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【7月メガテック爆上げの理由】縮小する景気指数にインフレ減速を確信

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市場分析

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7月はじめの米国市場は上昇でスタートを切りました。

リバランスの終わった市場では買い圧力の方が強かったようです。

特に先週末に売り込まれていた大型テック株には資金が戻ってきており、年後半もマグニフィセント7が相場をけん引するのかも知れません。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ
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記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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7/1 米国市場の値動き

昨日の米国市場は3指数ともに上昇しました。

景気指数の発表もありましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500…+0.27%
・ダウ…+0.13%
・NASDAQ100…+0.66%

プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンするとナスダックが急落していく中でダウは上昇していきました。

その後ダウにも売り戻しが入ると3指数そろってヒタヒタと上昇をはじめ、大引けにはナスダックを中心に急騰しました。

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7月もいいスタートね!

リッヒ
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ハイパーグロース株はまちまちやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…▲1.26%
・COIN(コインベース)…+5.01%
・CRWD(クラウドストライク)…+2.34%
・DDOG(データドッグ)…+0.62%
・DOCS(ドキシミティ )…▲1.79%
・MQ(マルケタ)…+1.28%
・U(ユニティ)…▲2.77%
・UPST(アップスタート)…▲2.92%

長期金利(米10年債利回り)

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.392から4.465に上昇しました。

先週末から上昇をはじめた長期金利ですが、昨日はさらに急激に上昇しました。

大統領選に関してトランプ氏が優先とのニュースが利回りを押し上げたようです。

リッヒ
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またここまで上がってしまったな

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S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、大型株が大きく上昇していることが分かります。

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テスラが光ってるわ!

マグニフィセント7はすべて上昇しており、特にTSLAが6%を超える爆上げ。他にもAAPL、MSFT、AMZNが2%を超える大きな上昇。

昨日大きく上昇した銘柄

・TSLA(テスラ)…+6.05%
・MRK(メルク)…+3.31%
・AAPL(アップル)…+2.91%
・BA(ボーイング)…+2.58%
・GS(ゴールドマン・サックス)…+2.51%
・CRWD(クラウドストライク)…+2.34%
・AVGO(ブロードコム)…+2.20%

テスラは2日のプレマーケットで四半期売り上げの発表を控えており、投資家の期待によって買われていますが、実際の売り上げが予想を下回ればまた悲惨な状況になるかも知れませんね。

週末、月末、四半期末のリバランスによって売られていたメガテックでしたが、7月に入り資金が戻ってきたようです。

一方で、急落した銘柄も多くNCLH(ノルウェージャンクルーズ)▲5.91%、CCL(カーニバルクルーズ)▲5.40%、WBA(ワーナーブラザーズ)▲4.57%、AZO(オートゾーン)▲4.43%などが大きく下げています。

大型ハリケーンがアメリカに接近していることが懸念されて、クルーズ株が大きく下げています。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち5セクターが上昇6セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・情報技術…+0.95%
・一般消費財…+0.33%
・エネルギー…+0.22%
・通信…+0.21%
・金融…+0.15%
・ヘルスケア…▲0.26%
・生活必需品…▲0.56%
・公益事業…▲0.76%
・素材…▲0.86%
・不動産…▲1.04%
・資本財…▲1.13%

大型株の上昇により情報技術セクターが上げています。もう少し上がってもおかしくないと思ったのですが、1%未満といった限定的な上昇でした。

その他は0.5%程度の小幅な動きが多かった中で、下げたセクターはそこそこの下げ幅でしたね。

先週まで好調だった不動産セクターが大きく下げており、資本財と同様に1%を超える下げとなりました。

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S&P500チャート分析

昨日のS&P500は+0.27%の上昇して、終値では5,475まで上げています。

昨日もわずかに上昇したS&P500ですが、まだまだレンジを上抜けるまでには至りません。

下ヒゲをつけた陽線ですので下支えられていることが確認できますが、高値を更新するには材料が不足しているようです。

MACDも上昇トレンドにはありますがデッドクロスが発生しているので、反落の可能性も残されています。

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値固めは悪いことじゃないわ!

FEAR&GREEDインデックスは、44から48に上げてNUETRALに変わりました。

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

NY連銀総裁はインフレ2%を確信

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、FRBはインフレ率を2%に低下させるという目標を達成できると確信していると述べました。

同総裁はFOMCの議決権を保有している(NY連銀総裁は常任)ため、ハト派なウィリアムズ氏の1票は早い利下げに貢献すると考えられます。

また同総裁は『コロナ後のインフレに対して当局は迅速に動いた』と言明していますが、これについては疑問が残りますね。

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迅速だったらここまで長引かないわよ!

3ヶ月連続で活動縮小したISM製造業

6月のISM製造業景気指数が発表されましたが、3ヶ月連続の活動縮小が示されました。

活動は縮小して景気は冷めていますが、仕入れ価格も低下していますからインフレ減速は着実に進んでいますね。

ISM製造業景気指数

【6月】
結果…48.5(予想…49.1)
前回…48.7

・仕入れ価格指数は52.1に低下
・新規受注は上昇して49.3
・生産指数は48.5
・業種別では9業種が縮小8業種は活動

リッヒ
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急激な落ち込みじゃなければ大丈夫や

ISM製造業景気指数とは製造業の景況感を示す指数のひとつで、50を上回ると景気拡大50を下回ると景気縮小。毎月発表される主要指標で、アンケート調査によって新規受注・生産・雇用・入荷遅延・在庫の5つの指数をもとに算出する。

エヌビディア仏当局が反トラストで告発か

フランスの独禁法規制当局はエヌビディアを反競争的慣行の疑いで告発する準備を進めているとのこと。

すでに当局はエヌビディアの事務所を家宅捜索したとの報道も入っており、エヌビディアの株価は時間外で下落しています。

これまでエヌビディアが反トラスト法で告発された例は記憶にありませんが、ユーロ圏で目をつけられると厄介になりそうですね。

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告発大好きEUよ!

7月の注目イベントについて

今週から7月になりましたので重要な経済指標のスケジュールを確認しておきます。

7月の注目イベント

・7/ 3 ISM非製造業景気指数
*7/ 5 雇用統計
*7/11 消費者物価指数(CPI)
・7/12 生産者物価指数(PPI)
・7/12 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・7/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・7/16 小売売上高
・7/26 PCEデフレーター

・7/30 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・7/31 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
*7/30~31FOMC

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

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まとめ

まとめ

【7/1米国市場の値動き】
・S&P500…+0.27%
・ダウ…+0.13%
・NASDAQ100…+0.66%
・長期金利は4.465に上昇
【経済トピックス】
・NY連銀総裁はインフレ2%を確信
・3ヶ月連続で活動縮小したISM製造業
・エヌビディア仏当局が反トラストで告発か

7月の米国市場は上昇でスタートしました。

特に大型株に強い買いが入ったことで、指数を押し上げています。

大型株の中でも出遅れていたテスラやアップルに資金が戻ってきたようです。

7月末にはメガテックの決算発表が控えていますから、このまま年末に向けて勢いをつけて欲しいところですね。

円安も進む中、筆者の資産は驚くほど急増していますが、このまま増え続ける錯覚に陥りそうになります。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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