昨日の米国市場は大きく下落しました。
発表された雇用統計では雇用者数が大幅に改善したことで、利下げ観測は後退。長期金利は急騰して、株式市場は大幅に下落となりました。
それにしても年末から下落が続いて、今後が不安になる相場が続いて残念でなりませんね。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。
記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
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Follow @RamTky1/10 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく下落しました。
重要な雇用統計の発表がありましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き
・S&P500 …▲1.54%
・ダウ平均 …▲1.63%
・NASDAQ100…▲1.57%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしても下落していきました。
その後は買い戻される場面もありましたが、引けにかけても売られる展開となりました。
年始から急落で残念ね!
週間ベースで見るとS&P500は▲1.94%、ダウは▲1.86%、Nasdaq100は▲2.24%の下落となりました。
ハイパーグロース株もボコボコやな
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.693から4.773に上昇しました。
ドル円はまだまだドル高に向かいそうです。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が急落していることがわかります。
見たくないヒートマップね!
マグニフィセント7はMETA以外が下落。特にNVDAが▲3.0%、AAPLが▲2.41%と急落、MSFTとGOOGも1%以上下落しました。
ほとんどが下落する相場でも上昇した銘柄をピックアップしていきます。
一方で、大きく下落した銘柄は多かったようです。
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち1セクターのみが上昇、他10セクターが下落した1日となりました。
・エネルギー…+0.17%
・素材 …▲0.62%
・ヘルスケア…▲0.71%
・公益事業 …▲0.84%
・通信 …▲1.20%
・一般消費財…▲1.25%
・資本財 …▲1.27%
・生活必需品…▲1.31%
・情報技術 …▲2.00%
・不動産 …▲2.41%
・金融 …▲2.45%
完全リスクオフ相場の中でも何とかエネルギーセクターだけがプラスを保ちましたが、他は総崩れ。
特に利下げ観測が後退したことで金融や不動産はダメージ直撃しており、ハイボラティリティの情報技術も大きく下げています。
今後も下げ相場を予想するのであれば、ヘルスケアなどのディフェンシブセクターが注目を集めるのかも知れませんね。
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S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲1.54%下落して、終値では5,827に下げています。
前日は休場で変動のなかったS&P500ですが、昨日は大きく下落しました。
重要と考えていた5,870付近のサポートラインを下抜けしてしまい、チャートとしてはヘッド&ショルダーを形成して最悪な形状をしています。
MACDも下落トレンドを示しており、下値を掘り下げる展開が予想されます。
上げ材料がないわね!
FEAR&GREEDインデックスは32から27に下がり、EXTREME FEAR寄りのFEARとなりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
強い雇用統計に利下げ観測が後退
昨日発表された昨年12月の雇用統計では、失業率は予想を下回り雇用者数は大幅に増加しました。
【失業率】
結果 4.1%(予想 4.2%)
前回 4.2%
【非農業部門雇用者数】
結果 25.6万人増(予想 16.5万人増)
前回 21.2万人増(速報値22.7万人増)
【平均時給】
(前年同期比)
結果 3.9%増(予想4.0%増)
前回 4.0%増
(前月比)
結果 0.3%増(予想0.3%増)
前回 0.4%増
・2024年雇用者数は通年で220万人増加
・ヘルスケア、小売り、娯楽などで雇用が増加
・労働参加率は62.5%で横ばい
高止まりするインフレ率を背景に、強い雇用が発表されたことで利下げ観測は後退しました。
株式には完全逆風ね!
FRBが見るもう一つのインフレ指標は『市場ベース』
FRB当局者がインフレ率を語る際にCPI(消費者物価指数)やPCEデフレータだけでなく、『市場ベース』といった言葉を使い始めています。
確かにCPIのインフレ率は2.8%ですが市場ベースでは2.4%と下げているため、利下げするためには都合の良い指標となります。
市場ベースとは推定値を採用せざるを得ないような帰属家賃や、株価と連動するポートフォリオ管理などが含まれます。
今後も市場ベースを参考にするというのであれば、もう少し利下げペースは早まるのかも知れませんね。
早よ利下げしたいんやろうな
ミシガン大の長期インフレ期待が08年以来の高水準
1月のミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は前月よりも下げましたが、インフレ期待が上昇しました。
トランプ次期大統領の関税導入への懸念が背景にあるようです。
【1月】
□結果…73.2(予想…74.0)
前月…74.0
□1年先インフレ期待…3.3%
(予想…2.8%)前月…2.8%
□5-10年先インフレ期待…3.3%
(予想…3.0%)前月…3.0%
消費者は高額商品を早めに購入することで将来の値上げを回避できると考えていることから、短期的にもインフレ率が上昇することが考えられます。
トランプちゃん次第ね!
1月の注目イベントについて
今月も重要な経済指標のスケジュールを確認しておきましょう。
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
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昨日の米国市場は大きく下落しました。
雇用統計では失業率が低下が示されたことで、利下げ観測が後退してしまいました。
長期金利は2023年10月以来の高水準にまで上げており、5%に向かって急騰しています。
年初来でも大きなマイナスとなった米国市場ですが、どこかで反転する起爆剤が欲しいところです。
来週発表されるインフレ指標が下がっていることを願うしかないのでしょうか。
本格的な下落が始まるようならポートフォリオを見直す必要があるのかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
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