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『急落セクターから回避せよ!』2023年2月米国株セクター別パフォーマンス

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市場分析
この記事でわかること

・米国株を大きく分類する11のセクター
・期間ごとのセクター別パフォーマンス
・おすすめのセクターETF
・2023年2月に急落しているセクター

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こんにちは!
セクターETFの乗り換えを考えている
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!

2023年に入り早くも2ヶ月が経過した米国市場ですが、昨年までの下落相場は終わったと判断しても良いと考えています。

とはいえ、好調だった1月と比較すると、2月は今後に不安を残す相場となりました。

2023年にスタートダッシュを切ったセクターの中には、つまづいて大きく減速しているものもあります。

われわれ個人投資家も今年のトレンドをいち早くつかまないと、回復してきた資産を再び減らすことになりそうです。

そこで今回の記事では、『急落セクターから回避せよ!』2023年2月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。

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【2023年2月】米国株セクター別パフォーマンス

米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。

11種類のセクター

・情報技術(Information Technology)
・ヘルスケア(Healthcare)
・一般消費財(Consumer Cyclical)
・通信(Communication Services)
・金融(Financial)
・資本財(Industrials)
・生活必需品(Consumer Defensive)
・公益事業(Utilities)
・素材(Materials)
・不動産(Real Estate)
・エネルギー(Energy)

それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。

【1ヶ月(2月)】セクター別パフォーマンス

直近1ヶ月(2023年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

注:2023.2.26の1ヶ月リターン

直近1ヶ月は11セクターのうち2セクターがプラス9セクターがマイナスとなった相場でした。

順位セクター騰落率前月騰落率
1位情報技術+1.31%+10.89%
2位資本財+0.2%+4.0%
3位生活必需品▲1.05%▲1.45%
4位一般消費財▲1.36%+13.83%
5位金融▲1.4%+7.51%
6位不動産▲3.18%+7.67%
7位ヘルスケア▲3.73%▲0.13%
8位公益事業▲3.87%▲1.34%
9位エネルギー▲4.06%+5.11%
10位通信▲4.08%+12.71%
11位素材▲6.54%+10.36%
直近1ヶ月のパフォーマンス
リッヒ
リッヒ

S&P500は▲1.0%の下落やったな

直近1ヶ月では、ほとんどのセクターが上昇していません。恐らく2月だけを見たら全てのセクターがマイナスとなっていることでしょう。

それでも情報技術セクターは好調をキープしていると言えそうですが、通信素材セクターは先月の上昇を打ち消してしまうかの下落をしています。

直近1ヶ月では決算シーズンを含んでいますので、影響の大きい大型株の決算結果がセクターのパフォーマンスを左右したと考えられます。

ここ
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今後さらに相場の方向性が
わからなくなったわね!

【年初来】セクター別パフォーマンス

2023年に入ってからの直近2ヶ月(2023年1月~2023年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

注:2023.2.26の年初来リターン

直近2ヶ月は11セクターのうち7セクターがプラス4セクターがマイナスとなった相場でした。

順位セクター騰落率前月騰落率
1位情報技術+10.58%+10.89%
2位一般消費財+10.53%+13.83%
3位通信+6.49%+12.71%
4位金融+4.98%+7.51%
5位不動産+4.0%+7.67%
6位資本財+3.95%+4.0%
7位素材+3.59%+10.36%
8位エネルギー▲1.0%+5.11%
9位生活必需品▲1.19%▲1.45%
10位ヘルスケア▲3.74%▲0.13%
11位公益事業▲4.66%▲1.34%
年初来のパフォーマンス
リッヒ
リッヒ

S&P500は+3.65%の上昇やったな

2023年に入り大きく上昇していた米国市場ですが、全体的に2月は減速していますね。

それでも情報技術セクター一般消費財セクターが2桁のリターンをキープしています。

先月は好調だった通信セクター素材セクターは少し減速していますね。

回復基調にあったエネルギーセクターも、年初来のリターンをマイナスに沈めています。

加えて公益事業ヘルスケア生活必需品といったディフェンシブセクターのパフォーマンスが劣後しているのが気になります。

【3ヶ月】セクター別パフォーマンス

もう少し期間を延ばして、直近3ヶ月(2022年12月~2023年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

注:2023.2.26の3ヶ月リターン

直近3ヶ月は11セクターのうち6セクターがプラス5セクターがマイナスとなった相場でした。

順位セクター騰落率前月騰落率
1位一般消費財+4.19%+6.26%
2位情報技術+3.4%+7.28%
3位金融+1.72%+11.61%
4位素材+1.29%+21.32%
5位資本財+0.99%+10.11%
6位通信+0.94%+3.24%
7位不動産▲0.27%+10.96%
8位ヘルスケア▲2.53%+5.79%
9位生活必需品▲2.8%+4.28%
10位公益事業▲4.45%+5.36%
11位エネルギ▲5.42%+6.03%
直近3ヶ月のパフォーマンス

3ヶ月のパフォーマンスはプラスとマイナスのセクターが半々といったところで、昨年末あたりから米国市場が上昇をはじめたことがわかります。

特にこれまでパフォーマンスが悪かった一般消費財セクター情報技術セクターが上昇をはじめています。

一方で、先月は3ヶ月のパフォーマンスを見ると11セクター全てが上昇していました。

2月はパフォーマンスが悪かったことがわかりますね。

ここ
ここ

S&P500は▲0.9%の下落だったわ!

【6ヶ月】セクター別パフォーマンス

さらに期間を延ばして、直近6ヶ月(2022年9月~2023年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

注:2023.2.26の6ヶ月リターン

直近6ヶ月は11セクターのうち4セクターがプラス7セクターがマイナスとなった相場でした。

順位セクター騰落率前月騰落率
1位素材+4.82%+18.81%
2位金融+4.47%+9.31%
3位資本財+2.38%+8.58%
4位エネルギー+0.25%+16.7%
5位ヘルスケア▲0.74%+0.8%
6位生活必需品▲2.39%+0.67%
7位情報技術▲5.24%▲1.9%
8位一般消費財▲10.17%▲2.72%
9位不動産▲10.8%▲5.47%
10位通信▲12.02%▲7.28%
11位公益事業▲12.18%▲2.01%
直近6ヶ月のパフォーマンス
ここ
ここ

S&P500は▲4.18%の下落だったわ!

上昇幅を縮小していますが素材セクターがもっとも良いパフォーマンスを見せています。

その後は金融資本財と続きますが、やはり上昇は鈍化しています。

一方で、公益事業が大きくパフォーマンスを落としていますが、通信不動産一般消費財セクターも2桁のマイナスに沈んでいますね。

やはり昨年の9月、10月の米国市場の下落が大きく影響しているようです。

リッヒ
リッヒ

2月も米国市場は良くなかったしな

【1年】セクター別パフォーマンス

さらに遡って、直近1年間(2022年3月~2023年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

注:2023.2.26の1年リターン

直近1年では11セクターのうち3セクターがプラス8セクターがマイナスとなっています。

順位セクター騰落率前月騰落率
1位エネルギー+18.03%+29.66%
2位資本財+3.81%▲0.5%
3位公益事業+1.61%+2.89%
4位ヘルスケア▲1.17%+1.32%
5位生活必需品▲2.67%▲2.35%
6位素材▲3.05%+6.37%
7位金融▲6.62%▲5.02%
8位情報技術▲11.71%▲14.55%
9位不動産▲14.30%▲15.05%
10位一般消費財▲17.38%▲18.38%
11位通信▲23.81%▲22.62%
直近1年のパフォーマンス
リッヒ
リッヒ

S&P500は▲6.06%ほど下落しとるな

直近1年ではエネルギーセクターだけが2桁のプラスとなっていますが、その上昇幅を徐々に縮小させています。

また、先月までは1年のパフォーマンスがプラスだった素材セクターがマイナスに沈んでいます。

一方で、先月までマイナスだった資本財セクターはプラスに転じています。

そして、相変わらず通信一般消費財不動産情報技術セクターは2桁マイナスのままですが、情報技術セクターはそのマイナス幅を縮小させています。

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おすすめのセクターETF11銘柄とチャート比較

セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。

筆者の独断と偏見で、おすすめのセクターETFを紹介していきます。

おすすめのセクターETF11銘柄

おすすめのセクターETFは以下の11銘柄ですが、直近1ヶ月と1年のリターンと共に紹介していきます。

ここ
ここ

購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!

リッヒ
リッヒ

セクターによって
こんなにリターンの差があるんやな

セクター名おすすめETF1ヶ月リターン1年リターン
情報技術セクターVGT+1.74%▲13.10%
ヘルスケアセクターVHT▲3.75%▲3.08%
一般消費財セクターVCR+1.39%▲16.97%
通信セクターXLC▲1.54%▲22.31%
金融セクターVFH▲0.33%▲5.87%
資本財セクターXLI+0.14%+1.19%
生活必需品セクターVDC▲0.55%▲3.63%
公益事業セクターVPU▲2.91%▲1.24%
素材セクターXLB▲2.50%▲3.74%
不動産セクターXLRE▲3.57%▲16.86%
エネルギーセクターXLE▲6.20%+22.91%
引用:Google

エネルギーXLEは1月には+41%にまで増加していたのですが、2月には+22%にまで縮小しています。

先月まで上昇していたのに、直近1ヶ月で下落に転じたセクターが5つあります。

通信セクターXLC金融セクターVFH素材セクターXLB不動産セクターXLREエネルギーXLEです。

だからといって上記のセクターがこのまま下落を続けるかということにはなりませんが、保有を続けるには注意が必要なのは間違いありません。

ここ
ここ

ちなみにVOOの1年リターンは▲6.08%よ!

リッヒ
リッヒ

7セクターがS&P500の
リターンを超えとるやんか

こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。

米国株セクターETFまとめ記事はこちら

セクターETF比較チャート

おすすめのセクターETFの直近1ヶ月の比較チャートを見ていきます。

リッヒ
リッヒ

わかりにくいわ!

ここ
ここ

ちょっと比べるのは無理があったわね!

ほとんどのセクターETFが下落する中で、情報技術のVGTと一般消費財のVCRが何とかプラスをキープしています。

一方で、原油価格の下落によってエネルギーセクターのXLEの下落が目立ちますが、今後再び原油需要が高まることがあれば大きくリバウンドする可能性もありますね。

リッヒ
リッヒ

今が買い時かも知れんな

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米国株2月のセクター別パフォーマンス まとめ

米国株2月のセクター別パフォーマンスをまとめます。

まとめ

◎米国株は大きく11セクターに分類される
・切り取る時期によって上昇セクターが異なる
・セクターによってボラティリティの大きさが異なる
・経済状況によって上昇セクターが変わる
◎2023年期待できるセクターは
・一般消費財と通信セクター、情報技術など
・直近の下落セクターはエネルギーセクター

2023年1月に大きく上昇した米国市場ですが、2月には反落が相次ぎました。

インフレ低下が鈍化したことで利上げ観測が高まっていますから、ハイボラティリティーのセクターには注意が必要です。

とはいえ、ディフェンシブセクターも低迷していますから、大きなリターンを狙うのであれば1月に上昇したセクターに乗るべきかも知れませんね。

ただし、どのセクターが上昇するのかはプロの投資家にも予想することは難しいことです。

本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。

当ブログの『米国ETFまとめ記事』はこちら

ここ
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