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Follow @RamTky昨日の米国市場は4日ぶりに下落しました。
四半期末のリバランスとインフレ指標の発表によって、市場に売りが入ったようです。
6月の相場が閉まりましたが、月間ベースで見るとS&P500は+3.47%、ダウは+1.12%、NASDAQ100は+6.18%の上昇となりました。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。
記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
6/28 米国市場の値動き
昨日の米国市場は3指数とも小幅に上昇しました。
インフレ指標の発表がありましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
米主要3指数の値動き
・S&P500…▲0.41%
・ダウ…▲0.12%
・NASDAQ100…▲0.54%
プレマーケットでは値動きのなかった相場は、マーケットがオープンすると上昇していました。
その後は下落をはじめると買い支えられることなく、引けにかけて売られていきました。
週間ベースで見るとS&P500は▲0.08%、ダウは▲0.08%、NASDAQ100は▲0.09%の下落となりました。
ほぼ動きナシね!
ハイパーグロース株はまちまちやな
長期金利(米10年債利回り)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.291から4.392に上昇しました。
前日まで低水準で安定していた長期金利ですが、昨日は一気に上昇しました。
経済指標の発表がありインフレの鈍化が確認できたのですが、金利が上昇するといった状況です。
なんで急騰したんかな
金利によって為替が大きく動いていますが、そんな時はFXで利益を狙うことができます。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、下落した銘柄の方が多かったように見えます。
メガテックがボロボロね!
マグニフィセント7ではTSLAが微増した以外はすべて大きな下落。META▲2.95%、AMZN▲2.33%、GOOG▲1.84%、AAPL▲1.63%、MSFT▲1.30%、NVDA▲0.36%の下落でした。
半導体やソフトウェア、金融などには大きな買いが入っています。
一方で、急落した銘柄も多くNKE(ナイキ)▲19.98%、FSLR(ファーストソーラー)▲9.79%、SMCI(スーパーマイクロコンピューター)▲7.98%、ENPH(エンフェーズエナジー)▲5.25%などが大きく下げています。
ナイキは今後の売上減少が懸念され、投資判断が引き下げられたことで株価を急落させています。
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち4セクターが上昇、7セクターが下落した1日となりました。
・不動産…+0.57%
・金融…+0.35%
・エネルギー…+0.34%
・素材…+0.05%
・資本財…▲0.05%
・ヘルスケア…▲0.21%
・情報技術…▲0.22%
・生活必需品…▲0.47%
・一般消費財…▲1.07%
・公益事業…▲1.07%
・通信…▲1.47%
不動産セクターが2日連続でもっとも上げていますが1%未満の限定的な上げ幅。
他にも金融やエネルギーもわずかな上昇となりました。
一方で通信や公益事業、一般消費財は1%を超える大きな下げ。意外にも情報技術の下げは限定的でした。
週間ベースで見るとエネルギーが2.48%上昇のベストパフォーマンス、公益事業が▲0.9%下落のワーストとなりました。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲0.41%の下落して、終値では5,482まで下げています。
2週間ほどのレンジ相場を形成しているS&P500ですが、長い上ヒゲをつけて陰線で引けています。
出来高も上がっており、3日間の上昇を帳消しする陰線の包み足。MACDにもデッドクロスが見えますので、下落への転換の可能性もあります。
6月は+3.47%と大きく上昇したS&P500ですが、7月に向けて少し心配なチャートをしています。
年初来では+14.48%よ!
FEAR&GREEDインデックスは、46から44に下げてNUETRALからFEARに変わりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
インフレ伸び減速みえたPCEデフレータ
5月のPCEデフレータの発表がありましたが、インフレの伸びが鈍化していることが確認でき年内の利下げが根拠が強まりました。
【コア】(前年比)
結果…2.6%(予想…2.6%)
前回…2.8%
(前月比)
結果…0.1%(予想…0.1%)
前回…0.3%(速報値…0.2%)
【総合】(前年比)
結果…2.6%(予想…2.6%)
前回…2.7%
(前月比)
結果…0.0%(予想…0.0%)
前回…0.3%
【個人所得】(前月比)
結果…0.5%増
すべての数値は市場予想と一致したことで、大きなサプライズにはつながりませんでした。
今回の結果はFRB当局者にとっては安堵につながるものと考えられますが、きっとまた『まだ確証できない』とか言うんでしょうね。
そのうち手遅れになるわよ!
FRBストレステスト合格で大手銀行が増配を発表
FRBによるストレステストを通過した複数の大手銀行は、相次いで増配を発表しました。
JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズファーゴ、モルガン・スタンレーなど。
増配を発表した銀行もあり、昨日の相場では大きく株価を上げています。
今後も期待できそうやな
インフレ期待が低下したミシガン大消費者マインド
6月のミシガン大学消費者マインド指数は前月の69.1から68.2に低下しましたが、市場予想の66は上回りました。
1年先のインフレ期待は前月の3.3%から3%に下げて、3カ月ぶり低水準となり消費者のインフレに対するマインドは落ち着いてきたようです。
物価高が家計に与える影響は長引く懸念を示す消費者が多かったことで、消費の落ち込みが予測されます。
景気はだんだん冷めてきたわ!
7月の注目イベントについて
来週から7月になりますので重要な経済指標のスケジュールを確認しておきます。
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
6月ラストの米国市場は下落しました。
大型株に売りが入ったことが指数押し下げ要因となりました。
とはいえ、週末、月末、四半期末が重なったことで、期間のリバランスが入っただけかと考えられます。
インフレ指標が予想通りだったにもかかわらず長期金利は急騰していますから、市場のインフレ減少への期待は高かったようです。
このまま利下げが先送りされるようなことがあれば、景気の低迷によって経済が崩壊していく恐れもあります。
7月には企業決算が発表されますから、保有している個別株の業績もチェックしていかなければなりませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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