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こんにちは!
上昇セクターを探している
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
2023年に入り好調な米国市場ですが、多くのアナリストが予想していた『バリュー優位』がすでに崩れています。
グロースを中心としたナスダックが急騰している相場で、今後どのセクターが上昇するのか気になるところです。
リセッション懸念が高まる中で、決算シーズンも本格化しており直近ではFOMCも控えています。
そこで今回の記事では、『急上昇しているセクターはどれ?』2023年1月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。
【2023年1月】米国株セクター別パフォーマンス
米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月(1月)】セクター別パフォーマンス
直近1ヶ月(2023年1月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1ヶ月は11セクターのうち8セクターがプラス、3セクターがマイナスとなった相場でした。
順位 | セクター | 騰落率 | 前月騰落率 |
---|---|---|---|
1位 | 一般消費財 | +13.83% | ▲2.79% |
2位 | 通信 | +12.71% | ▲3.76% |
3位 | 情報技術 | +10.89% | ▲2.23% |
4位 | 素材 | +10.36% | +1.49% |
5位 | 不動産 | +7.67% | ▲2.42% |
6位 | 金融 | +7.51% | ▲2.21% |
7位 | エネルギー | +5.11% | ▲2.75% |
8位 | 資本財 | +4.0% | ▲1.29% |
9位 | ヘルスケア | ▲0.13% | +2.26% |
10位 | 公益事業 | ▲1.34% | +1.1% |
11位 | 生活必需品 | ▲1.45% | ▲0.44% |
S&P500は+5.65%の上昇やったな
先月まで不調だった一般消費財と通信、情報技術が大きく上昇しています。
この3セクターは上昇相場には強いけど、下落相場には弱いといった側面を持ち合わせていますので、今後の相場が上昇すると思えるのであれば期待できるセクターですね。
大型株の影響が大きいわね!
一方で、生活必需品や公益事業、ヘルスケアは下落しています。ディフェンシブセクターとして知られる3セクターですから、現在の相場は強気の投資家が多いと判断できそうです。
【3ヶ月】セクター別パフォーマンス
少し期間を延ばして、直近3ヶ月(2022年11月~2023年1月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近3ヶ月では11セクター全てがプラスでした。
順位 | セクター | 騰落率 | 前月騰落率 |
---|---|---|---|
1位 | 素材 | +21.32% | +14.55% |
2位 | 金融 | +11.61% | +6.94% |
3位 | 不動産 | +10.96% | ▲1.63% |
4位 | 資本財 | +10.11% | +11.17% |
5位 | 情報技術 | +7.28% | +0.84% |
6位 | 一般消費財 | +6.26% | ▲8.69% |
7位 | エネルギー | +6.03% | +9.17% |
8位 | ヘルスケア | +5.79% | +10.54% |
9位 | 公益事業 | +5.36% | ▲2.92% |
10位 | 生活必需品 | +4.28% | +6.33% |
11位 | 通信 | +3.24% | ▲6.65% |
3ヶ月のパフォーマンスは意外にも全セクターがプラスとなり、それほど1月の相場が良かったことがわかります。
特に素材、金融、不動産は2桁のプラスで、1月のパフォーマンスも好調でした。
S&P500は+6.17%上昇だったわ!
一方で、最下位の通信セクターは1ヶ月では大きなリターンを出していることから、上昇トレンドのはじまりなのかも知れません。
通信セクターは今がチャンスかもな
【6ヶ月】セクター別パフォーマンス
さらに期間を延ばして、直近6ヶ月(2022年8月~2023年1月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近6ヶ月では11セクター全てがプラスでした。
順位 | セクター | 騰落率 | 前月騰落率 |
---|---|---|---|
1位 | 素材 | +18.81% | +9.19% |
2位 | エネルギー | +16.7% | +17.32% |
3位 | 金融 | +9.31% | +7.31% |
4位 | 資本財 | +8.58% | +13.11% |
5位 | ヘルスケア | +0.8% | +5.42% |
6位 | 生活必需品 | +0.67% | +5.45% |
7位 | 情報技術 | ▲1.9% | ▲2.61% |
8位 | 公益事業 | ▲2.01% | +3.36% |
9位 | 一般消費財 | ▲2.72% | ▲7.95% |
10位 | 不動産 | ▲5.47% | ▲7.97% |
11位 | 通信 | ▲7.28% | ▲16.5% |
S&P500は▲0.66%の下落だったわ!
上位の素材とエネルギーだけは2桁のプラスリターンを出していますが、上位には地味なセクターが並びます。
これだけでも昨年の後半は苦しい相場が続いたことが想像できます。
それでもだいぶ回復してきたな
【1年】セクター別パフォーマンス
さらに遡って、直近1年間(2022年2月~2023年1月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1年では11セクターのうち4セクターがプラス、7セクターがマイナスとなっています。
順位 | セクター | 騰落率 | 前月騰落率 |
---|---|---|---|
1位 | エネルギー | +29.66% | +37.13% |
2位 | 素材 | +6.37% | ▲7.8% |
3位 | 公益事業 | +2.89% | ▲2.5% |
4位 | ヘルスケア | +1.32% | ▲9.86% |
5位 | 資本財 | ▲0.5% | ▲10.42% |
6位 | 生活必需品 | ▲2.35% | ▲4.62% |
7位 | 金融 | ▲5.02% | ▲13.16% |
8位 | 情報技術 | ▲14.55% | ▲32.58% |
9位 | 不動産 | ▲15.05% | ▲28.26% |
10位 | 一般消費財 | ▲18.38% | ▲36.11% |
11位 | 通信 | ▲22.62% | ▲39.36% |
S&P500指数は▲7.89%ほど下落しとるな
直近1年ではエネルギーセクターがダントツのパフォーマンスを見せています。昨年6月まではうなぎのぼりだったエネルギーセクターですが、その後の変動は横ばいですから今後は1年リターンは落ちていきます。
変わって素材セクターがプラ転しています。直近3ヶ月では大きく株価を伸ばしていますから、2022年後半は素材セクターのターンだったと言えそうです。
一方で、通信、一般消費財、情報技術セクターは▲30%以上の大きなマイナスだったのが、だいぶ回復していますね。
直近1ヶ月のパフォーマンスを見ても、これからもしかすると再びハイテクのターンになるのかも知れません。
おすすめのセクターETF11銘柄とチャート比較
セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見で、おすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFは以下の11銘柄ですが、直近1ヶ月と1年のリターンと共に紹介していきます。
購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
セクターによって
こんなにリターンの差があるんやな
セクター名 | おすすめETF | 1ヶ月リターン | 1年リターン |
---|---|---|---|
情報技術セクター | VGT | +10.86% | ▲10.86% |
ヘルスケアセクター | VHT | ▲0.16% | +4.19% |
一般消費財セクター | VCR | +13.75% | ▲15.14% |
通信セクター | XLC | +15.92% | ▲21.89% |
金融セクター | VFH | +7.16% | ▲5.87% |
資本財セクター | XLI | +2.06% | +1.73% |
生活必需品セクター | VDC | ▲2.38% | ▲1.54% |
公益事業セクター | VPU | ▲3.05% | +2.65% |
素材セクター | XLB | +6.46% | +1.12% |
不動産セクター | XLRE | +7.94% | ▲11.62% |
エネルギーセクター | XLE | +5.82% | +41.27% |
エネルギーのXLEは12月には+55%にまで増加していたのですが、1月には+41%にまで縮小しています。
直近1年では2桁マイナスだったものが、直近1ヶ月で2桁プラスの転じているセクターが3つあります。
通信のXLC、一般消費財のVCR、情報技術のVGTと2022年はお荷物セクターだった3銘柄が、今年に入って急騰していますね。
ちなみにVOOの1年リターンは▲6.92%よ!
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。
セクターETF比較チャート
おすすめのセクターETFの直近1ヶ月の比較チャートを見ていきます。
わかりにくいわ!
ちょっと比べるのは無理があったわね!
それでもおおむね上昇している中で、公益事業のVPU、生活必需品のVDC、ヘルスケアのVHTが出遅れていることがわかります。
もしも、今後の米国市場がリセッション入りして株価が急落なんてことになれば、ディフェンシブセクターが強い相場になるかも知れませんね。
米国株1月のセクター別パフォーマンス まとめ
米国株1月のセクター別パフォーマンスをまとめます。
2023年に入り大きく上昇しているセクターは一般消費財セクターでした。テスラが30%も上昇したことが大きな要因ですが、今後はアマゾンなども決算発表を控えていますので、今後はどうなるかわかりませんね。
この1ヶ月では、2022年に大きく売られてきた銘柄が急回復しています。この先も大きなリバウンドを狙うのであれば、通信セクターなどにも期待が持てそうです。
ただし、どのセクターが上昇するのかはプロの投資家にも予想することは難しいことです。
本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
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