【時間外でグーグル爆上げ】米経済成長の陰りに注意

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昨日の米国市場は下落しました。

前日アフターで決算発表のあったメタが急落したことで、相場全体が下落ムードだったのですが、場中で大きく回復しています。

さらには、本日アフターで決算発表があったアルファベット（グーグル）とマイクロソフトが好決算を出して時間外で株価を急騰させています。

明日の相場も楽しみですね。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

4/25 米国市場の値動き

昨日の米国市場は下落しました。

大型株の決算発表が続いていますが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンするとジリジリと上昇していきました。

その後一旦は売り戻しもありましたが、全体的には買い戻される1日となりました。

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マイナス幅を縮小したわね！

リッヒ

ハイパーグロース株もイマイチやな

長期金利（米10年債利回り）

昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の4.642から4.708に上昇しました。

前日にも水準を切り上げていた長期金利ですが、昨日も急激な上昇となりました。

GDPが発表されたプレマーケットで跳ね上がり一時は4.75にまで上がっています。

リッヒ

ホントに5%に向かっとるな

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、下落した銘柄の方が多かったように見えます。

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メタがヤバいわね！

メガテックではテスラとエヌビディア大きく上昇している反面、メタが急落、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、アップルもマイナスです。

一方で先週大きく下落していた半導体がリバウンドしています。他にも好決算銘柄の上昇が目立ちます。

一方で、大きく下落した銘柄もありMETA（メタ・プラットフォームズ）▲10.56%、BMY（ビリストル・マイヤーズ）▲8.51%、IBM（IBM）▲8.25%、CAT（キャタピラー）▲7.02%、CMCSA（コムキャスト）▲5.82%など大幅に下げています。

メタの急落で通信株は全体的に連れ安となりました。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち5セクターが上昇、6セクターが下落した1日となりました。

メタの急落によって通信セクターが連れ安。▲3%といった大きな下落です。

他に大きな変動を見せたセクターはありませんでしたが、比較的景気に敏感なセクターの上昇が目立ちました。

それにしても今年はエネルギーセクターが強いですね。原油も相変わらず高値を維持しています。

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リッヒ

金の上昇にも注目やな

S&P500チャート分析

昨日のS&P500は▲0.46%下落して、終値では5,048まで下げました。

今週は上昇傾向にあると思ったS&P500ですが、昨日は下げに転じています。

とはいえ、下ヒゲをつけて大きな陽線で引けていますので、明日以降に期待が持てそうです。

メタの急落で相場全体が下げる可能性もあったのですが、そろそろ投資家も買いごろだと考えたのでしょう。

もしかしたら今が今年最後の買い場になるのかも知れませんね。

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今夜は期待できそうよ！

FEAR&GREEDインデックスは40から変わらず、FEARのままです。

米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

減速した米国の第1四半期GDP

昨日発表された米国の第1四半期GDPは予想以上に減速して、2年ぶりの低い伸びとなりました。

加えて、インフレ率は高い水準に上昇しており、ソフトランディングへの楽観が懸念に変わりはじめました。

米ＧＤＰ、１－３月速報は予想下回る－消費鈍化してインフレ加速

１－３月（第１四半期）の米経済は前期比で予想以上に減速し、ほぼ２年ぶりの低い伸びとなった。一方で、インフレ率は懸念を引き起こすほど高い水準に上昇。これまで強い需要と落ち着いた物価上昇圧力を背景に経済のソフトランディング（軟着陸）期待が強まっ...

www.bloomberg.co.jp

個人消費は予想の3%に対して2.5％の増。PCEコア価格指数は3.7％と1年ぶりに伸びが加速しました。

米国の経済は予想以上に強いと考えられていましたが、今年に入り勢いは失われつつあるようです。

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そろそろ耐えられなくなってきたわね！

グーグル配当の発表で株価爆上げ

アフターマーケットで決算発表のあったアルファベットは、グーグルクラウドの好調により売上高は予想を上回りました。

サプライズは今期から配当を出すとの発表があったことで、株価は時間外で大きく跳ね上げています。

アルファベット、クラウド好調で売上高は市場予想上回る－配当発表

グーグルの親会社米アルファベットが25日に発表した１－３月（第１四半期）決算では、売上高がアナリスト予想を上回った。クラウド・コンピューティング部門の成長が寄与した。

www.bloomberg.co.jp

700億ドルの自社株買いを追加することも好感されており、AI開発への投資も順調なようです。

リッヒ

まだまだ株価は上がりそうやな

イエレン財務長官が為替介入へけん制

イエレン米財務長官は、日本当局がドル円への為替介入をすることは極めて『まれ』な出来事であるべきだと言及しました。

市場が決定する為替レートを持つ大国が介入するなど限定的であるべきだと発言したことで、友好国である日本が介入することは難しくなったかもしれませんね。

イエレン米財務長官が円相場で発言、為替介入は「まれ」であるべきだ

イエレン米財務長官は、円の対ドルでの下落に対応するために日本当局がとり得る動きについて自身の姿勢を問われ、為替市場への介入はまれな出来事であるべきだと語った。

www.bloomberg.co.jp

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ていの良い脅迫ね！

4月の注目イベントについて

4月も重要な経済指標についてスケジュールを確認しておきます。

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

今週注目の決算発表について

今週はメガテックの企業決算が目白押しです。市場に影響のありそうな注目の決算スケジュールを確認しておきましょう。

昨日はMSFT（ﾏｲｸﾛｿﾌﾄ）GOOG（ｱﾙﾌｧﾍﾞｯﾄ）INTC（ｲﾝﾃﾙ）MRK（ﾒﾙｸ）の決算発表がありました。

プレで決算発表があったメルクは+2.97%、アフターで発表のあったマイクロソフトは時間外で+4.43%上昇、アルファベットは+11.56%上昇、インテルは▲7.75％下落。

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来週注目の決算発表について

来週にも重要な企業決算が続きますので、市場に影響のありそうな注目の決算スケジュールを確認しておきましょう。

まとめ

昨日の米国市場は下落しました。

しかし、アフターで決算発表があったアルファベットやマイクロソフトが大きく上昇していることから、明日の相場見通しは明るいと考えられます。

とはいえ、経済成長に陰りがある米国にとって、現在のような高金利はいつまで耐えられるのでしょうか。

『セルインメイ』といった投資格言があるように、今年は夏枯れ相場があるのかも知れませんね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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