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こんにちは!
新NISAを楽しみにしていた
『ここ屋』よ!
2024年からはじまった新NISAは、投資家のあいだで大きな注目を集めています。
どのような戦略で新NISAに取り組むのか、すでに決めている人もいれば悩んでいる人もいるようです。
筆者も色々と新NISAに対する戦略を練っていたのですが、ひとつ裏技的な投資法を見つけたので共有しておこうと思います。
生涯1,800万円以上を
投資できる人が使える裏技やで
新NISAで使える『裏技』とは
新NISAで使える『裏技』とは、損失が出ている銘柄を途中で売るといった方法です。
その裏技のメリットや注意点なども含めて解説していきたいと思います。
限度額を増やすというより戻すといった投資法
新NISAでは生涯投資枠といった非課税限度額が1,800万円に決められています。
新NISA口座で投資商品を購入していくことで、その限度額はだんだん減ってくことになります。
今回紹介する裏技は、その1,800万円といった限度額を増やすということではなく、利用している投資限度額を戻すといった方がより正確です。
では、どのようにすれば生涯投資枠を戻すことができるのでしょうか?
損失が出ている銘柄を売却することで投資枠を増やす
新NISA口座で投資した商品が値下がりした際に売却することで生涯投資枠を戻すことができます。
言ってる意味がよくわからんな
具体例をあげて説明するわ!
例えばあなたが2024年にアップルに100万円投資したとします。その時のアップルの株価が200ドルだったとして、2026年に150ドルに下がってしまっていたとしましょう。
その後5年かけて2031年には再び300ドルに上昇したと仮定します。
この時、当初に投資をした100万円は1.5倍の150万円になっています。含み益は50万円ですね。
もちろん簿価価格(投資した金額)は100万円ですから、生涯投資枠の1,800万円のうち100万円が消費されたことになります。
一方で、2026年にアップルの株価が150ドルに下がった際に、一旦売却して(投資額の100万円は75万円になっている)再び100万円分買い戻したとすると(わかりやすくするために150ドルで再購入)、やはり2031年にアップルの株価が300ドルになった時には、2倍の200万円になっています。
もちろん一旦100万円が75万円に減ってから100万円を再投資しているので、トータル125万円の投資に対して評価額が200万円となったので、含み益は75万円です。
投資額が増えとるんやから
含み益が増えて当然やろ
問題は含み益というよりも
簿価の問題よ!
生涯投資枠が1,800万円と決められている以上、アップルの株価が200ドルの時に立てたポジションよりも、150ドルでたてたポジションのほうが投資効率が良くなるってシナリオです。
どうせ25万円追加投資するなら
非課税枠で投資できるってワケか
簿価残高方式を利用する
新NISAの生涯限度額は『簿価残高方式』を適応しています。
簿価残高方式とは、簡単にいうと購入した時の買値で計算されるという意味です。もしあなたが100万円で買った商品が200万円になった時に売却しても、復活する生涯投資枠は購入時の100万円となります。
この簿価残高方式を利用することで、先ほどのような『投資枠の復活』をさせることができるんですね。
続いてはこの裏技を使うにあたっての注意点について解説していきます。
新NISAでの『裏技』における注意点
先の章のように『損失を出している銘柄をいったん売却する』といった裏技を使う際に、注意しておきたいポイントがあります。
投資商品を変える必要がある
同じ商品に投資をしていると、この裏技は使えません。
日本の証券会社の場合、同じ投資信託やETFなどを購入すると、各々の取得単価は合算されて平均取得単価となってしまうためです。
平均でもマイナスであれば少しは特になるのですが、昨年のように急落した1年があったとすると、その1年分だけ売却できれば、投資枠の復活の効率がアップします。
毎年同じ商品だけに投資を続けていると、この裏技を最大限に利用することができません。
ワイはS&P500だけに投資したいって
思っとるんやけど、裏技使えんかな
投資対象は変えずに
投資商品だけ変えればいいのよ!
例えば投資信託でいえばS&P500や、ほぼ値動きの変わらない全米株式に投資できる商品はたくさんあります。
・eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)
・SBI・V・S&P500
・SBI・V・全米株式
・楽天VTI など
この他にもETFのVOOやIVV、VTIなどもありますね。
売却するタイミングは12月がおすすめ
新NISA口座の投資対象を売却した場合、生涯投資枠が復活するのは翌年からとなります。
今回の裏技を利用する際に注意したい点として、投資商品が下落したからと言ってすぐに売却してしまうと、翌年になる前に株価が戻ってしまう場合があります。
この場合は単なる機会損失となってしまうため、もしも損失している銘柄を売却するのであれば、株価の変動が少ない12月に行うのがベストのタイミングと言えそうです。
あまり年末のギリギリを狙うと
約定日が2営業日後とかになる
場合もあるから注意が必要よ!
手数料がかからない商品を選ぶこと
投資商品を売買する際には、通常『売買手数料』なるものがかかります。証券会社の利益になる部分ですね。
今回の裏技のように売買をしてしまうと手数料負けしてしまう場合があるので注意したいところです。
しかし、投資商品によってはこの手数料がかからないものもあります。
投資信託でいえばノーロードといった商品であれば、購入手数料はかかりません。(詳しくは各証券会社のHPで確認してください)
長期投資で人気のあるeMAXIS Slimシリーズなんかは当然ノーロードですね。
米国ETFなどでは購入手数料が無料のETFもあります。
こちらは証券会社によって異なりますが、SBI証券だとこのあたりの購入手数料が無料となります。
ティッカー | 名称 | 経費率 |
---|---|---|
VT | バンガード トータル ワールド ストックETF | 0.07% |
VTI | バンガード トータルストックマーケットETF | 0.03% |
VOO | バンガード S&P 500 ETF | 0.03% |
EPI | ウィズダムツリー インド株収益ファンド | 0.84% |
GLDM | SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト | 0.10% |
QQQ | インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF | 0.20% |
SPYD | SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF | 0.07% |
AGG | iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF | 0.03% |
VGT | バンガード 米国情報技術セクター ETF | 0.10% |
IYR | iシェアーズ 米国不動産 ETF | 0.41% |
楽天証券だと上記プラス5銘柄が購入手数料が無料となります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
手数料以上にメリットが
ある場合は裏技適応よ!
生涯投資枠を使い切る前には売却しない
今回紹介した裏技は生涯投資枠の復活です。
少しでも非課税枠を増やしたいといった時に使う裏技ですから、1,800万円を使い切る前に利用する必要はなさそうです。
儲かったからといって利確してはいけない
もしあなたが、もっと資産を増やしたいと考えるのであれば、新NISAで投資した商品が値上がりしたからと言って利確してはいけません。
これは今回紹介した裏技の逆のパターンとなってしまうため、資産形成を鈍化させてしまうことになるからです。
例えば、100万円で購入した商品が200万円になった際に、いったん売却して新たにNISA口座で200万円を再投資してしまうと、生涯投資枠が100万円分減ってしまうことになります。
また、特定口座で再投資した場合は非課税効率が悪くなってしまいます。
特定口座で再投資した場合と、そのままNISA口座で資産運用を続けた場合のシミュレーションをしてみましょう。
*10年後に50%上昇したと想定
【いったん売却して再投資した場合】
・100万円分を特定口座で再投資した場合
・『NISA』100万円x50%=150万円
・『特定』100万円X(50%X80%(課税分差し引き))=140万円
・NISA口座150万円+特定口座140万円=290万円
【そのまま運用した場合】
・そのまま200万円で運用して10年後に50%上昇した場合
・200万円x50%=300万円
これでは非課税枠のメリットが半減してしまいますよね。
(どちらもその後の株価が上昇した場合となりますが、投資している限りは上昇に期待しているのですから、シミュレーションも上昇を適応しています。)
使うフェーズの人は別やで
裏技のデメリット
生涯投資枠を復活させるといった今回の裏技にはデメリットもあります。
デメリットも受け入れることができる人だけが実践するようにしてください。
株価を気にしていなければならない
積立投資のメリットとして『ほったらかし投資ができる』という点があります。
その点、今回の裏技は株価を気にしていなければできない投資法です。
まるっきり市場の変動は見ないといった人であれば、デメリットになるというよりは利用できない裏技ですね。
12月に確認するだけでも
利用できる裏技よ!
タイミング次第では逆に上昇してしまう場合もある
生涯投資枠を復活させるために売却して、翌年に復活した投資枠で投資するといった期間までに、売却した商品が値上がりしてしまう可能性があります。
その上昇分は機会損失となってしまうため、デメリットと言えるでしょう。
ですから売却のタイミングは、売却と再購入の価格の変動が少ないなるべく年末に近い方が良いと考えます。
投資対象をひとつの商品に絞れない
先の章で注意点として『投資対象を変えておく』ことをポイントして上げました。
対象商品をひとつに絞れないというのは、資産管理をする上で複雑になるといったデメリットとなる人もいるでしょう。
まとめ
2024年からはじまる新NISAで使える裏技『生涯投資枠を増やす方法』をまとめます。
一般の人にとっては難しい投資法かも知れませんが、みなさんのように日々投資の情報を得ているような投資家であれば、十分に活用できる投資法なんじゃないかと思います。
他にも新NISAに関する記事を書いていますので、よかったらまとめ記事も読んでみて下さい。
新NISAがはじまる前にお気に入りの1冊で準備しておきましょう。
新NISAをはじめる前に読んでおきたいおすすめの書籍7選『読者レビュー付き』
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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