昨日の米国市場は大きく上昇しました。
前日のアフターで対中貿易に緩和の可能性があるとニュースが流れたことで、市場に楽観が広がったようです。
他にもベージュブック(地区連銀経済報告)が公表されましたが、やはり米市場の焦点は関税問題に集中しているようです。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky4/23 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく上昇しました。
前日のニュースが好材料となったようですが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …+1.67%
・ダウ平均 …+1.07%
・NASDAQ100…+2.28%
プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンしても上昇していきました。
ナスダックは一時4%を超える上昇にまで買われていましたが、前場から押し戻されて結果的には上げ幅を半分くらいにまで縮小しました。

そのまま上げて欲しかったわね!

ハイパーグロース株もイイ感じやな
・AFRM(アファーム) …+6.89%
・COIN(コインベース) …+2.53%
・CRWD(クラウドストライク)…+4.70%
・DDOG(データドッグ) …+3.46%
・DOCS(ドキシミティ ) …+3.47%
・MQ(マルケタ) …+2.09%
・U(ユニティ) …+3.87%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.401から4.385に低下しました。
為替は少し円安に反発しています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が上昇したことが分かります。

連騰なんて久しぶりね!

マグニフィセント7はすべてが上昇しており、TSLA+5.37%、AMZN+4.29%、META+4.00%、NVDA+3.86%と大きく上げています。
メガキャップ以外にも半導体やソフトウェアなどに急騰銘柄が目立ちました。
・APH(アンフェノール)…+8.21%
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…+7.59%
・PLTR(パランティア)…+7.27%
・VST(ビストラ・エナジー)…+6.54%
・BA(ボーイング)…+6.06%
・DELL(デル)…+6.04%
・NOW(サービスナウ)…+5.98%
・INTC(インテル)…+5.54%
一方で、大きく下げた銘柄もありました。
・ENPH(エンフェーズ・エナジー)…▲15.65%
・LII(レノックス・インターナショナル)…▲8.98%
・OTIS(オティス・ワールドワイド)…▲6.72%
・BKR(ベーカー・ヒューズ)…▲6.44%
・AMT(アメリカン・タワー)…▲3.79%
・MAS(マスコ)…▲3.43%
・GD(ゼネラル・ダイナミクス)…▲3.30%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは9セクターが上昇、2セクターが下落した1日となりました。

・情報技術 …+3.05%
・一般消費財…+2.38%
・通信 …+2.05%
・資本財 …+1.29%
・金融 …+1.17%
・ヘルスケア…+0.84%
・公益事業 …+0.33%
・不動産 …+0.26%
・素材 …+0.16%
・エネルギー…▲0.30%
・生活必需品…▲0.38%
昨日の上昇は相場全体ではなく、セクターごとに大きくパフォーマンスに違いが出ました。
情報技術、一般消費財、通信といった3大メガセクターが大きく上げています。
資本財や金融といった景気に敏感なセクターも上げていますが、生活必需品やエネルギーといったセクターは下げていますね。
一時はディフェンシブセクターが好調な期間がありましたが、今後景気後退が訪れないと考えるのであれば、同セクターにとっては軟調な相場となるかもしれませんね。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+1.67%上昇して、終値では5.375に上げています。
10日ぶりに2連騰したS&P500ですが、昨日の上昇でもトレンド転換と考えるには早いと思っています。
窓を開けた上昇をしていますが、長い上ヒゲをつけて陰線で引けていますので、それほどモメンタムは強くはなく、5,500付近のレジスタンスと50日移動平均線に押し返されています。
出来高は少し増えつつあるので、このまま米市場に資金が戻りつつあることは期待が持てる材料にはなりそうです。

4月の下落幅は▲4.21%に縮小したわ!
FEAR&GREEDインデックスは24から27に上げ、EXTREME FEARからFEARに変わりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
トランプ大統領 対中関税大幅引き下げ示唆
前日にはベッセント財務長官から中国に対する関税を緩和する可能性が示唆されていましたが、昨日はトランプ大統領からも同様の可能性が示されました。
トランプ氏は中国に対する新たな関税率を今後2-3週間に発表する可能性があるとしており、今後5年かけて段階的に引き下げていくことを検討しているとのこと。
今回の引き下げ検討に関しては中国との交渉によるものではなく、米国が出したカードを勝手に引っ込めているだけにすぎませんので、今後中国がどのような対応をしてくるのかの注目ですね。

脅威が減っていくのは良いニュースね!
不確実性を懸念するベージュブック
昨日FRBから公開された地区連銀経済報告(ベージュブック)では、トランプ政権による関税政策が経済全般に影を落としていることが示されていました。
報告書には『経済活動はほとんど変わっていないが貿易政策による不確実性が増している』と記されていました。
5月6-7日にはFOMCが開催されますが、不確実性が多い中での利下げはまずないと予想されています。


6月の利下げはホントにあるんやろか
関税重しでPMIが低下
昨日発表された購買担当者指数(PMI)速報値では、4月の企業活動は拡大はしているとはいえ、2023年以来の緩やかなペースでしかありませんでした。
・総合PMIは2.3ポイント低下の51.2(市場予想は52)
・製造業PMIは50.7に上昇-前月50.2(市場予想は49)
・サービス業PMIは51.4に低下-前月54.4(市場予想は52.6)
関税懸念が高まる中で、物価高への懸念が高まる中で、生産見通しは悪化しているようです。
コロコロ変わる関税政策において、不確実性が高まっているのに活動を拡大しようと考える企業なんて今せんよね。

早く落ち着いて欲しいわね!
4月の注目イベントについて
4月も残りわずかですが重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・4/29 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・4/30 PCEデフレーター
・4/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【4/23 米国市場の値動き】
・S&P500 …+1.67%
・ダウ平均 …+1.07%
・NASDAQ100…+2.28%
【経済トピックス】
・トランプ大統領 対中関税大幅引き下げ示唆
・不確実性を懸念するベージュブック
・関税重しでPMIが低下
昨日の米国市場は大きく上昇しました。
中国に対する関税政策が緩和される可能性があると報道されたことで、市場に楽観が広がったようです。
ベージュブックでも記されていたように、不確実性が高まっている状況では、FRBも企業も打つ手をハッキリさせることができないといったところが本音ではないですかね。
われわれ個人投資家も下手に予想するのではなく、市場のトレンドがハッキリしてから手を打つのでも遅くはないと思っています。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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