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こんにちは!
セクターETFを買い増したい
『ここ屋』よ!
2023年も半年が経過しましたが、6月の米国市場は大きな上昇となりました。
AIブームによってハイテク株を中心に急激に上昇していますが、いつ反落するかわからないと考えています。
セクター別のパフォーマンスにも変化が起きていますから、個人投資家もトレンドを把握しておきたいところです。
そこで今回の記事では、『AIブームで上昇するセクターはどれ?』2023年6月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。
【2023年6月】米国株セクター別パフォーマンス
米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月(6月)】セクター別パフォーマンス
直近1ヶ月(2023年6月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1ヶ月は11セクター全てがプラスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 一般消費財 | +11.57% |
2位 | 資本財 | +11.27% |
3位 | 素材 | +8.88% |
4位 | エネルギー | +7.84% |
5位 | 金融 | +6.75% |
6位 | 情報技術 | +6.3% |
7位 | 不動産 | +5.27% |
8位 | ヘルスケア | +3.81% |
9位 | 生活必需品 | +3.66% |
10位 | 通信 | +1.98% |
11位 | 公益事業 | +1.86% |
順位 | セクター | 前月騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +9.12% |
2位 | 通信 | +6.25% |
3位 | 一般消費財 | +1.18% |
4位 | 不動産 | ▲3.27% |
5位 | 金融 | ▲3.62% |
6位 | 資本財 | ▲3.70% |
7位 | ヘルスケア | ▲4.37% |
8位 | 公益事業 | ▲5.08% |
9位 | 生活必需品 | ▲6.64% |
10位 | 素材 | ▲7.2% |
11位 | エネルギー | ▲8.2% |
S&P500は+6.47%の上昇やったな
直近1ヶ月では一般消費財セクターがもっとも大きく上昇しています。フォード、ゼネラルモーターズ、リビアンなどEVメーカーが続々とテスラの急速充電システム(スーパーチャージャー)を利用することを発表したため、自動車メーカーが高騰しています。
2位の資本財ですが2ケタ上昇してるなんて意外じゃないですか?完全ノーマークでしたが、1位に劣らぬパフォーマンスを見せています。
次に素材とエネルギーが続きますが、これらは前月のワースト2セクターだったのが巻き返しています。
また、情報技術セクターは半導体銘柄やソフトウェア企業が急騰していたのに、6位に甘んじているなんて意外でしたね。
一方で、通信セクターが10位に低迷しましたが、グーグルのマイナスが響いたようです。
先月と比べると景気に敏感なセクターが上位を占めていますので、米国の経済はリセッションに入ることはないと判断している投資家が多いようです。
意外なセクターが上昇していたわね!
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【3ヶ月(4月~6月)】セクター別パフォーマンス
次に直近3ヶ月(2023年4月~2023年6月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
年初来では11セクターのうち10セクターがプラス、1セクターのみがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +16.46% |
2位 | 通信 | +13.21% |
3位 | 一般消費財 | +11.3% |
4位 | 資本財 | +8.25% |
5位 | 金融 | +6.35% |
6位 | ヘルスケア | +4.24% |
7位 | 不動産 | +3.38% |
8位 | エネルギー | +1.29% |
9位 | 生活必需品 | +4.7% |
10位 | 素材 | +0.18% |
11位 | 公益事業 | ▲0.8% |
順位 | セクター | 前月騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +19.84% |
2位 | 情報技術 | +18.88% |
3位 | 公益事業 | +2.19% |
4位 | ヘルスケア | +1.89% |
5位 | 一般消費財 | +1.27% |
6位 | 生活必需品 | +0.11% |
7位 | 資本財 | ▲4.71% |
8位 | 不動産 | ▲5.89% |
9位 | 金融 | ▲7.36% |
10位 | エネルギー | ▲10.04% |
11位 | 素材 | ▲10.18% |
S&P500は+8.3%の上昇やったな
ここでは情報技術と通信セクターが大きな上昇を見せています。エヌビディアやメタ、アドビやオラクルなどAI関連銘柄がけん引した上昇です。
アマゾンやテスラといった大型株が堅調だったことで、一般消費財セクターも2桁のプラスでした。
一方で、ディフェンシブセクターはそろって軟調ですね。中でも公益事業セクターは米国株の地合いが良い中でマイナスのパフォーマンスでした。
【年初来】セクター別パフォーマンス
2023年に入ってからの年初来(2023年1月~2023年6月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
年初来では11セクターのうち9セクターがプラス、2セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +39.0% |
2位 | 通信 | +30.28% |
3位 | 一般消費財 | +25.08% |
4位 | 資本財 | +11.78% |
5位 | 素材 | +4.11% |
6位 | 金融 | +3.83% |
7位 | 不動産 | +1.81% |
8位 | 生活必需品 | +1.0% |
9位 | ヘルスケア | +0.71% |
10位 | エネルギー | ▲3.37% |
11位 | 公益事業 | ▲4.46% |
順位 | セクター | 前月騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +30.8% |
2位 | 通信 | +27.82% |
3位 | 一般消費財 | +12.43% |
4位 | 資本財 | ▲0.07% |
5位 | 生活必需品 | ▲2.57% |
6位 | 金融 | ▲2.71% |
7位 | ヘルスケア | ▲2.86% |
8位 | 不動産 | ▲3.42% |
9位 | 素材 | ▲4.27% |
10位 | 公益事業 | ▲6.32% |
11位 | エネルギー | ▲10.31% |
S&P500は+15.9%の上昇やったな
ここでも情報技術や通信、一般消費財といったAI関連のセクターが大きな上昇を見せています。
年初来で+20~+30%の爆上がりは少し出来すぎかもしれませんが、昨年大きく下落していた反動が大きいのかも知れません。
一方で下位にはディフェンシブセクターが集中しています。特に公益事業とエネルギーはマイナスリターンですね。
2022年爆益を出していたエネルギーセクターは、2023年の完全な負け組となってしまいました。
【1年】セクター別パフォーマンス
さらに遡って、直近1年間(2022年7月~2023年6月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1年では11セクターのうち9セクターがプラス、2セクターがマイナスとなっています。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +32.6% |
2位 | 資本財 | +23.28% |
3位 | 一般消費財 | +14.17% |
4位 | 金融 | +10.26% |
5位 | エネルギー | +9.95% |
6位 | 素材 | +9.52% |
7位 | 通信 | +8.88% |
8位 | 生活必需品 | +4.8% |
9位 | ヘルスケア | +4.55% |
10位 | 公益事業 | ▲3.47% |
11位 | 不動産 | ▲7.5% |
順位 | セクター | 前月騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +13.42% |
2位 | 通信 | +1.55% |
3位 | 資本財 | +0.79% |
4位 | 生活必需品 | ▲2.43% |
5位 | ヘルスケア | ▲2.51% |
6位 | 一般消費財 | ▲3.94% |
7位 | 金融 | ▲7.63% |
8位 | 公益事業 | ▲12.65% |
9位 | エネルギー | ▲13.22% |
10位 | 素材 | ▲14.87% |
11位 | 不動産 | ▲20.14% |
S&P500は+16.53%も上昇しとるな
やはり情報技術セクターがトップパフォーマンスを見せていますが、2位には意外にも資本財がランクインしています。
一般消費財は3位に位置しており、4位には3月の金融ショックがあったにもかかわらず金融セクターがランクインしています。
先月に比べ多くのセクターが1年のパフォーマンスがプラスに転じています。
一方で、不動産、公益事業セクターは未だにマイナスのままです。
おすすめのセクターETF11銘柄とチャート比較
セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見でおすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFは以下の11銘柄ですが、直近1ヶ月と1年のリターンと共に紹介していきます。
購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
セクターによって
こんなにリターンの差があるんやな
セクター名 | おすすめETF | 1ヶ月リターン | 1年リターン |
---|---|---|---|
情報技術セクター | VGT | +4.98% | +35.0% |
ヘルスケアセクター | VHT | +2.96% | +2.65% |
一般消費財セクター | VCR | +10.57% | +22.26% |
通信セクター | XLC | +3.17% | +18.72% |
金融セクター | VFH | +4.97% | +3.83% |
資本財セクター | XLI | +9.41% | +21.82% |
生活必需品セクター | VDC | +2.37% | +3.45% |
公益事業セクター | VPU | +1.27% | ▲8.99% |
素材セクター | XLB | +9.01% | +11.81% |
不動産セクター | XLRE | +4.55% | ▲9.38% |
エネルギーセクター | XLE | +4.68% | +11.84% |
1年リターンを眺めると11セクターのうち9セクターが上昇しており、その中でも6セクターは2桁のプラスでした。
一方で、6月の1ヶ月では一般消費財セクターETFのVCRが2桁リターンを叩き出しています。
『今年はリセッションが来るぞ』と言っているアナリストやインフルエンサーがいますが、彼らは大きな機会損失をしていますね。
米国株はまだ上目線よ!
ちなみにVOOの1年リターンは+16.49%でしたね。
S&P500の1年リターンを
超えたのは4セクターのみやな
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。
セクターETF比較チャート
おすすめのセクターETFの直近1ヶ月の比較チャートを見ていきます。
わかりにくいわ!
一緒に比較するのは無理やな
6月のS&P500は+6.47%と大きく上昇しましたが、セクター別で見ると3セクターしか指数をアウトパフォームできませんでした。
一般消費財セクターETFのVCR、資本財セクターETFのXLI、素材セクターETFのXLBです。
それでも全セクターETFがプラスというのが米国株投資家にとっては嬉しいことですね。
このまま上がり続けて欲しいわ!
米国株6月のセクター別パフォーマンス まとめ
米国株6月のセクター別パフォーマンスをまとめます。
2023年6月には大きく上昇した米国市場ですが、7月にも上昇できるとは限りません。
今後の政策金利の引き上げは限定的となりましたが、5%を超える金利は企業にとって決して楽観できる水準ではありません。
7月には企業決算シーズンに突入しますが、このまま堅調な企業業績が続くとは限りません。高金利に耐えられない企業の業績が悪化をはじめれば、逆業績相場に入るかも知れませんね。
決算シーズンがはじまる前に、moomooアプリをダウンロードしておきましょう。
米国市場の情報収集はこちらのアプリがおすすめです。
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本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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