昨日の米国市場は大きく下落しました。
インフレの再燃リスクが示され消費者マインドも低下したことで、市場にはリセッション懸念が高まったようです。
一度は底をつけたと思われたS&P500ですが、どうやら本当の底はもう少し深いようです。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
クリックでランキングの応援してください!
ランキング押し上げて欲しいです。

Xの相互フォロー待ってるわ!
Follow @RamTky3/28 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく下落しました。
インフレ指標などが発表されましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲1.97%
・ダウ平均 …▲1.69%
・NASDAQ100…▲2.61%
プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンしても上昇していきました。
その後も大きく売られることなく、引けにかけても上昇していきました。

ガッカリの続落ね!
週間ベースで見るとS&P500は▲1.53%、ダウは▲0.96%、NASDAQ100は▲2.39%の下落となりました。

ハイパーグロース株も爆下げやな
・AFRM(アファーム) …▲2.49%
・COIN(コインベース) …▲7.77%
・CRWD(クラウドストライク)…▲2.58%
・DDOG(データドッグ) …▲3.58%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲3.37%
・MQ(マルケタ) …▲2.33%
・U(ユニティ) …▲4.82%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.361から4.251に低下しました。
ドル円はドル高に向かいはじめました。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が大きく下落していることがわかります。

まっ赤っかで嫌になるわね!

マグニフィセント7はすべて下落しており、GOOGが▲4.89%、AMZNとMETAが▲4.29%、TSLAとMSFTも▲3%以上の下げとなりました。
多くの銘柄が下げた中でも、公益やヘルスケアには上昇した銘柄もあったようです。
・WRB(ダブリュアール・バークレー)…+7.53%
・WELL(ウェルタワー)…+2.33%
・AWK(アメリカン・ウォーター)…+2.22%
・PPL(パシフィック・パワー)…+2.09%
・BMY(ブリストル・マイヤーズ)…+1.90%
・MRK(メルク)…+1.86%
・AEP(アメリカン・エレクトリック・パワー)…+1.72%
一方で、大きく下げた銘柄は多かったようです。
・LULU(ルルレモン)…▲14.19%
・ON(オン・セミコンダクター)…▲6.44%
・DASH(ドアダッシュ)…▲5.88%
・WBA(ワーナーブラザース)…▲5.81%
・DLTR(ダラー・ツリー)…▲5.46%
・PYPL(ペイパル)…▲5.39%
・LVS(ラスベガス・サンズ)…▲5.31%
・DPZ(ドミノ・ピザ)…▲5.13%
米国株アプリmoomooなら株価変動の要因を詳しく知ることができます。
今なら無料で口座開設すると、人気の米国株がもらえるキャンペーンをやっています。

取引口座を開けば
24時間取引も可能なの!
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは1セクターのみが上昇、他10セクターが下落した1日となりました。

・公益事業 …+0.66%
・不動産 …▲0.22%
・ヘルスケア…▲0.35%
・生活必需品…▲0.46%
・エネルギー…▲0.62%
・素材 …▲1.80%
・金融 …▲1.98%
・資本財 …▲2.07%
・情報技術 …▲2.44%
・一般消費財…▲3.09%
・通信 …▲3.50%
公益事業だけがプラスの1日となりました。
一方で、4セクターは2%を超える急落をして、通信と一般消費財セクターは大型株の下落に引っ張られました。
やはり、ボラティリティーの高い通信、情報技術、一般消費財セクターは、下落相場では早めに逃げる必要がありそうです。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲1.97%下落して、終値では5,580に下げています。
先週から上昇基調にあったS&P500ですが、3日連続の下落で3/13につけた年初来安値を試す展開となりました。
特に昨日は今年2番目の大きな下落となり、MACDも再び下方向を向いています。
本格的な下落トレンドが始まったようですから、来週も厳しい相場が待っていそうです。

4月2日が怖いわね!
FEAR&GREEDインデックスは28から22に下がり、再びFEARからEXTREME FEARに変わりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
コア指数が加速した2月のPCEデフレータ
2月のPCEデフレータではコア指数が予想を上回る伸びを示し、インフレの加速懸念が高まりました。
コア(前年比)
結果…2.8%(予想…2.7%)
前回…2.6%
(前月比)
結果…0.4%(予想…0.3%)
前回…0.3%
総合(前年比)
結果…2.5%(予想…2.5%)
前回…2.5%
(前月比)
結果…0.3%(予想…0.3%)
前回…0.3%
個人支出(前月比)
結果…0.4%増(予想…0.5%増)
前回…▲0.3%減(速報値…▲0.2%減)
個人所得(前月比)
結果…0.8%増(予想…0.4%増)
前回…▲0.3%減(速報値…▲0.2%減)
一方で、支出は先月よりも伸びており、インフレ懸念からの駆け込み消費が見られました。
これまで順調に低下してきたインフレ率も、トランプ関税によって再加熱しているようです。

利酒は当分先になりそうね!
2年ぶり低水準の消費者マインド指数
昨日発表されたミシガン大消費者マインド指数は前月を下回り、およそ2年ぶりの低水準に落ち込みました。
【3月】
□結果…57.0(予想…57.9)
前月…64.7
□1年先インフレ期待…5.0%
(予想…4.9%)前月…4.3%
□5-10年先インフレ期待…4.1%
(予想…3.9%)前月…3.5%
一方で、5年先のインフレ期待は32年ぶりの高水準となり、1年先インフレ期待も予想を上回りました。
消費者は関税引き上げによる物価高への懸念を強めており、消費意欲の低下が景気減速を呼ぶ可能性が高まりました。

本気でマズい状況になってきたな
xAIがXを買収して事業合理化
イーロン・マスク氏が所有するxAIが、X(旧ツイッター)を買収したことを明らかにしました。
新たにXAIホールディングスが誕生し、企業価値は負債を除くと1000億ドルを超える規模となるとのこと。
事業の合理化が進めば世界有数のAI研究所となりますが、AI分野には競合も多いですからね。

成功するといいわね!
4月の注目イベントについて
来週から4月に入りますので重要な経済指標のスケジュールを確認しておきましょう。
・4/ 1 ISM製造業景気指数
・4/ 3 ISM非製造業景気指数
*4/ 4 雇用統計
*4/10 消費者物価指数(CPI)
・4/11 生産者物価指数(PPI)
・4/11 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・4/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・4/16 小売売上高
・4/29 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・4/30 PCEデフレーター
・4/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【3/28 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲1.97%
・ダウ平均 …▲1.69%
・NASDAQ100…▲2.61%
【経済トピックス】
・コア指数が加速した2月のPCEデフレータ
・2年ぶり低水準の消費者マインド指数
・xAIがXを買収して事業合理化
昨日の米国市場は大きく下落しました。
関税による物価高懸念が高まり、消費者マインドも低下しているようです。
このまま経済が減速するようだと、本当にリセッション入りしてしまう可能性もあります。
4月2日のXデーが近付いていますが、そろそろトランプさんに何とかしてもらわないと、株式市場が取り返しのつかない状況になってしまいそうですね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
SBI証券の『クレカ積立』でお得にポイントがもらえるサービス
SBI証券『クレカ積立』について詳しくはこちら
通常の申し込みページよりもお得な『最大10,000円+10%の紹介特典』がもらえるURL

コメント