昨日の米国市場はハイテク株を中心に大きく下落しました。
過去2年の上昇を支えてきたマグニフィセント・セブンが昨年12月に付けた高値からの下落率が10%に達し、調整局面入りとなりました。この期間で時価総額約1兆6000億ドル(約238兆円)が吹き飛んだことになります。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

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Follow @RamTky2/25 米国市場の値動き
昨日の米国市場はハイテク株が連日の下落をしました。
消費者の信頼感は大幅に低下したようですが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲0.47%
・ダウ平均 …+0.37%
・NASDAQ100…▲1.24%
プレマーケットからハイテク株を中心に売られていた相場は、マーケットがオープンしても下落していきました。
その後は買い戻される場面もありましたが、引けにかけても売られていきました。

ナスダックはボコボコね!

ハイパーグロース株もヤバいことになったな
・AFRM(アファーム) …▲3.83%
・COIN(コインベース) …▲6.42%
・CRWD(クラウドストライク)…▲3.06%
・DDOG(データドッグ) …▲2.15%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲1.10%
・MQ(マルケタ) …+1.35%
・U(ユニティ) …▲5.98%
決算前のMQだけは強い相場が続いています。
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.400から4.298に低下しました。
ドル円はさらにドル安に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇した銘柄の方が多かったことが分かります。

テックが弱い毎日が続くわね!

マグニフィセント7は6銘柄が下落してTSLAが▲8.39%と急落が止まりません。NVDAも▲2.80%の続落、GOOGも▲2.11%と大きく下げています。
メガテックや半導体が売られる中で、大きく上げた銘柄もありました。
・SOLV(ソルベンタム)…+9.54%
・MOH(モリーナ・ヘルスケア)…+6.45%
・AMT(アメリカン・タワー)…+6.12%
・WBA(ウォルグリーン)…+5.18%
・FICO(フェア・アイザック)…+4.88%
・DHI(ディーアール・ホートン)…+4.50%
・ELV(エレバンス・ヘルス)…+4.33%
・WMT(ウォルマート)…+4.29%
一方で、大きく下落した銘柄もありました。
・SRE(センプラ・エナジー)…▲18.97%
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…▲11.76%
・TSLA(テスラ)…▲8.39%
・LYV(ライブ・ネーション)…▲6.57%
・PODD(インシュレット)…▲5.93%
・INTC(インテル)…▲5.27%
・ON(オンセミコンダクター)…▲4.08%
・AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイシズ)…▲3.84%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち6セクターが上昇、5セクターが下落した1日となりました。

・生活必需品…+1.46%
・不動産 …+1.20%
・ヘルスケア…+0.59%
・資本財 …+0.59%
・素材 …+0.24%
・金融 …+0.13%
・公益事業 …▲0.25%
・一般消費財…▲0.56%
・エネルギー…▲1.19%
・情報技術 …▲1.39%
・通信 …▲1.40%
相変わらず生活必需品が強く、ディフェンシブセクターが上位を占めています。
ナスダックが下げる中でもダウが上昇している理由がわかりますね。
一方で、情報技術や通信などメガテックを多く含むセクターの下落が止まりません。
完全に下落トレンドとなってしまいましたが、エヌビディアの決算がゲームチェンジャーとなってくれるのでしょうか。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲0.47%下落して、終値では5,955に下げています。
5日前に最高値を更新していたS&P500ですが、その後4日連続の下落となってしまいました。
50日移動平均線も大きく割り込み4日で▲3.07%の下落となりましたが、昨日は長い下ヒゲをつけているので買い支えはあるようです。
とはいえ、MACDはデッドクロスの後に急激に下げていますので、すぐに転換できるとは考えにくいですが。

年初来でも▲0.45%に下げたわね!
FEAR&GREEDインデックスは29から23に下げ、FEARからEXTREME FEARに変わりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
消費者信頼感が3年半ぶりの大幅落ち込み
コンファレンスボードが発表した2月の消費者信頼感指数は、2021年8月以来の大幅な落ち込みを記録しました。
前月の105.3から7ポイント低下して98.3、市場予想の102.5も下回り3ヶ月連続の低下となりました。
トランプ政権の政策の影響を巡る不透明感が重しとなったようですが、今後1年以内にリセッションに陥ると予想した回答者の割合が9カ月ぶりの高水準に達したとのこと。

インフレ期待の上昇が止まらないわ!
欧州でテスラの販売が急減
欧州でテスラの登録台数が前年同月比45%減の9945台ですが、ライバルの自動車メーカーでEV需要が急増しているとのこと。
先月、ドイツでの新車登録は1277台しかなく、フランスでの販売台数は63%急減で22年8月以来最悪となりました。
ドイツやフランス、英国でテスラ車の販売不振が顕著ですが、イーロン・マスクCEOが政治的な影響力を世界的に強めていることが要因かも知れませんね。

イーロンはテスラを盛り上げて欲しいな
ビットコイン昨年11月以来の安値割れ
ビットコインが9万ドルを割り込んで昨年11月以来の安値を記録しました。
要因のひとつとも考えられますが、バイビット(Bybit)は先週末ハッキング被害を発表しており、業界史上最大の被害額で約15億ドル(2240億円)とのこと。
アルゼンチンのミレイ大統領を巻き込む仮想通貨スキャンダルも影響して、仮想通貨全体に売りが拡がっています。

ボラの高さは株の比じゃないわ!
2月の注目イベントについて
2月もまだ重要な経済指標の発表がありますので、スケジュールをチェックしておきましょう。
・2/28 PCEデフレーター
・2/28 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
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【2/25 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲0.47%
・ダウ平均 …+0.37%
・NASDAQ100…▲1.24%
【経済トピックス】
・消費者信頼感が3年半ぶりの大幅落ち込み
・欧州でテスラの販売が急減
・ビットコイン昨年11月以来の安値割れ
昨日の米国市場はハイテク株を中心に大きく下落しました。
マグニフィセント7は調整局面入りして、株式市場はリスクオフに向かっています。
今夜の相場のアフターにはエヌビディアの決算、週末にはインフレ指標の発表が控えていますが、場合によってはもう一段階の下げも覚悟する必要があるかもしれませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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