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こんにちは!
買い時セクターを探している
『ここ屋』よ!
年明けから続落する2022年の米国市場ですが、どこまで下落するか不透明な状況です。
ロシアのウクライナへの侵略は一時的要因だとしても、インフレに対する金融政策に関してはもう少し中期に眺める必要がありそうです。
3月から利上げは織り込み済みと言われますが、実際に利上げの発表がされれば一旦は下落するんでしょうね。
好決算を発表した企業が多い中でも、大きく株価を下げる企業があるように株式市場は不透明感が漂っています。
とはいえ、中期的に調整直面を迎えた米国市場で、今が買い時のセクターはあるのでしょうか?
そこで今回の記事では、【2022年2月】米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。
【2022年2月】米国株セクター別パフォーマンス
米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月(2月)】セクター別パフォーマンス
直近1ヶ月(2022年2月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
相変わらずエネルギーのひとり勝ちです。素材セクターも何とかプラスでしたが残り9セクターはマイナスでした。
利上げ始まったらどうなるのよ!
直近1ヶ月は11セクターのうち、1セクターのみがプラスで、10セクターがマイナスでした。
【6ヶ月(2021年9月~2022年2月)】セクター別パフォーマンス
次に、直近6ヶ月のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
やはりここでもエネルギーセクターのみがプラスです。
半年間エネルギーセクターに集中投資していた人は、大きく利益を出せていますね。
羨ましい限りやな
生活必需品セクターや素材セクターは、まだ大きなマイナスではありませんが、通信セクターやヘルスケアセクター、一般消費財セクターは『大やられ』しています。
【1年(2021年3月~2022年2月)】セクター別パフォーマンス
2021年3月から2022年2月までの1年間のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
S&P500指数(+12%)をアウトパフォームしているのはエネルギーセクターのみです。
昨年は強かったハイテクセクターも、1年で見るとすでに1桁成長。。。
ハイテクはオワコンか?
一般消費財セクターは、1年リターンが2桁マイナスとなってしまっています。
【年初来(2022年1月~2022年2月)】セクター別パフォーマンス
2022年1月から2022年2月までの年初来のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
エネルギーセクターが2ヶ月で+16.58%の急成長をしている以外は、全てマイナスリターンです。
11セクター中5セクターが2桁マイナスって、どれだけ売り相場なんでしょうかね。
おすすめのセクターETF11銘柄とチャート比較
セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見で、おすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFは以下の11銘柄です。
購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
セクター名 | おすすめETF | 1年リターン |
---|---|---|
情報技術セクター | VGT | 6.73% |
ヘルスケアセクター | VHT | 4.60% |
一般消費財セクター | VCR | -1.70% |
通信セクター | XLC | -9.17% |
金融セクター | VFH | 17.34% |
資本財セクター | XLI | 5.82% |
生活必需品セクター | VDC | 16.16% |
公益事業セクター | VPU | 9.19% |
素材セクター | XLB | 9.91% |
不動産セクター | XLRE | 17.91% |
エネルギーセクター | XLE | 45.80% |
セクターによって
こんなにリターンの差があるんやな
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。
セクターETF比較チャート
直近1ヶ月の比較チャートを見ていきます。
おすすめのセクターETFで比較をしてみました。
わかりにくいわ!
11セクターすべてを同時に比較するのは無理がありましたね。
直近1ヶ月でもっともパフォーマンスが良いのがエネルギーセクターETFのXLEで、1ヶ月で+6.7%の上昇をしています。
その他セクターETFは全てマイナスリターンとなっていますが、一番下落しているのが通信セクターETFのXLCの▲7.3%です。
エネルギーだけが強すぎるのよ!
では、今からでもエネルギーセクターが上昇するのかと聞かれれば、答えるのが非常に難しい状況です。
今からでもエネルギーセクターは上昇するのか?
直近1年のリターンも良く、年初来のパフォーマンスも良好なエネルギーセクターは、これからも上昇するのでしょうか?
短期的に見れば、原油価格の上昇に伴いエネルギー株は大きく上昇しています。
強い需要に支えられたエネルギー価格は、これからも高値を推移することが予想されています。
ウクライナ情勢による金融制裁やOPECの強気な姿勢を見ると、原油価格は高止まりする予想がされています。
金利上昇に弱い情報技術セクターなどを我慢してホールドするよりも、上値の軽そうなエネルギーセクターに乗り換えることは、短期的には有効な手段だと言えそうです。
とはいえ、20年といった長期で見ればエネルギーセクターは指数に劣後するといった事実もあります。
売り抜けるタイミングが大事ってことになりますが、売買に自信がない人にとってみれば難しい投資になるかもしれません。
それでも、まだまだ上昇はしそうよ!
高値までは50%くらい
上昇の余地があるな
2021年のセクター別パフォーマンスは
2021年の通年パフォーマンスは以下の通りでした。(2021.12.25調査時)
1 | エネルギーセクター | 36.5% |
2 | 情報技術セクター | 26.9% |
3 | 不動産セクター | 24.9% |
4 | 通信セクター | 22.5% |
5 | 金融セクター | 21.1% |
6 | 資本財セクター | 18.2% |
7 | 素材セクター | 12.8% |
8 | ヘルスケアセクター | 12.7% |
9 | 公益事業セクター | 8.2% |
10 | 一般消費財セクター | 6.4% |
11 | 生活必需品セクター | 4.5% |
2021年は、年間を通してエネルギーセクターがもっともパフォーマンスが良く、次いで情報技術セクターが強い実績を残しました。
一方で、生活必需品セクターや一般消費財セクター、公益事業セクターは1桁成長と振るいませんでした。
買い時のセクターはどれ?
今後、米国市場へ最も大きな影響をあたえる要因は『インフレ』と『利上げ』です。
インフレ圧力はまだまだ鎮静化しないとの予想するアナリストも多い中、筆者は案外と早くインフレ率が下がってくるのではないかと考えています。
4月のCPIでインフレの落ち着きが見られると、6月のFOMCでは利上げペースを落とすといったポジティブサプライズがあるかも知れませんね。
そんな時に恩恵を被るのは情報技術セクターです。
情報技術セクターは不透明な市場のなかでもボラティリティが高く、急激な利上げ予想によりもっとも大きく株価を下げてきたセクターです。
利上げの鈍化による市場の上昇期には、もっとも買われるセクターとして有力であると考えられます。
もう少しエネルギーセクターは上昇しそう
米国で大きな問題となっているインフレですが、モノやサービスの価格が上昇することにより、悪影響を受けるセクターが多い中、比較的影響の少ないセクターがあります。
それがエネルギーセクターです。
エネルギーセクターはXOM(エクソンモービル)やCVX(シェブロン)のような大手企業もありますが、原油や天然ガスの開発・生産などに関わる企業から、燃料の掘削およびエネルギー関連サービスを提供している銘柄にまで及びます。
エネルギーを直接販売している企業よりも、採掘や生産している銘柄にとってみればエネルギー価格の上昇はレバレッジがかかることで株価が上昇します。
エネルギーセクターETFのXLEとS&P500指数のチャート比較を眺めると、面白いことがわかりました。
2021年のS&P500指数は基本的には右肩上がりの上昇をしてきました。
一方のエネルギーセクターETFのXLEは上下を繰り返しながら、現在は大きなプラスとなっています。
エネルギーセクターETFのXLEが大きく上昇している場面ではS&P500指数は下落しているか停滞しています。
特に2022年の開始から2ケ月間はS&P500指数が続落する中で、エネルギーセクターETFのXLEは続伸しています。
短期的ではありますがXLEとS&P500は、逆相関の関係にあることがわかります。
今後もS&P500の下落トレンドが続く限りは、エネルギーセクターは上昇する公算が高いと言えそうです。
逆にエネルギーセクターが上昇すると
S&P500の上昇は厳しいわ!
米国株セクター別パフォーマンスまとめ
米国株セクター別パフォーマンスをまとめます。
どのセクターが上昇するのかは、プロの投資家にも予想することは難しいと言われています。
本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
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