュー株の多いセクターには、エネルギーセクターや金融セクター、不動産セクターや公益事業セクターなどがあげられます。
あれ?
生活必需品セクターや
ヘルスケアセクターは
含まれないんか?
実は生活必需品セクターや
ヘルスケアセクターは
割合的にはグロース株の方が
多かったりもするの!
バリュー株になるというのは、成長率が鈍化し熟成されて企業に現れる特徴です。
もちろん、生活必需品セクターやヘルスケアセクターにもバリュー株は存在します。
ちょっとよく見えるバリュー株は日常生活のそばにある
話がちょっと脱線していましたが、本題に戻りインフレに強いバリュー株について考えていきましょう。
インフレでも上がる銘柄として、ちょっとよく見える銘柄は日常生活のそばにあります。
人は、限られた資金の中で日常生活を送らなければならないとなれば、自然と贅沢品やレジャーからは一定の距離を置き、どうしても必要となる生活必需品やヘルスケアに目を向けざるを得ません。
特に生活必需品に関しては、生きていく上でどうしても必要な、生活に関する商品やサービスを提供するもので、インフレが起きても切り離すことができない消費です。
最近の米国市場を眺めると、こんな日常生活のそばにあるバリュー株が良く見える場面に出くわすことがありました。
こんなバリュー株が上昇している
それでは実際に、どんなバリュー株が上昇しているのかを見ていきましょう。
割安な買い物をするならどこに行く?
もしインフレが起きたとした時に、あなたが買い物をするのであればどんなところに買い物に行きますか?
ワイならディスカウントストアかな
日本でもおなじみの
あのディスカウントストアが
本場米国でも人気なの!
こちらは、COST(コストコ)の年初来チャートですが、キレイな右肩上がりチャートをしています。
S&P500指数が25%上昇する中、COST(コストコ)のリターンは年初来で48%も叩き出しています。
ちなみに、COST(コストコ)の直近配当利回りは0.57%しかないため、バリュー株ではなく正確にはグロース株なのかも知れませんけどね。
PERも48倍ほどであることから、バリュー株(割安株)ではないかも知れませんが、まだまだ割高の水準だとは考えにくいですね。
ちなみに日本ではコストコって呼ぶけど
本場米国では『コスコ』って発音するの!
より割安な同業他社を探すのであれば、PERが17倍のTGT(ターゲット)なんかを検討するのも面白い投資になるかも知れません。
その他にも、PERこそ49倍ですが株価が割安水準にあるWMT(ウォルマート)も、今後レンジ相場を上に抜ける可能性があります。
生活必需品といえばP&G
生活必需品といえば、真っ先にPG(プロクター&ギャンブル)が思い浮かびます。
P&Gは日本でも馴染みがありますね。
気付いていない人も多いですが、P&Gの製品は日本人の生活にも深く浸透しています。
・ファブリーズ
・レノア
・ボールド
・パンテーン
・ジョイ
・ジレット
・パンパース
ちょっとインフレが起きて、モノの値段が高くなったとしても『買わない』といった選択肢がとれるものではなさそうですね。
PG(プロクター&ギャンブル)のPREは28倍と、そこまで割安というワケではありません。
年初来リターンは、12%程度と指数の半分程度にとどまっていますが、直近のチャートを眺めるとここにきて上昇レンジから頭ひとつ抜けてきた状況です。
連続増配株でも有名なPG(プロクター&ギャンブル)ですが、12月に入って上場来高値を更新するなど、まだまだ成長の余地は残っているようです。(現在の配当利回りは2.24%)
外出中に立ち寄るのがマックなのは日米とも同じ
新型コロナウイルスによるパンデミックが起きてから、すでに2年近い歳月が経過しています。
世界中の人々は、よくここまで我慢してきましたね。
ワクチン接種が広まり経口治療薬も開発された現在では、コロナ騒動も鎮静化されたと考えられていました。
そんな最中、オミクロン株の登場で再び人々に悪夢がよみがえりましたが、ワクチンのブーストショット効果やオミクロン株の重症化しないといった特徴から、どうやらそこまで警戒することも無いといった安心感も広まってきました。
詳しいことは知らんけど
エライ人に感謝や
モノやサービスが上昇するインフレ下で、外出をした際に立ち寄るのであれば気軽でリーズナブルなMCD(マクドナルド)であるのは、日本でも米国でも同じなようです。
MCD(マクドナルド)の年初来リターンは23.5%と、S&P500指数と同様のリターンですが、12月に入り株価が跳ねているのが見て取れます。
ハイテク株から資金が抜ける代わりに、このような銘柄に資金が流れているのかと感じることができます。
他にも面白く見える銘柄はこの辺り
他にも面白く見える銘柄がいくつかあります。
人々が街に出はじめる中で、強いインフレが起きてしまった時にどんなところにお金が流れるのかを想像すると、例えばこんな銘柄が面白く見えます。
誰もが知る銘柄ですが、市場に不安が取り巻く状況下ではこのような『ブランド力』のある銘柄に資金が流入するように思えます。
実際に、それぞれのチャートを見ると割高に感じることはありませんが、上に抜ける機会をうかがっているようにも見えます。
とはいえ、相場はどちらに向かうかなんて予想は何の役にも立たないんですけどね(笑)。
【インフレでも上がる銘柄】ちょっとよく見えるバリュー株は日常生活のそばにあるまとめ
【インフレでも上がる銘柄】ちょっとよく見えるバリュー株は日常生活のそばにあるをまとめます。
今回の予想は、筆者の大した知識もない頭で考えた相場観でしかありません。
デタラメなハイテク株に投資するよりはマシな案かも知れませんが、今後の上昇を約束するものではありませんので、みなさんの投資ライフの参考程度にしておいてください。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ!
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