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【半導体が大幅反落】大統領選に巻き込まれるパウエル議長

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市場分析

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昨日の米国市場はわずかに上昇しました。高値圏で揉み合っている米国株ですが、さらに上を目指すことはできるのでしょうか?

政策金利の引き下げに関しては、毎日のようにFRB高官からのコメントが発信されていますが、高まり過ぎた市場予想もおおむね冷まされてきたようにも感じます。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ
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記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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2/6 米国市場の値動き

昨日の米国市場はわずかに上昇しました。

大きなニュースはありませんでしたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500…+0.23%
・ダウ…+0.37%
・NASDAQ…+0.07%

プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンするとS&P500とナスダックは下落していきました。

その後もヨコヨコが続き、引けにかけて買い戻されたことで3指数ともにプラスで終えることができました。

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大引けの上昇が明日に期待できるわ!

リッヒ
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ハイパーグロース株はまずまずやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…+4.52%
・COIN(コインベース)…+2.12%
・CRWD(クラウドストライク)…▲0.13%
・DDOG(データドッグ)…▲1.49%
・DOCS(ドキシミティ)…+0.73%
・MQ(マルケタ)…+1.20%
・U(ユニティ)…+1.88%
・UPST(アップスタート)…+4.10%

長期金利(米10年債利回り)

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値4.159から4.101に低下しました。

マーケットオープン前までは4.175といった高い水準にあった長期金利ですが、市場が開くと急激に低下していき4.1の水準で落ち着いています。

リッヒ
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当分は4%を継続しそうやな

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が上昇していることが分かります。

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半導体はやられてるわね!

マグニフィセント7はエヌビディアとメタが1%を超える下落をしていますが、テスラが+2.23%と反発していますね。

半導体は大きく反落していますが、全体的に上昇した銘柄の方が多かったようです。

昨日大きく上昇した銘柄

・GEHC(GEヘルスケア)…+11.65%
・UPS(ユナイテッド・パーセル)…+4.92%
・SPG(サイモン・プロパティー)…+4.82%
・MRNA(モデルナ)…+4.75%
・AAL(アメリカン航空)…+4.49%
・LUV(サウスウエスト航空)…+4.30%
・F(フォード)…+4.14%

他にもペイパルやファイザー、スタバやユナイテッド航空あたりも3%を超える大きな上昇をしていました。

一方で、大きく下落した銘柄もありFMC(FMC)▲11.54%、ADBE(アドビ)▲3.70%、AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイセズ)▲3.64%あたりが急落しました。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち10セクターが上昇1セクターのみが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・素材…+1.49%
・不動産…+1.29%
・ヘルスケア…+1.12%
・一般消費財…+1.04%
・資本財…+0.78%
・エネルギー…+0.76%
・公益事業…+0.52%
・生活必需品…+0.42%
・金融…+0.36%
・通信…+0.21%
・情報技術…▲0.2%

前日にはワーストパフォーマンスだった素材セクターが、昨日はベストパフォーマンスを見せました。不動産も巻き戻しですね。

他にも全体的に買われていますが、情報技術セクターだけが下落しています。半導体の一時的な反落かと思われますので、今後を心配するほどのことではないと考えています。

リッヒ
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ヘルスケアはいい感じになってきたな

S&P500チャート分析

昨日のS&P500は+0.23%上昇して、終値では4,954まで上げました。

2022年1月の高値を更新してからも上を目指しているS&P500ですが、5,000の大台を目前に足踏みをしています。

トレンドは続いていますので突発的な悪材料がなければ、このままブレイクできると思います。

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何もないのが良いニュースね!

FEAR&GREEDインデックスは73のままでギリギリGREEDです。

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

大統領選に巻き込まれるパウエル議長

FRBのパウエル議長は、インタビューで利下げ時期の決定に関しては政治を考慮しないと言明しました。

一方で、トランプ元大統領はパウエル議長に対して、「議長は政治的に利下げによって民主党を助ける」と述べています。まぁ、トランプ氏のマイクパフォーマンスでしょうが、パウエル議長が巻き込まれるのは避けられないことでしょう。

また、利下げ時期に関しても、早過ぎる場合と遅過ぎる場合の両リスクに直面しているとも述べています。

早すぎればインフレの再燃を呼び起こし、遅すぎれば経済と雇用に支障をきたす。ここからがパウエル議長の腕の見せ所ですね。

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基本的にアクションは遅いはずよ!

商業用不動産を懸念するイエレン財務長官

イエレン財務長官は議会証言で、商業用不動産の損失に対する懸念を示しました。

金利上昇や働き方の変化(リモート労働)に伴う空室率の上昇、返済期限を迎える多くの商業用不動産ローンなどの要因によって不動産所有者に圧力がかかるという。

銀行監督当局はこの問題を注視しており、リーマンショック時のような事態を招くことのないように努めているとのこと。

リッヒ
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金利が下がらんとどうにもならんな

ミネアポリス連銀総裁まだ完了していない

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、FRBはまだ目標に達していないとの考えを示した。

インフレ率の低下は評価しつつ、最終地点には到達していないことを強調しています。

同時にソフトランディングの可能性に関しても言及しており、景気後退は避けられる可能性は高いとも期待を寄せていました。

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基本的にはタカ派寄りね!

昨日の注目決算

昨日発表された注目決算をピックアップしました。

昨日の注目決算

【2/6】
LLY(イーライリリー)▲0.17%
LIN(リンデ)+3.73%
AMGN(アムジェン)▲1.83%
F(フォード)+4.31%(AH+6.04%)
FTNT(フォーティネット)+2.10%(AH+11.88%)

フォードは好決算の発表で場中にも4%超えの上昇の後、アフターでも6%と株価を急騰させています。

また、アフターで決算発表のあったフォーティネットは2桁の爆上げを見せています。

今週注目の決算発表について

今週も重要な企業決算が続きます。市場に影響のありそうな注目の決算スケジュールを確認しておきましょう。

注目の企業決算

・2/7 DIS(ディズニー)CVS(CVSヘルス)BABA(アリババ)MPWR(モノリシック・パワー)PYPL(ペイパル)
・2/8 PM(フィリップモリス)COP(コノコ・フィリップス)DXCM(デクスコム)ILMN(イルミナ)
・2/9 PEP(ペプシコ)

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2月の注目イベントについて

2月の経済指標のスケジュールを確認しておきましょう。

2月の注目イベント

*2/13 消費者物価指数(CPI)
・2/15 小売売上高
・2/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・2/16 生産者物価指数(PPI)
・2/20 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・2/28 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・2/29 PCEデフレーター
・2/29 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

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まとめ

まとめ

【2/6米国市場の値動き】
・S&P500…+0.23%
・ダウ…+0.37%
・NASDAQ…+0.07%
・長期金利は4.101に低下
【経済トピックス】
・大統領選に巻き込まれるパウエル議長
・商業用不動産を懸念するイエレン財務長官
・ミネアポリス連銀総裁まだ完了していない

昨日の米国市場は3指数ともに上昇しました。半導体を中心にテック株は反落していますが、まだ米国市場は強いことが示されました。

FRB当局者がどれだけ早期利下げを否定しようが、投資家の利下げ期待は高いようで株価に織り込んでいきます。

これだけ長くネガティブサプライズのない相場も珍しいですが、何かあった時のショックも計り知れないとも考えています。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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