⇩クリックでブログランキングの応援をしてください。
(応援してくれるみなさん、いつもありがとうございます。)
こんにちは!
セクターローテーションを感じる
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
10月に入ると乱高下しながらも上昇している米国市場ですが、このまま上昇トレンドに転換できるのでしょうか?
インフレのピークアウトが明確になったわけでもなく、政策金利の引き上げはまだ続く公算が高いはずです。
それでも足元の企業業績はそこまで悪くはなく、長期金利の低下によって株価を切り上げている銘柄も散見されはじめました。
メガテックの決算ミスにより相場全体が不安定な状況にはありますが、どこかにブルマーケットがあるようにも見えています。
そんな状況で上昇が狙えるセクターがあれば知りたいと思いませんか?
そこで今回の記事では、『上昇に転換したセクターはどれ?』2022年10月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。
【2022年10月】米国株セクター別パフォーマンス
米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月(10月)】セクター別パフォーマンス
直近1ヶ月(2022年10月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
・エネルギー…+18.26%
・資本財…+10.96%
・金融…+9.79%
・生活必需品…+7.32%
・ヘルスケア…+7.23%
・素材…+6.65%
・情報技術…+5.76%
・不動産…+4.54%
・公益事業…+2.95%
・通信…+0.06%
・一般消費財…▲1.34%
直近1ヶ月は11セクターのうち10セクターがプラス、1セクターのみがマイナスとなった相場でした。
S&P500は+7%程度の上昇やったな
9月には▲15%下落していたエネルギーセクターが10月には+18%の上昇を見せいています。
しかも、原油価格がそれほど上昇していないにもかかわらず、素晴らしいパフォーマンスを見せました。
これから冬にかけて需要の高まるエネルギーに対して、業績の見通しは明るくエネルギーセクターに対しては堅調な相場が続く公算が高いと考えています。
他に目をやると、上位にはディフェンシブセクターが占めています。
生活必需品セクターやヘルスケアセクターは堅調な業績を出していれば利上げ局面でも高パフォーマンスを見せてくれます。
また、金利が上昇したことで利益を出しやすくなっている金融セクターも注目ですね。
短期金利が4%を超える状況では、預かったお金で債券を購入するだけで利益を出すことができますからね。
一方で、一般消費財セクターと通信セクターにとっては厳しい状況が続きます。
どちらも逆金融相場では弱い特性があり、アマゾン、テスラ、メタといった時価総額の大きい銘柄の株価変動に大きく影響を受けます。
今後の米国市場がリセッション入りする可能性があると考えるのであれば、リスクヘッジとしてディフェンシブセクターへの投資が必要になると考えています。
生活必需品やヘルスケアあたりに注目やな
【3ヶ月】セクター別パフォーマンス
直近3ヶ月(2022年8月~2022年10月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
・エネルギー…+10.4%
・金融…▲0.93%
・ヘルスケア…▲1.68%
・資本財…▲2.43%
・生活必需品…▲2.57%
・素材…▲4.0%
・公益事業…▲7.56%
・情報技術…▲11.66%
・一般消費財…▲13.5%
・通信…▲14.83%
・不動産…▲15.04%
11セクターのうち1セクターのみプラス、他10セクターがマイナスでした。
唯一のプラスとなったエネルギーセクターですが、7月にボトムをつけた後に大きく反発しています。
もう少しで6月の高値を超えるところまで上昇してきていますが、まだ上昇の余地は残されているように考えています。
一時は売り込まれていたエネルギーセクターは、コロナショックからの上昇トレンドを維持しているようにも見えます。
エネルギーセクター以外に目をやると、金融セクターやヘルスケアセクターが台頭してきたことがわかります。
特に決算が良かった銘柄に関しては、一気に株価を急騰させています。
まだそれほど注目されていない状況ですから、ここからのアップサイドは大きいかと考えています。
一方で、住宅ローン固定金利の上昇が止まらない状況下で、不動産セクターが苦戦しています。
今後も住宅需要は低下し、ローン金利の上昇が見込まれる景況感では不動産セクターにとって厳しい状況は続くと考えています。
テックと通信は一般消費財は
大型株の急落が響いとるな
S&P500のリターンは▲5%程度だったわ!
【6ヶ月】セクター別パフォーマンス
直近6ヶ月(2022年5月~10月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
・エネルギー…+11.93%
・資本財…▲1.49%
・ヘルスケア…▲1.77%
・金融…▲3.69%
・公益事業…▲4.85%
・生活必需品…▲6.28%
・情報技術…▲11.21%
・一般消費財…▲13.62%
・素材…▲15.59%
・通信…▲17.29%
・不動産…▲19.77%
11セクターのうち1セクターのみがプラス、他10セクターがマイナスとなる相場でした。
S&P500のリターンは▲5.5%だったわ!
上位にはディフェンシブセクターが目立ち、相場が弱気であることを示しています。
中でも5セクターは2桁下落をしており、直近の相場の難しさを物語っています。
2桁マイナスセクターは
今でも回復しとらんな
【年初来】セクター別パフォーマンス
次に、2022年1月から2022年10月までの年初来のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
・エネルギー…+43.3%
・公益事業…▲5.04%
・生活必需品…▲7.15%
・ヘルスケア…▲12.95%
・資本財…▲13.16%
・金融…▲14.03%
・素材…▲16.32%
・不動産…▲28.88%
・情報技術…▲31.66%
・一般消費財…▲33.07%
・通信…▲37.07%
11セクターのうち1セクターのみがプラス、10セクターがマイナスとなっています。
こちらもエネルギーセクターだけが+43.3%と驚異的なリターンを叩き出しています。
直近1ヶ月でも18%もの上昇をしているエネルギーセクターですから、今年の下落相場でもエネルギーセクターを抱いていれば勝てていることになります。
一方で、残りの10セクターは全てマイナスリターンとなっていますが、特に▲30%を超える急落をしているセクターがあります。
通信セクターや一般消費財セクター、情報技術セクターなどは逆金融相場(金利上昇局面)では厳しい下落相場となる一面を持ち合わせています。
S&P500のリターンは▲18%だったわ!
【1年】セクター別パフォーマンス
さらに遡って、2021年11月から2022年10月までの1年間のセクター別パフォーマンスを見ていきます。
・エネルギー…+36.27%
・公益事業…▲0.15%
・生活必需品…▲2.59%
・資本財…▲12.24%
・ヘルスケア…▲12.35%
・素材…▲12.56%
・金融…▲16.43%
・不動産…▲25.69%
・情報技術…▲29.48%
・一般消費財…▲35.11%
・通信…▲39.38%
11セクターのうち1セクターのみがプラス、他10セクターがマイナスとなっています。
エネルギーセクター以外はマイナスとなっていますが、こちらでもエネルギーセクターのプラスが群を抜いていることがわかります。
一方で、通信、一般消費財、情報技術セクターは大きなマイナスとなっていますが、通信セクターは▲40%もの暴落となっています。
S&P500指数は▲15%ほど下落しとるな
おすすめのセクターETF11銘柄とチャート比較
セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見で、おすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFは以下の11銘柄ですが、直近1年のリターンと共に紹介していきます。
購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
セクター名 | おすすめETF | 1年リターン |
---|---|---|
情報技術セクター | VGT | -23.12% |
ヘルスケアセクター | VHT | -6.05% |
一般消費財セクター | VCR | -29.68% |
通信セクター | XLC | -39.04% |
金融セクター | VFH | -16.14% |
資本財セクター | XLI | -9.70% |
生活必需品セクター | VDC | +1.63% |
公益事業セクター | VPU | +0.07% |
素材セクター | XLB | -12.39% |
不動産セクター | XLRE | -23.18% |
エネルギーセクター | XLE | +52.67% |
セクターによって
こんなにリターンの差があるんやな
エネルギーセクターETFのXLEは、9月には+38%まで減少していたのですが、10月には+52%にまで増加しています。
マイナスのセクターが多い中で、生活必需品セクターのVDCと公益事業セクターのVPUはプラスのリターンを出しており、インフレや景気後退局面に強いパフォーマンスを見せています。
ちなみにVOOの1年リターンは▲15.5%よ!
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。
セクターETF比較チャート
おすすめのセクターETFの直近1ヶ月の比較チャートを見ていきます。
わかりにくいわ!
エネルギーセクターだけが
別次元の値動きをしているわね!
直近1ヶ月では全ETFがプラスリターンとなりましたが、エネルギーセクターETFのXLEに続いて、資本財セクターETFのXLIや金融セクターETFのVFHが2桁リターンを叩き出しています。
一方で、通信セクターETFのXLCや一般消費財セクターETFのVCR、不動産セクターETFのXLREや公益事業セクターのVPUなどは小幅上昇に留まっています。
セクター名 | おすすめETF | 1ヶ月リターン |
---|---|---|
情報技術セクター | VGT | +8.72% |
ヘルスケアセクター | VHT | +8.74% |
一般消費財セクター | VCR | +2.98% |
通信セクター | XLC | +2.38% |
金融セクター | VFH | +12.76% |
資本財セクター | XLI | +14.22% |
生活必需品セクター | VDC | +10.13% |
公益事業セクター | VPU | +3.35% |
素材セクター | XLB | +9.91% |
不動産セクター | XLRE | +2.25% |
エネルギーセクター | XLE | +23.92% |
YahooとGoooleで多少株価が
異なるけど気にしないのよ!
この先どのセクターが上昇するのかを予想するのは非常に難しい状況ですが、逆金融相場ではディフェンシブセクターが活躍しそうですね。
少なくとも下落は限定的やな
米国株10月のセクター別パフォーマンス まとめ
米国株10月のセクター別パフォーマンスをまとめます。
大きく上昇に転じたセクターはエネルギーセクターの他、資本財、金融、生活必需品セクターあたりでした。
長期金利が低下する中で株価が上昇する余地がある中で、テクノロジー株やシクリカル株に対してはまだ積極的に投資をする場面ではなさそうです。
リセッション入りが確定的と言われる相場において、ディフェンシブセクターに注目せざるを得ません。
ただし、どのセクターが上昇するのかはプロの投資家にも予想することは難しいことです。
本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ!
SBI証券の新サービス『クレカ積立』でお得にポイントがもらえるサービスです。
SBI証券『クレカ積立』について詳しくはこちら
通常の申し込みページよりもお得な『+15%の紹介特典』がもらえるURLはこちら
ビットコインと言えば500円から仮想通貨が買えるコインチェック!
このリンクから会員登録すると、もれなく1,000円プレゼントされます!
*紹介URLをクリックして表示されたページから、別のページに移動してしまうと、報酬対象外になります。
コメント