【4/27 注目の決算発表11銘柄】株価変動と気になる今後の展望

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昨日の米国市場は大きく上昇しました。前日のアフターで決算発表のあったメタが相場をけん引したようです。

4月のパフォーマンスをプラスに戻したS&P500ですが、あと1日のマーケットで上昇をキープできるのでしょうか？

今後も引き続き重要な決算発表がありますので、注目決算をピックアップして解説していきたいと思います。

昨日のマーケットの振り返りは、こちらの記事で詳しく解説しています。

注目の決算発表

昨日も市場に大きな影響がある銘柄の決算発表がありましたので、決算結果について見ていきたいと思います。

4/27（木）
・AMZN（アマゾン）
・MA（マスターカード）
・LLY（イーライリリー）
・MRK（メルク）
・ABBV（アッヴィ）
・TMUS（Tモバイル）
・CMCSA（コムキャスト）
・BMY（ブリストルマイヤーズ）
・INTC（インテル）
・CAT（キャタピラー）
・MO（アルトリアグループ）

AMZN（アマゾン）のQ1決算

米国のオンライン小売最大手AMZN（アマゾン）の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。

アフターで決算発表のあったアマゾンの株価は、時間外で一時は+12%を超えていたのですが、その後に急落して▲2.08%の下落をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、今年に入ってから順調に株価を切り上げていることがわかります。

年初来で30%以上のリバウンドをしているアマゾンですが、一昨年の最高値からはまだ▲40%も下げている状況です。

いずれ最高値の更新も考えられますが、コストを削減しながらeコマースとは別のイノベーションを起こさない限り、以前のような株価上昇は期待できないと考えています。

MA（マスターカード）のQ1決算

米国の大手クレジットカード決済サービス企業MA（マスターカード）の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。

プレで決算発表のあったマスターカードの株価は+1.88%の上昇をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、1月まで続いた上昇トレンドが終わり、3ヶ月ほどレンジ相場を形成していることがわかります。

マスターカードの現在の株価は、50日移動平均線をサポートラインに支えられています。

3月の金融ショックの下落にも耐えて、年初来でも+7.4%の株価を上昇させています。

ビザ同様に個人支出といった景気に左右される銘柄ですから、リセッションに対するリスクは常に抱えています。

LLY（イーライリリー）のQ1決算

米国の製薬会社大手のLLY（イーライリリー）の決算は、売上高はコンセンサス予想を上回りましたが、EPSはミスしました。

プレで決算発表のあったイーライリリーの株価は+3.74％の上昇をしました。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、急激に2月まで下げていた株価は3月、4月で回復に向かっています。。

イーライリリーの株価は3月初旬のボトムから+25.66%上昇しており、移動平均線にゴールデンクロスも発生しています。

年初来では+6.7%の上昇と、低迷するヘルスケアセクターの中では善戦しています。

MACDも上昇トレンドを示していますから、今後も上場来高値の更新を続けて欲しいですね。

MRK（メルク）のQ1決算

米国の医薬品大手MRK（メルク）の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。

プレで決算発表のあったメルクの株価は+1.53%の上昇をしました。

直近1年の株価チャートを見ると、年初来では大きなリターンを出しているように見えます。

年初来では+3.8%ほど株価を上昇させているメルクですが、昨年S&P500が▲19%下落する中で+43%と株価を爆上げさせてきました。

今年に入り軟調なヘルスケアセクターですが、今後も安定した成長が見込める銘柄のひとつですね。

ABBV（アッヴィ）のQ1決算

米国のバイオ医薬品企業のABBV（アッヴィ）の決算は、売上高はコンセンサス予想を上回りましたが、EPSは予想と一致しました。

プレで決算発表のあったアッヴィの株価は▲7.99%の下落をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、ヒタヒタと上昇してきた株価が1晩で急落してしまったことがわかります。

2月の安値から+14%の株価を上昇させており、年初来高値を目指していたアッヴィですが、残念ながら急落してしみました。

現在の株価は200日移動平均線も下に切っており、当分回復できるかわからないといった状況です。

とはいえ、高配当株としても人気のアッヴィですから、株価を下げている今が買い時とも言えそうです。

TMUS（Tモバイル）のQ1決算

米国の通信サービス大手のTMUS（Tモバイル）の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが、売上高をミスしました。

アフターで決算発表のあったTモバイルの株価は、時間外で▲2.63%の下落をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、下値を切り上げながらレンジ相場を形成していることがわかります。

年初来では+7.1%上昇していたTモバイルですが、不安を残す決算結果となりましたね。

現在の株価は50日移動平均線の上にありますが、今後も50日でサポートされるかに注目したいところです。

CMCSA（コムキャスト）のQ1決算

米国のケーブルテレビ事業者のCMCSA（コムキャスト）の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。

プレで決算発表のあったコムキャストの株価は+10.27%の上昇をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、ここ数ヶ月の下げを一気に取り戻しています。

昨年10月から今年の2月までに+43%も急騰させていたコムキャストでしたが、高値から一時は▲14%ほど下落していました。

昨日の株価高騰により一気に年初来高値に近付いたコムキャストは、大型通信株の中ではもっともパフォーマンスの良い銘柄となっています。

BMY（ブリストルマイヤーズ）のQ1決算

米国大手の生物医薬品メーカーのBMY（ブリストルマイヤーズ）の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが、売上高をミスしました。

プレで決算発表のあったブリストルマイヤーズの株価は▲0.60%の下落をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年12月からは大きく株価を落としていることがわかります。

昨年12月の高値から3月にかけて▲19%ほど急落していたブリストルマイヤーズですが、年初来でも▲6.03%株価を落としています。

昨日の下落によって50日移動平均線も下に切ってしまいましたから、今後も厳しい展開が続きそうです。

INTC（インテル）のQ1決算

米国の半導体チップ製造大手INTC（インテル）の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。

アフターで決算発表のあったインテルの株価は、時間外で+2.79%の上昇をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、4月の上旬までは株価を急上昇させていたことがわかります。

2月の底値から株価を+33%ほど上昇させていたインテルですが、4月には▲12%の急落が待っていました。

現在の株価は50日移動平均線に支えられ、200日移動平均線を試す展開です。

これまで上昇しすぎてきた半導体銘柄ですから、どこかで調整を迎えるかも知れませんね。

CAT（キャタピラー）のQ1決算

米国の建設機械メーカーCAT（キャタピラー）の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。

プレで決算発表のあったキャタピラーの株価は▲0.86%の下落をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年から上昇していた株価は2月から下落に転じていることがわかります。

昨年10月からの4ヶ月で+63%の高騰をしてきたキャタピラーですが、今年の高値からは▲20%近く下落しています。

経済成長が鈍化する中でも、しっかりと利益を出している企業ですから、景気が後退しても安心して保有できる銘柄かも知れませんね。

MO（アルトリアグループ）のQ1決算

米国のたばこ・ワイン製造持株会社MO（アルトリアグループ）の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を下回りました。

プレで決算発表のあったアルトリアグループの株価は▲2.49%の下落をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、レンジ相場を形成していることがわかります。

もともとグロース株ではないアルトリアグループですから、株価の成長に期待しているワケではありませんが、大きな値崩れをしているワケではありません。

配当目的でアルトリアグループを保有している投資家も多い中で、現在の配当金は8%近い利回りは魅力的に映ります。

現在の株価は決して高い水準ではありませんから、買い時と言ってもいいかも知れませんね！

今週の注目決算

今週はまだ重要決算が続きます。市場に大きな影響を与えそうな企業決算をピックアップしておきました。

相場に影響のありそうな決算発表は、今後も引き続きウォッチしていきたいと思います。

まとめ

【4/27 注目企業の決算発表11銘柄】株価変動と気になる今後の展望をまとめます。

4月の米国市場は何とかプラスに転じています。

とはいえ、来週にはFOMCも控えているため、決して油断できる状況ではありません。

マイクロ経済が不安定な中で企業の価値を決めるのは、やはり業績によるところが大きいようです。

今後も保有銘柄の企業決算などは、しっかりとチェックしたいところですね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。

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