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【2ヶ月連続の雇用統計ショック】下落トレンドはいつまで続くのか

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市場分析

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昨日の米国市場はハイテク株を中心に大きく下落しました。

非農業部門雇用者数が市場予想に届かなかったことが、リセッション懸念を高めてしまったようです。

先月も雇用統計発表後に株価が急落していましたが、2ヶ月連続で雇用統計ショックが起きてしまいましたね。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ
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記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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9/6 米国市場の値動き

昨日の米国市場は大きく下落しました。

雇用統計が影響したようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500…▲1.73%
・ダウ…▲1.01%
・NASDAQ100…▲2.69%

プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンするとナスダックを中心に大きく下落していきました。

その後も買い戻されることなく下げ続け、完全リスクオフ相場となりました。

週間ベースで見るとS&P500は▲4.25%、ダウは▲2.93%、Nasdaq100は▲5.93%と大幅な下落となりました。

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大変な1週間になったわね!

リッヒ
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ハイパーグロース株もボコボコやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…▲3.03%
・COIN(コインベース)…▲7.73%
・CRWD(クラウドストライク)…▲3.92%
・DDOG(データドッグ)…▲2.63%
・DOCS(ドキシミティ )…+1.79%
・MQ(マルケタ)…▲2.39%
・U(ユニティ)…▲7.20%
・UPST(アップスタート)…▲3.70%

小型株ETFのVTWO(Russell2000)は▲1.90%の下落でした。

長期金利(米10年債利回り)

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の3.728から3.716に下落しました。

今週に入り下落が続いている長期金利ですが、昨日もわずかに下げました。

雇用統計で弱い数値が出たため、利下げ観測が高まったようです。

リッヒ
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もう少し下落しそうやな

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S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が下落していることがわかります。

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またしてもおはギャーね!

マグニフィセント7もすべて下落しており、特にTSLAが▲8.45%、NVDAとGOOGが▲4.08%、AMZNが▲3.65%、META▲3.21%と急落しました。

他にも半導体も大きく売られていますが、なんとか上昇した銘柄をピックアップしていきます。

昨日大きく上昇した銘柄

・DG(ダラーゼネラル)…+2.70%
・SBAC(SBAコミュニケーションズ)…+2.20%
・CCI(クラウン・キャッスル)…+1.98%
・UAL(ユナイテッド・エアラインズ)…+1.97%
・KVUE(ケンビュー)…+1.55%
・T(AT&T)…+1.55%
・PHM(パルト・グループ)…+1.50%

一方で、大きく下落した銘柄のほうが多くAVGO(ブロードコム)▲10.36%、ALB(アルベマール)▲6.90%、SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)▲6.79%、WFC(ウェルズファーゴ)▲5.03%、PYPL(ペイパル)▲4.36%、ANET(アリスタ・ネットワークス)▲4.30などが急落しています。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターすべてが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・不動産…▲0.16%
・生活必需品…▲0.44%
・ヘルスケア…▲0.52%
・公益事業…▲0.97%
・資本財…▲1.18%
・エネルギー…▲1.32%
・素材…▲1.58%
・金融…▲1.63%
・情報技術…▲2.47%
・一般消費財…▲2.53%
・通信…▲3.01%

雇用統計が大きく影響して、全セクターが下落するリスクオフ相場となりました。

特に通信と一般消費財、情報技術は2%を超える急落で、下落相場では大きな下げ幅となるセクターです。

これからも下落相場が続くと予想するのであれば、ハイテク株よりもディフェンシブセクターのほうが投資妙味があるのかも知れません。

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S&P500チャート分析

昨日のS&P500は▲1.73%下落して、終値では5,408まで下げています。

今週に入り続落しているS&P500ですが、昨日も大きな下落となりました。

7月の高値までは4.61%のアップサイドがあり、50日移動平均線も下に切ってしまいました。

レイバーデー明けの4日間だけでも4.25%も急落しています。

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底値が見えなくなっちゃったわね!

FEAR&GREEDインデックスは、47から39に下げNEUTRALからFEARに変わりました。

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

予想に届かなかった雇用統計

8月の雇用統計は非農業部門雇用者数が、前月よりは増加したものの予想を下回りました。

8月雇用統計

【失業率】
結果 4.2%(予想 4.2%)
前回 4.3%
【非農業部門雇用者数】
結果 14.2万人増(予想 16.5万人増)
前回 8.9万人増(速報値11.4万人増)
【平均時給】
(前年同期比)
結果 3.8%増(予想3.7%増)
前回 3.6%増
(前月比)
結果 0.4%増(予想0.3%増)
前回 0.2%増

次回FOMCでの利下げ幅は0.25から0.5に引き上げられるかも知れません。

そこまで悲観的になるほどの数値ではないと感じたのですが、市場はリセッション懸念を高めたようです。

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残念な結果ね!

FRBウォラー理事は大幅利下げを支持

昨日発表された雇用統計の結果を受けて、FRBのウォラー理事は必要であれば0.5%の大幅利下げを支持する意向があると表明しました。

労働市場にはさらなる軟化のリスクが増えており、今月の会合で利下げを開始することは重要だと述べています。

インフレが過熱した時もそうでしたが、FRBが利上げの後手を踏んだことで市場に混乱を巻き起こしました。

今回も利下げが遅かったことでリセッションを避けられなかったと揶揄されるんでしょうね。

リッヒ
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判断が遅い

FRBが銀行の資本規制強化案の大幅修正

FRBなど規制当局は、銀行の資本規制強化案の大幅修正を近く公表するようです。

2023年3月に地銀破綻が続いたことを受けて規制強化案が発表されましたが、銀行業界は経済と低所得層の借り手に悪影響を及ぶと主張していました。

今回の修正によって銀行業界の懸念は和らぐようなら、金融株にとってみれば好機になるのかも知れません。

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景気にもテコ入れになるわね!

9月の注目イベントについて

9月になりましたので、重要な経済指標のスケジュールの確認をしておきましょう。

9月の注目イベント

*9/11 消費者物価指数(CPI)
・9/12 生産者物価指数(PPI)
・9/13 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・9/16 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・9/17 小売売上高
*9/17・18 FOMC
・9/24 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・9/27 PCEデフレーター
・9/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

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まとめ

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昨日の米国市場のまとめ

【9/6米国市場の値動き】
・S&P500…▲1.73%
・ダウ…▲1.01%
・NASDAQ100…▲2.69%
・長期金利は3.716に下落
【経済トピックス】
・予想に届かなかった雇用統計
・FRBウォラー理事は大幅利下げを支持
・FRBが銀行の資本規制強化案の大幅修正

昨日の米国市場はハイテク株を中心に大きく下落しました。

雇用統計の非農業部門雇用者数が予想を下回ったことで、リセッション懸念が高まったようです。

レイバーデーが明けて1週間が経過しましたが、やはりトレンド転換してしまったようです。

これから株価が上昇していくためには、景気の回復といった材料が必要になるのかも知れません。

利下げや大統領選挙などが起爆剤になってくれることを願うしたなさそうですね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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