3A急落【2/2 注目の決算発表12銘柄】株価変動と気になる今後の展望

⇩クリックでランキングの応援をしてください。

（応援してくれるみなさん、いつもありがとうございます。）

昨日の米国市場はナスダックを中心に、大きな上昇となりました。

前日のアフターで決算発表があったMETA（メタ・プラットフォームズ）が株価を+23.28%爆上げさせました。

しかし、昨日のアフターで決算発表のあったApple（アップル）、Alphabet（アルファベット）、Amazon（アマゾン）の3Aが決算ミスによって時間外に株価を急落させていますね。

それでは早速3A急落【2/2 注目企業の決算発表12銘柄】株価変動と気になる今後の展望について解説していきます。

昨日のマーケットの振り返りは、こちらの記事で詳しく解説しています。

注目の決算発表

昨日は市場に大きな影響のある企業決算が多くありましたので、決算結果について見ていきたいと思います。

2/2（木）
・AAPL（アップル）
・AMZN（アマゾン・ドットコム）
・GOOGL（アルファベット）
・LLY（イーライリリー）
・MRK（メルク）
・BMY（ブリストル・マイヤーズ）
・GILD（ギリアド・サイエンシズ）
・COP（コノコ・フィリップス）
・EL（エスティローダー）
・F（フォード・モーター）
・QCOM（クアルコム）
・SBUX（スターバックス）

AAPL（アップル）のQ1決算

みなさんご存じiPhoneやMacを販売するAAPL（アップル）の決算は、売上高もEPSもコンセンサス予想を下回りました。

アフターで決算発表のあったアップルの株価は、時間外で▲3.22%の下落をしています。

中国のゼロコロナ政策による影響で、iPhoneの新機種を十分に出荷できなかったことも不振の要因となったようです。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、年明けからトレンド転換により株価を上昇させています。

アップルの株価は、年始のボトムから+20.59%の上昇をしています。

現在は50日移動平均線の上にあり、200日を試す展開が続いています。

2022年の年始高値までのアップサイドは+25%もありますが、数年のうちには高値を更新してくれると考えています。

AMZN（アマゾン・ドットコム）のQ4決算

オンライン小売の世界最大手AMZN（アマゾン・ドットコム）の決算は、売上高はコンセンサス予想を上回りましたがEPSをミスしました。

アフターで決算発表のあったアマゾンの株価は、時間外で▲5.07%の下落をしています。

アマゾンの中核を担うｅコマース事業の失速や、今やアマゾンの主軸とも言われるクラウド部門のAWS（アマゾン・ウェブ・サービス）の伸びが鈍化していることが嫌気されたようです。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年末にボトムを付けて上昇しています。

アマゾンの株価は昨年末のボトムから+38.22%の上昇をしています。

現在は200日移動平均線をわずかに上抜けしましたが、時間外の下落によって再び下に抜けてしまいました。

GOOGL（アルファベット）のQ4決算

検索サイト・グーグルを運営するGOOGL（アルファベット）の決算は、売上高もEPSもコンセンサス予想を下回りました。

アフターで決算発表のあったアルファベットの株価は、時間外で▲4.60％の下落をしました。

景気減速の中で検索広告の収入が減少していることが影響しており、他にも独禁法の疑いによる控訴や、ライバル視されているチャットGPTの脅威、ティックトックとの競争激化などが業績低迷を呼び込んでいるようです。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年11月にボトムをつけて株価を切り上げています。

アルファベットは昨年11月のボトムから+29.14％の上昇をしており、昨年から続いた下落トレンドのレジスタンスをブレイクアウトしました。

昨日の上昇で50日移動平均線を一時上抜けしましたが、時間外の下落で再び下に抜けたと考えられます。

MACDは上昇トレンドを示していますから、今後の株高が期待されていたのですが、わからない展開になってしまいましたね。

LLY（イーライリリー）のQ4決算

米国の大手製薬会社のLLY（イーライリリー）の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが売上高をミスしました。

プレで決算発表のあったイーライリリーの株価は▲3.46％の下落をしました。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、長らくレンジ相場を形成していることがわかります。

イーライリリーの現在の株価はコロナショック以降、上昇トレンドを継続させてきましたが、昨日の下落によってトレンドのサポートラインを下に抜けてしまいました。

相場がハイテクにかたよりディフェンシブから資金が抜けている中で、ヘルスケアのイーライリリーにとっては厳しい見通しが続きます。

MRK（メルク）のQ4決算

米国の医薬品大手のMRK（メルク）の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。

プレで決算発表のあったメルクの株価は、EPSガイダンスをミスしたことが影響して▲3.29％の下落をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年末にかけての上昇トレンドが終わったように見えます。

メルクの株価は年始の高値より▲9.91%下落しており、50日移動平均線を下に切ってしまいました。

MACDも下落トレンドにありますが、好決算により反転して欲しいところです。

BMY（ブリストル・マイヤーズ）のQ4決算

米大手の生物医薬品メーカーのBMY（ブリストル・マイヤーズ）の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。

プレで決算発表のあったブリストル・マイヤーズの株価は+2.16%の上昇をしました。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、方向感がつかめない様子です。

現在のブリストル・マイヤーズの株価は、昨年12月の高値から▲10％の下落をしています。

このまま株価を切り下げるようなら、50日移動平均線が200日を下抜けるデッドクロスを完成させてしまいます。

決算が良かったとしても、ヘルスケアセクターにとっては厳しい相場が続きそうです。

GILD（ギリアド・サイエンシズ）のQ4決算

米国の大手医薬品メーカーのGILD（ギリアド・サイエンシズ）の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。

アフターで決算発表のあったギリアド・サイエンシズの株価は、時間外で+4.62%の上昇をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年12月から株価が垂れ始めています。

前回決算では窓を開けて+13％の上昇をしたギリアド・サイエンシズですが、現在の株価は50日移動平均線の下にあります。

アフターで株価を上げたといえども、今後も厳しい状況が続きそうです。

COP（コノコ・フィリップス）のQ4決算

米国の独立系エネルギー企業のCOP（コノコ・フィリップス）の決算は、売上高はコンセンサス予想を上回りましたがEPSをミスしました。

プレで決算発表のあったコノコ・フィリップスの株価は、エネルギーの地合いも悪く▲5.44%の下落をしました。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、エネルギー特有の厳しいチャートをしています。

現在のコノコ・フィリップスの株価は50日移動平均線を下に抜けてしまい、MACDはデッドクロスとなりました。

原油価格の影響が大きいエネルギー銘柄ですが、中国の景気回復などが進まない限りちょっと厳しい相場が続きそうですね。

EL（エスティローダー）のQ2決算

大手化粧品メーカーのEL（エスティローダー）の決算は、売上高はコンセンサス予想を上回りましたがEPSはミスしました。

プレで決算発表のあったエスティローダーの株価は、▲4.41%の下落をしました。

どうやらガイダンスが来期も通年も悪かったようですね。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、昨年11月からV字回復しているのがわかります。

エスティローダーの株価は直近3ヶ月で48％も上昇していましたが、昨日の好決算を受けて久しぶりに大きな下落となりました。

移動平均線もゴールデンを完成させており、MACDも上昇トレンドですから今後も強い値動きが予想されます。

F（フォード・モーター）のQ4決算

米国大手の自動車メーカーのF（フォード・モーター）の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を下回りました。

アフターで決算発表のあったフォードの株価は、時間外で▲6.42%の下落をしました。

サプライチェーンの問題が影響して、販売台数が予想を下回ったことが嫌気されたようです。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、下落トレンドから上抜けしているように見えます。

フォードの株価は年末の底値からは+30％上昇させており、200日移動平均線を上抜けています。

今回の決算がどこまで影響するかわかりませんが、今後の株価にも注目していきたいと思います。

QCOM（クアルコム）のQ1決算

多国籍半導体・通信機器メーカーのQCOM（クアルコム）の決算は、EPSはコンセンサス予想を上回りましたが売上高をミスしました。

アフターで決算発表のあったクアルコムの株価は、ガイダンスのミスも響き時間外で▲3.05%の下落をしました。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、年末から急上昇をはじめたことがわかります。

クアルコムの株価は年初から+23%ほど上昇しており、200日移動平均線の上にあります。

これまで好調だった半導体セクターですが、昨日の決算ミスがどう影響するのでしょうか？

SBUX（スターバックス）のQ1決算

世界50カ国以上でコーヒーショップチェーンを展開するSBUX（スターバックス）の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を下回りました。

アフターで決算発表のあったスターバックスの株価は、時間外で▲1.77%の下落をしています。

直近6ヶ月の株価チャートを見ると、非常に強い上昇トレンドを形成しています。

スターバックスの株価は6ヶ月で+30%も上昇しており、50日移動平均線とともに上昇を続けています。

今週の注目決算

今週もあと1日企業決算が続きます。

今回の決算シーズンは山場を越えたと考えても良さそうです。

特に今夜の企業決算は、そこまで相場に影響を与えるものはありません。

来週にも重要な決算発表が続きますので、今後も引き続きウォッチしていきたいと思います。

まとめ

3A急落【2/2 注目企業の決算発表12銘柄】株価変動と気になる今後の展望をまとめます。

マイクロ経済が不安定な中で企業の価値を決めるのは、やはり業績によるところが大きいようです。

昨日はアップル、アマゾン、グーグルといったメガテックの決算発表が続きましたが、明日の市場は荒れそうですね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。

記事が良かったと思ったら⇩クリックしてもらえると励みになります

投資初心者におすすめの本ランキングTOP10