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【武漢で新ウィルスが検出】今年初の調整局面のはじまりか

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市場分析

昨日の米国市場は大きく下落しました。

米経済を下支えしてきた消費者マインドが関税懸念によって冷え込みはじめたことが引き金になりました。

また、中国の武漢で新たなウィルスが検出されたとの報道は、新型コロナウィルスを彷彿させるには十分な脅威となりました。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ
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記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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2/21 米国市場の値動き

昨日の米国市場は大きく下落しました。

大きなニュースはありませんでしたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500   …▲1.71%
・ダウ平均  …▲1.69%
・NASDAQ100…▲2.06%

プレマーケットではそれほど値動きのなかった相場は、マーケットがオープンすると下落していきました。

その後も買い支えられることなく売られ続け、引けにかけても下落が止まりませんでした。

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今年最大の下落ね!

週間ベースで見るとS&P500は▲1.66%、ダウは▲2.51%の下落、ナスダック100は▲2.26%の下落となりました。

リッヒ
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ハイパーグロース株はボコボコやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム) …▲8.12%
・COIN(コインベース) …▲8.27%
・CRWD(クラウドストライク)…▲6.75%
・DDOG(データドッグ) …▲5.23%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲3.51%
・MQ(マルケタ) …▲5.87%
・U(ユニティ) …+1.21%

10年債利回り(長期金利)

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.552から4.431に低下しました。

ドル円はさらにドル安に向かっています。

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S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が下落したことが分かります。

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久しぶりのおはギャーね!

マグニフィセント7もすべて下落してTSLAが▲4.68%、NVDA▲4.05%の急落。AMZNやGOOGも2%以上の大きな下げ相場となりました。

ほとんどの銘柄が下落する中で、大きく上げた銘柄もありました。

昨日大きく上昇した銘柄

・MRNA(モデルナ)…+5.34%
・KVUE(ケンビュー)…+4.15%
・HSY(ハーシー)…+4.07%
・MDLZ(モンデリーズ)…+4.02%
・CAG(コナグラ・ブランズ)…+3.82%
・WST(ウェスト・ファーマシューティカル・サービス)…+3.56%
・ADM(アーチャーダニエルズ・ミッドランド)…+3.52%
・MNST(モンスター・ビバレッジ)…+3.50%

一方で、大きく下落した銘柄もありました。

昨日大きく下落した銘柄

・AKAM(アカマイ)…▲21.73%
・GEV(GEベルノバ)…▲8.84%
・ODFL(オールド・ドミニオン)…▲8.54%
・CEG(コンステレーション・エナジー)…▲8.07%
・VST(ビストラ・エナジー)…▲7.81%
・EPAM(イーピーエーエム・システムズ)…▲7.21%
・UNH(ユナイテッドヘルス)…▲7.17%
・UAL(ユナイテッド・エアラインズ)…▲6.44%

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち1セクターのみが上昇他10セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・生活必需品…+0.45%
・ヘルスケア…▲0.33%
・公益事業 …▲0.63%
・不動産  …▲0.88%
・金融   …▲1.45%
・通信   …▲1.67%
・エネルギー…▲2.08%
・一般消費財…▲2.10%
・素材   …▲2.19%
・資本財  …▲2.32%
・情報技術 …▲2.52%

唯一上昇したのは生活必需品でディフェンシブセクターの枠割を果たしています。

ヘルスケアや公益事業の下げ幅も限定的なので、資産の目減りをマイルドにするためにはこれらでリスクヘッジ留守必要がありそうです。

一方で、情報技術や資本財、素材と一般消費財、エネルギーなどは2%を超える下落で、完全にリスクオフ相場でした。

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S&P500チャート分析

昨日のS&P500は▲1.71%下落して、終値では6,013に下げています。

今週には最高値を更新していたS&P500ですが、昨日の急落で月初来マイナスまで下げました。

今年一番の大陰線となりMACDはデッドクロスしましたので、これから調整局面を迎える公算が高まりました。

救われる可能性としては50日移動平均線と6,000の大台でサポートされるかも知れませんが、あまり期待できないと考えています。

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月初来でも▲0.45%に下げたわね!

FEAR&GREEDインデックスは45から35に下げ、NUETRALからFEARに変わりました。

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

武漢の研究所で新ウィルス検出

中国の武漢ウイルス研究所は、新型コロナウイルスと同じ受容体を持つ新しいコロナウイルスがコウモリから検出されたと明らかにしました。

コロナショックの再発懸念からワクチンを製造する医薬品メーカーの株価が急伸しています。

現時点で人への感染は確認されていないとのことですが、前回の新型コロナウィルスですら真相が究明されていませんので、中国のウィルス兵器ではないかと疑う人も少なくないようです。

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パンデミックはもう2度と御免よ!

関税不安で消費者マインド指数が低下

ミシガン大学消費者マインド指数は大きく低下して、長期のインフレ期待が30年ぶりの高水準となりました。

トランプ大統領の関税政策が物価を押し上げるとの懸念が、消費者のセンチメントを低下させているようです。

ミシガン大学消費者信頼感指数

【2月】
□結果…64.7(予想…67.8)
 前月…71.7
□1年先インフレ期待…4.3%
 (予想…4.3%)前月…3.3%
□5-10年先インフレ期待…3.5%
 (予想…3.3%)前月…3.2%

5-10年先のインフレ期待がここまで上げるのは1995年以来のとのことです。

貿易戦争の見通しが消費者物価の先行きを暗くしていることは確実ですね。

リッヒ
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景気の下支えが冷え込んできたな

デジタル課税への報復関税を検討

トランプ大統領は米国の巨大テック企業にデジタルサービス税を課す諸国に対して、関税による対抗措置を正式に検討する大統領覚書に署名しました。

今後も貿易不均衡是正を巡り地域間の応酬がさらに拡大する恐れがありそうです。

関税実施スケジュールにかんしては設定していませんから、これもディールに使われるだけかもしれませんね。

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実施されればメガテックには追い風ね!

2月の注目イベントについて

2月もまだ重要な経済指標の発表がありますので、スケジュールをチェックしておきましょう。

2月の注目イベント

・2/26 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・2/28 PCEデフレーター
・2/28 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

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まとめ

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昨日の米国市場のまとめ

【2/21 米国市場の値動き】
・S&P500   …▲1.71%
・ダウ平均  …▲1.69%
・NASDAQ100…▲2.06%
【経済トピックス】
・武漢の研究所で新ウィルス検出
・関税不安で消費者マインド指数が低下
・デジタル課税への報復関税を検討

昨日の米国市場は大きく下落しました。2月のリターンもマイナスに転じて調整局面のはじまりとなる可能性が高まりました。

米経済を下支えしてきた個人消費が冷え込むようなことがあれば、いよいよ景気後退局面を迎えるのかも知れません。

また、新型ウィルスの検出によってパンデミックの再来が懸念されます。

2025年に入り株式市場にはネガティブな要因ばかりが目につきますが、長期的な視点を見失わないようにしたいですね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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