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こんにちは!
セクターETFを買い増したい
『ここ屋』よ!
2023年8月の米国市場は2月以来の下落となりました。
AIブームに乗り遅れまいと割高になった株に飛び乗った人は、痛い目を見ているのではないでしょうか?
セクター別のパフォーマンスにも大きな変化が起きていますから、個人投資家もトレンドを把握しておきたいところです。
そこで今回の記事では、『年末に向けて上昇が予想されるセクター』2023年8月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。
【2023年8月】米国株セクター別パフォーマンス
米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月】セクター別パフォーマンス
直近1ヶ月(2023年8月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1ヶ月は5セクターがプラス、6セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | エネルギー | +3.15% |
2位 | 通信 | +2.17% |
3位 | 情報技術 | +0.57% |
4位 | 一般消費財 | +0.49% |
5位 | ヘルスケア | +0.05% |
6位 | 金融 | ▲1.6% |
7位 | 素材 | ▲1.97% |
8位 | 資本財 | ▲2.04% |
9位 | 不動産 | ▲2.52% |
10位 | 生活必需品 | ▲2.79% |
11位 | 公益事業 | ▲5.37% |
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +7.28% |
2位 | 金融 | +7.27% |
3位 | 素材 | +6.85% |
4位 | エネルギー | +6.45% |
5位 | 一般消費財 | +5.79% |
6位 | 情報技術 | +4.26% |
7位 | 資本財 | +4.19% |
8位 | 生活必需品 | +3.46% |
9位 | 不動産 | +3.09% |
10位 | 公益事業 | +3.05% |
11位 | ヘルスケア | +2.91% |
S&P500は▲1.77%の下落やったな
前月と比較すると順位がガラッと入れ替わっていますね。
直近1ヶ月ではエネルギーセクターがもっとも大きく上昇していますが、これまで割安だったことで買戻しが入ったことと原油価格の上昇が要因です。
情報技術やヘルスケアも順位を上げていますね。
一方で、公益事業や不動産、生活必需品や資本財などディフェンシブセクターのパフォーマンスは引き続き低迷しています。
景気後退懸念が後退していることで、安定資産へ投資が見送られているようです。
エネルギーと情報技術に注目してるわ!
セクターのパフォーマンスは個別株の業績に大きく左右されますので、決算内容や市場のニュースなどは把握しておきたいですね。
米国市場の情報収集はこちらのアプリがおすすめです。
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【3ヶ月】セクター別パフォーマンス
次に直近3ヶ月(2023年6月~2023年8月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近3ヶ月では11セクターのうち10セクターがプラス、1セクターのみがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | エネルギー | +14.05% |
2位 | 一般消費財 | +12.67% |
3位 | 資本財 | +10.04% |
4位 | 金融 | +7.92% |
5位 | 通信 | +7.42% |
6位 | 素材 | +7.29% |
7位 | 情報技術 | +5.6% |
8位 | 不動産 | +3.91% |
9位 | ヘルスケア | +3.06% |
10位 | 生活必需品 | +1.94% |
11位 | 公益事業 | ▲2.91% |
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +20.2% |
2位 | 一般消費財 | +17.72% |
3位 | 通信 | +16.23% |
4位 | 資本財 | +11.58% |
5位 | 金融 | +8.6% |
6位 | 素材 | +6.37% |
7位 | 不動産 | +4.09% |
8位 | エネルギー | +4.0% |
9位 | ヘルスケア | +1.92% |
10位 | 生活必需品 | ▲0.49% |
11位 | 公益事業 | ▲1.89% |
S&P500は+7.84%の上昇やったな
6月と7月の米国市場が大きく上昇したことで、直近3ヶ月のセクター別のパフォーマンスも良好でした。
特にエネルギーと一般消費財、資本財セクターは2桁の上昇をしています。
意外もにAIブームによって2023年の相場をけん引してきた情報技術セクターや通信セクターは中盤に低迷しています。
上昇が大きいだけでなく下落も大きくボラティリティの高いセクターは、現在のような不安定な相場でパフォーマンスを向上させるのは難しいようです。
【6ヶ月】セクター別パフォーマンス
もう少し期間を延ばして、直近6ヶ月(2023年3月~2023年8月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近6ヶ月は8セクターがプラス、3セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +28.53% |
2位 | 情報技術 | +25.71% |
3位 | 一般消費財 | +15.41% |
4位 | 資本財 | +5.58% |
5位 | ヘルスケア | +5.05% |
6位 | エネルギー | +3.58% |
7位 | 金融 | +1.64% |
8位 | 生活必需品 | +1.05% |
9位 | 公益事業 | ▲2.6% |
10位 | 素材 | ▲2.93% |
11位 | 不動産 | ▲3.2% |
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +28.65% |
2位 | 通信 | +23.79% |
3位 | 一般消費財 | +14.73% |
4位 | 資本財 | +9.91% |
5位 | 生活必需品 | +4.05% |
6位 | ヘルスケア | +2.29% |
7位 | 金融 | +1.89% |
8位 | 素材 | ▲1.94% |
9位 | 公益事業 | ▲2.59% |
10位 | エネルギー | ▲3.93% |
11位 | 不動産 | ▲4.86% |
S&P500は+13.54%の上昇だったわ!
こちらでは通信セクターと情報技術セクターが飛び抜けたパフォーマンスを見せています。
この期間の米国市場は大きく上昇していますが、S&P500をアウトパフォームしたのはわずか3セクターのみです。
これでは指数を買うよりもハイテク株を買いたくなるワケですね。
一方で、下位3セクターはマイナスのパフォーマンスになりました。
まだハイテクセクターは強いな
【年初来】セクター別パフォーマンス
2023年に入ってからの年初来(2023年1月~2023年8月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
年初来では11セクターのうち9セクターがプラス、2セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +40.0% |
2位 | 通信 | +38.25% |
3位 | 一般消費財 | +28.06% |
4位 | 資本財 | +11.93% |
5位 | 金融 | +6.22% |
6位 | 素材 | +4.68% |
7位 | エネルギー | +4.1% |
8位 | ヘルスケア | +0.66% |
9位 | 不動産 | +0.32% |
10位 | 生活必需品 | ▲0.5% |
11位 | 公益事業 | ▲9.54% |
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +42.7% |
2位 | 一般消費財 | +40.01% |
3位 | 通信 | +31.01% |
4位 | 資本財 | +14.48% |
5位 | 素材 | +9.22% |
6位 | 金融 | +9.08% |
7位 | 生活必需品 | +3.48% |
8位 | 不動産 | +3.34% |
9位 | ヘルスケア | +2.17% |
10位 | エネルギー | +1.38% |
11位 | 公益事業 | ▲3.16% |
S&P500は+17.4%の上昇やったな
情報技術セクターと通信セクターが驚異のパフォーマンスを見せています。
エヌビディアやメタの暴騰だけでなく、セクター全体も上昇しています。
一方で、下位にはディフェンシブセクターが集中しています。特に公益事業セクターはマイナスリターンですが、バイデン政権の公共事業政策を信じた人は痛い目を見てしまいましたね。
【1年】セクター別パフォーマンス
さらに遡って、直近1年間(2022年9月~2023年8月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1年では11セクターのうち9セクターがプラス、2セクターがマイナスとなっています。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +26.04% |
2位 | 通信 | +18.69% |
3位 | 資本財 | +14.23% |
4位 | 素材 | +10.31% |
5位 | 金融 | +9.08% |
6位 | エネルギー | +8.18% |
7位 | 一般消費財 | +7.48% |
8位 | ヘルスケア | +7.28% |
9位 | 生活必需品 | +1.44% |
10位 | 不動産 | ▲11.27% |
11位 | 公益事業 | ▲15.41% |
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +26.07% |
2位 | 資本財 | +18.68% |
3位 | 素材 | +16.27% |
4位 | 通信 | +14.73% |
5位 | エネルギー | +12.12% |
6位 | 金融 | +11.61% |
7位 | 一般消費財 | +10.69% |
8位 | 生活必需品 | +4.69% |
9位 | ヘルスケア | +2.76% |
10位 | 公益事業 | ▲5.33% |
11位 | 不動産 | ▲10.34% |
S&P500は+13.97%も上昇しとるな
やはり情報技術セクターと通信セクターが上位のパフォーマンスを見せていますが、3位には意外にも資本財セクターがランクインしています。
ここまでがS&P500のリターンをアウトパフォームしています。
一般消費財セクターはもっと上位に位置していると思っていましたが、テスラが上昇してきたのは年初からでしたね。
一方で、不動産、公益事業セクターは2桁のマイナスリターンです。
盲目に指数を買い続けるのでも良いですが、S&P500全体を買うというのはこのようにパフォーマンスの悪い銘柄も含んでいることも覚えておきましょう。
おすすめのセクターETF11銘柄とチャート比較
セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見でおすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFは以下の11銘柄ですが、直近1ヶ月と1年のリターンと共に紹介していきます。
購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
セクター名 | おすすめETF | 1ヶ月リターン | 1年リターン |
---|---|---|---|
情報技術セクター | VGT | +0.84% | +30.55% |
ヘルスケアセクター | VHT | ▲0.14% | +5.98% |
一般消費財セクター | VCR | +0.59% | +11.75% |
通信セクター | XLC | ▲0.46% | +24.63% |
金融セクター | VFH | ▲1.23% | +4.18% |
資本財セクター | XLI | ▲0.72% | +18.06% |
生活必需品セクター | VDC | ▲3.77% | +1.96% |
公益事業セクター | VPU | ▲5.53% | ▲16.18% |
素材セクター | XLB | ▲0.55% | +12.74% |
不動産セクター | XLRE | ▲2.53% | ▲10.37% |
エネルギーセクター | XLE | +5.60% | +13.78% |
セクターによって
こんなにリターンの差があるんやな
1年リターンを眺めると11セクターのうち2セクターは2桁の下落でした。
その他は上昇に転じていますが6セクターは2桁の上昇をしています。
一方で、8月単月で見ると3セクターのみが上昇しており、エネルギーセクターだけが大きなリターンを出しています。
完全に夏枯れ相場ね!
ちなみにVOOの同期間の1ヶ月リターンは▲0.28%の下落、1年リターンは+15.05%の上昇でした。
S&P500の1年リターンを
超えたのは3セクターのみやな
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。
セクターETF比較チャート
おすすめのセクターETFの直近1ヶ月の比較チャートを見ていきます。
わかりにくいわ!
一緒に比較するのは無理やな
8月の米国市場はほとんどが下落している中で、エネルギーセクターETFのXLEだけが大きな上昇となりました。
米国株8月のセクター別パフォーマンス まとめ
米国株8月のセクター別パフォーマンスをまとめます。
2023年8月には反落した米国市場ですが、9月にも上昇できるとは限りません。
『夏枯れ相場』というアノマリーがある通り、8月~9月は1年のうちでも相場が弱い年が多いようです。
とはいえ、年末にかけて上昇が予想される2023年の米国市場ですから、今のうちに優良な銘柄を探しておきたいところです。
次の決算シーズンがはじまるまでに、moomooアプリをダウンロードしておきましょう。
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本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
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