昨日の米国市場は下落しました。
ビックテックの決算が冴えず、相場全体に悲観が拡がっているようです。
一方で、雇用統計では強弱入り交じる労働市場が示されましたが、インフレ懸念も高まっているようです。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky2/7 米国市場の値動き
昨日の米国市場は下落しました。
雇用統計が影響したのかも知れませんが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲0.95%
・ダウ平均 …▲0.99%
・NASDAQ100…▲1.30%
プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンする下落していきました。
その後も買い戻されることなく一方的に売られる1日となりました。

残念な寄り天になったわね!
週間ベースで見るとS&P500は▲0.24%、ダウは▲0.54%の下落、ナスダック100は+0.06%の上昇となりました。

ハイパーグロース株はまちまちやな
・AFRM(アファーム) …+21.81%
・COIN(コインベース) …+1.52%
・CRWD(クラウドストライク)…+0.26%
・DDOG(データドッグ) …▲1.52%
・DOCS(ドキシミティ ) …+35.99%
・MQ(マルケタ) …▲1.32%
・U(ユニティ) …▲0.71%
AFRMとDOCSは決算発表後に爆上げしています。今年はハイパーグロース株の年になるかも知れませんね。
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.436から4.493に上昇しました。
ドル円はさらに円高に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が下落していることが分かります。

マグ7がどうしようもないわね!

マグニフィセント7は2銘柄が上昇。NVDAが+0.90%続伸しています。一方で5銘柄は急落。特にAMZNが▲4.05%、TSLAは▲3.39%、GOOGも▲3.19%と続落しました。
リスクオフ相場の中でも、大きく上げた銘柄をピックアップしていきます。
・EXPE(エクスペディア)…+17.27%
・TTWO(テイクツー・インタラクティブ)…+14.03%
・MPWR(モノリシック・パワー)…+8.98%
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…+7.21%
・UBER(ウーバー)…+6.59%
・HII(ハンティントン)…+5.47%
・PANW(パロアルト・ネットワークス)…+3.51%
・GL(グローブ・ライフ)…+2.92%
一方で、大きく下落した銘柄もありました。
・ULTA(アルタ)…▲6.68%
・APD(エアー・プロダクツ)…▲5.39%
・DHI(ディーアール・ホートン)…▲4.99%
・ENPH(エンフェーズ・エナジー)…▲4.48%
・NKE(ナイキ)…▲4.27%
・LEN(レナー)…▲4.17%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは久しぶりに11セクターすべてが下落した1日となりました。

・エネルギー…▲0.14%
・公益事業 …▲0.26%
・不動産 …▲0.40%
・生活必需品…▲0.48%
・資本財 …▲0.63%
・金融 …▲0.64%
・ヘルスケア…▲0.70%
・情報技術 …▲0.98%
・通信 …▲0.99%
・素材 …▲1.01%
・一般消費財…▲2.13%
昨日は完全リスクオフ相場となり、一般消費財は2%以上の下落。AMZNとTSLAが大きく下げましたので仕方ありませんね。
他にも素材や通信、情報技術も大きく下げています。
一方で、エネルギーや公益事業あたりはそこまで下げていませんが、週間ベースで見るとディフェンシブセクターが比較的強かったようです。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲0.95%下落して、終値では6,025に下げています。
3日連続の上昇をしていたS&P500ですが、昨日は2日分の上昇を打ち消す大きな下落となりました。
それでも50日移動平均線の上で6,000をキープしていますので、値固めをしているところでしょうか。
気になるのはこのところ高値を切り下げながら下落トレンドを形成してしまっているところでしょうか。

来週のインフレ指標にも注目ね!
FEAR&GREEDインデックスは41から39に下げましたがFEARのままです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
強弱入り交じる1月の雇用統計
1月の雇用統計では雇用の伸びが減速していることが示されました。一方で、失業率は低下し平均時給は上昇するといった強弱入り交じる結果となりました。
【失業率】
結果 4.0%(予想 4.1%)
前回 4.1%
【非農業部門雇用者数】
結果 14.3万人増(予想 17.5万人増)
前回 30.7万人増(速報値25.6万人増)
【平均時給】
(前年同期比)
結果 4.1%増(予想3.8%増)
前回 4.1%増(速報値3.9%増)
(前月比)
結果 0.5%増(予想0.3%増)
前回 0.3%増
2024年3月まで12カ月の雇用者数修正は下方修正されましたが、依然として健全な労働市場が示されています。
失業率は年初の人口統計の推計修正を反映しているため、単純に前月までの数値とは比較できないようです。
FRBがこれまでコントロールしてきた政策金利は、間違っていなかったことが示されたと言って良さそうですね。

悪いニュースではなかったわね!
関税懸念が高まるミシガン大消費者マインド
昨日発表された2月のミシガン大消費者マインド指数(速報値)は67.8に低下しており、1年先インフレ期待は4.3%に上昇しました。
関税への懸念から消費が落ち込み、短期のインフレ期待が急上昇した模様です。
米国の主要貿易相手国に対する関税が発動され物価上昇につながるようだと、個人消費は圧迫される可能性が高いと考えられます。

不透明な問題やな
金利低下すると考えるミネアポリス連銀総裁
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、労働市場は鈍化してきたが堅調を維持していると指摘しました。
同時に2025年は金利が穏やかに低下するといった考えを示しました。
比較的タカ派で知られるカシュカリ総裁でも、年末までに政策金利が引き下げられることが適切だと考えているようです。
市場予想は年内1回の利下げを織り込んでいますね。


まだまだ変わる可能性が高いわ!
2月の注目イベントについて
2月も重要な経済指標がありますのでスケジュールをチェックしておきましょう。
*2/12 消費者物価指数(CPI)
・2/13 生産者物価指数(PPI)
・2/14 小売売上高
・2/18 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・2/26 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・2/28 PCEデフレーター
・2/28 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【2/7 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲0.95%
・ダウ平均 …▲0.99%
・NASDAQ100…▲1.30%
【経済トピックス】
・強弱入り交じる1月の雇用統計
・関税懸念が高まるミシガン大消費者マインド
・金利低下すると考えるミネアポリス連銀総裁
昨日の米国市場は下落しました。
雇用統計の結果を受けても、寄りでは上昇していたので週末も続伸するのかと考えていたのですが、そう簡単に高値の更新はしてくれないようです。
関税問題もまだクリアになったワケでもありませんので、市場は方向性を探っているようです。
気になるマグニフィセント7は5銘柄が年初来のリターンがマイナスですから、市場に勢いがつかないわけです。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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