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こんにちは!
セクターETFを乗り換えたい
『ここ屋』よ!
2023年も5ヶ月が経過しましたが、5月のS&P500のパフォーマンスはほぼ横ばいとなりました。
一方のナスダックは大きな上昇を続けていますが、いつ急落に転じるかわからないと考えています。
セクター別のパフォーマンスにも変化が起きていますから、われわれ個人投資家もトレンドを把握できていないと、市場の上昇を取り逃がしていまうことになりそうです。
そこで今回の記事では、『爆上げしているセクターはどれ?』2023年5月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。
【2023年5月】米国株セクター別パフォーマンス
米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月(5月)】セクター別パフォーマンス
直近1ヶ月(2023年5月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1ヶ月は11セクターのうち3セクターがプラス、8セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 | 前月騰落率 |
---|---|---|---|
1位 | 情報技術 | +9.12% | +1.22% |
2位 | 通信 | +6.25% | +4.87% |
3位 | 一般消費財 | +1.18% | +0.34% |
4位 | 不動産 | ▲3.27% | +3.25% |
5位 | 金融 | ▲3.62% | +3.77% |
6位 | 資本財 | ▲3.70% | +0.76% |
7位 | ヘルスケア | ▲4.37% | +4.87% |
8位 | 公益事業 | ▲5.08% | +3.01% |
9位 | 生活必需品 | ▲6.64% | +4.19% |
10位 | 素材 | ▲7.2% | +0.4% |
11位 | エネルギー | ▲8.2% | +3.84% |
S&P500は+0.25%の上昇やったな
直近1ヶ月では多くのセクターが下落していますが、ハイテクセクターは急騰しています。
情報技術セクターは半導体銘柄を筆頭に急騰したことで、1ヶ月では記録的な上昇をしました。
一方で、引き続きディフェンシブセクターが軟調なパフォーマンスでしたね。
特にエネルギー、素材といったコモディティ関連が下落しており、生活必需品やヘルスケアも弱かったですね。
もう少しハイテクが上がりそうね!
【3ヶ月(3月~5月)】セクター別パフォーマンス
次に直近3ヶ月(2023年3月~2023年5月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
年初来では11セクターのうち6セクターがプラス、5セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 | 前月騰落率 |
---|---|---|---|
1位 | 通信 | +19.84% | +5.7% |
2位 | 情報技術 | +18.88% | +7.34% |
3位 | 公益事業 | +2.19% | ▲0.63% |
4位 | ヘルスケア | +1.89% | +1.38% |
5位 | 一般消費財 | +1.27% | ▲4.14% |
6位 | 生活必需品 | +0.11% | +5.19% |
7位 | 資本財 | ▲4.71% | ▲1.08% |
8位 | 不動産 | ▲5.89% | ▲8.18% |
9位 | 金融 | ▲7.36% | ▲1.69% |
10位 | エネルギー | ▲10.04% | ▲5.27% |
11位 | 素材 | ▲10.18% | ▲6.65% |
S&P500は+5.28%の上昇やったな
通信と情報技術が飛びぬけて良いパフォーマンスを出しています。
完全に特定の大型株の影響ですね。
通信であればメタ、グーグル、ネットフリックス。
情報技術は半導体全般とマイクロソフトですね。
このあたりからAI関連銘柄が台頭をはじめましたが、まだもう少し上昇余地はありそうですね。
一方で、地銀破綻の影響で金融セクターが下げています。エネルギーも相変わらずの軟調相場でした。
【年初来】セクター別パフォーマンス
2023年に入ってからの年初来(2023年1月~2023年5月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
年初来では11セクターのうち3セクターがプラス、8セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 | 前月騰落率 |
---|---|---|---|
1位 | 情報技術 | +30.8% | +19.63% |
2位 | 通信 | +27.82% | +20.5% |
3位 | 一般消費財 | +12.43% | +11.64% |
4位 | 資本財 | ▲0.07% | +3.51% |
5位 | 生活必需品 | ▲2.57% | +4.29% |
6位 | 金融 | ▲2.71% | +1.01% |
7位 | ヘルスケア | ▲2.86% | +0.91% |
8位 | 不動産 | ▲3.42% | +0.77% |
9位 | 素材 | ▲4.27% | +3.32% |
10位 | 公益事業 | ▲6.32% | ▲1.47% |
11位 | エネルギー | ▲10.31% | ▲1.35% |
S&P500は+8.86%の上昇やったな
先月までは年初来で大きく下げているセクターはありませんでしたが、5月の1ヶ月では大きな差が生じはじめています。
特に2022年爆益を出していたエネルギーセクターは、完全な負け組となってしまいましたね。
ここでもやはり情報技術と通信、一般消費財といったセクターが上昇しており、ナスダックをけん引しています。
2023年好調のナスダックですが、今後も3セクターにけん引されていくのでしょうか。
【6ヶ月】セクター別パフォーマンス
もう少し期間を延ばして、直近6ヶ月(2022年12月~2023年5月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近6ヶ月は3セクターがプラス、8セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 | 前月騰落率 |
---|---|---|---|
1位 | 情報技術 | +24.6% | +18.35% |
2位 | 通信 | +22.01% | +15.84% |
3位 | 一般消費財 | +5.41% | +4.16% |
4位 | 資本財 | ▲1.91% | +8.87% |
5位 | ヘルスケア | ▲1.92% | +5.47% |
6位 | 生活必需品 | ▲4.53% | +8.72% |
7位 | 素材 | ▲4.68% | +11.0% |
8位 | 金融 | ▲5.06% | +4.75% |
9位 | 不動産 | ▲5.67% | +2.85% |
10位 | 公益事業 | ▲6.34% | +4.68% |
11位 | エネルギー | ▲11.78% | ▲2.19% |
S&P500は+5.62%の上昇だったわ!
こちらも情報技術と通信の2強です。
昨年まで『GAFAMはオワコン』と言われていましたが、結局は上昇相場は大型株がけん引する世の中のようです。
一方で、エネルギーセクターはとうとう2桁マイナスとなってしまいました。
筆者のように去年からエネルギーセクターを握りしめている人は、含み益が減り続けているでしょうね。
もう一度上昇できる気がしとるんやけどな
【1年】セクター別パフォーマンス
さらに遡って、直近1年間(2022年6月~2023年5月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1年では11セクターのうち3セクターがプラス、8セクターがマイナスとなっています。
順位 | セクター | 騰落率 | 前月騰落率 |
---|---|---|---|
1位 | 情報技術 | +13.42% | +2.08% |
2位 | 通信 | +1.55% | ▲2.92% |
3位 | 資本財 | +0.79% | +2.79% |
4位 | 生活必需品 | ▲2.43% | ▲1.26% |
5位 | ヘルスケア | ▲2.51% | +0.97% |
6位 | 一般消費財 | ▲3.94% | ▲11.32% |
7位 | 金融 | ▲7.63% | ▲5.39% |
8位 | 公益事業 | ▲12.65% | ▲5.13% |
9位 | エネルギー | ▲13.22% | +8.22% |
10位 | 素材 | ▲14.87% | ▲3.81% |
11位 | 不動産 | ▲20.14% | ▲21.43% |
S&P500は+0.69%ほど上昇しとるな
完全に情報技術セクターが独走しています。
ハイテクオワコンと言われレバナス勢はなりを潜めていましたが、最近になってまた『レバナスがプラ転した~』といった声も聞かれるようになりましたね。
一方で、不動産、素材、エネルギー、公益事業といったセクターは2桁のマイナスとなっています。
おすすめのセクターETF11銘柄とチャート比較
セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見でおすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFは以下の11銘柄ですが、直近1ヶ月と1年のリターンと共に紹介していきます。
購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
セクターによって
こんなにリターンの差があるんやな
セクター名 | おすすめETF | 1ヶ月リターン | 1年リターン |
---|---|---|---|
情報技術セクター | VGT | +9.35% | +16.51% |
ヘルスケアセクター | VHT | ▲5.33% | ▲3.17% |
一般消費財セクター | VCR | +3.01% | ▲0.11% |
通信セクター | XLC | +3.96% | +3.46% |
金融セクター | VFH | ▲2.26% | ▲10.81% |
資本財セクター | XLI | ▲2.34% | +3.69% |
生活必需品セクター | VDC | ▲5.71% | ▲1.17% |
公益事業セクター | VPU | ▲6.60% | ▲13.38% |
素材セクター | XLB | ▲5.81% | ▲11.86% |
不動産セクター | XLRE | ▲4.25% | ▲19.02% |
エネルギーセクター | XLE | ▲7.38% | ▲10.60% |
1年リターンを眺めると11セクターのうち8セクターが下落しており、その中でも5セクターは2桁マイナスでした。
何やら米国株が盛り上がっているように見えますが、多くの株式は大きな下落をしているんですね。
一方で、情報技術セクターが5月の爆益で断トツのパフォーマンスを見せています。
『今年もバリュー株が強い』って言ってたアナリスト、出てこいやっ!って感じです。
投資は自己責任よ!
ちなみにVOOの1年リターンは+1.66%でしたね。
S&P500の1年リターンを超えたのは
3セクターのみやな
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。
セクターETF比較チャート
おすすめのセクターETFの直近1ヶ月の比較チャートを見ていきます。
わかりにくいわ!
ちょっと比べるのは無理があったわね!
5月のS&P500はそれほど大きな変動はありませんでしたが、セクター別でみると案外動いているんですね。
特に情報技術セクターETFのVGTは、2桁近い高騰をしています。
一方で、エネルギーセクターETFのXLEや公益事業セクターETFのVPUあたりは厳しい相場が続いています。
素材や不動産セクターあたりも報われない年になりそうですね。
結局上げる時もハイテク中心やな
米国株5月のセクター別パフォーマンス まとめ
米国株5月のセクター別パフォーマンスをまとめます。
2023年5月にはわずかに上昇した米国市場ですが、6月にも上昇できるとは限りません。
債務上限問題が解決したとしても、景気後退がなくなったワケではありません。
足元の経済指標はまだ強い気がしますが、FRBがまだ利上げのかじ取りを継続するようなら、株式市場に血の雨が降るかも知れませんね。
本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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コメント
ランキング押しておきました。応援しています。
yoshiさん
いつも応援ありがとうございます!
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