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【米国株のトレンド転換はじまる】メガキャップからの回避推奨か

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市場分析

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昨日の米国市場は大きく下落しました。

ハイテク株を中心に一気に急落していますが、株式市場から相当額が抜け始めています。

これから利下げ局面を迎えるというのに、すでに織り込み終わってしまったのでしょうか?

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ
リッヒ

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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7/24 米国市場の値動き

昨日の米国市場は大きくに下落しました。

株価は今年1番の下げを記録していますが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500…▲2.32%
・ダウ…▲1.25%
・NASDAQ100…▲3.65%

プレマーケットでは売られていた相場は、マーケットがオープンすると上昇していきました。

その後も上昇と下落をくりかえすも大引けには売られ、最終的には下落となりました。

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値幅は小さかったわ!

リッヒ
リッヒ

ハイパーグロース株はボロボロやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…▲9.82%
・COIN(コインベース)…▲4.88%
・CRWD(クラウドストライク)…▲3.99%
・DDOG(データドッグ)…▲4.78%
・DOCS(ドキシミティ )…▲1.24%
・MQ(マルケタ)…▲2.99%
・U(ユニティ)…▲7.80%
・UPST(アップスタート)…▲9.45%

小型株ETFのVTWO(Russell2000)も売られ▲2.08%の下落でした。

長期金利(米10年債利回り)

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.259から4.282に上昇しました。

マーケットオープン直後には低下していた長期金利ですが、日付が変わったあたりから急騰しています。

2ヶ月ほどかけてジリジリと下げてきましたが、このところ少し戻していますね。

リッヒ
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株価急落の割には上がらんかったな

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S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が急落していることが分かります。

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久しぶりの本気のおはギャーよ!

マグニフィセント7は全滅で特に決算発表のあったTSLAが▲12.34%、GOOGが▲5.03%と急落しています。

他にもNVDAが▲6.80%、META▲5.61%、MSFT▲3.58%、AMZN▲2.99%、AAPL▲2.88%とすべて大きな下落。

急落相場の中でもヘルスケアや公益、生活必需品や通信の一部には上昇した銘柄もありました。

昨日大きく上昇した銘柄

・ENPH(エンフェーズ・エナジー)…+12.80%
・T(AT&T)…+5.22%
・NEE(ネクステラエナジー)…+4.58%
・TMO(サーモフィッシャー)…+4.07%
・STX(シーゲイト)…+4.02%
・BMY(ブリストルマイヤーズ)…+3.91%
・GILD(ギリアドサイエンス)…+3.27%
・ABT(アボットラボラトリーズ)…+3.21%

ENPHやT、NEEあたりは好決算による株価高騰ですね。

一方で、下落した銘柄も多くLW(ラム・ウェストン)▲28.24%、VST(ビストラ)▲9.35%、SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)▲9.15%、FTV(フォーティブ)▲8.19%、AVGO(ブロードコム)▲7.59%などが大きく下げています。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち2セクターが上昇9セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・公益事業…+0.72%
・ヘルスケア…+0.44%
・生活必需品…▲0.15%
・エネルギー…▲0.36%
・金融…▲1.34%
・素材…▲1.42%
・不動産…▲1.57%
・資本財…▲2.24%
・一般消費財…▲3.47%
・通信…▲3.86%
・情報技術…▲4.12%

上昇したといえども0.1%以下といった上げたと言えるほどのものではなく、相場全体として値動きの小さい1日となりました。

下落側で目立つのはエネルギーセクターですが、原油が続落している間はこんなもんですね。

長い間レンジ内を行ったり来たりしている原油価格ですから、そろそろ上昇に転じるんじゃないでしょうか。

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S&P500チャート分析

昨日のS&P500は▲2.32%の下落して、終値では5,427まで下げています。

前日までは何とか耐えていたS&P500ですが、昨日は完全にリスクオフとなりました。

前日にも上ヒゲをつけて陰線で引けていましたが、やはり売り圧力が強いようです。

50日移動平均線でなんとか支えられていますが、これが下抜けしてしまったら5,000をターゲットにさらに急落するリスクを含んでいます。

とはいえ、高値からまだ▲4.24%の下落なので、まだ慌てる場面でもなさそうですね。

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ナスは高値から▲7.95%よ!

FEAR&GREEDインデックスは、56から41に低下してGREEDから一気にFEARに変わりました。

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

テスラ決算ミスで株価12%急落

前日のアフターでテスラの決算発表がありましたが、昨日もお伝えしたようにEPSが予想に届かずロボタクシーの発表も後ズレしたことを受け、株価は▲12.34%と急落しています。

複数のアナリストはテスラに対する投資判断を引き下げています。

テスラの将来は自動運転を軸に考えられていくでしょうが、この開発にかかる費用は現在のEV事業に支えられています。

ロボタクシーの発表は10月でも懐疑的に見られていますから、テスラの投資家にとっては今後もヤキモキが続きそうですね。

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もう少しガマンが必要ね!

クラウドストライク欠陥見逃したことを報じる

19日に拡がった世界同時システム障害ですが、クラウドストライクはソフトウエアの更新の欠陥検査ツールに不具合があったと報じました。

重大な欠陥を見逃してしまったと非を認めていますが、ソフト更新を小規模に始めていればこれほど大規模なシステム障害を引き起こすことはなかったと批判が上がっています。

航空会社や銀行、病院などで業務に多大な支障が生じましたが、大手ハイテク株のセキュリティに対する脆弱性の懸念が高まりました。

リッヒ
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ますますセキュリティって大事やな

カナダ中銀2会合連続で25bp利下げ

カナダの中央銀行は、2会合連続で政策金利を25ベーシスポイント引き下げることを発表しました。

連続利下げは広く予想されていたことですが、4.5%に引き下げられた金利は今後も追加利下げされることも示唆しました。

カナダは米国のお隣の国ですから、米国も利下げが始まれば同様に連続利下げが期待されます。

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それまで株価は耐えて欲しいわね!

7月の注目イベントについて

7月も引き続き重要な経済指標のスケジュールを確認しておきます。

7月の注目イベント

・7/26 PCEデフレーター
・7/30 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・7/31 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
*7/30~31FOMC

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

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まとめ

まとめ

【7/24米国市場の値動き】
・S&P500…▲2.32%
・ダウ…▲1.25%
・NASDAQ100…▲3.65%
・長期金利は4.282に上昇
【経済トピックス】
・テスラ決算ミスで株価12%急落
・クラウドストライク欠陥見逃したことを報じる
・カナダ中銀2会合連続で25bp利下げ

昨日の米国市場は3指数そろって大きく下落しました。

テスラとアルファベットというメガテックの決算ミスが相場全体に広がったと見られていますが、昨日はそれ以上の下げに見えました。

相場は平均に収束する性質がありますので、上がり過ぎたものは下げてきて当然なんですよね。

すでに大きな利益を出している投資家さんであれば、やはりこのあたりで一部利確しておくべきなのかも知れませんね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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