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『上昇セクターを狙え!』2024年2月米国株セクター別パフォーマンス

市場分析
この記事でわかること

・米国株を大きく分類する11のセクター
・期間ごとのセクター別パフォーマンス
・おすすめのセクターETF
・2024年に上昇が予想されるセクター

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こんにちは!
セクターETFを買い増したい
『ここ屋』よ!

2024年2月の米国市場も大きく上昇しました。昨年11月からの上昇相場はまだ続くのでしょうか。

S&P500は過去最高値を更新していますが、大きく買われたセクターと売られたセクターに分かれています。

2024年の今後を予測するのに重要な変化がありますので、個人投資家もトレンドを把握しておきたいところです。

そこで今回の記事では、『上昇セクターを狙え!』2024年2月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。

【2024年2月】米国株セクター別パフォーマンス

米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。

それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。

【1ヶ月】セクター別パフォーマンス

直近1ヶ月(2024年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近1ヶ月は9セクターがプラス2セクターがマイナスとなった相場でした。

順位セクター騰落率
1位一般消費財+7.08%
2位資本財+5.03%
3位情報技術+4.66%
4位ヘルスケア+3.36%
5位金融+2.79%
6位生活必需品+1.95%
7位素材+1.25%
8位不動産+0.59%
9位公益事業+0.11%
10位エネルギー▲0.4%
11位通信▲1.58%
直近1ヶ月のパフォーマンス
順位セクター騰落率
1位情報技術+3.49%
2位通信+2.7%
3位ヘルスケア+2.25%
4位金融+1.35%
5位生活必需品+0.73%
6位エネルギー▲0.94%
7位資本財▲1.4%
8位公益事業▲3.28%
9位一般消費財▲4.15%
10位不動産▲5.05%
11位素材▲5.78%
前月1ヶ月のパフォーマンス
リッヒ
リッヒ

S&P500は+5.17%の上昇やったな

先月までの相場から大きく変動したのは一般消費財資本財セクターです。両セクターとも前月のマイナスから大きくジャンプアップしています。

情報技術ヘルスケアは前月に続き2月も堅調なパフォーマンスを見せています。

一方で、通信セクターが一気にランクを下げていますが、グーグルの急落が大きく影響しています。

エネルギーセクターは2024年も続落の予感ですね。

ここ
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2024年は金融にも注目してるわ!

先月との大きな違い

・一般消費財と資本財セクターのパフォーマンスが急転
・情報技術とヘルスケアが引き続き堅調
・通信セクターが急落

セクターのパフォーマンスは個別株の業績に大きく左右されますので、決算内容や市場のニュースなどは把握しておきたいですね。

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【年初来】セクター別パフォーマンス

年初来(2024年1月~2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

年初来では8セクターがプラス3セクターがマイナスとなった相場でした。

順位セクター騰落率
1位情報技術+10.63%
2位ヘルスケア+5.86%
3位通信+5.81%
4位金融+5.55%
5位資本財+4.78%
6位一般消費財+4.46%
7位生活必需品+3.49%
8位エネルギー+0.42%
9位公益事業▲2.81%
10位素材▲3.39%
11位不動産▲3.48%
年初来のパフォーマンス
順位セクター騰落率
1位情報技術+3.49%
2位通信+2.7%
3位ヘルスケア+2.25%
4位金融+1.35%
5位生活必需品+0.73%
6位エネルギー▲0.94%
7位資本財▲1.4%
8位公益事業▲3.28%
9位一般消費財▲4.15%
10位不動産▲5.05%
11位素材▲5.78%
前月年初来のパフォーマンス
リッヒ
リッヒ

S&P500は+6.84%の上昇やったな

前月から大きな変動はありませんでしたが、セクター別パフォーマンスの差が大きくなってきました。

不動産素材公益事業といったセクターがマイナスなのに対して、情報技術はすでに2桁リターンを叩き出しています。

また、ヘルスケアや通信、金融あたりも5%以上の上昇をしており、2024年の好スタートを切りました。

先月との大きな違い

・情報技術セクターの上昇が加速
・一般消費財セクターが急伸をはじめた
・不動産と公益事業は相変わらず軟調

【3ヶ月】セクター別パフォーマンス

次に直近3ヶ月(2023年12月~2024年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近3ヶ月では11セクターのうち10セクターがプラス1セクターのみがマイナスとなった相場でした。

順位セクター騰落率
1位情報技術+16.22%
2位資本財+14.32%
3位金融+13.4%
4位ヘルスケア+12.74%
5位一般消費財+10.12%
6位通信+8.54%
7位不動産+6.03%
8位生活必需品+5.98%
9位素材+3.85%
10位エネルギー+0.13%
11位公益事業▲0.52%
直近3ヶ月のパフォーマンス
順位セクター騰落率
1位情報技術+23.57%
2位金融+18.89%
3位不動産+16.98%
4位資本財+16.49%
5位通信+16.09%
6位ヘルスケア+14.36%
7位一般消費財+12.7%
8位素材+9.28%
9位生活必需品+7.59%
10位公益事業+5.76%
11位エネルギー▲1.27%
前月3ヶ月のパフォーマンス
リッヒ
リッヒ

S&P500は+11.57%の上昇やったな

昨年末から上昇相場によってほとんどのセクターが上昇しています。

なかでも5セクターは2桁を超えるリターンを出しており、堅調な米国市場を支えています。

一方で、不動産セクターのパフォーマンスが鈍化しており、利下げ観測が遠のいたことが要因かと推測されます。

先月との大きな違い

・情報技術や金融セクターは相変わらず堅調
・資本財の続伸も続く
・不動産セクターは利下げが遠のきパフォーマンス鈍化

【6ヶ月】セクター別パフォーマンス

もう少し期間を延ばして、直近6ヶ月(2023年9月~2024年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近6ヶ月では9セクターがプラス2セクターがマイナスとなった相場でした。

順位セクター騰落率
1位情報技術+22.06%
2位金融+15.29%
3位通信+12.54%
4位資本財+11.6%
5位一般消費財+9.36%
6位ヘルスケア+7.16%
7位素材+2.71%
8位生活必需品+2.6%
9位不動産+1.7%
10位エネルギー▲1.15%
11位公益事業▲2.24%
直近6ヶ月のパフォーマンス
順位セクター騰落率
1位情報技術+10.32%
2位通信+8.65%
3位金融+7.78%
4位ヘルスケア+4.31%
5位資本財+1.88%
6位一般消費財▲1.07%
7位エネルギー▲1.18%
8位生活必需品▲2.46%
9位不動産▲2.92%
10位素材▲3.45%
11位公益事業▲6.85%
前月6ヶ月のパフォーマンス
ここ
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S&P500は+13.06%の上昇だったわ!

2023年の下半期から情報技術金融セクターだけがS&P500をアウトパフォームしています。

通信と資本財セクターも2桁のリターンを叩き出しています。

一方で、公益事業エネルギーセクターは相変わらずマイナスのリターンでした。

リッヒ
リッヒ

今年もやっぱり情報技術やな

先月との大きな違い

・情報技術はさらにパフォーマンスが向上
・金融と資本財セクターの伸びが加速
・公益事業とエネルギーセクターはまだ軟調が続く

【1年】セクター別パフォーマンス

さらに遡って、直近1年間(2023年3月~2024年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近1年では11セクターのうち9セクターがプラス2セクターがマイナスとなっています。

順位セクター騰落率
1位情報技術+52.0%
2位通信+46.06%
3位一般消費財+24.86%
4位資本財+19.27%
5位金融+16.41%
6位ヘルスケア+14.17%
7位生活必需品+4.72%
8位エネルギー+3.86%
9位素材+3.3%
10位不動産▲1.32%
11位公益事業▲4.14%
直近1年のパフォーマンス
順位セクター騰落率
1位情報技術+44.33%
2位通信+35.99%
3位資本財+12.9%
4位一般消費財+12.56%
5位金融+10.58%
6位ヘルスケア+6.72%
7位生活必需品+0.79%
8位エネルギー▲1.68%
9位素材▲3.85%
10位不動産▲6.99%
11位公益事業▲9.91%
前月1年のパフォーマンス
リッヒ
リッヒ

S&P500は+28.36%の上昇やった

1年のパフォーマンスを眺めると、情報技術通信セクターが40%を超える大きな上昇を見せていますが、この2セクター以外のパフォーマンスはS&P500に劣後しています。

特に公益事業不動産セクターは堅調な米国市場の中でも未だにマイナスリターンでした。

盲目に指数を買い続けるのでも良いですが、S&P500全体を買うというのはこのようにパフォーマンスの悪いセクターも含んでいることも覚えておきましょう。

先月との大きな違い

・情報技術と通信セクターが群を抜いたパフォーマンス
・9セクターで指数を下回る
・トレンドを把握すれば指数を上回るリターンが狙える

おすすめのセクターETF11銘柄とリターン比較

セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。

筆者の独断と偏見でおすすめのセクターETFを紹介していきます。

おすすめのセクターETF11銘柄

おすすめのセクターETFは以下の11銘柄ですが、直近1ヶ月と1年のリターンと共に紹介していきます。

ここ
ここ

購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!

セクター名おすすめETF1ヶ月リターン1年リターン
情報技術セクターVGT+3.50%+48.19%
ヘルスケアセクターVHT+2.08%+13.04%
一般消費財セクターVCR+5.86%+29.09%
通信セクターXLC+3.52%+49.48%
金融セクターVFH+4.15%+12.54%
資本財セクターXLI+5.39%+19.36%
生活必需品セクターVDC+0.87%+6.62%
公益事業セクターVPU▲0.63%▲4.06%
素材セクターXLB+4.76%+6.17%
不動産セクターXLRE+0.80%+3.69%
エネルギーセクターXLE+3.29%+0.94%
引用:Google finance
リッヒ
リッヒ

2月もまずまずのリターンやったな

1年リターンを眺めると11セクターのうち下落は1セクターのみで、上昇した10セクターのうち6セクターは2桁の上昇をしています。

また、2月単月で見ても公益事業セクター以外は上昇しており、5%を超えるリターンを叩き出したセクターまでありました。

ここ
ここ

一般消費財と資本財が強かったわ!

ちなみにVOOの同期間の1ヶ月リターンは+3.49%の上昇、1年リターンは+28.24%の上昇でした。

リッヒ
リッヒ

VOOの1年リターンを
超えたのは3セクターのみやな

こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。

米国株セクターETFまとめ記事はこちら

米国株2月のセクター別パフォーマンス まとめ

まとめ

◎米国株は大きく11セクターに分類される
・切り取る時期によって上昇セクターが異なる
・セクターによってボラティリティの大きさが異なる
・経済状況によって上昇セクターが変わる
◎2024年に上昇が期待されるセクターは
・一般消費財と資本財セクターが台頭
・情報技術と金融セクターは相変わらず堅調
・通信セクターのパフォーマンスが鈍化
・利下げ観測が遠のき不動産セクターが後退
・トレンドを把握すれば指数を上回るリターンが狙える

2024年2月は大きく上昇した米国市場ですが、今後も続伸できるとは限りません。

今年はどこかで大きな調整があるかも知れませんから、資金の一部は好調なセクターに置いておくという選択肢もありますね。

セクターパフォーマンスを把握するためにもmoomooアプリをダウンロードしておきましょう。

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本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。

当ブログの『米国ETFまとめ記事』はこちら

ここ
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