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こんにちは!
セクターETFの入れ替えを検討している
『ここ屋』よ!
2024年9月の米国市場は下落しやすいアノマリーを撥ね退けて上昇しました。
S&P500+2.02%、ダウは+1.85%と高値を更新する中で、Nasdaq100も+2.48%と大きく上げています。
指数もそれなりに上昇していますが、セクターによっては指数を大きく上回っているものもあります。
2024年の今後を予測するのに重要な変化がありますので、個人投資家もトレンドを把握しておきたいところです。
そこで今回の記事では、『トレンド転換セクターはこれだ!』2024年9月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。
【2024年9月】米国株セクター別パフォーマンス
米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月】セクター別パフォーマンス
まずは直近1ヶ月(2024年9月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1ヶ月は11セクターのうち9セクターがプラス、2セクターがマイナスとなった相場でした。
9月1ヶ月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 一般消費財 | +10.14% |
2位 | 公益事業 | +7.39% |
3位 | 素材 | +6.61% |
4位 | 資本財 | +3.96% |
5位 | 通信 | +3.61% |
6位 | 不動産 | +3.03% |
7位 | 情報技術 | +2.75% |
8位 | 生活必需品 | +1.39% |
9位 | 金融 | +1.31% |
10位 | ヘルスケア | ▲2.02% |
11位 | エネルギー | ▲3.01% |
8月1ヶ月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 金融 | +5.46% |
2位 | 情報技術 | +5.33% |
3位 | 生活必需品 | +4.58% |
4位 | ヘルスケア | +4.45% |
5位 | 不動産 | +3.93% |
6位 | 資本財 | +3.22% |
7位 | 公益事業 | +2.67% |
8位 | 素材 | +1.73% |
9位 | 一般消費財 | +1.68% |
10位 | エネルギー | +0.64% |
11位 | 通信 | ▲0.7% |
S&P500は+2.02%の上昇やったな
9月は一般消費財セクターが大きく上昇して2桁リターンを叩き出しています。テスラやクルーズがパフォーマンスを上げていますね。
次いで公益事業や素材などが上位で大幅上昇しています。
通信は2ヶ月連続のワーストから抜け出すことができましたが、情報技術はパフォーマンスが鈍化しました。
一方で、金融と生活必需品、ヘルスケアが一気にランクダウンしていることが分かります。
エネルギーは相変わらず低迷していますね。
またトレンドが変わったわね!
・一般消費財セクターが2桁リターン
・公益事業や素材が大きくリバウンド
・通信が急激に好転
・金融、生活必需品、ヘルスケアが鈍化
・エネルギーは相変わらず低迷
セクターのパフォーマンスは個別株の業績に大きく左右されますので、決算内容や市場のニュースなどは把握しておきたいですね。
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【3ヶ月】セクター別パフォーマンス
次に直近3ヶ月(2024年7月~2024年9月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近3ヶ月では11セクターのうち9セクターがプラス、2セクターがマイナスとなった相場でした。
2024年7月~9月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 公益事業 | +18.09% |
2位 | 不動産 | +15.57% |
3位 | 金融 | +9.87% |
4位 | 素材 | +9.84% |
5位 | 生活必需品 | +9.1% |
6位 | 一般消費財 | +8.55% |
7位 | 資本財 | +8.4% |
8位 | ヘルスケア | +4.89% |
9位 | 情報技術 | +1.58% |
10位 | 通信 | ▲1.16% |
11位 | エネルギー | ▲3.87% |
2024年6月~8月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 不動産 | +13.5% |
2位 | ヘルスケア | +9.58% |
3位 | 金融 | +9.09% |
4位 | 情報技術 | +8.2% |
5位 | 生活必需品 | +6.87% |
6位 | 公益事業 | +5.17% |
7位 | 資本財 | +3.99% |
8位 | 一般消費財 | +2.38% |
9位 | 通信 | ▲0.13% |
10位 | 素材 | ▲0.65% |
11位 | エネルギー | ▲2.21% |
S&P500は+4.83の上昇やったな
直近3ヶ月で見ると公益事業と不動産セクターが2桁リターンなのに対して、3セクターはS&P500をアンダーパフォームしています。
公益事業と素材が一気にランクを上げていますが、情報技術はがランクを下げています。
エネルギーは前回に続けてワーストパフォーマンスでした。
・公益事業と不動産セクターが2桁リターン
・素材と公益事業がランクアップ
・情報技術がランクダウン
・エネルギーセクターが連続ワースト
【6ヶ月】セクター別パフォーマンス
もう少し期間を延ばして、直近6ヶ月(2024年4月~2024年9月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近6ヶ月では11セクターのうち10セクターがプラス、1セクターのみがマイナスとなった相場でした。
2024年4月~9月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 公益事業 | +20.82% |
2位 | 情報技術 | +12.56% |
3位 | 不動産 | +12.11% |
4位 | 通信 | +9.41% |
5位 | 生活必需品 | +9.36% |
6位 | 金融 | +8.18% |
7位 | 一般消費財 | +6.89% |
8位 | 資本財 | +4.76% |
9位 | 素材 | +4.55% |
10位 | ヘルスケア | +4.01% |
11位 | エネルギー | ▲5.57% |
2024年3月~8月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 公益事業 | +21.0% |
2位 | 金融 | +13.44% |
3位 | 生活必需品 | +10.89% |
4位 | 通信 | +10.83% |
5位 | 情報技術 | +10.26% |
6位 | 不動産 | +10.15% |
7位 | ヘルスケア | +8.08% |
8位 | 資本財 | +6.83% |
9位 | 素材 | +5.19% |
10位 | エネルギー | +4.89% |
11位 | 一般消費財 | ▲0.94% |
S&P500は+9.79%の上昇だったわ!
公益事業セクターが連続の1位をキープ。S&P500の2倍のパフォーマンスです。
情報技術と不動産が順位を上げていますが、金融とヘルスケアは大きくランクを下げています。
エネルギーはこちらでもワーストパフォーマンスでマイナスに沈みました。
3セクターが指数を超えとるな
・公益事業が20%を超えるリターン
・S&P500を超えたのは3セクター
・情報技術と不動産セクターがランクアップ
・金融とヘルスケアはランクダウン
【年初来】セクター別パフォーマンス
年初来(2024年1月~9月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
年初来では11セクターすべてがプラスとなった相場でした。
2024年1月~9月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +26.37% |
2位 | 公益事業 | +24.33% |
3位 | 通信 | +21.33% |
4位 | 金融 | +19.39% |
5位 | 生活必需品 | +16.02% |
6位 | 資本財 | +14.81% |
7位 | ヘルスケア | +12.2% |
8位 | 一般消費財 | +12.03% |
9位 | 不動産 | +9.83% |
10位 | 素材 | +7.53% |
11位 | エネルギー | +2.63% |
2024年1月~8月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +24.01% |
2位 | 金融 | +19.57% |
3位 | 通信 | +17.54% |
4位 | 公益事業 | +17.07% |
5位 | ヘルスケア | +15.75% |
6位 | 生活必需品 | +14.75% |
7位 | 資本財 | +12.21% |
8位 | 不動産 | +7.32% |
9位 | エネルギー | +6.66% |
10位 | 一般消費財 | +3.9% |
11位 | 素材 | +2.27% |
S&P500は+20.93%の上昇やったな
こちらはまだ情報技術セクターがトップパフォーマンス。
公益事業が一気にランクアップ。
指数を上回ったのは3セクターで、8セクターはアンダーパフォームしました。
エネルギーは年初来でもワーストパフォーマンス。
・情報技術と公益事業と通信が20%を超えるリターン
・指数を上回ったのは3セクターのみ
・エネルギーは年初来でもワースト
【1年】セクター別パフォーマンス
さらに遡って、直近1年間(2023年10月~2024年9月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1年では11セクターのうち10セクターがプラス、1セクターのみがマイナスとなった相場でした。
2023年10月~2024年9月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +35.59% |
2位 | 金融 | +30.27% |
3位 | 通信 | +24.22% |
4位 | 公益事業 | +19.28% |
5位 | 資本財 | +18.24% |
6位 | 不動産 | +17.09% |
7位 | 一般消費財 | +13.57% |
8位 | 素材 | +12.7% |
9位 | 生活必需品 | +8.57% |
10位 | ヘルスケア | +7.58% |
11位 | エネルギー | ▲4.47% |
2023年9月~2024年8月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +35.59% |
2位 | 金融 | +30.27% |
3位 | 通信 | +24.22% |
4位 | 資本財 | +19.28% |
5位 | 公益事業 | +18.24% |
6位 | ヘルスケア | +17.09% |
7位 | 生活必需品 | +13.57% |
8位 | 不動産 | +12.7% |
9位 | 素材 | +8.57% |
10位 | 一般消費財 | +7.58% |
11位 | エネルギー | +4.47% |
S&P500は+33.99%の上昇やった
S&P500のリターンを上回ったのは情報技術のみでしたが、金融セクターも30%を超える爆上げ。
他のランキングはそこまで変化していませんが、3セクターは1年で1桁リターンと指数の+33%を大幅に下回っています。
特にエネルギーセクターは前月に続けてのワーストですが、マイナスに転じています。
また、ディフェンシブセクターのヘルスケアや生活必需品がランクを落としていますね。
盲目に指数を買い続けるのでも良いですが、S&P500全体を買うというのはこのようにパフォーマンスの悪いセクターも含んでいることも覚えておきましょう。
・情報技術と金融が30%を超えるリターン
・10セクターが指数を下回る
・トレンドを把握すれば指数を上回るリターンが狙える
おすすめのセクターETF11銘柄とリターン比較
セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見でおすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFは以下の11銘柄ですが、直近1ヶ月と1年のリターンと共に紹介していきます。
購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
セクター | おすすめETF | 1ヶ月リターン | 1年リターン |
---|---|---|---|
情報技術セクター | VGT | +2.70% | +41.54% |
ヘルスケアセクター | VHT | ▲1.79% | +18.43% |
一般消費財セクター | VCR | +8.14% | +27.41% |
通信セクター | XLC | +3.55% | +36.50% |
金融セクター | VFH | +0.61% | +35.50% |
資本財セクター | XLI | +4.39% | +32.29% |
生活必需品セクター | VDC | +0.37% | +19.19% |
公益事業セクター | VPU | +6.33% | +36.23% |
素材セクター | XLB | +4.50% | +23.18% |
不動産セクター | XLRE | +2.29% | +30.46% |
エネルギーセクター | XLE | ▲2.87% | ▲5.49% |
9月はまずまずのリターンやったな
1年リターンを眺めると10セクターが上昇していますが、そのうち8セクターは20%を超える上昇をしています。
そして、唯一の下落セクターとなったエネルギーはマイナスに転じています。
9月単月で見ても9セクターが上昇しており、4%を超えるプラスとなったのは4セクターもありました。
一方で、エネルギーとヘルスケアセクターは、利下げのご祝儀相場でもマイナスとなってしまいました。
これまで目立たなかった
セクターが上げてきたわ!
ちなみにVOOの同期間の1ヶ月リターンは+2.82%の上昇、1年リターンは+34.05%の上昇でした。
VOOの1年リターンを
超えたのは3セクターやな
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。
米国株9月のセクター別パフォーマンス まとめ
2024年9月は全体的に上昇を見せた米国市場ですが、トレンド転換が起きています。
これまでのようにメガテックを買っていれば勝てるといった相場ではなくなりましたので、資金の一部は好調なセクターに置いておくという選択肢もありますね。
セクターパフォーマンスを把握するためにもmoomooアプリをダウンロードしておきましょう。
本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
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