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こんにちは!
割安セクターを探している
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
8月に入り回復の兆候を見せていた米国市場は、下落をはじめるとジャクソンホール会合で急落しました。
FOMCを無事に通過してくれることを願っていたのですが、そう簡単にはいかないようです。
とはいえ、年初来からのリターンは▲15%程度とまだ暴落と呼べる水準ではありません。
円安フィルターのおかげで円ベースでは大きな損失になっていない人でも、これから円高に向かうかも知れないと思うと、少しでもパフォーマンスの良い商品に投資しておきたいところです。
そこで今回の記事では、『カウンター狙いの割安セクターはどれ?』2022年8月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。
【2022年8月】米国株セクター別パフォーマンス
米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月(8月)】セクター別パフォーマンス
直近1ヶ月(2022年8月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
直近1ヶ月は11セクターのうち6セクターがプラス、5セクターがマイナスとなった相場でした。
S&P500は▲0.2%程度の下落やったな
特に強かったのがエネルギーセクターで+8.2%と急騰しています。
中でもCOP(コノコフィリップス)は+19.2%も上昇しており、S&P500銘柄の中でもトップクラスのパフォーマンスを見せています。
他にもバフェット銘柄のOXY(オキシデンタルペトロリウム)は+17.4%の上昇をしているなど、まだまだエネルギーセクターが強いことを示唆しています。
6月にはガタ落ちしたエネルギーセクターやけど
7,8月には大きく反転しとるな
また、セクターパフォーマンス上位には素材セクター、公益事業セクターなど、価格転嫁しやすいセクターの上昇が目立っていました。
一方で、大きなマイナスとなったヘルスケアセクターですが、不景気に強いディフェンシブセクターと考えられている割に、そのパフォーマンスは揮いませんでした。
夏の上昇トレンドにも乗れてないわね!
【3ヶ月(2022年6月~2022年8月)】セクター別パフォーマンス
直近3ヶ月(2022年6月~8月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
11セクターのうち5セクターがプラス、6セクターがマイナスでした。
こちらは一般消費財セクターがもっともパフォーマンスが良く、テスラ+22.1%やアマゾン+17.7%上昇が牽引しています。
情報技術セクターや資本財セクターもなんとかプラスを保っています。
一方で、通信セクターは▲10%も下落しており、大手通信キャリアのVZ(ベライゾン)やT(AT&T)が▲15%以上も下落していることや、CMCSA(コムキャスト)▲16.6%やWBD(ワーナーブラザーズ)▲26.8%などの映像配信サービスが2桁下落していることが要因です。
また、3ヶ月のパフォーマンスで見るとエネルギーセクターがマイナスなのが不思議ですね。
S&P500のリターンは±0だったわね!
【6ヶ月(2022年3月~2022年8月)】セクター別パフォーマンス
直近6ヶ月(2022年3月~8月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
11セクターのうち2セクターがプラス、9セクターがマイナスとなる相場でした。
S&P500のリターンは▲7.4%だったわ!
ここでもエネルギーセクターがプラスをキープしています。
地味に公益事業セクターが2桁上昇しているのは意外でしたね。
一方で、4セクターが2桁マイナスとなっており、ここでも通信セクターは▲19.3%とワーストでした。
【年初来(2022年1月~2022年8月)】セクター別パフォーマンス
次に、2022年1月から2022年8月までの年初来のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
11セクターのうち2クターがプラス、9セクターがマイナスとなっています。
ここでもやはりエネルギーセクターが+35.8%と大きなプラスとなっています。
残りほとんどのセクターはマイナスリターンとなっていますが、特に▲20%を超える急落をしているセクターがあります。
通信セクターや情報技術セクター、一般消費財セクターなどは上昇相場で効率の良いパフォーマンスを見せるセクターのため、下落相場に弱い一面を持ち合わせています。
S&P500のリターンは▲14.6%だったわ!
【1年(2021年9月~2022年8月)】セクター別パフォーマンス
さらに遡って、2021年9月から2022年8月までの1年間のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
上位2セクター以外はマイナスとなっていますが、こちらでもエネルギーセクターのプラスが群を抜いていることがわかります。
一方で、通信、一般消費財、情報技術セクターは▲20%を超えるマイナスとなっていますが、通信セクターはどうしちゃったんでしょうかね。
S&P500指数は▲9.2%ほど下落しとるな
おすすめのセクターETF11銘柄とチャート比較
セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見で、おすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFは以下の11銘柄です。直近1年のリターンと共に紹介していきます。
購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
セクター名 | おすすめETF | 1年リターン |
---|---|---|
情報技術セクター | VGT | -15.92% |
ヘルスケアセクター | VHT | -9.94% |
一般消費財セクター | VCR | -17.60% |
通信セクター | XLC | -35.33% |
金融セクター | VFH | -12.36 |
資本財セクター | XLI | -8.85% |
生活必需品セクター | VDC | +2.61 |
公益事業セクター | VPU | +10.63% |
素材セクター | XLB | -8.96% |
不動産セクター | XLRE | -9.32% |
エネルギーセクター | XLE | 70.00% |
セクターによって
こんなにリターンの差があるんやな
エネルギーセクターETFのXLEは、6月には1年リターンが+33%まで減少していたのですが、8月には+70%まで上昇しています。
マイナスのセクターが多い中で、生活必需品セクターのVDCと公益事業セクターのVPUはプラスのリターンを出しており、インフレや景気後退局面に強いパフォーマンスを見せています。
ちなみにS&P500の1年リターンは▲9.2%よ!
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。
セクターETF比較チャート
おすすめのセクターETFの直近1年の比較チャートを見ていきます。
わかりにくいわ!
エネルギーセクターだけが
別次元の値動きをしているわね!
次に直近1ヶ月の比較チャートを見ていきます。
おおむね上昇傾向にあるわね!
直近1ヶ月でもっともパフォーマンスが良いのがエネルギーセクターETFのXLEで+10.22%で、次にパフォーマンスが良かったのは公益事業セクターETFのVPUで+3.06%の上昇でした。
その他のセクターETFも全てが上昇する1ヶ月となりましたが、ヘルスケアセクターETFのVHTや不動産セクターETFのXLRE、通信セクターETFのXLCなどは5%未満のリターンでS&P500指数の+7%を下回る結果となりました。
セクター名 | おすすめETF | 1ヶ月リターン |
---|---|---|
情報技術セクター | VGT | ▲0.90% |
ヘルスケアセクター | VHT | ▲3.79% |
一般消費財セクター | VCR | +2.04% |
通信セクター | XLC | ▲2.09% |
金融セクター | VFH | +1.49% |
資本財セクター | XLI | +1.93% |
生活必需品セクター | VDC | ▲0.37% |
公益事業セクター | VPU | +3.06% |
素材セクター | XLB | +1.39% |
不動産セクター | XLRE | ▲2.69% |
エネルギーセクター | XLE | +10.22% |
YahooとGoooleで多少株価が
異なるけど気にしないのよ!
エネルギーセクターのみ2桁リターンを叩き出していますが、原油価格がウクライナ侵攻前の水準に下がっているのにセクターパフォーマンスは良好です。
需要は高いままで供給はひっ迫する状況が続きますので、ここからさらに上昇する公算が高いようです。
原油価格はもう一段階高くなるやろ
米国株8月のセクター別パフォーマンス まとめ
米国株8月のセクター別パフォーマンスをまとめます。
カウンター狙いの大きな上昇を取りたいと考えるのであれば、直近1年でもっとも下落してきた通信セクターが狙い目でしょう。
とはいえ、下落相場が終わった断言するのもリスクがありますし、リセッション懸念がなくなったワケでもありません。
どのセクターが上昇するのかは、プロの投資家にも予想することは難しいと言われています。
本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
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