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こんにちは!
資産がさらに増えてきたここ屋よ!
2024年1月の米国市場は前月に続き上昇しました。
特にS&P500は過去最高値を更新したことで、上値が軽い展開になりそうです。
半導体を中心に値上がりを続ける米国市場ですが、今後はバリュー株とグロース株のどちらを保有するのが正解なのでしょうか?
そこで今回の記事では筆者の実際の資産運用を参考にして、37ヶ月間の米国市場の推移と今後の展望を解説していきたいと思います。
【37ヶ月間運用実績公開】米国ETF『VOO・VIG・VONG』
運用実績を公開するのは、米国の代表的なETFで大きく特徴が異なる3銘柄のVOO、VIG、VONGです。
3銘柄の値動きを把握することで、現在の米国市場のトレンドを感じることができます。
まずは、3銘柄の基本的な概要と特徴を把握した上で、実際の運用状況を見て今後の米国市場の予想を解説していきたいと思います。
米国ETF『VOO・VIG・VONG』の概要
米国ETF『VOO・VIG・VONG』の概要(2024.1.29現在)です。
ちなみにこの3銘柄は、実際に筆者本人と家族の2020年度にNISA口座で購入した銘柄です。
ティッカー | VOO | VIG | VONG |
---|---|---|---|
名称 | Vanguard S&P500 ETF | Vanguard Dividend Appreciation ETF | Vanguard ussell1000 Growth |
運用会社 | バンガード | バンガード | バンガード |
設立日 | 2010/09/09 | 2006/04/27 | 2010/09/22 |
ベンチマーク | S&P500 指数 | ナスダック 米国ディビデンド アチーバーズ セレクト指数 | ラッセル1000 グロース インデックス |
純資産総額 | $391.036B | $74.277B | $17.666B |
経費率 | 0.03% | 0.06% | 0.08% |
配当利回り | 1.61% | 2.12% | 0.82% |
VOOがダントツ純資産総額が大きく経費率も最安値ですね。
時価総額が増え続け取るな
VOO・VIG・VONGのベンチマークと特徴
それぞれのベンチマークと特徴を、簡単に解説していきます。
VOOの概要
ベンチマークは【S&P500】
米国の株式市場に上場している大型株500銘柄の時価総額加重平均指数。
およそ500銘柄で、時価総額は米国に上場している約4,000株の8割を占める。
構成銘柄上位は、Apple、Microsoft、Amazon、Tesla、Alphabet(Google)、NVIDIA。
米国全体の株価指数と言っても過言ではない。
SPYとIVVは同じS&P500がベンチマーク。
米国株式全体をベンチマークとするVTIとはほぼ同等の値動きをする。
VTIについて詳しくはこちらの記事
ベーシックかつ
世界最高峰のベンチマークよ!
VIGの概要
ベンチマークは【ETF tracks the S&P US Dividend Growers指数】
10年以上連続増配実績を持つ銘柄で構成される。(REITは除く)
連続増配株を集めているわりに、近年の分配金率は低くVOOとそれほど変わらない。
増配株を集めているだけあって、比較的大型バリュー株が中心。
比較的ディフェンシブ銘柄が多め。
NASDAQと名前についているが、NASDAQ市場に限った銘柄ではない。
構成銘柄上位は、Microsoft、Apple、UnitedHealth、JPMorgan、J&J、P&G、Home Depot、VISA
地味やけど底堅い
バリュー株寄りのETFやな
VONGの概要
ベンチマークは【ラッセル1000グロース・インデックス】
ラッセル1000(大型株)のうちのグロース株で構成される。
グロース銘柄中心のため、上昇相場ではリターンはS&P500を凌ぐ。
景気敏感株を多く含むので、下落局面ではディフェンス力は低め。
構成銘柄上位は、Apple、Microsoft、Amazon、tesla、Alphabet(Google)、NVIDIA
個人投資家が好きそうな
グロース株ETFよ!
VOO・VIG・VONGの過去リターン
前項の特徴を踏まえた上で、過去リターンを見ていきましょう。
まずは、Bloombergから引用した直近のリターンです。(赤がワースト青がベスト)
リターン | VOO | VIG | VONG |
---|---|---|---|
3ヶ月 | +18.76% | +14.81% | +22.96% |
年初来 | +2.62% | +1.56% | +3.93% |
1年 | +22.49% | +13.58% | +37.89% |
3年 | +9.99% | +9.07% | +9.03% |
5年 | +14.81% | +13.05% | +18.70% |
3銘柄ともにすべての期間でプラスですが、グロース株を多く含むVONGのパフォーマンスがほとんどの期間において優れています。
一方で、バリュー株ETFのVIGのリターンは上昇はしているものの、直近5年間で見ても他のETFよりも劣後しています。
また、VOOのパフォーマンスはバリューのVIGとグロースのVONGの中間といったところですが、直近3年のリターンはもっとも優れたパフォーマンスを見せています。
直近1年ではグロースが圧倒的やな
VOO・VIG・VONGの運用実績【37ヶ月間】
家族のNISA口座とジュニアNISA口座での運用実績ですが、それぞれ2020年の12月の購入ですので37ヶ月間程度の運用利回りとなります。
保有期間中にも分配金を受け取っていますが、ETFは分配金自動再投資ができないのでキャピタルゲインのみの実績です。
VOO運用実績(37ヶ月間)
37ヶ月間の運用実績はドルベースで+32.99%、円ベースで+86.15%の上昇でした。
1月もS&P500は続伸したため、先月比ではドルベースで+4.77%の上昇をしています。
ドル高の恩恵で円ベースでは
大きな含み益になっとるな
為替リスクはプラスにも働くのよ!
VIG運用実績(37ヶ月間)
37ヶ月間での運用実績はドルベースで+24.26%の上昇、円ベースで+76.49%の上昇でした。
1月はバリュー株も上昇しており、先月比ではドルベースで+3.16%の上昇でした。
バリューも頑張っとるな
2024年も続伸して欲しいわね!
VONG運用実績(37ヶ月間)
37ヶ月間での運用実績はドルベースで+35.72%の上昇、円ベースで+89.98%の上昇でした。
1月はグロース株がもっとも買われたため、先月比ではドルベースで+6.76%の上昇となっています。
1月も半導体が強かったな
去年からグロース株が強いわね!
為替によるリターン
円ベースでのリターンが大きいのは、ETFを購入した2020年年末が円高($1≒105円前後)だったため、円安の現在は為替リターンも受け取ることができます。
さらに『お得なドル転方法』でドル転していますので、無駄な経費もかかっていません。
SBI証券は米国ETFの定期買付ができ米国株の取扱数も豊富ですので、米国株投資をはじめる人におすすめなネット証券です。
VOO・VIG・VONGのリターン推移
VOO・VIG・VONGのリターン推移を見てみます。
リターン (ドルベース) | 37ヶ月 (2024年1月末) | 36ヶ月 (12月末) | 35ヶ月 (11月末) | 34ヶ月 (10月末) | 33ヶ月 (9月末) | 32ヶ月 (8月末) | 31ヶ月 (7月末) | 30ヶ月 (6月末) | 29ヶ月 (5月末) | 28ヶ月 (4月末) | 27ヶ月 (3月末) | 26ヶ月 (2月末) | 25ヶ月 (2023年1月末) | 24ヶ月 (12月末) | 23ヶ月 (11月末) | 22ヶ月 (10月末) | 21ヶ月 (9月末) | 20ヶ月 (8月末) | 19ヶ月 (7月末) | 18ヶ月 (6月末) | 17ヶ月 (5月末) | 16ヶ月 (4月末) | 15ヶ月 (3月末) | 14ヶ月 (2月末) | 13ヶ月 (2022年1月末) | 12ヶ月 (12月末) | 11ヶ月 (11月末) | 10ヶ月 (10月末) | 9ヶ月 (9月末) | 8ヶ月 (8月末) | 7ヶ月 (7月末) | 6ヶ月 (6月末) | 5ヶ月 (5月末) | 4ヶ月 (2021年4月末) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VOO | 32.99% | 28.22% | 23.06% | 11.14% | 15.95% | 22.15% | 22.41% | 17.71% | 13.66% | 12.53% | 7.09% | 7.28% | 10.0% | 3.64% | 8.92% | 2.87% | 0.04% | 9.72% | 9.96% | 2.17% | 12.46% | 12.68% | 22.57% | 14.23% | 17.40% | 26.65% | 26.86% | 22.71% | 20.61% | 21.54% | 19.11% | 15.48% | 12.36% | 12.44% |
VIG | 24.26% | 21.08% | 16.56% | 7.25% | 11.49% | 16.87% | 18.43% | 13.56% | 10.32% | 12.54% | 6.59% | 8.69% | 11.03% | 8.59% | 12.26% | 4.26% | ▲0.69% | 7.94% | 8.80% | 2.47% | 10.56% | 10.74% | 15.78% | 10.25% | 13.13% | 19.93% | 19.75% | 17.11% | 13.03% | 15.89% | 13.86% | 9.32% | 10.40% | 8.82% |
VONG | 35.72% | 28.96% | 23.87% | 9.72% | 13.34% | 20.03% | 18.97% | 14.73% | 10.31% | 5.11% | 0.76% | ▲1.75% | ▲1.0% | ▲8.44% | ▲2.73% | ▲6.72% | ▲7.70% | 2.33% | 2.30% | ▲6.85% | 1.84% | 4.53% | 17.38% | 8.19% | 12.40% | 28.77% | 29.23% | 23.60% | 22.38% | 22.39% | 20.87% | 14.42% | 7.10% | 10.47% |
37ヶ月間リターンを眺めると3銘柄とも高値を更新しています。
グロース株ETFのVONGは直近3ヶ月で急激な上昇をしており、2021年11月の高値を超えることができました。
また、S&P500指数のVOOも直近3年の高値を更新しており、一度もマイナスに転じていません。
バリュー株中心のVIGも同様に直近3年間でもっとも大きな含み益となりましたが、リターンの大きさは3銘柄のなかでは劣後しています。
VOO・VIG・VONGの値動きに見える米国市場の展望
VOO・VIG・VONGの値動きに注視することで、今後の米国市場の展望を見ていきます。
VOOを市場全体の平均と考えるであれば、VONGはオフェンシブ銘柄(ハイリスク・ハイリターン)、VIGはディフェンシブ銘柄(ローリスク・ローリターン)と捉えることができます。
そして、その特徴がもたらす相関性は以下のようになります。
・上昇相場ではVONG(グロース株)がもっともリターンが大きい
・利上げ局面ではVIG(バリュー株)がもっともリターンが大きい
・市場平均のVOOは常に値動きが安定している
2023年はAIブームもあってグロース株のターンが続きました。2024年は大統領選挙を控えており、利下げが予想されていますから、今後も上昇相場が続くと考えられます。
とはいえ、まだリセッション懸念がなくなったワケではありませんので、いつバリュー株のターンに転じるかわかりませんね。
VOO・VIG・VONGのチャート比較
VOO・VIG・VONGのチャートを比較することで、今年の上昇相場の状況を確認してみましょう。
こちらが、直近1年のチャート比較です。
昨年は3銘柄ともに大きく上昇してきましたが、グロース株ETFのVONG(青)がもっとも大きなリターンを叩き出しています。
一方で、バリュー株中心のVIG(緑)はそこまで急激な上昇ではなく、ジリジリと底値を切り上げている印象です。
また、その中間に位置するVOO(赤)ですが、バリューが強い期間でもグロースが強い期間でも平均的なリターンを狙えます。
3銘柄の株価が直近1ヶ月でどのように変動しているのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
3銘柄とも順調に上昇をしていますが、グロース株ETFのVONGがもっとも上げていることが分かります。エヌビディアやネットフリックスなどのグロース株がけん引しているようです。
次いでS&P500のVOOが上げていますが、下げる時も上げる時も3銘柄の中心に位置していることが分かります。
一方で、バリュー株ETFのVIGは単月で見ればそれほど見劣りしていませんが、値動きがマイルドなのが特徴です。
ある程度のリスクを受け入れてでも資産の最大化を目指すのであれば投資対象はグロース株が適しているように思えますが、保有資産を守りながら効率的に資産を増やしたいのであれば投資対象はバリュー株が適しています。
バランスがとれてるのが
S&P500ってとこやな
どれがいいかは投資目的と
リスク許容度によるわね!
1ヶ月リターンの推移による今後の米国市場予想
2024年も早くも1ヶ月が経過しましたが、直近の1ヶ月のS&P500のヒートマップを見て今後の米国市場を予想してみましょう。
個人的見解よ!
1月のS&P500振り返り
1月は多くの銘柄が上昇していますが、一部の銘柄は大きく下げていることが分かります。
昨年の相場をけん引してきたマグニフィセント7のパフォーマンスを見ると、テスラが▲25%以上も下落する中で、アップルもわずかにマイナスでした。エヌビディアは+26%とひとり勝ちですがメタも2桁リターンを叩き出していますね。
他にも1月は大きく上げた銘柄も多かったようです。
半導体やソフトウェアは全般的に好調で、通信やヘルスケアにも上げた銘柄が多かった印象です。
一方で、決算ミスの影響により大きく下げた銘柄もありました。
他にも素材や不動産といったセクターには大きく下げた銘柄もありました。
株価が急落する前に
どうしたら気付けるんやろな
個別株に関する情報はこちらのアプリで手軽に調べることができます。株価の変動理由や決算結果、投資家の空売り比率なども見ることができますので、保有銘柄をワークさせるためにダウンロードしておきましょう。
24時間取引もできますから、時間外で株価が大きく変動する時でも売買できるってのがいいですね。
1月のビットコイン
一方で、2023年に入って爆上げしていた暗号資産市場ですが、1月にも上昇しています。
直近6ヶ月の日足チャートを眺めると、昨年10月辺りから再び大きく上昇していることが分かります。
暗号資産ETFの承認期待で上昇してきたと考えられますが、1月に実装したことで上昇が鈍化しています。
半減期を迎えることで更なる上昇も見込めますから、長期的目線であればこれからのエントリーでも遅くはないと考えています。
ここ屋のビットコインも
どんどん増えているわよ!
ビットコインと言えば500円から仮想通貨が買えるコインチェック!
VOO・VIG・VONG 37ヶ月間運用実績公開:まとめ
VOO・VIG・VONGの 37ヶ月間運用実績を公開して、今後の米国市場の見通しをまとめます。
昨年は爆上げしてきた米国市場ですが、2024年も好調なスタートを切りました。
今年は利下げ観測から株高が期待されますが、また何か予測不能な事態が起こるかも知れません。
その時に判断を誤らないように、知識という防具を備えておきたいでね。
自分の投資目的とリスク許容度を理解して、投資対象を判断してくださいね。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
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