昨日の米国市場はハイテク株を中心に大きく下落しました。
トランプ大統領によるカナダとメキシコ、中国に対する関税発動の発表によって株価は急落しています。
一方で、エヌビディアの決算はおおむね良好。アフターで▲1.5%下げていた株価はプレマーケットで+2.5%上昇と回復していたのですが、マーケットが閉まると▲8.48%の急落。
メガテックはいつになったらリバウンドを始めてくれるのでしょうか。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

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Follow @RamTky2/27 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく下落をしました。
関税発動のニュースによって市場は混乱していますが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲1.59%
・ダウ平均 …▲0.45%
・NASDAQ100…▲2.75%
プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンすると下落していきました。
その後ヨコヨコが続いたのですが、引けにかけて急激に売られていきました。

盛大な寄り天だったわね!

ハイパーグロース株もボコボコやな
・AFRM(アファーム) …▲4.38%
・COIN(コインベース) …▲2.16%
・CRWD(クラウドストライク)…▲3.63%
・DDOG(データドッグ) …+0.14%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲4.73%
・MQ(マルケタ) …+21.08%
・U(ユニティ) …▲1.28%
MQは決算発表後に爆上げしています。
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.256から4.266に上昇しました。
ドル円はさらにドル安に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、テック系の急落が目立つことが分かります。

エヌビディアショックね!

マグニフィセント7はすべて下落して決算発表のあったNVDAは▲8.48%と暴落しています。他にもTSLAが▲3.40%と続落しており、AMZN、GOOG、METAも2%を超える急落。
メガテックや半導体が売られる中で、大きく上げた銘柄もありました。
・INVH(インビテーション・ホームズ)…+5.54%
・WBD(ワーナーブラザース)…+4.76%
・ALL(オールステート)…+3.52%
・UHS(ユニバーサル・ヘルス)…+3.30%
・CINF(シンシナティ・フィナンシャル)…+3.12%
・CB(チャブ)…+2.93%
・MOH(モリーナ・ヘルスケア)…+2.90%
・ACGL(アーチ・キャピタル)…+2.82%
一方で、大きく下落した銘柄もありました。
・TFX(テレフィックス)…▲21.69%
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…▲15.97%
・VTRS(ビアトリス)…▲15.21%
・FE(ファーストエナジー)…▲10.48%
・FSLR(ファースト・ソーラー)…▲9.98%
・MPWR(モノリシック・パワー)…▲9.26%
・AXON(アクソン)…▲8.20%
・EBAY(イーベイ)…▲8.19%
・CEG(コンステレーション・エナジー)…▲7.55%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち3セクターが上昇、8セクターが下落した1日となりました。

・不動産 …+0.43%
・金融 …+0.22%
・生活必需品…+0.06%
・エネルギー…▲0.17%
・資本財 …▲0.58%
・ヘルスケア…▲0.60%
・素材 …▲1.44%
・通信 …▲1.71%
・一般消費財…▲1.80%
・公益事業 …▲2.15%
・情報技術 …▲3.77%
昨日は不動産や金融などがわずかの上げていますが、基本的にはリスクオフ相場となり、情報技術は今年最大級の下落となりました。
2022年を思い出させる相場が続きますが、この状況が続くと考えるのであれば、ディフェンシブセクターへの投資に乗り換えた方が賢明かも知れませんね。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲1.59%下落して、終値では5,861に下げています。
先週末から下げはじめたS&P500ですが、昨日はさらなる急落が待っていました。
今年2回目の大陰線となり、大事なサポートラインをわずかに下抜けしています。
年初来安値まで0.59%にまで迫っており、これを抜けてしまうと本格的な下落トレンドとなりそうです。
MACDも下落トレンド入りしていますので、残念ですがすぐに回復するのは難しいと考えられます。

年初来でも▲0.34%に下げたわね!
FEAR&GREEDインデックスは22から18に下げてEXTREME FEARを深めました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
トランプ大統領カナダ、メキシコ3月4日に関税発動
トランプ大統領はカナダとメキシコに対する関税を3月4日に発動すると述べました。また中国に対しても、追加で10%の関税を課すとしています。
前日の『カナダ、とメキシコ関税は4月2日』といった発言から一転、やはり当初の予定通り3月4日となったことで市場は困惑しました。
隣国であるカナダとメキシコから『容認できない非常に高い水準』で違法薬物がなお流入していると指摘。
トランプ大統領はこれまでのカナダとメキシコの国境警備対策の結果に失望しており『進展には満足していない』とのことです。

相互関税だけが4月2日なのね!
米GDPは2.3%と堅調な伸び
米経済は昨年10-12月には前期比年率で2.3%増と健全なペースで拡大しました。また、個人消費は4.2%増加と市場予想を上回っています。
米経済は底堅い個人消費に支えられて、引き続き堅調に拡大していることが示されました。
食品とエネルギーを除く個人消費支出コア価格指数は2.7%上昇しており、今夜発表されるPCEデフレータにどう影響するか注視する必要がありそうです。

インフレ再燃の懸念が高まるな
トランプ関税は消費者の反発招く
トランプ大統領の新たな関税への取り組みは、米消費者からは冷ややかな反応が示されています。
60%の人は関税が物価上昇につながると予想しており、44%は関税が米経済に悪影響を及ぼすと回答しています。
トランプ大統領は新たな米国の繁栄を目指しているようですが、関税は物価上昇と成長鈍化につながると指摘する声があがっていますね。

良くなってくれるといいわね!
2月の注目イベントについて
2月もまだ重要な経済指標の発表がありますので、スケジュールをチェックしておきましょう。
・2/28 PCEデフレーター
・2/28 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【2/27 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲1.59%
・ダウ平均 …▲0.45%
・NASDAQ100…▲2.75%
【経済トピックス】
・トランプ大統領カナダ、メキシコ3月4日に関税発動
・米GDPは2.3%と堅調な伸び
・トランプ関税は消費者の反発招く
昨日の米国市場は大きく下落しました。
エヌビディアの決算が市場の回復に一役買ってくれるのかとも期待したのですが、関税報道によって完全にリスクオフとなりましたね。
今後すぐに相場が好転してくれるようなことはなさそうですが、今夜発表されるPCEデフレータでインフレ再燃などが示されてしまうようだと、株価はさらに下値を掘り下げる展開もありそうです。
SNSを見ていると『年初一括投資が正解』だとか『〇〇に投資していればオッケー』などと言っている人もいますが、株式投資ってそんな簡単なものではありません。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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