昨日の米国市場は2日連続の上昇から反転下落しました。
為替は1ドル150円を切るまで円高が進んでおり、米国株投資家にとってはツライ日々は続きますね。
一方で、ウォルマートの通期利益見通しが市場予想を下回り、景気の原動力である個人消費に対する懸念が強まりました。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
クリックでランキングの応援してください!
ポチってくれると励みになります。

Xの相互フォロー待ってるわ!
Follow @RamTky2/20 米国市場の値動き
昨日の米国市場は下落しました。
大きなニュースはありませんでしたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲0.43%
・ダウ平均 …▲1.01%
・NASDAQ100…▲0.48%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしても下落していきました。
その後も大きな買戻しはありませんでしたが、引けにかけてジリジリと回復していきました。

昨日は寄り底にはならなかったわ!

ハイパーグロース株も基本は下げやな
・AFRM(アファーム) …▲2.32%
・COIN(コインベース) …▲0.80%
・CRWD(クラウドストライク)…▲3.11%
・DDOG(データドッグ) …▲2.03%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲2.19%
・MQ(マルケタ) …+2.08%
・U(ユニティ) …+30.41%
Uが決算発表後に爆上げしていますね。
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.552から4.509に低下しました。
ドル円は一気にドル安に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、下げた銘柄のほうが多かったように見えます。

金融は弱かったわね!

マグニフィセント7は3銘柄が上昇、4銘柄が下落。特にTSLAが▲1.71%、AMZNが▲1.66%、METAが▲1.27%と大きく下落しています。
セクターによって偏りのある1日でしたが、ヘルスケアなどには強い銘柄もありました。
・HAS(ハスブロ)…+12.95%
・BAX(バクスター)…+8.50%
・LKQ(エルケーキュー)…+5.96%
・SJM(ジェイ・エム・スマッカー)…+4.15%
・TXN(テキサス・インスツルメント)…+3.89%
・BALL(ボール)…+2.88%
・WY(ウェアーハウザー)…+2.64%
・TSN(タイソン・フーズ)…+2.62%
一方で、大きく下落した銘柄もありました。
・EPAM(イーピーエーエム)…▲12.80%
・AXON(アクソン)…▲8.70%
・RCL(ロイヤル・カリビアン・クルーズ)…▲7.62%
・WMT(ウォルマート)…▲6.53%
・MRNA(モデルナ)…▲6.04%
・CCL(カーニバル・クルーズ)…▲5.86%
・DVA(ダビータ)…▲5.83%
・PLTR(パランティア)…▲5.17%
・NCLH(ノルウェージャン・クルーズ)…▲4.89%
ウォルマートは決算のガイダンスが嫌気されて株価急落。クルーズ関係は星条旗以外の旗を掲げている船から税金を取るとのニュースがあっての急落です。
米国株アプリmoomooなら株価変動の要因を詳しく知ることができます。
今なら無料で口座開設すると、人気の米国株がもらえるキャンペーンをやっています。

取引口座を開けば
24時間取引も可能なの!
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち4セクターが上昇、7セクターが下落した1日となりました。

・エネルギー…+0.71%
・不動産 …+0.45%
・ヘルスケア…+0.40%
・素材 …+0.35%
・公益事業 …▲0.22%
・情報技術 …▲0.34%
・一般消費財…▲0.63%
・資本財 …▲0.66%
・通信 …▲0.67%
・生活必需品…▲1.31%
・金融 …▲1.31%
原油価格の続伸によってエネルギーセクターが連日の急騰。原油高のトレンドはもう少し続きそうですね。
他にも不動産やヘルスケアなどが上昇していますが、上げ幅は限定的でした。
一方で、このところ好調だった生活必需品が大きく下落していますが、ウォルマートの決算が嫌気され連れ安となりました。
金融は発表された経済指標で消費関連の弱さが示されたことで下げていますね。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲0.43%下落して、終値では6,117に下げています。
2日連続で高値の更新をしていたS&P500ですが、昨日はいったん下落しました。
とはいえ、前回高値でサポートされ長い下ヒゲをつけていますので、買い支え圧力は残っているようです。
50日移動平均線はかなりなだらかになってしまいましたが、再び上を目指していける公算が高まっています。

年初来でもまだ+4%あるわ!
FEAR&GREEDインデックスは48から45に下げましたがNUETRALのままです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
ベッセント財務長官『中長期債を増やすのはまだ先』
ベッセント財務長官は、米国債の発行で長期債の割合を増やす措置はまだ先になると語りました。
高止まりしているインフレやFRBによる量的引き締め(QT)プログラムが障害になっていると言います。
政府効率化省(DOGE)が主導するコスト節約推進などによりインフレは低下するとの持論を強調して、それが長期金利低下の基盤になると述べました。

パウエル議長とも話したみたいわ!
ウォルマート決算ガイダンス下回る
昨日発表されたWMT(ウォルマート)の決算は、通期利益見通しが市場予想を下回ったことで株価を大きく下落させました。
小売り最大手のウォルマートですら、不透明な経済環境の影響が重しとなっていることが示されました。
これによりCOST(コストコ)やTGT(ターゲット)などの小売り企業の株価も連れ安となりましたが、ウォルマートはいつも低いガイダンスを発表して後に引き上げるといった手段をとることが多いので、これは良い買い場になるのかもしれません。

関税がどうなるか次第やな
GS米株式市場は調整相場に入る可能性がある
ゴールドマン・サックスの戦術スペシャリストは、米株式市場は転じて調整相場に入る可能性があると指摘しました。
リテール投資家と機関投資家の買いが失速していることを要因に上げていますが、関税や金利を巡る不確実性が高まっているにもかかわらず、S&P500は高値を更新している現実があります。
投資銀行の戦略家は様々なデータをもとに市場の見通しを予想しますが、必ず当たるとかではありませんので、ひとつの考えたかとしてとらえる程度でよいかと思っています。

当たる時もあるの!
2月の注目イベントについて
2月もまだ重要な経済指標の発表がありますので、スケジュールをチェックしておきましょう。
・2/26 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・2/28 PCEデフレーター
・2/28 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【2/20 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲0.43%
・ダウ平均 …▲1.01%
・NASDAQ100…▲0.48%
【経済トピックス】
・ベッセント財務長官『中長期債を増やすのはまだ先』
・ウォルマート決算ガイダンス下回る
・GS米株式市場は調整相場に入る可能性がある
昨日の米国市場は下落しました。前日には高値を更新していたS&P500ですが、利確が入ったと考えられます。
トレンドがつかみにくい相場が続いていますが、なかなか増えない資産に耐え切れずに下手に動いてしまうようだと、逆に資産を減らしてしまう可能性もあります。
行く先が不透明な時は『休むも相場』と考えていたほうが良い状況かもしれませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
SBI証券の『クレカ積立』でお得にポイントがもらえるサービス
SBI証券『クレカ積立』について詳しくはこちら
通常の申し込みページよりもお得な『最大10,000円+10%の紹介特典』がもらえるURL
コメント