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トレンド米国ETFを探せ!『VOO・VIG・VONG』【50ヶ月間の運用実績公開】

米国ETF
こんな人におすすめな記事

・米国ETFの運用実績を見たい
・米国ETFの特徴を知りたい
・米国市場の今後の予想を知りたい

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こんにちは!
資産2億を割り込んだここ屋よ!

2025年2月の米国市場は下落に転じました。S&P500が▲1.42%、ダウは▲1.58%、ナスダック100は▲2.76%の下落。

トランプ大統領による関税報道は市場に大きな影響を与えています。

マクロ的には強い経済と利下げ観測が広がっていますが、今後はバリュー株とグロース株のどちらを保有するのが正解なのでしょうか?

そこで今回の記事では筆者の実際の資産運用を参考にして、50ヶ月間の米国市場の推移と今後の展望を解説していきたいと思います。

【50ヶ月間運用実績公開】米国ETF『VOO・VIG・VONG』

運用実績を公開するのは、米国の代表的なETF大きく特徴が異なる3銘柄VOOVIGVONGです。

3銘柄の値動きを把握することで、現在の米国市場のトレンドを感じることができます。

まずは、3銘柄の基本的な概要と特徴を把握した上で、実際の運用状況を見て今後の米国市場の予想を解説していきたいと思います。

米国ETF『VOO・VIG・VONG』の概要

米国ETF『VOOVIGVONG』の概要(2025.2.28現在)です。

ちなみにこの3銘柄は、実際に筆者本人と家族の2020年度にNISA口座で購入した銘柄です。

ティッカーVOOVIGVONG
名称Vanguard
S&P500
ETF
Vanguard
Dividend
Appreciation ETF
Vanguard
ussell1000
Growth
運用会社バンガードバンガードバンガード
設立日2010/09/092006/04/272010/09/22
ベンチマークS&P500
指数
ナスダック
米国ディビデンド
アチーバーズ
セレクト指数
ラッセル1000
グロース
インデックス
純資産総額$610.058B$88.811B$25.287B
経費率0.03%0.05%0.07%
配当利回り1.27%1.72%0.54%
引用:Bloomberg (2025.2)

VOOがダントツ純資産総額が大きく経費率も最安値ですね。VIGが経費率を0.06%から0.05%、VONGが0.08%から0.07%に下げました。

リッヒ
リッヒ

経費率が下がるのは助かるな

VOO・VIG・VONGのベンチマークと特徴

それぞれのベンチマークと特徴を、簡単に解説していきます。

VOOの概要

VOO

ベンチマークは【S&P500】
米国の株式市場に上場している大型株500銘柄の時価総額加重平均指数。
およそ500銘柄で、時価総額は米国に上場している約4,000株の8割を占める。
構成銘柄上位は、AppleMicrosoftAmazonTeslaAlphabet(Google)NVIDIA
米国全体の株価指数と言っても過言ではない。
SPYとIVVは同じS&P500がベンチマーク。
米国株式全体をベンチマークとするVTIとはほぼ同等の値動きをする。
VTIについて詳しくはこちらの記事

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ベーシックかつ
世界最高峰のベンチマークよ!

VIGの概要

VIG

ベンチマークは【ETF tracks the S&P US Dividend Growers指数】
10年以上連続増配実績を持つ銘柄で構成される。(REITは除く)
連続増配株を集めているわりに、近年の分配金率は低くVOOとそれほど変わらない。
増配株を集めているだけあって、比較的大型バリュー株が中心
比較的ディフェンシブ銘柄が多め。
NASDAQと名前についているが、NASDAQ市場に限った銘柄ではない。
構成銘柄上位は、MicrosoftAppleUnitedHealthJPMorganJ&JP&GHome DepotVISA

リッヒ
リッヒ

地味やけど底堅い
バリュー株寄りのETFやな

バリューETFについて詳しくはこちらの記事

VONGの概要

VONG

ベンチマークは【ラッセル1000グロース・インデックス】
ラッセル1000(大型株)のうちのグロース株で構成される。
グロース銘柄中心のため、上昇相場ではリターンはS&P500を凌ぐ
景気敏感株を多く含むので、下落局面ではディフェンス力は低め
構成銘柄上位は、AppleMicrosoftAmazonteslaAlphabet(Google)NVIDIA

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個人投資家が好きそうな
グロース株ETFよ!

グロースETFについて詳しくはこちらの記事

VOO・VIG・VONGの過去リターン

前項の特徴を踏まえた上で、過去リターンを見ていきましょう。

まずは、Bloombergから引用した直近のリターンです。(がワーストがベスト)

リターンVOOVIGVONG
年初来+1.40%+3.73%▲1.76%
3ヶ月▲1.97%▲1.29%▲1.79%
1年+16.98%+14.42%+18.02%
3年+11.81%+10.07%+14.17%
5年+16.26%+13.56%+19.16%
引用:Bloomberg (2025.2)

3銘柄ともに直近3ヶ月はマイナスのなってしまいましたが、年初来ではグロース株を多く含むVONGのみがマイナス。長期間では2銘柄をアウトパフォームしています。

一方で、バリュー株ETFのVIGのリターンは年初来では好調で、短期的にはグロースからバリューへのトレンド転換していることが分かります。

また、VOOのパフォーマンスはバリューのVIGとグロースのVONGの中間といったところで、安定したパフォーマンスを見せていますが、直近3ヶ月では軟調ですね。

リッヒ
リッヒ

大きな転換点を迎えたかも知れんな

VOO・VIG・VONGの運用実績【50ヶ月間】

それぞれ2020年の12月の購入ですので50ヶ月間程度の運用利回りとなります。

保有期間中にも分配金を受け取っていますが、ETFは分配金自動再投資ができないのでキャピタルゲインのみの実績です。

(VOOとVONGは旧一般NISAで購入していたので、非課税期間が終了して特定口座に移管されています。)

VOO運用実績(50ヶ月間)

(非課税期間が終了して平均取得単価の表示が変わっていますが、リターンは当初の単価$339.5より比較しています。)

50ヶ月間の運用実績はドルベースで+60.92%の上昇でした。

2月のS&P500は下げていますので、先月比ではドルベースで▲3.74%の下落をしています。

リッヒ
リッヒ

少し下げとるな

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乱高下しながらも目線は上よ!

VIG運用実績(50ヶ月間)

50ヶ月間での運用実績はドルベースで+45.08%の上昇でした。

2月はバリュー株が上昇していますので、先月比ではドルベースで+0.61%の上昇となりました。

リッヒ
リッヒ

バリューは底堅いな

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まだ高値は取り戻していないわ!

VONG運用実績(50ヶ月間)

VONGはもともと特定口座でも保有していた分もあるので、平均取得単価やリターンが合算されてしまいました。(当時の取得単価$60.42に割り戻して運用実績を計算しています。)

50ヶ月間での運用実績はドルベースで+67.96%の上昇でした。

2月のグロース株は軟調だったので、先月比ではドルベースで▲9.08%の下落となっています。

リッヒ
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グロースはイマイチやったな

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月末に一気に下げたわね!

為替によるリターン

円ベースでのリターンが大きいのは、ETFを購入した2020年年末が円高($1≒105円前後)だったため、円安の現在は為替リターンも受け取ることができます。

さらに『お得なドル転方法』でドル転していますので、無駄な経費もかかっていません。

SBI証券は米国ETFの定期買付ができ米国株の取扱数も豊富ですので、米国株投資をはじめる人におすすめなネット証券です。

また、円安が止まらない為替相場ですが変動も大きいのでFXでリターンを狙うこともできます。ここ屋もFXでお小遣い稼ぎ頑張っています。

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VOO・VIG・VONGのリターン推移

VOOVIGVONGのリターン推移を見てみます。

リターン
(ドルベース)
50ヶ月
(2月末)
49ヶ月
(1月末)
48ヶ月
(12月末)
47ヶ月
(11月末)
46ヶ月
(10月末)
45ヶ月
(9月末)
44ヶ月
(8月末)
43ヶ月
(7月末)
42ヶ月
(6月末)
41ヶ月
(5月末)
40ヶ月
(4月末)
39ヶ月
(3月末)
38ヶ月
(2月末)
37ヶ月
(2024年1月末)
36ヶ月
(12月末)
35ヶ月
(11月末)
34ヶ月
(10月末)
33ヶ月
(9月末)
32ヶ月
(8月末)
31ヶ月
(7月末)
30ヶ月
(6月末)
29ヶ月
(5月末)
28ヶ月
(4月末)
27ヶ月
(3月末)
26ヶ月
(2月末)
25ヶ月
(2023年1月末)
24ヶ月
(12月末)
23ヶ月
(11月末)
22ヶ月
(10月末)
21ヶ月
(9月末)
20ヶ月
(8月末)
19ヶ月
(7月末)
18ヶ月
(6月末)
17ヶ月
(5月末)
16ヶ月
(4月末)
15ヶ月
(3月末)
14ヶ月
(2月末)
13ヶ月
(2022年1月末)
12ヶ月
(12月末)
11ヶ月
(11月末)
10ヶ月
(10月末)
9ヶ月
(9月末)
8ヶ月
(8月末)
7ヶ月
(7月末)
6ヶ月
(6月末)
5ヶ月
(5月末)
4ヶ月
(2021年4月末)
VOO60.92%64.66%62.83%62.16%56.78%54.75%52.59%47.37%47.31%43.37%37.62%41.59%37.53%32.99%28.22%23.06%11.14%15.95%22.15%22.41%17.71%13.66%12.53%7.09%7.28%10.0%3.64%8.92%2.87%0.04%9.72%9.96%2.17%12.46%12.68%22.57%14.23%17.40%26.65%26.86%22.71%20.61%21.54%19.11%15.48%12.36%12.44%
VIG45.08%44.47%42.23%45.62%40.63%40.90%40.05%34.56%30.38%29.72%26.23%30.43%27.41%24.26%21.08%16.56%7.25%11.49%16.87%18.43%13.56%10.32%12.54%6.59%8.69%11.03%8.59%12.26%4.26%▲0.69%7.94%8.80%2.47%10.56%10.74%15.78%10.25%13.13%19.93%19.75%17.11%13.03%15.89%13.86%9.32%10.40%8.82%
VONG67.96%77.04%77.41%68.45%63.21%59.10%55.72%50.38%55.26%47.40%39.64%43.45%41.24%35.72%28.96%23.87%9.72%13.34%20.03%18.97%14.73%10.31%5.11%0.76%▲1.75%▲1.0%▲8.44%▲2.73%▲6.72%▲7.70%2.33%2.30%▲6.85%1.84%4.53%17.38%8.19%12.40%28.77%29.23%23.60%22.38%22.39%20.87%14.42%7.10%10.47%
右にスクロールできます

50ヶ月間リターンを眺めるとグロース株ETFのVONGのパフォーマンスがトップですが、1ヶ月で急落しています。

S&P500指数VOOも高値から下げていますが、グロース株との差を縮めています。

一方で、バリュー株中心のVIGは着実にリターンを伸ばしていますが、他2銘柄からは後れを取っています。

VOO・VIG・VONGの値動きに見える米国市場の展望

VOOVIGVONGの値動きに注視することで、今後の米国市場の展望を見ていきます。

VOOを市場全体の平均と考えるであれば、VONGはオフェンシブ銘柄(ハイリスク・ハイリターン)、VIGはディフェンシブ銘柄(ローリスク・ローリターン)と捉えることができます。

そして、その特徴がもたらす相関性は以下のようになります。

・上昇相場ではVONG(グロース株)がもっともリターンが大きい

・調整局面ではVIG(バリュー株)がもっともリターンが大きい

・市場平均のVOOは常に値動きが安定している

2024年はAIブームもあってグロース株のターンが続いています。2024年は大統領選によって更なる飛躍をしましたが、2025年も上昇相場が続くとは限りません。

どこかで調整局面を迎える場面では、バリュー株のターンに転じるかも知れませんね。

VOO・VIG・VONGのチャート比較

VOOVIGVONGのチャートを比較することで、今年の上昇相場の状況を確認してみましょう。

こちらが、直近1年のチャート比較です。

昨年は3銘柄ともに大きく上昇していますが、グロース株ETFのVONG(青)がもっとも大きなリターンを叩き出しています。とはいえ、直近1ヶ月では大きく下げていますので、他2銘柄との差を縮めてしまっています。

一方で、バリュー株中心のVIG(緑)はそこまで急激な上昇ではなく、ジリジリと底値を切り上げておりS&P500と接近しています。

また、その中間に位置するVOO(赤)ですが、バリューが強い期間でもグロースが強い期間でも平均的なリターンを狙えます。

3銘柄の株価が直近1ヶ月(2月)でどのように変動しているのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

ヨコヨコが続いた2月ですが、後半には大きな下落が待っていました。

VONG(グロース)の下げ幅がもっとも大きく、VIG(バリュー)の下落がもっともマイルドです。VOOはその中間ですね。

年末から続いた下落相場も、トランプ大統領就任式への期待から3銘柄ともに上昇に転じています。

ある程度のリスクを受け入れてでも資産の最大化を目指すのであれば投資対象はグロース株が適しているように思えますが、保有資産を守りながら効率的に資産を増やしたいのであれば投資対象はバリュー株が適しています。

リッヒ
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バランスがとれてるのが
S&P500ってとこやな

ここ
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どれがいいかは投資目的と
リスク許容度によるわね!

1ヶ月リターンの推移による今後の米国市場予想

2025年がはじまり早くも2か月が経過しました。直近の1ヶ月のS&P500のヒートマップを見て今後の米国市場を予想してみましょう。

ここ
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個人的見解よ!

2月のS&P500振り返り

2月は厳しい相場となりましたが、特にメガテックは大きく下げた1ヶ月となりました。

マグニフィセント7でも4銘柄がマイナスリターンとなり、指数下落の要因となっています。

まずは大きく上昇した銘柄をピックアップしていきます。

大きく上昇した銘柄

・INTC(インテル)…+20.15%
・UBER(ウーバーテクノロジーズ)…+13.87%
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…+49.14%
・ABBV(アッヴィ)…+19.27%
・GILD(ギリアドサイエンシズ)…+19.58%
・LLY(イーライリリー)…+14.49%
・CVS(CVSヘルス)…+15.50%
・YUM(ヤミーブランズ)…+21.06%
・DPZ(ドミノピザ)…+14.48%
・KO(コカコーラ)…+13.34%
・PM(フィリップモリス)…+19.82%
・TMUS(Tモバイル)…+14.69%
・T(AT&T)…+13.12%

決算発表が影響している銘柄もありますが、ヘルスケアや生活必需品などが大きく上げていますね。

一方で、大きく下げた銘柄も多かったようです。

大きく下落した銘柄

・TSLA(テスラ)…▲24.70%
・GOOG(アルファベット)…▲12.66%
・AMZN(アマゾン)…▲10.46%
・MSFT(マイクロソフト)…▲10.25%
・AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイセズ)…▲14.90%
・CRM(セールスフォース)…▲15.86%
・NOW(サービスナウ)…▲18.70%
・ANET(アリスタ・ネットワークス)…▲13.71%
・PYPL(ペイパル)…▲19.95%
・CCL(カーニバルクルーズ)…▲14.26%
・CAT(キャタピラー)…▲12.53%

半導体やソフトウェアなどに大きな下げが目立ちました。

リッヒ
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VOO・VIG・VONG 50ヶ月間運用実績公開:まとめ

VOO・VIG・VONGの50ヶ月間運用実績を公開して、今後の米国市場の見通しをまとめます。

VOO・VIG・VONGの運用実績

・VOO(S&P500)は安定している
・VIG(バリュー株)は波が小さい
・VONG(グロース株)はボラティリティーが高い

運用実績から見える今後の米国株相場

・市場は底堅い雇用と利下げ期待で上昇を続けている
・短期的にはメガテックが再び上昇する展開も
・トランプ政権の関税政策でボラティリティが高まる

2025年は株高が鈍化した米国市場ですが、今後も難しい相場が予想されます。

利下げによる株高が期待されますが、また何か予測不能な事態が起こるかも知れません。

その時に判断を誤らないように、知識という防具を備えておきたいでね。

自分の投資目的とリスク許容度を理解して、投資対象を判断してくださいね。

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最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!

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