・米国株を大きく分類する11のセクター
・期間ごとのセクター別パフォーマンス
・おすすめのセクターETF
・2025年に上昇が予想されるセクター
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こんにちは!
セクターETFの購入を検討している
『ここ屋』よ!
2月の米国市場はS&P500が▲1.42%、ダウは▲1.58%、ナスダック100は▲2.76%の下落となりました。
セクターによっては指数を大きくアウトパフォームしているものもあります。
2025年を予測するのに重要な変化がありますので、個人投資家もトレンドを把握しておきたいところです。
そこで今回の記事では、『2025年上昇トレンドセクターはこれだ!』2025年2月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。

【2025年2月】米国株セクター別パフォーマンス

米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月】セクター別パフォーマンス
まずは直近1ヶ月(2025年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近1ヶ月は12セクターのうち6セクターがプラス、5セクターがマイナスとなった相場でした。
2025年2月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 不動産 | +5.05% |
2位 | 生活必需品 | +4.63% |
3位 | 公益事業 | +2.23% |
4位 | ヘルスケア | +1.59% |
5位 | 金融 | +1.07% |
6位 | 素材 | +0.38% |
7位 | エネルギー | ▲0.36% |
8位 | 資本財 | ▲2.57% |
9位 | 情報技術 | ▲3.32% |
10位 | 通信 | ▲3.45% |
11位 | 一般消費財 | ▲6.39% |
2025年1月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +7.89% |
2位 | 金融 | +6.37% |
3位 | 素材 | +6.32% |
4位 | ヘルスケア | +6.28% |
5位 | 資本財 | +4.29% |
6位 | エネルギー | +3.89% |
7位 | 一般消費財 | +3.82% |
8位 | 公益事業 | +3.33% |
9位 | 生活必需品 | +2.46% |
10位 | 不動産 | +2.10% |
11位 | 情報技術 | ▲1.59% |

S&P500は▲1.42%の下落やったな
2月指数が下落するほどのリスクオフ相場でしたが、セクターによっては大きく上昇しています。
トップは不動産で5%を超える上昇。前月10位からの急速なランクアップです。これは確実なトレンド転換のサインと言って良いでしょう。
続いて2位は生活必需品でこちらも指数を大きく上回るリターンで、前月の9位から大きくランクアップです。
3位の公益事業も8位からのランクアップで、4位のヘルスケアも含めて上位はディフェンシブセクターで占められています。
一方で4セクターは指数をアンダーパフォームしており、通信は前月1位から10位へのランクダウン。
最下位の一般消費財も7位からのランクダウンと、情報技術を含めてメガテックを多く含むセクターのパフォーマンスは優れません。

完全にトレンドが変わったわ!
・不動産と生活必需品、公益事業がランクアップ
・ヘルスケアと金融は好調をキープ
・ディフェンシブセクターがトレンド転換
・通信と一般消費財が大きくランクダウン
・情報技術は軟調が続く
・メガテックを含むセクターは大きな下落
セクターのパフォーマンスは個別株の業績に大きく左右されますので、決算内容や市場のニュースなどは把握しておきたいですね。
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【年初来】セクター別パフォーマンス
年初来(2025年1月~2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

年初来では9セクターがプラス、2セクターがマイナスとなった相場でした。
2025年1月~2月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 金融 | +7.14% |
2位 | ヘルスケア | +6.95% |
3位 | 生活必需品 | +6.66% |
4位 | 素材 | +5.63% |
5位 | 不動産 | +5.30% |
6位 | エネルギー | +3.91% |
7位 | 公益事業 | +3.82% |
8位 | 通信 | +3.18% |
9位 | 資本財 | +1.37% |
10位 | 一般消費財 | ▲2.60% |
11位 | 情報技術 | ▲3.42% |
2025年1月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +7.89% |
2位 | 金融 | +6.37% |
3位 | 素材 | +6.32% |
4位 | ヘルスケア | +6.28% |
5位 | 資本財 | +4.29% |
6位 | エネルギー | +3.89% |
7位 | 一般消費財 | +3.82% |
8位 | 公益事業 | +3.33% |
9位 | 生活必需品 | +2.46% |
10位 | 不動産 | +2.10% |
11位 | 情報技術 | ▲1.59% |

S&P500は+1.24%の上昇やったな
こちらは金融セクターがトップパフォーマンス。昨年から引き続き好調な相場が続いています。
ヘルスケアもランクアップしていますが生活必需品が9位から3位に大きく順位を上げており、明らかにディフェンシブセクターのトレンドを感じます。
指数を上回ったのは8セクター、3セクターはアンダーパフォーム。
一方で、2ヶ月連続で情報技術がマイナスリターンでワーストパフォーマンスとなりました。
一般消費財もマイナスとなり前回よりもランクダウンしています。
・金融とヘルスケアが上位をキープ
・生活必需品などのディフェンシブセクターが好調
・指数を上回ったのは8セクターもある
・情報技術や一般消費財が軟調
【3ヶ月】セクター別パフォーマンス
次に直近3ヶ月(2024年12月~2025年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近3ヶ月では11セクターのうち4セクターがプラス、7セクターがマイナスとなった相場でした。
2024年12月~2025年2月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +6.34% |
2位 | 生活必需品 | +2.65% |
3位 | 金融 | +1.68% |
4位 | ヘルスケア | +1.10% |
5位 | 一般消費財 | ▲0.71% |
6位 | 情報技術 | ▲2.72% |
7位 | 公益事業 | ▲2.88% |
8位 | 不動産 | ▲3.30% |
9位 | エネルギー | ▲3.78% |
10位 | 素材 | ▲5.66% |
11位 | 資本財 | ▲6.90% |
2024年11月~2025年1月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 一般消費財 | +14.28% |
2位 | 通信 | +14.05% |
3位 | 金融 | +9.41% |
4位 | 資本財 | +2.26% |
5位 | 生活必需品 | +1.16% |
6位 | エネルギー | +0.96% |
7位 | 情報技術 | +0.73% |
8位 | 公益事業 | ▲0.17% |
9位 | ヘルスケア | ▲2.67% |
10位 | 不動産 | ▲5.48% |
11位 | 素材 | ▲7.31% |

S&P500は▲1.29%の下落やったな
直近3ヶ月で見ると5セクターが指数を上回っていますが、プラスは4セクターのみ。
中でも通信と金融は前月に続けて好調をキープ。生活必需品は大きくランクアップしています。
ヘルスケアもマイナスからプラ転してディフェンシブセクターの好調を印象付けています。
一方で、前回1位だった一般消費財は大きくランクダウンしてマイ転しています。資本財も4位から最下位にランクダウン。
素材は相変わらず軟調な相場が続いています。
・通信と金融が好調をキープ
・4セクターのみがプラス
・ヘルスケアがプラ転してランクアップ
・一般消費財と資本財が大きくランクダウンしてマイ転

【6ヶ月】セクター別パフォーマンス
もう少し期間を延ばして、直近6ヶ月(2024年9月~2025年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近6ヶ月では11セクターのうち7セクターがプラス、4セクターがマイナスとなった相場でした。
2024年9月~2025年2月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +15.48% |
2位 | 金融 | +15.15% |
3位 | 一般消費財 | +14.82% |
4位 | 公益事業 | +6.60% |
5位 | 生活必需品 | +4.04% |
6位 | 情報技術 | +3.97% |
7位 | 資本財 | +2.94% |
8位 | 不動産 | ▲0.86% |
9位 | エネルギー | ▲1.44% |
10位 | 素材 | ▲4.83% |
11位 | ヘルスケア | ▲6.89% |
2024年8月~2025年1月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +23.08% |
2位 | 一般消費財 | +21.04% |
3位 | 金融 | +15.88% |
4位 | 公益事業 | +9.31% |
5位 | 情報技術 | +9.22% |
6位 | 資本財 | +5.58% |
7位 | 生活必需品 | +5.42% |
8位 | 不動産 | ▲0.24% |
9位 | ヘルスケア | ▲3.72% |
10位 | エネルギー | ▲4.39% |
11位 | 素材 | ▲4.48% |

S&P500は+5.42%の上昇だったわ!
通信、金融、一般消費財セクターが2桁リターンだが上昇幅を縮小しています。
ランクにそこまで大きな変動はありませんが、指数を上回ったのは4セクターのみ。
相場をけん引しているのは意外と少数精鋭セクターということが分かります。
一方で、ヘルスケアや素材、エネルギーや不動産はマイナスリターンでした。

3セクターが2桁リターンや
・通信と金融、一般消費財が好調
・S&P500を超えたのは4セクター
・ランクに大きな変動はない
・ヘルスケア、素材、エネルギー、不動産はマイナス

【1年】セクター別パフォーマンス
さらに遡って、直近1年間(2024年3月~2025年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近1年では10セクターがプラス、1セクターのみがマイナスとなった相場でした。
2024年3月~2025年2月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 金融 | +28.91% |
2位 | 公益事業 | +27.58% |
3位 | 通信 | +25.86% |
4位 | 情報技術 | +17.73% |
5位 | 生活必需品 | +15.33% |
6位 | 一般消費財 | +13.79% |
7位 | 不動産 | +12.15% |
8位 | 資本財 | +8.85% |
9位 | エネルギー | +3.99% |
10位 | 素材 | +1.50% |
11位 | ヘルスケア | ▲3.01% |
2024年2月~2025年1月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +33.72% |
2位 | 金融 | +30.86% |
3位 | 一般消費財 | +29.62% |
4位 | 公益事業 | +26.87% |
5位 | 情報技術 | +26.38% |
6位 | 資本財 | +17.32% |
7位 | 生活必需品 | +13.31% |
8位 | 不動産 | +6.45% |
9位 | ヘルスケア | +3.29% |
10位 | エネルギー | +2.70% |
11位 | 素材 | +2.32% |

S&P500は+17.51%の上昇やった
直近1年のリターンはS&P500を上回ったのは4セクターで、金融、公益事業、通信は25%を超える爆上げ。
情報技術はランクこそ上がっていますがリターンは大幅に縮小しています。
一方で、ヘルスケアが唯一のマイナスでしたが、直近では上昇が期待されていますね。
盲目に指数を買い続けるのでも良いですが、S&P500全体を買うというのはこのようにパフォーマンスの悪いセクターも含んでいることも覚えておきましょう。
・金融と公益事業、通信が25%を超えるリターン
・4セクターが指数を上回る
・トレンドを把握すれば指数を上回るリターンが狙える

おすすめのセクターETF11銘柄とリターン比較

セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見でおすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFは以下の11銘柄ですが、直近1ヶ月と1年のリターンと共に紹介していきます。

購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
セクター | おすすめETF | 1ヶ月リターン | 1年リターン |
---|---|---|---|
情報技術 | VGT | ▲2.94% | +15.58% |
ヘルスケア | VHT | +0.40% | +2.43% |
一般消費財 | VCR | ▲8.15% | +13.59% |
通信 | XLC | ▲0.37% | +28.53% |
金融 | VFH | +0.18% | +28.78% |
資本財 | XLI | ▲1.46% | +12.67% |
生活必需品 | VDC | +4.45% | +13.41% |
公益事業 | VPU | +2.03% | +27.61% |
素材 | XLB | ▲0.03% | +1.37% |
不動産 | XLRE | +4.18% | +10.33% |
エネルギー | XLE | +3.83% | +5.64% |

2月は軟調な1ヶ月やったな
1年リターンを眺めるとすべてのセクターが上昇していますが、そのうち3セクターは25%を超える上昇をしています。
トップの金融とワーストの素材では27%の乖離があります。
一方で、2月単月で見ると5セクターがマイナスとなりましたが、一般消費財の下げ幅が目立ちますね。

差が激しくなってきたわ!
ちなみにVOOの同期間の1ヶ月リターンは▲1.27%の下落、1年リターンは+17.00%の上昇でした。

VOOの1年リターンを
超えたのは3セクターやな
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。

米国株2月のセクター別パフォーマンス まとめ
◎米国株は大きく11セクターに分類される
・切り取る時期によって上昇セクターが異なる
・セクターによってボラティリティの大きさが異なる
・経済状況によって上昇セクターが変わる
◎2025年に上昇が期待されるセクターは
・2月は不動産や金融が好調な相場
・生活必需品やヘルスケアが反発をはじめる
・トレンドを把握すれば指数を上回るリターンが狙える
2025年2月は下落した米国市場ですが、トレンド転換が起きています。
これまでのようにハイテク株を握っていれば勝てる相場ではなくなってきたようです。
セクターローテーションも起きていますので、資金の一部は好調なセクターに置いておくという選択肢もありますね。
各セクターのパフォーマンスを把握するためにもmoomooアプリをダウンロードしておきましょう。
本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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