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こんにちは!FIRE達成まで
カウントダウンの『ここ屋』よ!
近年、FIREムーブメントが日本の若い投資家層の間にも注目を集めています。
FIREとは『Financial Independence,Retire Early』の頭文字をとった造語で、『経済的自立』と『早期退職』を目指す人生観のことです。
米国のミレニアル世代を中心に支持を集めている新しい生き方で、日本でも書籍の販売を発端にFIREを目指す若者が急増しています。
FIREを達成するためには株式投資は必須の条件で、その中でも『高配当株投資』が人気の投資法として選ばれています。
そこで今回の記事では、FIREと相性がいいのは高配当株投資というのは本当なのかを解説していきたいと思います。
FIREと相性がいいのは高配当株投資というのは本当なのか
FIREと相性がいいのは高配当株投資というのは本当なのかと問われれば、答えは『Yes』となるでしょう。
では何故、FIREと相性がいいのは高配当株投資なのかを検証してみましょう。
トータルリターンではインデックス投資に勝てないという事実
高配当株投資は、トータルリターンではインデックス投資に勝てないという事実は知っておくべきだと思います。
実際に高配当株というのは、熟成した企業に多く成長よりも安定を重視した株であることが多いからです。
新規事業に資金を流入させるグロース株とは異なり、売り上げの多くを株主に還元させる高配当株では、大きなキャピタルゲインは期待できないことも事実です。
心理的には高配当株投資の方が向いている
大きなキャピタルゲインを期待できるグロース株投資や、長期の安定したリターンを望めるインデックス投資に比べると、FIREを目指すであれば安定したインカムゲインを目的とした高配当株投資の方が向いていると言えます。
グロース株投資やインデックス投資でFIREを達成する場合は、保有株を売却することが必要となるからです。
保有銘柄の取り崩し(継続的な売却)というものは、想像しているより難しいものなのです。
資産の切り崩しを必要としない高配当株投資は、FIREをする上では心理的には向いていると言えるでしょう。
高配当株投資は不労所得の代名詞
不労所得とは、働かずして取得できる収入のことです。
不動産投資などはメンテナンスなども必要となってくるため、厳密には不労所得とは言えません。
株式の売却なども必要のない高配当株投資は労せずして収入を得ることができることから、不労所得の代名詞ともいえる投資法です。
不労所得最高やな
インデックス投資ではFIREできないのか
インデックス投資ではFIREできないのかという問いに対しての答えは、もちろん『インデックス投資でもFIREは可能』と答えが返ってくるでしょう。
しかし、実際にインデックス投資でFIREした場合には、どのようにして生活費を捻出する必要があるのでしょうか?
4%ルールには再現性があるのか
投資の出口戦略では4%ルールという言葉を耳にします。
4%ルールとは、米国の代表的なインデックスであるS&P500の平均年利を7%とした時に、税金とインフレ率の3%を差し引いた4%で生活することで、資産を維持できるといった考え方です。
現在の日本では、それほどインフレ率が高くないので5%から6%でも成り立つ考え方ですね。
しかし、実際に4%ルールには再現性はあるのでしょうか?
4%ルールには『定額』と『定率』がある
4%ルールには、リタイア時の総資産額の4%を定額で切り崩す方法と、毎年の総資産額の4%を定率で切り崩すといった方法があります。
『定額』と『定率』のどちらにもメリットとデメリットがあり、どちらを選択するかは個人の価値観によるのではないかと考えられます。
定額切り崩しのメリットとデメリット
定額切り崩しのメリットとデメリットを確認してみましょう。
・安定的な換金額が得られる
・資産を計算しやすい
・基準価格が低い時に多く売却してしまう
・資産寿命が長くない
定率切り崩しのメリットとデメリット
定率切り崩しのメリットとデメリットを確認してみましょう。
・一般的に資産寿命が長くなる
・基準価格が低い時には少額の売却に抑えられる
・安定的な換金額が得られない
・資産残金が減ると換金額が減少する
資産を枯渇させないためには定率切り崩しの方が良いとのことですが、安定した換金率のためには定額の方が良さそうに感じますね。
どちらにせよ、保有株数を減らしながら生活していくのは想像しているよりも難しそうに感じます。
FIREする時点で高配当株投資に切り替えるのは難しい
FIREする時点で高配当株投資に切り替えることを考える投資家も多いことでしょう。
現時点では、この方法が一番効率的に思えますが実際には難しいことだとされています。
移行する金額が大きいから
理屈では、資産を最大化しやすいインデックス投資で資産を築き、FIREに適した高配当株投資に切り替えることが最適な方法だと思えます。
しかし、FIREやサイドFIREする際の資産は少なくとも5,000万円から1億円は必要とされています。
1億円近い大きな資金の株式を、インデックス投資から高配当株に切り替えることはできるのでしょうか?
インデックス投資と高配当株投資は投資手法が異なる
インデックス投資と高配当株投資は、投資手法が異なります。
インデックス投資は、毎月定額などをドルコスト平均法を利用し積立投資をおこなうことです。
これは右肩上がりの成長を信じることができる優良なベンチマークに投資をすることで、長期的な資産の形成には最適な方法です。
インデックス投資では相場の変動には関係なく入金することでパフォーマンスを向上させているため、相場観には疎くなりがちです。
一方、高配当株投資は配当金の高さや毎年の増配、減配に気を配りながら銘柄ごとにファンダメンタル分析も必要になってきます。
長年インデックス投資に全力だった投資家が急に高配当株投資をはじめて、成功することができるのでしょうか?
FIREを目指すであれば高配当株投資がおすすめ
将来的にFIREを目指すであれば、早い時期から高配当株投資をはじめておくことをおすすめします。
もちろん高配当株投資に慣れておくことも必要ですが、大きな金額を高配当株に移行する必要もなくなるからです。
FIREを決断する際に『いくらあればFIREできる』などの定義がないことから、インデックス投資で資産が1億円になってもFIREする決断をすることは難しいでしょう。
安定したインカムゲインがFIREを決断させる
高配当株投資で安定したインカムゲインが得られるようになれば、年間支出額を調整することでFIREすることは難しくないでしょう。
長年、高配当株投資に携わっていれば高配当株ポートフォリオのメンテナンスも容易になっているでしょうし、相場観があれば追加投資なども可能になってきます。
実際に4%以上の高配当株はそう多くない
FIREには高配当株投資が適していると解説してきましたが、高配当株投資で最低でも4%以上の配当金を得る必要があります。
しかし、実際に安定した株価を保ちつつ4%以上の配当金を出している株は、そう多くありません。
減配リスクのある株や倒産の危険性がある株には投資したくないですからね。
そこで高配当株のうち、中・大型のものを少し紹介します。
銘柄 | 配当率 |
---|---|
エクソンモービル | 6.07% |
IBM | 4.72% |
AT&T | 7.34% |
アッヴィ | 4.43% |
シェブロン | 5.44% |
アルトリアグループ | 7.27% |
スターバルク | 6.40% |
コスモスエナジー | 7.79% |
ブリティッシュアメリカ | 7.64% |
高配当で有名なAT&Tもワーナーメディアをスピンオフさせたことで、おそらくこれまでの高配当は維持できないでしょう。
他にも10%以上の高配当株もありますが、倒産リスクなどを考えると自分の人生をかける投資には向いていないかも知れません。
安定した配当金には高配当ETFがおすすめ
高配当株投資をする上で、個別株運用することに抵抗がある人には、高配当ETFがおすすめです。
高配当ETFとは、配当利回りの高い株で構成された指数に連動するETFのことで、代表的なものにVYMやHDV、SPYDなどがあります。
しかし、現段階でVYMは配当率2.89%と高配当と呼ぶには少し寂しい配当率です。
現在は4%を超える代表的なETFは4銘柄ほどしかありません。
ティッカー | 配当率 | 投資対象 |
---|---|---|
SPYD | 4.84% | 高配当株 |
JNK | 4.67% | ジャンク債 |
PFF | 4.54% | ハイブリッド証券 |
HYG | 4.50% | ジャンク債 |
税金を考慮すると6%以上の配当が好ましい
4%ルールという言葉が先行しているため、配当金が4%の株に投資していればいいと勘違いする投資家も多いですが、実際にインカムゲイン(配当金)にも税金がかかってきます。
特に米国株の投資では海外税の10%が課せられた上に、国内の20.315%が課せられることから、実際に手に入る金額は72%程度の所得となります。(控除は考慮していません)
税金までを考慮すると、6%以上の配当が好ましいと考えられます。
FIREと相性がいいのは高配当株投資まとめ
FIREと相性がいいのは高配当株投資をまとめます。
高配当株投資は決してやさしい投資方法ではありません。
筆者も投資初心者にとってはインデックス投資が最適と考えます。
しかし、FIRE達成のためには高配当株投資が適した投資法と言うこともまた真実です。
投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。
最後まで読んでくれてありがとう!
他にもお得情報がいっぱいですので
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