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こんにちは!
2021年の利益に現実損を
ぶつけた『ここ屋』よ!
2021年も残りわずかとなりましたが、みなさんの投資実績はいかがでしたでしょうか?
S&P500指数が20%以上のリターンを出す中、インデックス投資に勝る成績を残せた人は少ないのではないでしょうか?
筆者も例外なく、個別株で含み損を抱えたまま年末を迎えることとなりました(笑)。
先日、損益通算に関する記事を投稿しましたが、反響や質問があったので情報を共有しておこうと思います。
損益通算とは、同一年度内の利益(売却益、配当金など)に対して、現在含み損を抱えている銘柄を売却して、確定損にすることで利益に対して支払った税金を取り戻すといった手法です。
こちらが先日投稿した損益通算に関する記事です。
損益通算は米国では『タックス・ロス・セリング』とも呼ばれ、機関投資家をはじめ一般の個人投資家も実践している節税方法です。
当ブログの読者さまの中にも、今年の利益(売却や配当金)があり含み損を抱えているのに『損益通算』のためのタックス・ロス・セリングをしていない人もいるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、含み損で得をする!【損益通算を実践】100万円の損出しが20万円の利益を生む?
と題して、筆者の実際に行ったタックス・ロス・セリングについて解説していきたいと思います。
含み損で得をする!【損益通算を実践】100万円の損出しが20万円の利益を生む?
タックス・ロス・セリングは前述した通り、既に確定している利益(売却益や配当金など)に対して、含み損を損失確定(現実損)にすることで税金対策とすることです。
では、どのような仕組みで税金対策ができるのかを、サラッとおさらいしておきましょう。
源泉徴収を取り戻す
本年度中に、すでに株式売却や配当金などにより確定した利益を、特定口座(源泉徴収あり)で運用している場合は、利確時に源泉で税金が徴収されてしまっています。
みなさんの給料も、事前に所得税や住民税が源泉徴収されているのと同様です。
投資資産の売買でも、得られた利益に対して分離課税として20.315%の課税がされます。
タックス・ロス・セリングとは、その支払い済みの税金を取り戻すといった方法です。
通常であれば、お上に献上した年貢は取り戻すことはできないのでしょうが、株式の場合は取り戻すことができるのです。
年末調整みたいなものね!
後出しで損失を出しても税金は通算してくれる
損益通算は、同一年度内の損失と利益を通算してくれるといった、読んで字のごとくの方法です。
先に利益確定して源泉徴収された税金は、後から出した損失によって減らすことができます。
これを利用して、年末の時点で含み損を出している株式などを、売却により確定損にすることで税金を調整することができるのです。
年明けに特定口座へ
振り込みされるで
100万円の損出しが20万円の利益を生む?
例えば、既に100万円の利益(売却益・配当金など)を出していると、売却や配当金の受取りの際に20.315%の税金を支払っている状態となります。(この時の受け取り合計は80万円弱)
しかし、後からタックスロスセリングによって100万円の損失をぶつけてあげることで、先に支払った税金20万円を取り戻すことができます。(翌年に払い戻される)
利益を生むと言うと語弊があるかもしれませんが、実際にお金が戻ってくるといった状況には変わりありません。
含み損とはいえ
手放したくない株だったら
どうしたらええねん
損失を確定した後に
また買い戻せばいいのよ!
損出しした銘柄は買い戻せばいい
一度損失を確定して売却した銘柄を今後も保有したいのであれば、損失を確定した後に買い戻せばいいだけです。
実際には売買手数料の分は損をしてしまうでしょうが、現在ネット証券などの売買手数料は、代金の0.495%(税込み)といった少額であることから、タックス・ロス・セリングした方がお得ということになりますね。
注意しなければならないポイントとして、損出しのための売却日と買い戻しの日は、1日でいいのでズラす必要があります。
他にも、ちょっとした注意事項がありますので、先日投稿した記事を参考にしてください。
2021年筆者のタックス・ロス・セリング実績
では実際に、タックス・ロス・セリングの手順を含めて、損出しした銘柄についても言及しておこうと思います。
まずは利益と支払い済の税金を確認する
今回はSBI証券の画面で解説しますが、楽天証券など他の証券会社でも基本的には同様の手順となります。
SBI証券ですと、『口座管理』の『取引履歴』、『円貨建口座』内の『譲渡益税明細』から、期間を指示して損益を確認します。
すると、下のように譲渡益(売却益)に対する税金と、配当金に支払った金額がわかります。
筆者の本年度の場合は、155万円程度の利益(譲渡益147万円+配当益8万円)に対して31万円程度の税金を支払っていることがわかります。
この支払い済の税金(31万円)を取り戻すべく、現在含み損がある銘柄を売却して損益の通算を試みます。
売却した銘柄と金額は
実際には、155万円もの含み損は持ち合わせていませんでしたが、複数銘柄を集めると100万円近い含み損がありました。
最近は、ハイパーグロース株には厳しい地合いが続いており、特にIPO銘柄に関してはボッコボコにされていましたので、良いタックス・ロス・セリングとなりました(涙)。
ティッカー | 確定損金額 |
---|---|
CRWD | 60,000円 |
COUR | 90,000円 |
COIN | 40,000円 |
DOCS | 250,000円 |
DOCU | 120,000円 |
GOOGL | 20,000円 |
LAW | 90,000円 |
MQ | 200,000円 |
MSFT | 20,000円 |
RIVN | 40,000円 |
WEBL | 90,000円 |
合計 | 1,020,000円 |
インデックス投資やコア投資部分で大きな利益が出ているから良いものの、個別株だけで見たら散々な実績です。
個別株投資のセンスはないわ
来年からは縮小するのね!
今年は損益通算で税金対策ができましたが、来年からはぶつける含み損がないような投資を心掛けたいと思っています。
この先の市場の行方は?
短期的に市場をとらえれば、2021年残り少ない期間の間にクリスマスラリーや年末ラリー、年を明ければ1月効果など、短期的に株価が上昇する可能性の高い期間が続きます。
2022年にはテーパリングが終了し、FFレートが上昇することが予想されていることから、米国市場は世界の株式市場の中でも劣後すると言われています。
とはいえ、長期目線で投資をしている人にとって見れば、取得単価が下がるだけの誤差レベルの鈍化であることが予想されます。
自分の投資目的を見失うことなく、筋の通った資産運用を心掛けましょう。
含み損で得をする!【損益通算を実践】100万円の損出しが20万円の利益を生む?まとめ
含み損で得をする!【損益通算を実践】100万円の損出しが20万円の利益を生む?をまとめます。
毎年、年末になるとその年やられている銘柄がさらに下落する現象がありますが、これは機関投資家などがタックス・ロス・セリングを行っているからです。
自らが保有している銘柄が、意味もなく下落する現象が起こることがありますが、タックス・ロス・セリングの可能性があります。
この先も保有を続ける銘柄であれば、押し目買いのチャンスでもあります。
とはいえ、損出しするような含み損を抱えることがない投資を心掛けたいところです。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
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