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『モメンタムのあるセクターはどれ?』2022年5月米国株セクター別パフォーマンス

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市場分析
この記事でわかること

・米国株を大きく分類する11のセクター
・期間ごとのセクター別パフォーマンス
・おすすめのセクターETF
・上昇の期待ができるセクター

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こんにちは!
サテライト運用を減らしつつある
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!

5月の連休明けから更なる下落が待ち受けていた米国市場でしたが、先週大きな上昇によりトレンド転換が期待される状況です。

これまで大きく下落してきたセクターほど巻き戻しが大きくなっていますが、このまま継続的な上昇相場となるかは少し疑問に感じます。

まだまだインフレは高水準にあり、リセッション懸念も高まりつつあります。

とはいえ、部分的に投資資金が流入をはじめた株式市場には、モメンタムを感じるセクターもあります。

そこで今回の記事では、『モメンタムのあるセクターはどれ?』【2022年5月】米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。

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【2022年5月】米国株セクター別パフォーマンス

米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。

11種類のセクター

・情報技術(Information Technology)
・ヘルスケア(Healthcare)
・一般消費財(Consumer Cyclical)
・通信(Communication Services)
・金融(Financial)
・資本財(Industrials)
・生活必需品(Consumer Defensive)
・公益事業(Utilities)
・素材(Materials)
・不動産(Real Estate)
・エネルギー(Energy)

それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。

【1ヶ月(5月)】セクター別パフォーマンス

直近1ヶ月(2022年5月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近1ヶ月は11セクターのうち8セクターがマイナスとなるセルオフ相場でした。

特に弱かったのが一般消費財セクターで▲9.12%の下落、続いて不動産セクターが▲8.05%の下落でした。

大きくプラスだったのがエネルギーセクターで+10.83%の上昇でしたが、まだまだ原油価格の上値は高いと見えます。

ここ
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トレンド転換の途中にあるので
この1か月は少し参考にしにくいわ!

先月まで下落幅が限定的だった生活必需品セクターが大きくマイナスに転じていますが、来期のガイダンスが弱いことでWMT(ウォルマート)やTGT(ターゲット)が暴落したことが起因します。

小売りに関しては、エネルギー価格の上昇や人件費の高騰など、根強いインフレが影響するため、今後も企業業績は厳しい展開が予想されますが、インフレ解消時には大きなリターンが期待されるため、引き続きウォッチしていきたいと思います。

【年初来(2022年1月~2022年5月)】セクター別パフォーマンス

次に、2022年1月から2022年5月までの年初来のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

引き続き大きなプラスリターンを出しているのはエネルギーセクター(+43.64%)で、先月よりも20%近く上昇をしています。

また、先月まではエネルギーセクター以外はマイナスリターンでしたが、今月でプラスに転じたセクターもあります。

公益事業セクター素材セクターに関しては、5月の1ヶ月でもプラス収支でしたので年初来リターンもプラスに転じています。

両セクターとも代表的な銘柄のない地味なセクターですが、インフレや景気の弱い状況でも根強い上昇を見せる特徴がありますので、今後もジリジリと値を切り上げる期待が持てます。

11セクターのうち3セクターがプラスですが、8セクターがマイナスであることを考慮すると、やはり簡単な相場環境ではないようです。

【6ヶ月(2021年12月~2022年5月)】セクター別パフォーマンス

次に、直近6ヶ月のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

年初来リターンとほとんど変わりありませんが、やはりエネルギーセクター(+45.87%)が大きく上昇しています。

公益事業セクター(+11.82%)、素材セクター(+7.75%)などもプラスリターンを出しています。

生活必需品セクター(+3.94%)は先月まではプラスだったのですが、来期以降のガイダンスが不安視されて下落に転じています。

一方で、もっとも売られてきたのが一般消費財セクターで▲28.2%の下落で、続いて通信セクターの▲24.21%、情報技術セクターの▲22.34%といった下落をしています。

リッヒ
リッヒ

エネルギーはそろそろ頭打ちになりそうやな

直近半年のパフォーマンスでは、11セクターのうち3セクターがプラスのパフォーマンスを出しています。

【1年(2021年6月~2022年5月)】セクター別パフォーマンス

さらに遡って、2021年6月から2022年5月までの1年間のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

S&P500指数(+1.1%)をアウトパフォームしているのはエネルギーセクターの+53%と、公益事業セクターの+12.71%のみです。

リッヒ
リッヒ

エネルギーセクターのひとり勝ちやんか

ここでも一般消費財セクター(▲23.58%)と通信セクター(▲21.41%)は大きく売られており、長期に渡ってパフォーマンスが良くないことがわかります。

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おすすめのセクターETF11銘柄とチャート比較

セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。

筆者の独断と偏見で、おすすめのセクターETFを紹介していきます。

おすすめのセクターETF11銘柄

おすすめのセクターETFは以下の11銘柄です。直近1年のリターンと共に紹介していきます。

ここ
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購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!

セクター名おすすめETF1年リターン
情報技術セクターVGT-1.77%
ヘルスケアセクターVHT3.77%
一般消費財セクターVCR-16.28%
通信セクターXLC-23.62%
金融セクターVFH-7.29%
資本財セクターXLI-9.53%
生活必需品セクターVDC4.54%
公益事業セクターVPU15.51%
素材セクターXLB-1.27%
不動産セクターXLRE1.68%
エネルギーセクターXLE63.28%
引用:Google
リッヒ
リッヒ

セクターによって
こんなにリターンの差があるんやな

やはりエネルギーセクターETFのXLEは、1年リターンでも爆益を出しています。

他にも、ちょこちょこプラスのパフォーマンスを見せるセクターETFは出てきていますが、まだまだ大きくマイナスリターンのセクターもあります。

ここ
ここ

ちなみにS&P500の1年リターンは+1.1%よ!

こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。

米国株セクターETFまとめ記事はこちら

セクターETF比較チャート

おすすめのセクターETFの直近1ヶ月の比較チャートを見ていきます。

リッヒ
リッヒ

わかりにくいわ!

ここ
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11セクターを同時に比較するのは
無理があったわね!

直近1ヶ月でもっともパフォーマンスが良いのがエネルギーセクターETFのXLEで+15.95%でした。

一方で、通信セクターETFのXLCがもっともリターンは小さく▲14.13%でした。

セクター名おすすめETF1ヶ月リターン
情報技術セクターVGT-2.47%
ヘルスケアセクターVHT2.73%
一般消費財セクターVCR-6.98%
通信セクターXLC-0.77%
金融セクターVFH3.45%
資本財セクターXLI-0.14%
生活必需品セクターVDC-2.55%
公益事業セクターVPU6.98%
素材セクターXLB3.06%
不動産セクターXLRE-1.26%
エネルギーセクターXLE15.95%
引用:Google

先月はマイナスに転じたエネルギーセクターETFのXLEですが、5月は再び大きな上昇に転じました。

エネルギーセクターは原油価格に大きく左右されますので、どこかで反落する可能性は高いですね。

他にも、プラスに転じた公益事業セクター、素材セクター、金融セクター、ヘルスケアセクターは、現在のような相場でも上昇することができるポテンシャルがあるように思います。

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モメンタムのあるセクターはどれ?

モメンタムとは『勢い』のことで、相場の勢いを評価するテクニカル指標のことです。

今もっともモメンタムのあるセクターはどれなんでしょうか?

リッヒ
リッヒ

勢いのある相場に乗ることを
モメンタム投資って言うんやな

モメンタムのあるセクターは?

一方で、今月はマイナスでしたがモメンタムのあるセクターとして、以下のセクターがあげられます。

ここ1週間の上昇相場で大きくプラスに転じたセクターを抜粋しました。

セクター名おすすめETF1週間リターン
情報技術セクターVGT+7.43%
一般消費財セクターVCR+8.57%
金融セクターVFH+6.29%
資本財セクターXLI+5.36%
生活必需品セクターVDC+5.27%
引用:Google

1週間で5%以上の上昇をしており、これまで大きく売り込まれてきたセクターになります。

まだまだ下落もあるセクターですが、勢いに乗れば大きなリターンを獲得することができるセクターでもあります。

ここ
ここ

一時的な上昇の可能性もあるわね!

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米国株セクター別パフォーマンスまとめ

米国株セクター別パフォーマンスをまとめます。

まとめ

◎米国株は大きく11セクターに分類される
・切り取る時期によって上昇セクターが異なる
・直近の上昇セクターはエネルギーセクター
・セクターによってボラティリティの大きさが異なる
・経済状況によって上昇セクターが変わる
◎モメンタムのあるセクターは
・直近の上昇率が高いのは
一般消費財セクター情報技術セクター金融セクターなど)

どのセクターが上昇するのかは、プロの投資家にも予想することは難しいと言われています。

本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。

当ブログの『米国ETFまとめ記事』はこちら

ここ
ここ

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