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Follow @RamTky昨日の米国市場はハイテク株を中心に上昇しました。
3月の生産者物価指数(PPI)が発表されましたが、前日のCPIとは逆にインフレに鈍化傾向が見られたことが好感されました。
とはいえ、長期金利は低下していませんので債券投資家はまだ慎重な姿勢を崩していないようです。
為替も1ドル153円をあっさりと超えてきましたので、どこまでも円安が続きそうな相場となりそうです。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。
記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
4/11 米国市場の値動き
昨日の米国市場はハイテク中心に上昇しました。
生産者物価指数(PPI)が発表されましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
米主要3指数の値動き
・S&P500…+0.74%
・ダウ…+0.01%
・NASDAQ…+1.68%
プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンすると一旦下落していきました。
その後ジリジリと買い戻されていき、午後にはナスダックを中心に大きく上昇していきました。
ナスダック大復活ね!
ハイパーグロース株はまずますやな
長期金利(米10年債利回り)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.547から4.583に上昇しました。
前日に急騰した長期金利ですが、昨日はわずかに水準を切り上げました。
生産者物価指数(PPI)が発表されると一時は急落しましたが、その後また急騰して水準を戻してしまいました。
ここが適温になりそうやな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇と下落の銘柄が半々といったところです。
大型が強かったわ!
メガテックはすべて上昇しており特にアップルとエヌビディアは4%を超える急騰を見せています。
他にも半導体を中心にテック系が買われた1日となりました。
他にもABNB(エアビーアンドビー)+3.21%やSMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)+3.16%なんかも上げていましたね。
一方で、大きく下げている銘柄は多くGL(グローバル・ライフ)▲53.14%、KMX(カーマックス)▲9.23%、MS(モルガン・スタンレー)▲5.25%などが売られました。
グローバル・ライフは下落によりサーキットブレーカーで取引が一時停止していました。
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち6セクターが上昇、5セクターが下落した1日となりました。
・情報技術…+2.05%
・通信…+1.27%
・一般消費財…+0.79%
・不動産…+0.15%
・素材…+0.11%
・資本財…+0.06%
・ヘルスケア…▲0.22%
・生活必需品…▲0.26%
・エネルギー…▲0.28%
・公益事業…▲0.3%
・金融…▲0.47%
久しぶりにテック株が急騰したことで情報技術セクターが大きく上昇しています。
他にもテック株を含む通信や一般消費財セクターが買われています。
一方で、このところ好調だった金融や、上昇傾向にあった公益事業などは売られていました。
テックはまだ1ヶ月でマイナスや
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+0.74%上昇して、終値では5,199まで上げました。
このところ軟調だったS&P500ですが、昨日は大きく上げています。
とはいえ、1ヶ月ほどレンジ相場が続いていますので、まだ上に抜けるには出来高が足りないようです。
これから決算シーズンに入りますので企業業績次第となりそうですね。
金融株からスタートよ!
FEAR&GREEDインデックスは54から59に上げてGREEDに変わりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
生産者物価指数(PPI)11ヶ月ぶり大幅上昇
3月の生産者物価指数(PPI)が発表されましたが、おおむね市場予想通りでしたが前年同期比では上振れしました。
コア指数に関しては3ヶ月連続で予想を上回り、利下げ観測を遠ざける結果となりました。
・サービス価格は3カ月連続で上昇
・外来医療費は横ばい
・ポートフォリオ運用費用は0.5%上昇
・原油価格は高値付近で推移
・仕入れ価格指数は高水準
総合指数を見れば予想を下回っているので市場が好感したようにも見えますが、基本的にはインフレが鈍化しているようには見えませんので、株式が買われたことに少し違和感を感じます。
景気は強そうね!
割安なアップルにヘッジファンドも注目
年初来で軟調な株価変動のアップルに対して、ヘッジファンドも関心を集めています。
AI分野で同業他社に後れを取っているアップルですが、iPhoneの機能強化への期待が高まっているようです。
中国での販売低迷や反トラスト法に違反していると司法省に提訴されているアップルですが、株価は年初来で10%近く下落しています。
これまでアップルは何だかんだ株価を回復させていますので、今回も回復すると信じるのであれば良い押し目買いのチャンスかもしれません。
ワイもエントリーしたで
NY連銀総裁、近い将来に利下げは不要
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、ごく近い将来に利下げする必要がない考えを示しました。
物価を2%に戻すためにはまだ長い道のりとなると、これまで通りのスタンスを変えていないようです。
『当局の2大責務の完全な整合はまだ見られていない』と付け加えていますので、雇用と物価のバランスを目標に近付けるためには、まだまだ現状の金利を保つことを宣言しています。
中立金利に戻るまで
3年くらいはかかりそうね!
4月の注目イベントについて
4月も重要な経済指標についてスケジュールを確認しておきます。
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
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まとめ
昨日の米国市場はハイテクを中心に上昇しました。
発表された生産者物価指数(PPI)ではインフレ鈍化が進んだとのことで、市場は好感しているようですが、数字を見る限りそこまで楽観できるとは思えません。
この先も利下げに対して市場は上に下にブレるとは思いますが、やはり見るべきは企業業績です。
しっかりと成長している企業に投資しておけば、いずれくる下落相場でも買い向かうことができそうですね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
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