【エヌビディア▲6.38％急落】昨日の相場が意味するホントのこと

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昨日の米国市場はダウが上昇して最高値を更新しました。

一方でエヌビディアが決算後に急落しましたが、そこまで市場全体への影響はありませんでした。

一安心とも考えられますが、市場はもうエヌビディアへの過度な期待はないのかも知れません。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

8/29 米国市場の値動き

昨日の米国市場はナスダックが下げる中でダウが上昇しました。

エヌビディアの株価急落が気になりますが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンしてもナスダックを中心に上昇していきました。

その後は何があったか定かではありませんが売り圧力が高まり、ハイテク株を中心に引けにかけて下落していきました。

AFRMは決算発表によって爆上げしていますね。

小型株ETFのVTWO（Russell2000）は+0.64%の上昇でした。

長期金利（米10年債利回り）

昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の3.838から3.868に上昇しました。

このところわずかな上昇が続いている長期金利ですが、昨日もわずかに上げています。

昨日も債券市場に影響するような材料はなかったようです。

金利によって為替が大きく動いていますが、そんな時はFXで利益を狙うことができます。

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇した銘柄の方が多かったように見えます。

マグニフィセント7ではNVDAが▲6.38%急落、GOOGも▲0.67%下げていますが、他5銘柄は上昇。AAPLが+1.46%と大きく上げており、他は1%未満の限定的な上げ幅でした。

全体的には買われていますので、大きく上昇した銘柄をピックアップしていきます。

一方で、大きく下落した銘柄もありDG（ダラージェネラル）▲32.15%、DLTR（ダラーツリー）▲10.24%、NTZP（ネットアップ）▲9.64%、BBWI（バスアンドボディワークス）▲4.00%、WBD（ワーナーブラザーズ）▲3.01%などが下げています。

DGは決算ミスによる急落ですが、低所得者層の消費が鈍っていることが分かります。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち7セクターが上昇、4セクターが下落した1日となりました。

原油価格の上昇によってエネルギーセクターが上昇していますが、原油はもう少しアップサイドがありそうです。

他にも素材、金融、資本財といったセクターが上げており、ハイテク含む通信、テックなどが下げていますが限定的でした。

エヌビディアが大きく下げた割に相場が連れ安にならなかったことはいいことですが、逆に言うと今後エヌビディアが上昇しても相場全体は連れ高にならないことも示唆しています。

トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。

S&P500チャート分析

昨日のS&P500は▲0.004%下落して、終値では5,591まで下げています。

7月からの下落を回復したかのように見えたS&P500ですが、高値の更新は簡単ではないようです。

2日連続の下落で前回高値からは1.35%にまで離れてしまいました。

エヌビディアショックのような相場にならなくて良かったのですが、長い上ヒゲをつけて陰線で引けているのと、ダブルトップのようなチャートでは今後の上昇が期待できなそうですね。

月曜日はレイバーデーで相場がお休みになるので、今夜も手仕舞いするトレーダーからの売りも予想されます。

FEAR&GREEDインデックスは、52から58に上げてNEUTRALからGREEDに変わりました。

米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

エヌビディア下落は新チップに問題か

エヌビディアが決算発表後に株価を大きく下落させました。売上高は前年同期比で+122%も上げているにもかかわらず、投資家の期待に届かなかったと判断されたようです。

次世代AI半導体のブラックウェルの製造が、予想以上に難しいことが失望を誘ったようです。

2023年には239％上昇したエヌビディアの株価ですが、2024年は年初来で+137%にまで縮小しています。

それでも十分スゴいリターンですけど、投資家はどこまでも強欲のようです。

4-6月の米GDPは3%増に上方修正

4-6月の米GDPは速報値の2.8%増から、3%増に上昇修正されました。

市場予想の2.8％増を上回り、1-3月の1.4％増からも大きく改善されています。

個人消費が速報値の2.3％増から2.9％増に改訂されたことが大きく寄与したようですが、米経済のエンジンとなる個人消費が上向きなのは良いことですね。

ハリス氏が激戦7州で支持率リードか

11月5日の大統領選挙に向けてハリス氏がまた一歩トランプ氏を追い詰めたようです。

激戦区と言われる7州において、これまで劣勢だったハリス氏が支持率でトランプ氏をリードしているとのこと。

アリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ、ノースカロライナ、ペンシルバニア、ウィスコンシンといった7州で、ハリス氏が優勢となれば、いよいよアメリカ初の黒人女性大統領の誕生となるやも知れません。

8月の注目イベントについて

8月も残りわずかとなりましたが重要な経済指標な発表が続きますので、スケジュールの確認をしておきましょう。

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

まとめ

kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。

おかげさまで好評いただいています。低価格に抑えておりますので値上がりする前にお手に取ってください。

昨日の米国市場はダウが上昇して新高値を更新しました。

一方で、エヌビディアが大きく下落しましたが、そこまで相場は連られていきませんでした。

一見すると良いことに見えますが、今後もしエヌビディアが急回復するようなことがあっても、相場がけん引されないかも知れないことを示唆しています。

AIブームが終わったとは思えませんが、いつかのようなお祭り相場はもう来ないのかも知れませんね。

月末、週末、レイバーデー前ということで、今夜の相場は売られる可能性もありますが、今はまだ慌てて売るような場面でもなさそうです。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。

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