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セクターETFの購入を検討している
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12月の米国市場はS&P500が▲2.50%、ダウは▲5.27%の下落、ナスダック100は+0.39%と上昇となりました。
指数は上昇しましたが、セクターによっては指数を大きく上回っているものもあります。
2025年を予測するのに重要な変化がありますので、個人投資家もトレンドを把握しておきたいところです。
そこで今回の記事では、『2025年注目セクターはこれだ!』2024年12月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。
【2024年12月】米国株セクター別パフォーマンス
米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月】セクター別パフォーマンス
まずは直近1ヶ月(2024年12月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1ヶ月は12セクターのうち3セクターがプラス、8セクターがマイナスとなった相場でした。
12月1ヶ月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +1.96% |
2位 | 一般消費財 | +1.11% |
3位 | 情報技術 | +0.45% |
4位 | 生活必需品 | ▲4.80% |
5位 | 金融 | ▲5.35% |
6位 | ヘルスケア | ▲6.71% |
7位 | 公益事業 | ▲7.46% |
8位 | エネルギー | ▲7.54% |
9位 | 資本財 | ▲8.18% |
10位 | 不動産 | ▲8.60% |
11位 | 素材 | ▲10.31% |
11月1ヶ月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 一般消費財 | +8.25% |
2位 | 金融 | +8.22% |
3位 | 資本財 | +7.04% |
4位 | エネルギー | +6.20% |
5位 | 公益事業 | +4.71% |
6位 | 生活必需品 | +4.19% |
7位 | 情報技術 | +2.15% |
8位 | 通信 | +2.11% |
9位 | 不動産 | +1.70% |
10位 | ヘルスケア | ▲0.98% |
11位 | 素材 | ▲1.79% |
S&P500は▲2.50%の下落やったな
12月は通信、一般消費財、情報技術セクターが上昇して、3セクターが指数をアウトパフォームしました。
通信は前月8位からのジャンプアップですが、そのほとんどはグーグルの上昇(+12%)が影響したようです。情報技術も7位から3位へのランクアップ。一般消費財はテスラにけん引されました。
一方で8セクターが下落しており、素材は前月に続けてワーストパフォーマンス。不動産も軟調が続きます。
ヘルスケアや生活必需品などのディフェンシブセクターが好調でした。
徐々にトレンドが変わってきたわ!
・通信、情報技術がランクアップ
・一般消費財が相変わらず好調
・ディフェンシブセクターが転換
・素材、不動産は軟調続き
セクターのパフォーマンスは個別株の業績に大きく左右されますので、決算内容や市場のニュースなどは把握しておきたいですね。
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【3ヶ月】セクター別パフォーマンス
次に直近3ヶ月(2024年10月~2024年12月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近3ヶ月では11セクターのうち4セクターがプラス、7セクターがマイナスとなった相場でした。
2024年10月~12月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 一般消費財 | +8.58% |
2位 | 情報技術 | +8.22% |
3位 | 通信 | +6.94% |
4位 | 金融 | +6.48% |
5位 | 資本財 | ▲2.16% |
6位 | 生活必需品 | ▲3.47% |
7位 | エネルギー | ▲3.85% |
8位 | 公益事業 | ▲5.24% |
9位 | 不動産 | ▲8.28% |
10位 | ヘルスケア | ▲10.91% |
11位 | 素材 | ▲13.65% |
2024年9月~11月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 一般消費財 | +15.48% |
2位 | 金融 | +11.28% |
3位 | 通信 | +10.19% |
4位 | 公益事業 | +10.0% |
5位 | 資本財 | +9.01% |
6位 | 情報技術 | +7.65% |
7位 | 不動産 | +2.81% |
8位 | 生活必需品 | +2.45% |
9位 | エネルギー | +2.20% |
10位 | 素材 | +0.71% |
11位 | ヘルスケア | ▲7.34% |
S&P500は+2.07の上昇やったな
直近3ヶ月で見ると一般消費財と情報技術、通信と金融の4セクターがプラスリターン。一般消費財は好調が続きます。
一方で、7セクターはS&P500をアンダーパフォームしており、ヘルスケアは3ヶ月連続でマイナスリターンでした。
情報技術が大きくランクアップ、公益事業や不動産がランクダウン。
・一般消費財が連続のトップランク
・4セクターがプラスリターン
・情報技術がランクアップ
・ヘルスケアセクターは相変わらず低迷
【6ヶ月】セクター別パフォーマンス
もう少し期間を延ばして、直近6ヶ月(2024年7月~2024年12月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近6ヶ月では11セクターのうち8セクターがプラス、3セクターがマイナスとなった相場でした。
2024年7月~12月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 一般消費財 | +15.54% |
2位 | 金融 | +14.62% |
3位 | 公益事業 | +13.49% |
4位 | 通信 | +9.23% |
5位 | 資本財 | +6.61% |
6位 | 不動産 | +6.52% |
7位 | 情報技術 | +5.98% |
8位 | 生活必需品 | +5.31% |
9位 | 素材 | ▲5.26% |
10位 | エネルギー | ▲5.86% |
11位 | ヘルスケア | ▲6.11% |
2024年6月~11月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 金融 | +21.13% |
2位 | 一般消費財 | +18.41% |
3位 | 不動産 | +16.95% |
4位 | 情報技術 | +16.38% |
5位 | 公益事業 | +15.79% |
6位 | 資本財 | +13.39% |
7位 | 通信 | +11.96% |
8位 | 生活必需品 | +9.65% |
9位 | ヘルスケア | +1.48% |
10位 | 素材 | +0.02% |
11位 | エネルギー | ▲0.09% |
S&P500は+7.71%の上昇だったわ!
一般消費財セクターが2位から1位にランクアップして、リターンも好調です。
金融セクターが1位から2位にダウンしましたが、リターンは2桁と指数をアウトパフォームしています。
公益事業や通信もランキングを上げています。
一方で、情報技術や不動産がランクダウンしており、上昇幅も減らしています。
ヘルスケア、エネルギー、素材はマイナスリターンでした。
3セクターが2桁リターンや
・一般消費財と金融が好調
・S&P500を超えたのは4セクター
・情報技術と不動産がランクダウン
・ヘルスケア、エネルギー、素材はマイナス
【1年】セクター別パフォーマンス
さらに遡って、直近1年間(2024年1月~2024年12月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1年では11セクターのうち9セクターがプラス、2セクターがマイナスとなった相場でした。
2024年1月~2024年12月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +34.05% |
2位 | 通信 | +32.21% |
3位 | 金融 | +26.63% |
4位 | 一般消費財 | +21.26% |
5位 | 公益事業 | +19.15% |
6位 | 生活必需品 | +12.42% |
7位 | 資本財 | +11.90% |
8位 | エネルギー | +0.86% |
9位 | 不動産 | +0.68% |
10位 | ヘルスケア | ▲0.95% |
11位 | 素材 | ▲7.82% |
2023年12月~2024年11月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 金融 | +42.14% |
2位 | 情報技術 | +39.86% |
3位 | 通信 | +34.42% |
4位 | 資本財 | +33.12% |
5位 | 公益事業 | +32.95% |
6位 | 一般消費財 | +25.61% |
7位 | 生活必需品 | +21.96% |
8位 | 不動産 | +20.33% |
9位 | ヘルスケア | +13.68% |
10位 | 素材 | +10.59% |
11位 | エネルギー | +9.31% |
S&P500は+23.95%の上昇やった
直近1年のリターンは年初来のリターンと同じですが、通年のパフォーマンスを見ていきます。
S&P500のリターンを上回ったのは3セクターのみで、情報技術、通信は30%を超える爆上げ。
情報技術が再びトップの座に返り咲き。金融は3位にランクダウン。
資本財や素材セクターがランクを落としており、エネルギーがワーストから抜け出しました。
盲目に指数を買い続けるのでも良いですが、S&P500全体を買うというのはこのようにパフォーマンスの悪いセクターも含んでいることも覚えておきましょう。
・情報技術と通信が30%を超えるリターン
・8セクターが指数を下回る
・トレンドを把握すれば指数を上回るリターンが狙える
おすすめのセクターETF11銘柄とリターン比較
セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見でおすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFは以下の11銘柄ですが、直近1ヶ月と1年のリターンと共に紹介していきます。
購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
セクター | おすすめETF | 1ヶ月リターン | 1年リターン |
---|---|---|---|
情報技術 | VGT | ▲1.05% | +31.94% |
ヘルスケア | VHT | ▲6.61% | ▲0.35% |
一般消費財 | VCR | ▲1.13% | +24.45% |
通信 | XLC | ▲2.42% | +33.99% |
金融 | VFH | ▲5.59% | +27.89% |
資本財 | XLI | ▲7.82% | +16.77% |
生活必需品 | VDC | ▲5.39% | +9.44% |
公益事業 | VPU | ▲6.90% | +17.65% |
素材 | XLB | ▲11.17% | ▲1.46% |
不動産 | XLRE | ▲8.24% | +0.59% |
エネルギー | XLE | ▲9.37% | +1.09% |
12月は厳しい1ヶ月やったな
1年リターンを眺めると多くのセクターが上昇していますが、そのうち4セクターは20%を超える上昇をしています。
トップの通信とワーストの素材では35%もの乖離があります。
12月単月で見ると全セクターが下げており、8セクターが5%を超える大きな下落となりました。
メガキャップ以外は大きな下落だったわ!
ちなみにVOOの同期間の1ヶ月リターンは▲2.92%の下落、1年リターンは+24.15%の上昇でした。
VOOの1年リターンを
超えたのは4セクターやな
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。
米国株12月のセクター別パフォーマンス まとめ
2024年12月は大きく下落した米国市場ですが、トレンド転換が起きています。
これまでのように利下げ期待で上げてきた銘柄は大きく反落しています。
ブームの銘柄を買っておけば勝てるといった相場ではなくなりましたので、資金の一部は好調なセクターに置いておくという選択肢もありますね。
セクターパフォーマンスを把握するためにもmoomooアプリをダウンロードしておきましょう。
本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
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