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こんにちは!
セクターETFを買い増したい
『ここ屋』よ!
2023年10月の米国市場は前月に続けて下落しました。
7月までの上昇相場が年末まで続くと考えていた人は、痛い目を見ているのではないでしょうか?
特にセクター別のパフォーマンスには大きな変化が起きていますから、個人投資家もトレンドを把握しておきたいところです。
そこで今回の記事では、『トレンド転換したセクターはどれ?』2023年10月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。
【2023年10月】米国株セクター別パフォーマンス
米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月】セクター別パフォーマンス
直近1ヶ月(2023年10月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1ヶ月は1セクターのみがプラス、10セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 公益事業 | +4.38% |
2位 | 生活必需品 | ▲0.75% |
3位 | エネルギー | ▲1.68% |
4位 | 素材 | ▲1.97% |
5位 | 情報技術 | ▲2.36% |
6位 | 金融 | ▲2.39% |
7位 | 資本財 | ▲2.93% |
8位 | 不動産 | ▲3.56% |
9位 | ヘルスケア | ▲3.78% |
10位 | 通信 | ▲4.34% |
11位 | 一般消費財 | ▲4.85% |
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | エネルギー | +4.36% |
2位 | 金融 | ▲2.04% |
3位 | 通信 | ▲2.32% |
4位 | ヘルスケア | ▲4.09% |
5位 | 素材 | ▲4.71% |
6位 | 生活必需品 | ▲4.98% |
7位 | 資本財 | ▲5.04% |
8位 | 一般消費財 | ▲5.86% |
9位 | 情報技術 | ▲6.06% |
10位 | 公益事業 | ▲7.45% |
11位 | 不動産 | ▲8.26% |
S&P500は▲2.20%の下落やったな
前月まで低迷していた公益事業セクターのみがプラスのパフォーマンスで、それ以外は全てマイナスとなりました。にわかに信じられない状況ですが、年初からの資金移動の巻き戻しと考えれば合点がいきます。
他にも4セクターが3%以上の大きな下落をしており、一般消費財や通信セクターといった今年をけん引してきたセクターの下落が目立ちます。
また、年初では軟調だった生活必需品や素材セクターがジリジリとパフォーマンスを向上させていることに注目しています。
一方で、ヘルスケアや不動産セクターは相変わらずの軟調でした。
セクターローテーションが見えてきたわね!
・公益事業と生活必需品セクターが大きくランクを上げた
・通信とヘルスケアセクターが大きくランクを下げた
・ディフェンシブセクターが徐々にランクを切り上げている
セクターのパフォーマンスは個別株の業績に大きく左右されますので、決算内容や市場のニュースなどは把握しておきたいですね。
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【3ヶ月】セクター別パフォーマンス
次に直近3ヶ月(2023年8月~2023年10月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近3ヶ月では11セクターのうち1セクターのみがプラス、他10セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | エネルギー | +1.65% |
2位 | 通信 | ▲4.31% |
3位 | ヘルスケア | ▲7.58% |
4位 | 情報技術 | ▲7.63% |
5位 | 金融 | ▲7.89% |
6位 | 生活必需品 | ▲8.82% |
7位 | 一般消費財 | ▲9.8% |
8位 | 素材 | ▲10.03% |
9位 | 資本財 | ▲11.07% |
10位 | 公益事業 | ▲11.42% |
11位 | 不動産 | ▲15.04% |
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | エネルギー | +12.96% |
2位 | 通信 | +4.45% |
3位 | 金融 | +1.12% |
4位 | ヘルスケア | ▲2.25% |
5位 | 一般消費財 | ▲2.45% |
6位 | 素材 | ▲2.97% |
7位 | 資本財 | ▲4.13% |
8位 | 生活必需品 | ▲4.87% |
9位 | 情報技術 | ▲5.21% |
10位 | 不動産 | ▲8.82% |
11位 | 公益事業 | ▲9.89% |
S&P500は▲8.61%の下落やったな
3ヶ月の期間となると9月までパフォーマンスの良かったエネルギーセクターが強いですね。直近では下落基調にありますから、この先は期待できないかも知れません。
通信セクターも上位にいますが10月は大きく下落しています。
一方で、多くのセクターが2桁マイナスとなった期間ですが、公益事業と不動産セクターはさすがに売られ過ぎとも考えています。反転を狙うのであれば下げているセクターに分散するのも良い手かもしれません。
・ディフェンシブセクターが上昇してきている
・エネルギーと通信セクターのパフォーマンスが鈍化
【6ヶ月】セクター別パフォーマンス
もう少し期間を延ばして、直近6ヶ月(2023年5月~2023年10月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近6ヶ月では5セクターがプラス、6セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +10.11% |
2位 | エネルギー | +8.83% |
3位 | 情報技術 | +8.32% |
4位 | 一般消費財 | +4.16% |
5位 | 金融 | +0.95% |
6位 | 資本財 | ▲1.63% |
7位 | 素材 | ▲6.33% |
8位 | ヘルスケア | ▲7.71% |
9位 | 生活必需品 | ▲10.11% |
10位 | 不動産 | ▲10.64% |
11位 | 公益事業 | ▲13.73% |
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +17.74% |
2位 | エネルギー | +13.36% |
3位 | 情報技術 | +9.89% |
4位 | 一般消費財 | +8.64% |
5位 | 金融 | +6.8% |
6位 | 資本財 | +3.13% |
7位 | ヘルスケア | +1.27% |
8位 | 素材 | ▲2.33% |
9位 | 生活必需品 | ▲4.98% |
10位 | 不動産 | ▲5.34% |
11位 | 公益事業 | ▲11.87% |
S&P500は+0.58%の上昇だったわ!
半年間のパフォーマンスとなると6月、7月大きな上昇を含んでくるので、大きく上昇しているセクターもあります。
特に通信セクターはメタとネットフリックス、アルファベットの急騰にけん引されています。
情報技術セクターはAIブームの上昇のほとんどを吐き出してしまいましたね。
一方で、公益事業セクターに投資していたら大きな損失を抱えることになりました。
通信セクターは今年は底堅いな
・通信セクターがトップをキープ
・各セクターとも上昇の幅を縮小している
【年初来】セクター別パフォーマンス
2023年に入ってからの年初来(2023年1月~2023年10月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
年初来では11セクターのうち5セクターがプラス、6セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +31.42% |
2位 | 情報技術 | +28.45% |
3位 | 一般消費財 | +14.97% |
4位 | エネルギー | +1.67% |
5位 | 資本財 | +1.19% |
6位 | 金融 | ▲0.55% |
7位 | 素材 | ▲3.37% |
8位 | 生活必需品 | ▲6.66% |
9位 | ヘルスケア | ▲6.93% |
10位 | 不動産 | ▲12.57% |
11位 | 公益事業 | ▲15.55% |
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +36.17% |
2位 | 情報技術 | +29.85% |
3位 | 一般消費財 | +20.94% |
4位 | エネルギー | +7.44% |
5位 | 資本財 | +6.01% |
6位 | 金融 | +3.98% |
7位 | 素材 | +0.65% |
8位 | ヘルスケア | ▲2.87% |
9位 | 生活必需品 | ▲5.0% |
10位 | 不動産 | ▲7.8% |
11位 | 公益事業 | ▲15.48% |
S&P500は+9.23%の上昇やったな
セクターの順位は前月からほとんど変わっていません。
年初来では通信、情報技術セクターが20%超えの驚異のパフォーマンスを見せており、エヌビディアやメタが100%を超える急騰によって完全にメガテックがけん引してきました。
一方で、下位にはディフェンシブセクターが集中しており、公益事業や不動産セクター以外にもマイナスリターンが増えてきましたね。
・セクターパフォーマンスの順位は変わらず
・各セクターともに上昇の幅を縮小している
【1年】セクター別パフォーマンス
さらに遡って、直近1年間(2022年11月~2023年10月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1年では11セクターのうち7セクターがプラス、4セクターがマイナスとなっています。
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +25.83% |
2位 | 情報技術 | +23.64% |
3位 | 一般消費財 | +7.26% |
4位 | 資本財 | +5.18% |
5位 | 素材 | +3.41% |
6位 | 金融 | +0.8% |
7位 | エネルギー | +0.08% |
8位 | ヘルスケア | ▲3.99% |
9位 | 生活必需品 | ▲4.77% |
10位 | 不動産 | ▲13.0% |
11位 | 公益事業 | ▲13.46% |
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +30.5% |
2位 | エネルギー | +29.97% |
3位 | 情報技術 | +29.97% |
4位 | 資本財 | +20.62% |
5位 | 素材 | +19.33% |
6位 | 金融 | +16.86% |
7位 | 一般消費財 | +10.43% |
8位 | ヘルスケア | +8.89% |
9位 | 生活必需品 | +3.99% |
10位 | 不動産 | ▲5.24% |
11位 | 公益事業 | ▲13.55% |
S&P500は+8.31%の上昇やった
こちらは情報技術と通信セクターが20%を超える大きな上昇を見せていますが、他のパフォーマンスはS&P500に劣後しています。
特に不動産と公益事業セクターは2桁マイナスと絶不調ですね。
盲目に指数を買い続けるのでも良いですが、S&P500全体を買うというのはこのようにパフォーマンスの悪い銘柄も含んでいることも覚えておきましょう。
・通信セクターが首位をキープ
・エネルギーセクターが大きくランクを下げた
おすすめのセクターETF11銘柄とリターン比較
セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見でおすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFは以下の11銘柄ですが、直近1ヶ月と1年のリターンと共に紹介していきます。
購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
セクター名 | おすすめETF | 1ヶ月リターン | 1年リターン |
---|---|---|---|
情報技術セクター | VGT | ▲2.61% | +24.46% |
ヘルスケアセクター | VHT | ▲3.62% | ▲7.16% |
一般消費財セクター | VCR | ▲5.20% | +7.15% |
通信セクター | XLC | ▲2.03% | +35.11% |
金融セクター | VFH | ▲2.00% | ▲6.97% |
資本財セクター | XLI | ▲2.02% | +4.35% |
生活必需品セクター | VDC | ▲1.04% | ▲4.20% |
公益事業セクター | VPU | +5.70% | ▲12.10% |
素材セクター | XLB | ▲1.87% | +2.41% |
不動産セクター | XLRE | ▲1.05% | ▲9.74% |
エネルギーセクター | XLE | ▲3.84% | ▲6.25% |
10月は全体的に弱かったな
1年リターンを眺めると11セクターのうち6セクターが下落していますが、2セクターは2桁の上昇をしています。
一方で、10月単月で見ると公益事業セクターのみが上昇しており、他は全体的に下落しています。
完全に高金利相場にやられてるわね!
ちなみにVOOの同期間の1ヶ月リターンは▲3.91%の下落、1年リターンは+6.30%の上昇でした。
S&P500の1年リターンを
超えたのは2セクターのみやな
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。
米国株10月のセクター別パフォーマンス まとめ
米国株10月のセクター別パフォーマンスをまとめます。
2023年10月にも続落した米国市場ですが、11月にも反発できるとは限りません。
とはいえ、利上げ局面も最終段階と考えられる米国市場ですから、個人的には今後の上昇を期待したいと考えています。
次の決算シーズンがはじまるまでに、moomooアプリをダウンロードしておきましょう。
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本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
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