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【雇用統計を前に急落した米国市場】アップルとエヌビディアの大きな違いとは

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市場分析

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昨日の米国市場は大きく下落しました。

正直なにが原因で急落したのかはわかりませんが、週末に控えた雇用統計が警戒されたと推測しています。

特に原因がない調整なんだとしたら、いい押し目買いのチャンスになるのかも知れませんが、もう少し様子を見たいとも考えています。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ
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記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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4/4 米国市場の値動き

昨日の米国市場は大きく下落しました。

雇用統計が警戒されたのかと推測されますが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500…▲1.23%
・ダウ…▲1.35%
・NASDAQ…▲1.40%

プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンすると横ばいが続きました。

やっと今週の下げを回復させるのかと思っていた矢先に、引けにかけて大きな売りが入りました。

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まさかのおはギャーよ!

リッヒ
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ハイパーグロース株はボコボコやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…▲4.60%
・COIN(コインベース)…▲0.78%
・CRWD(クラウドストライク)…▲3.39%
・DDOG(データドッグ)…▲0.65%
・DOCS(ドキシミティ )…▲0.39%
・MQ(マルケタ)…▲2.33%
・U(ユニティ)…▲1.71%
・UPST(アップスタート)…▲4.53%

長期金利(米10年債利回り)

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値4.343から4.332に低下しました。

今週から高い水準が続いてきた長期金利ですが、昨日はわずかに低下しました。

とはいえ、今年に入ってからのレンジの上限あたりにありますので、株式市場にとっては厳しい状況ですね。

リッヒ
リッヒ

雇用統計次第で大きく変動しそうや

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が下落していることが分かります。

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大きめの調整ね!

マグニフィセント7はテスラとメタは上昇していますが他5銘柄は下落しています。特にエヌビディアは▲3.44%、アルファベット▲2.83%と大きな下落となりました。

他にも大きな下落をした銘柄が多い中でも、上昇している銘柄もあるのでピックアップしていきます。

昨日大きく上昇した銘柄

・TSN(タイソン・フーズ)…+2.89%
・FSLR(ファーストソーラー)…+2.84%
・WBA(ウォルグリーン)…+2.59%
・CPB(キャンベルスープ)…+2.45%
・GIS(ゼネラル・ミルズ)…+2.01%
・NEE(ネクステラ・エナジー)…+1.89%
・ENPH(エンフェーズ・エナジー)…+1.84%

一方で、大きく下げている銘柄は多くLW(ラム・ウェストン)▲19.37%、PARA(パラマウント・グローバル)▲8.15%、AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイセズ)▲8.26%、ALB(アルベマール)▲6.01%、SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)▲5.67%、ABBV(アッヴィ)▲5.32%などが売られました。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターすべてが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・エネルギー…▲0.23%
・生活必需品…▲0.46%
・不動産…▲0.66%
・資本財…▲0.79%
・金融…▲0.81%
・公益事業…▲1.05%
・ヘルスケア…▲1.2%
・一般消費財…▲1.21%
・素材…▲1.3%
・通信…▲1.66%
・情報技術…▲1.66%

テックと通信が1.5%を超える大きな下落をしています。他にも素材や一般消費財、ヘルスケアや公益事業も1%を超える下落。最近好調だったセクターもお構いなしで売られていますね。

一方で、エネルギーや生活必需品は限定的な下落で済んでいますね。

昨日は特別に売られた1日となりましたので、特に今後の投資戦略の参考にしなくてもよいかも知れませんね。

リッヒ
リッヒ

売られる時には何でも売られるな

S&P500チャート分析

昨日のS&P500は▲1.23%下落して、終値では5,143まで下げました。

前日にはわずかに回復していたS&P500ですが、昨日も大きな下げとなってしまいました。

ボリンジャーバンドを表示させてみると1σを下に切ってしまいましたので、今夜以降の相場が重要になります。

もしも連日の下げとなるようなら、いよいよ今年初めての大きな調整を迎えるのかも知れません。

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押し目を待っていた人にとっては
チャンス到来よ!

FEAR&GREEDインデックスは62から54に急落して、久しぶりにNEUTRALに下げました。

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

イエレン財務長官が訪中でけん制

イエレン米財務長官が訪中先の広州市でスピーチして、中国当局に対して『米企業に対して強圧的な行動をとるなど不公正な経済慣行をしている』とけん制しました。

中国は深刻な経済難に直面しており、不動産業界の低迷を製造業で穴埋めを計っています。ただ、そのやり方は欧米をはじめとした諸外国からしてみれば、不公平と見えるようです。

トランプ氏が大統領選挙に当選すれば、中国製品に60%の関税をかけるとアピールしていますので、何とかバイデン政権に肩入れしたいと考えているはずです。

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どちらが勝っても
中国にとっては厳しいわね!

エヌビディアがインドネシアにAIセンター建設へ

エヌビディアはインドネシアに地元企業と共同で、AIセンターを建設する計画とのこと。

詳細はまだ明確になってはいませんが、今後の経済発展が期待されるアジアへの投資と考えられます。

これまで米メーカーは中国での製造を主とする企業が多かったようですが、地政学リスクを鑑みれば早めに新天地を見つける必要がありそうですね。

リッヒ
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遅れた企業から脱落や

アップルが従業員600人余りをレイオフ

アップルはEVとスマートウオッチ用ディスプレーの開発事業の終了に伴い、600人余りの従業員をレイオフしたことがわかりました。

業績の低迷が続くアップルですから、再び成長企業を名乗るのであれば大きな改革が必要になりそうです。

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大きな暗雲が立ち込めてるわ!

4月の注目イベントについて

4月に入りましたので重要な経済指標についてもスケジュールを確認しておきます。

4月の注目イベント

*4/ 5 雇用統計
*4/10 消費者物価指数(CPI)

・4/11 生産者物価指数(PPI)
・4/12 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・4/15 小売売上高
・4/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・4/26 PCEデフレーター
・4/30 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・4/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

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まとめ

まとめ

【4/4米国市場の値動き】
・S&P500…▲1.23%
・ダウ…▲1.35%
・NASDAQ…▲1.40%
・長期金利は4.332に低下
【経済トピックス】
・イエレン財務長官が訪中でけん制
・エヌビディアがインドネシアにAIセンター建設へ
・アップルが従業員600人余りをレイオフ

昨日の米国市場は大きく下落しました。

雇用統計を前に投資家が警戒したのかと考えられますが、大きな分岐点を迎えたのかも知れません。

雇用統計の結果次第では、このまま大きな調整に向かうのかも知れませんし、無事に通過するようなら一気に高値更新の可能性もあります。

これまで5ヶ月間も上昇を続けてきた米国市場ですから、そろそろ調整が入ってもおかしくありませんね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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