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【来週のFOMC控えて警戒高まる】大注目のエヌビディア年次イベント

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市場分析

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昨日の米国市場は前日に続けて続落しました。

来週に控えたFOMCを警戒した投資家からの利確売りだと考えられます。

また、生産者物価指数(PPI)や小売売上高の発表がありましたが、どちらも市場予想を下回ったため長期金利が急騰しました。

一筋縄ではいかない相場が続きますが、利下げを控えたマクロ環境は悪くないと考えれば狼狽える局面でもなさそうですね。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ
リッヒ

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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3/14 米国市場の値動き

昨日の米国市場は前日に続けて下落しました。

インフレ指標の発表がありましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500…▲0.29%
・ダウ…▲0.35%
・NASDAQ…▲0.30%

プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンすると下落していきました。

その後も買い戻されることなく下げていきましたが、大引けにはリバウンドしていますので明日につながる相場となりました。

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買い支え圧力はありそうね!

リッヒ
リッヒ

ハイパーグロース株はダメダメやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…▲13.84%
・COIN(コインベース)…▲7.17%
・CRWD(クラウドストライク)…▲1.08%
・DDOG(データドッグ)…▲0.76%
・DOCS(ドキシミティ )…▲0.18%
・MQ(マルケタ)…▲1.49%
・U(ユニティ)…▲0.69%
・UPST(アップスタート)…▲7.55%

長期金利(米10年債利回り)

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値4.190から4.292に上昇しました。

前日にも上昇していた長期金利ですが、昨日は急騰しました。

弱い経済指標が発表されたことで債券市場に売りが入ったようです。

リッヒ
リッヒ

急騰だけはやめて欲しいな

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、下落した銘柄のほうが多かったように見えます。

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一部メガテックが強かったわ!

マグニフィセント7では4銘柄が上昇、3銘柄が下落。その騰落差が大きい1日となりました。グーグルとマイクロソフトは2%を超える上昇、エヌビディアとテスラは3%を超える下落。

半導体は全般的に下落していますが、メガテックには買いが入った模様。他にもエネルギー銘柄が大きく買われていました。

昨日大きく上昇した銘柄

・WST(ウエストファーマシューティカルサービシズ)…+3.54%
・HAL(ハリバートン)…+2.96%
・GOOG(アルファベット)…+2.54%
・MSFT(マイクロソフト)…+2.44%
・MO(アルトリアグループ)…+2.15%
・PXD(パイオニアナチュラルリソーシズ)…+1.93%
・COP(コノコフィリップス)…+1.90%

そこまで大きく上昇した銘柄はなく、指数がこのくらいの下落で済んだのも時価総額の大きなメガテック株がけん引したおかげかと考えられます。

一方で、急落した銘柄もありLEN(レナー)▲7.64%、ENPH(エンフェーズ・エナジー)▲6.57%、FSLR(ファーストソーラー)▲5.47%などが売られています。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち2セクターが上昇9セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・通信…+0.77%
・エネルギー…+0.46%
・情報技術…▲0.45%
・資本財…▲0.61%
・ヘルスケア…▲0.66%
・一般消費財…▲0.74%
・公益事業…▲0.77%
・金融…▲0.9%
・生活必需品…▲0.97%
・素材…▲0.99%
・不動産…▲1.69%

通信セクターはグーグルの上昇にけん引されていますが、他の通信株が強かったわけではありません。

また、原油価格の上昇によってエネルギーセクターが上昇しています。

それ以外は下落した相場となりましたが、不動産が1%を超える大きな下落をしています。

これがいい押し目のチャンスとなるのか、続落のはじまりとなるのかはわかりませんので、全力買いといった場面ではありませんね。

リッヒ
リッヒ

動く局面やないな

S&P500チャート分析

昨日のS&P500はわずかに▲0.29%下落して、終値では5,150まで下げました。

去年の年末から好調な相場が続くS&P500ですが、一度も大きな調整はありません。

ボリンジャーバンドを表示してみると、1σと上限の2σの間で推移してバンドウォークをしています。

下限の2σも50日移動平均線をなぞるように上昇していますから、当分の間は上昇トレンドが続く公算が高いです。

それでも来週にはFOMCが控えていますので、投資家が警戒するのは当然のことですね。

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サプライズがないことを望むわ!

FEAR&GREEDインデックスは69から73に上がりましたがGREEDのままです。

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

予想を上回った2月の生産者物価指数(PPI)

2月の生産者物価指数(PPI)が発表されましたが、全ては市場予想を上回ったことでインフレの高止まりが示唆されました。

特にエネルギーと食品価格の上昇が目立ちましたが、来週に控えているFOMCにも影響がありそうです。

2月の生産者物価指数(PPI)

【PPI(総合)】
・前年比…+1.6%(予想…+1.2%)
 前回…+1.0%
・前月比…+0.6%(予想…+0.3%)
 前回…+0.3%
【コアPPI】
・前年比…+2.0%(予想…+1.9%)
 前回…+2.0%
・前月比…+0.3%(予想…+0.2%)
 前回…+0.5%

PPIに注目が集まるのはFRBが重要視しているPCEデフレーターに使用される指標が含まれることです。

今月の29日に発表されるPCEデフレーターでもインフレの減速に鈍化が見られるようだと、株式には良くない影響がありそうですね。

経済指標の発表を受けて利下げ観測は遠のくと思ったのですが、市場は6月の利下げを信じて疑わないようです。

これで6月に利下げしないとなれば、また相場に調整が入るかも知れませんね。

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ドットプロットに注目ね!

予想下回る小売売上高は前月も下方修正

2月の小売売上高は予想を下回り、前月も下方修正されたことで個人消費に懸念が高まりました。

2月の小売売上高

【売上高】
・前月比…0.6%増(予想…0.8%増)
・前月…1.1%減(速報値0.8%減)
【コア売上高】
・前月比…0.3%増(予想…0.5%増)
・前月…0.8%減(速報値0.6%減)

これまで米国の経済を支えてきた個人消費が衰えてくるようだと、景気全体に影響が及ぶ可能性もあります。

リッヒ
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消費者も貯えがなくなってきたみたいや

エヌビディア年次議会に注目集まる

エヌビディアが18日から21日にかけて、年に1回のAI年次議会を開催します。

これまで米国市場をけん引してきたエヌビディアですから、世界中の投資家が注目しているイベントです。

特に初日にはジェンスン・フアンCEOがスピーチを予定していますので、このところ軟調な株価の高騰が期待されます。

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その波に乗るなら買いは今夜ね!

3月の注目イベントについて

3月の経済指標スケジュールを確認しておきます。

3月の注目イベント

・3/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・3/15 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
*3/19~20 FOMC
・3/26 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・3/28 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
・3/29 PCEデフレーター

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

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まとめ

まとめ

【3/14米国市場の値動き】
・S&P500…▲0.29%
・ダウ…▲0.35%
・NASDAQ…▲0.30%
・長期金利は4.292に上昇
【経済トピックス】
・予想を上回った2月の生産者物価指数(PPI)
・予想下回る小売売上高は前月も下方修正
・エヌビディア年次議会に注目集まる

昨日の米国市場は前日に続けて下落しました。

発表された経済指標ではインフレは高止まり、消費が弱くなっているため長期金利は急騰しました。

さらには、FOMCを来週に控えていますので警戒が高まって当然と言えそうです。

やはり注目はエヌビディア年次会議ですね。ジェンスン・フアンが米国市場を一段高に導いてくれることを期待せざるを得ませんね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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