【米半導体株が大復活】8月の下落は底打ちしたのか？

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昨日の米国市場は大きく上昇しました。

新規失業保険申請件数が大幅に下ブレたことで、景気後退懸念が後退したようです。

それでもまだ直近の下落に対しては全然回復できていませんから、今後も好材料によって続伸して欲しいものですね。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

目次が開けます

8/8 米国市場の値動き
米国市場のトピックス
まとめ

8/8 米国市場の値動き

昨日の米国市場は大きく上昇しました。

景気後退懸念が後退したようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500…+2.30%
・ダウ…+1.76%
・NASDAQ100…+3.06%

プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンしても上昇していきました。

その後は何度となく利確売りに押し戻されましたが、引けにかけても何とか上げていくことに成功しました。

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まだ一本調子には上げきれないわね！

リッヒ

ハイパーグロース株もイケイケやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM（ｱﾌｧｰﾑ）…+4.54%
・COIN（ｺｲﾝﾍﾞｰｽ）…+7.50%
・CRWD（ｸﾗｳﾄﾞｽﾄﾗｲｸ）…+4.27%
・DDOG（ﾃﾞｰﾀﾄﾞｯｸﾞ）…+5.57%
・DOCS（ﾄﾞｷｼﾐﾃｨ）…+0.63%
・MQ（ﾏﾙｹﾀ）…+8.52%
・U（ﾕﾆﾃｨ）…+3.09%
・UPST（ｱｯﾌﾟｽﾀｰﾄ）…+2.73%

小型株ETFのVTWO（Russell2000）は+2.39%の上昇でした。

長期金利（米10年債利回り）

昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の3.930から3.992に上昇しました。

前日までも上昇していた長期金利ですが、昨日も上昇してきました。

失業保険申請件数の発表があり、積極利下げが否定されたことで債券が売られたようです。

リッヒ

問題のない金利上昇やな

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S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が上昇していることが分かります。

ここ

半導体が強かったわ！

マグニフィセント7はすべて上昇しており、特にNVDAが+6.13%、META+4.24%、TSLA+3.69%などが大きく買われています。

他にも半導体を中心に大きく上昇した銘柄が目立ちました。

昨日大きく上昇した銘柄

・MPWR（ﾓﾉﾘｼｯｸﾊﾟﾜｰ）…+11.42%
・LLY（イーライリリー）…+9.48%
・ON（ｵﾝｾﾐｺﾝﾀﾞｸﾀｰ）…+8.80%
・INTC（インテル）…+7.90%
・KLA（KLAC）…+7.82%
・CDNS（ｹｲﾃﾞﾝｽﾃﾞｻﾞｲﾝ）…+7.34%
・MCHP（ﾏｲｸﾛﾁｯﾌﾟ･ﾃｸﾉﾛｼﾞｰ）…+7.33%
・NXPI（NXPｾﾐｺﾝﾀﾞｸﾀｰｽﾞ）…+6.96%
・AVGO（ブロードコム）…+6.96%

LLY（イーライリリー）は好決算の発表により爆上げしていますが、プレマーケットでは+13％ほど上げていたので場中で縮小してしまいました。

一方で、下落した銘柄もありMCK（マケッソン）▲11.34%、MNST（モンスタービバレッジ）▲10.93%、WBD（ワーナーブラザース）▲8.95%、EPAM（EPAMシステムズ）▲8.17%、PARA（バイアコム）▲8.17%などが大きく下げています。

決算発表によって大きな変動のある個別株ですから持株の決算内容くらい確認したいですね。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターすべてが上昇した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・情報技術…+3.55%
・ヘルスケア…+2.56%
・一般消費財…+2.26%
・通信…+2.22%
・資本財…+2.09%
・エネルギー…+1.96%
・素材…+1.79%
・金融…+1.63%
・不動産…+1.03%
・生活必需品…+0.85%
・公益事業…+0.55%

半導体の爆上げによって情報技術セクターが大きく上昇しています。

ヘルスケアや通信も大きな上昇となりましたが、1％以上上げたセクターも9セクターもあるリスクオン相場となりました。

一方で公益事業や生活必需品などのディフェンシブセクターの上げ幅は限定的でしたね。

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S&P500チャート分析

昨日のS&P500は+1.77%上昇して、終値では5,299まで上げています。

前日には大きく下げていたS&P500ですが、昨日は大きく上げています。

今週月曜日の大きな下落に対する窓埋め作業が続いていますが、7/16につけた直近の高値からは▲6.14%の下げとなりました。

ここ

まだ油断はできないわ！

FEAR&GREEDインデックスは、20から24に上げてましたがEXTREME FEARのままです。

米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

新規失業保険申請件数は1年ぶりの大幅減

先週の新規失業保険申請件数は前週比１万7000件減の23万3000件となり、直近1年で最大の減少となりました。

先週の雇用統計では失業率が上昇していたことで景気後退懸念が高まっていましたが、市場の懸念は少し後退したようです。

とはいえ失業保険の継続受給者数は6000人増加しており、失業者は増加トレンドにありますので安心はできませんね。

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来月の雇用統計が怖いわね！

LLY決算発表で通期売上高予想を引き上げ

プレマーケットで決算発表のあったイーライリリー（LLY）ですが、売上高、EPSともに市場予想を上回りました。

また、来期の売上高見通しを引き上げたことが好感されて、株価は一時14％上昇まで買われました。

通期見通しを引き下げたノボ・ノルディスクとは明暗を分ける結果となりましたが、ゼップバウンドの売上高は市場予想を大幅に上回ったようです。

直近の下落により株価を▲18%以上下げていたLLYですから、投資家に良い押し目のチャンスを与えてくれていましたね。

リッヒ

ワイも買い増ししとるで

アップル過去最小のデスクトップを発表へ

アップルは『Mac mini』の新モデルを計画しており、過去最小サイズのデスクトップパソコンになる見通しとのこと。

ジョブズが2010年に改良して以来のデザイン一新となるようですが、アップルはM4を搭載したデスクトップ『iMac』とノートブックパソコン『MacBook Pro』も年内発表の見通しですから、アップルのデバイスが一新されますね。

AIに関しては後れを取っていると後ろ指を指されてきたアップルですから、ここで巻き返したいところですね。

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唯一の3兆ドルクラブよ！

8月の注目イベントについて

8月も重要な経済指標な発表が続きますのでスケジュールの確認をしておきましょう。

8月の注目イベント

・8/13 生産者物価指数（PPI）
＊8/14 消費者物価指数（CPI）
・8/15 小売売上高
・8/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・8/16 ミシガン大学消費者信頼感指数（速報値）
＊8/22~24ジャクソンホール会議
・8/27 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・8/30 PCEデフレーター
・8/30 シカゴ購買担当者景気指数（PMI）

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

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まとめ

リンク

まとめ

【8/8米国市場の値動き】
・S&P500…+2.30%
・ダウ…+1.76%
・NASDAQ100…+3.06%
・長期金利は3.992に上昇
【経済トピックス】
・新規失業保険申請件数は1年ぶりの大幅減
・LLY決算発表で通期売上高予想を引き上げ
・アップル過去最小のデスクトップを発表へ

昨日の米国市場は大きく上昇しました。

新規失業保険申請件数が減少したことでリセッション懸念が遠のいたようですが、市場の関心は景気後退に移っているようです。

このところ急落が続いてきた米国市場ですから、この辺りで反転して欲しいですね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。