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こんにちは!
2021年からつみたてNISAに
変更した『ここ屋』よ!
資産形成をはじめようと投資に関して学ぼうとすると、早い段階で『NISA』という言葉を目にします。
NISAは金融庁が定める非課税制度のことで、現在の日本における投資の非課税制度には『NISA(一般NISA)』『つみたてNISA』『ジュニアNISA』があります。
相変わらず、省庁が定める制度の説明文を読んでも、一般人には理解しにくいですよね。
難しくて、自分にを選ぶ前に脱落してしまう人も多いようです。
投資期間や非課税期間、金額制限や年齢条件などのから、どのNISAを選べば一番お得なのかなど判断するのは非常に難しい問題です。
ましてや、2024年からは新たに『新NISA』がスタートすることで更に複雑な制度となりました。
そこで今回の記事では、【新NISA制度】2022年からNISAを最大限に活用する方法!について解説していきたいと思います。
こちらの記事に飛んできていただいた人には申し訳ありませんが、新NISAは更なる改正がありそうです。最近の情報はこちらの記事でご確認ください。
現NISAは新NISAに変わるとどうなる
それではここからは、現NISAの簡単なおさらいをして、新NISAに変わるとどうなるのかを解説していきましょう。
現NISAは3種類
現在施行されているNISA制度は3種類あり、それぞれに異なる特徴や条件があります。
NISA(一般NISA)
2014年からはじまった『NISA(一般NISA)』は、日本に住む成人(現在は20歳以上)なら誰でも口座を開設することができます。
年間120万円を限度に投資をすることができ、非課税期間は5年間です。
ただし、投資可能期間は2023年までのため2021年からカウントすると3年しか残っていません。
投資対象は比較的広く、国内株式をはじめとして国内ETF、国内REIT、海外株式、海外ETF、海外REITなどに投資することが可能です。
つみたてNISA
つみたてNISAは2018年から開始した少額非課税制度で、NISA(一般NISA)同様に日本に住む成人なら誰でも口座を開設することができます。
ただし、NISA(一般NISA)とつみたてNISAは、同一年度内に口座を両方保有することができないのが注意点です。
年度の途中でも口座の変更は可能だけど
少しでも口座利用してしまった場合は
翌年からの利用しかできないの
つみたてNISAの年間利用限度額は40万円で、非課税期間は20年間です。
投資対象はNISA(一般NISA)に比べて制限があり、金融庁が定める投資信託や国内ETFに限られています。
お国が『安全』と判断した銘柄のみや
ちなみにNASDAQ100は対象外や
投資可能期間は2038年まででしたが、税制が改定され5年間延長されて2042年まで投資できるようになりました。
2021年からはじめた人は22年間ものあいだ投資が可能になります。
ジュニアNISA
ジュニアNISAは2016年からはじまった制度ですが、日本に住む未成年なら誰でも(0歳から)口座を開設することが可能です。
しかし、ジュニアNISAは『ある理由』により2023年にはその制度が廃止になることが決まっています。
しかし、この制度は人気がないことから廃止になったのですが、廃止されることで不人気の理由が撤廃されて、逆に注目を浴びることになりました。
ジュニアNISAは対象者が成人(20歳)するまで解約できないという、なんともバカげた条件がありました。途中で解約をすると非課税ではなくなるという、横暴な制度であったため金融知識のある投資家からは見向きもされませんでした。
しかし、不人気を理由にジュニアNISA制度が廃止されることで、廃止後はいつでも解約が可能になる上に、対象者が成人するまで非課税運用が可能と言った『いいところどり』の制度に変身しました。
ジュニアNISAは年間80万円を限度に投資が可能で、投資対象はNISA(一般NISA)と同様に幅広い対象に投資が可能です。
投資可能期限は2023年までのため、2021年から開始すると3年間は投資ができます。
3年間って意味ないんとちゃうか?
そんなことないの!
もし3年間なら240万円が投資できて
成人するまでの長期間投資できるから
学資保険溶離も優秀よ!
今からジュニアNISA口座を開設しようとすると、おそらく2021年分の投資には間に合いません。
とはいえ、2022年から投資を開始したとしても2年間(160万円)は投資ができます。
仮に対象者(こども)が成人するまで15年間の期間があるとしたら、年利7%で運用すれば160万円が400万円になるといった計算となります。
学資保険より全然ええやんか
元本割れリスクもあるけれど
期間が長期だからマイナスになる
可能性は断然低いの!
新NISAではこう変わる
現行のNISA(一般NISA)はその制度が2023年で終了してしまいます。
そこで金融庁は『税制改正大綱』にて次なる『新NISA』の開始を決定しました。
新NISAでは、意味不明な複雑な制度となっており期間は2024年から2028年までの5年間です。
投資限度は年間122万円ですが、その作りを『2階建て』としており1階が20万円、2階が102万円に分かれています。
1階の20万円分はつみたてNISA同様の制限があり、5年間の非課税期間が終わると『つみたてNISA口座』に移行することができます。
2階の102万円分は現行のNISA(一般NISA)と同様な扱いで非課税期間は5年間です。
なんでそんな複雑なシステムにしたんや
2022年からNISA制度を最大限に活用する方法
2022年からNISA制度をフル活用したいと考えるのであれば、どのような戦略をとればもっとも効率的な方法となるのでしょうか?
3種類のNISAを最長で利用する
NISAのメリットは何といっても『非課税』にあります。
その非課税期間をもっとも享受できる方法として、3種のNISAを最長で利用することがあげられます。
ジュニアNISAについては、お子さんの有無や人数、現在の年齢などにより投資すべきか悩むところですが、まだ幼い年齢(10歳未満)であれば十分に検討に値すると考えられます。
また、NISA(一般NISA)は非課税期間は5年間と比較的短期ですが、年間120万円という金額に魅力があります。
特に年間40万円以上の投資金額をお持ちの方には非常にメリットのある方法かと思います。
また、新NISAは何やら複雑なつくりをしていますが、単純に考えると『(一般NISA102万円+つみたてNISA20万円)x5年間』と捉えることができます。
すべてのNISAをフルで活用するためには、どのような戦略をとれば良いのでしょうか?
NISAをリレーして最大限のメリットを受ける
現状の制度でNISAのメリット(非課税)を最大限に受けるためには、NISAをリレーする必要があります。
ここでもう一度、NISAの投資可能な期間についておさらいしてみます。
・NISA(一般NISA) ~2023年まで
・新NISA ~2028年まで
・つみたてNISA ~2042年まで
NISA(一般NISA)は同一年度に同時保有することができないことを考慮すると、以下のような保有の方法がもっともお得な方法だと考えられます。
NISAのお得度は『期間x金額』で計る
NISA(一般NISA)とつみたてNISAのどちらがお得なのかと考えた場合、一般的には期間の長い『つみたてNISA』を選択する人が多いでしょう。
しかし、つみたてNISAの限度額は40万円/年間と比較的少額なことから、ガッツリ投資をしたい人にとっては物足りないと思われがちです。
そこで、それぞれの『お得度』を計るのに金額と期間を掛けて考えてみましょう。
長さや高さだけでなく
面積で考える感じよ!
40万円x20年間(非)=800万円・年間
(非)は非課税期間
120万円x5年間(非)=600万円・年間
こう考えるとやはり『つみたてNISA』の方がお得に思えます。
しかし、実際に大きな金額を投資できる人にとって見れば、よりお得な方法があるんです。
つみたてNISAのお得度体積は?
先の思考法にプラスし、投資期間を掛けてみましょう。
つみたてNISA口座で、この先ずっと積立投資をした場合のお得度体積を計算してみましょう。
40万円x20年間(非)x21年間(投)=16,800万円・年間²
(投)は投資期間
リレーNISAのお得度体積は?
同様にリレーNISAの場合のお得度面積を計算してみます。
【NISA(一般NISA)】
120万円x5年間(非)x2年間(投)=1,2000万円・年間²
【新NISA】
122万円x5年間(非)x5年間(投)=3,050万円・年間²
【つみたてNISA】
40万円x20年間(非)x14年間(投)=11,200万円・年間²
〖合計〗
1,200+3,050+11,200=15,450万円・年間²
お得度体積は『つみたてNISA』の勝ち
つみたてNISAだけを継続した場合と、リレーNISAとした場合の『お得度体積』を比較すると以下のようになりました。
まあ、体積にするまでもなく単一年度でも『つみたてNISA』の方がお得なんですから結果は見えていましたよね。
じゃ何のためにやったんや
では、実際に金額を入れてシミュレーションをしてみた場合は、どうなるのでしょうか?
ここからが本番よ!
年利7%でそれぞれシミュレーションしてみる
投資の未来に対してシミュレーションするのは愚かな行為とされていますが、どちらがお得かを比較するために実施することをご理解ください。
・投資開始は2022年1月
・NISA、新NISAは毎年1月に一括投資したこととする
・NISA(一般NISA)、新NISA期間終了後の資産はその金額のままとする
・すべての期間で年利7%で計算
・最終期限はつみたてNISA非課税期間終了の2061年とする
つみたてNISAのみの場合は、投資元本が840万円で2061年には3,286万円になっている計算になります。
一方のリレーNISAの場合は、投資元本が1,490万円で2061年には3,396万円となります。
なんでリレーNISAの勝ちなんや
そりゃ投資元本が違うからよ!
まあ、そうなりますわな(笑)。
資金力がある人は、リレーNISAの方が少しだけ資産が増えるってワケです。
ここで賢い人は気付いているでしょうが、投資効率と非課税効率は『つみたてNISA』のほうが優秀ってことに。。。
非課税効率はつみたてNISAの勝ち
先のシミュレーションで、それぞれの運用益の差を確認してみましょう。
【つみたてNISAのみの場合の運用益】…2,476万円
【リレーNISAの場合の運用益】…1,906万円
つみたてNISAの方が運用益が大きいってことは、非課税効率も高いってことになります。
元本も少ないってことは
投資効率もいいってことやな
結局つみたてNISAは優秀ってことね!
では、リレーNISAはまったく意味のないものなんでしょうか?
ロールオーバーで資金効率を上げられる
先ほどのシミュレーションで、ひとつ大きな落とし穴があります。
それは、ロールオーバーです。
2022年と2023年分のNISAで利用した120万円分の資金は、それぞれ2027年と2028年にロールオーバーが可能です。
また、2024年から開始される新NISAの1階分の20万円は、期間完了時につみたてNISAにロールオーバーが可能です。
NISA120万円2年分と、新NISA1階部分の20万円5年分の計340万円分は、リレーNISAの投資元本から差し引くことができるのです。
再度非課税効率を検証してみる
リレーNISAの投資元本を340万円差し引いた場合の非課税効率を、もう一度検証してみます。
【つみたてNISAのみの場合の運用益】…2,476万円
【リレーNISAの場合の運用益】…2,246万円
先ほどよりは近付きましたが、やはりつみたてNISAの方が非課税効率は高いですね。
ぐぬぬな結果ね!
潤沢な資金があればリレーNISAの方が回転率はいい
とはいえ、年間40万円では物足りないと考える人であれば、リレーNISAを検討する価値はあるかと思います。
潤沢な資金があれば、金額的に大きな非課税枠を利用できる他、年齢的に2061年まで生きていると思えない人(←失礼)であれば、リレーNISAに意味を見出せるのではないでしょうか?
今から40年後に金持ちになっても
しゃーない気がするわ
【新NISA制度】2022年からNISAを最大限に活用する方法!まとめ
【新NISA制度】2022年からNISAを最大限に活用する方法!をまとめます。
現状でつみたてNISA口座を開設している人は、わざわざリレーNISAに変更するまでもないかも知れません。
なにより、面倒ですもんね。
一度設定したら『ほったらかし』にできるつみたてNISAは優秀ですよ。
ただし、年齢的に40年後を見据える必要のない人にとってみれば、リレーNISAがもっとも現実的で有効な手段だとは思います。
40代以上の人は検討してみて下さい。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ!
つみたてNISAについて疑問があれば、こちらのまとめ記事で必ず解決できるはずです。
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