昨日の米国市場は大きく上昇しました。
PCEデフレータが下振れしたことで、市場に楽観が拡がったようです。
機関投資家が今年最後の取引だったため、出来高も多く伴っていましたね。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky12/20 米国市場の値動き
昨日の米国市場は上昇しました。
重要なインフレ指標が発表されましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …+1.09%
・ダウ平均 …+1.18%
・NASDAQ100…+0.85%
プレマーケットでは売られていた相場は、マーケットがオープンすると上昇していきました。
その後も上げ幅を伸ばしていき一時は上げ幅を2%にまで伸ばしていたのですが、引けにかけて利確売りが入ったようです。

それでも寄り底で良かったわ!

ハイパーグロース株も好調やな
・AFRM(アファーム) …+4.19%
・COIN(コインベース) …+1.75%
・CRWD(クラウドストライク)…+3.21%
・DDOG(データドッグ) …+1.72%
・DOCS(ドキシミティ ) …+4.80%
・MQ(マルケタ) …±0%
・U(ユニティ) …+1.12%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.566から4.530に低下しました。
ドル円は反落して円高方向に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が上昇したことが分かります。

テスラだけが爆下げね!

マグニフィセント7は4銘柄が上昇して、NVDAが+3.08%、AAPLが+1.88%、GOOGが+1.54%と上げています。下落は3銘柄でTSLAが▲3.46%と500銘柄のうちもっとも大きく下げています。
実は日中もっと上げていたのに、引けにかけて下げてしまった銘柄も多くありました。
・ENPH(エンフェーズエナジー)…+8.59%
・PLTR(パランティア)…+8.54%
・MACH(マッチ・グループ)…+6.70%
・CCL(カーニバルクルーズ)…+6.43%
・NCLH(ノルウェージャン・クルーズ)…+5.90%
・DLTR(ダラー・ツリー)…+5.62%
・DXCM(デクスコム)…+5.57%
・HUM(ヒューマナ)…+4.80%
PLTRは上昇が止まりませんね。高値更新で年初来で+375%の爆上げです。
一方で、大きく下落した銘柄もありました。
・ODFL(オールド・ドミニオン)…▲3.39%
・META(メタ)…▲1.73%
・ACN(アクセンチュア)…▲1.56%
・MRK(メルク)…▲1.48%
・PANW(パロアルト・ネットワークス)…▲1.36%
・FDS(ファクトセット)…▲1.27%
・WMT(ウォルマート)…▲1.24%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち10セクターが上昇、1セクターのみが下落した1日となりました。

・不動産 …+1.69%
・公益事業 …+1.52%
・情報技術 …+1.49%
・金融 …+1.14%
・資本財 …+0.95%
・素材 …+0.92%
・エネルギー…+0.82%
・通信 …+0.57%
・ヘルスケア…+0.29%
・一般消費財…+0.26%
・生活必需品…▲0.08%
昨日はほとんどのセクターが上昇するリスクオフ相場となりました。
特に不動産や公益事業は1.5%を超える大きな上昇。情報技術と金融も強かったですね。
弱い大型株があったために一般消費財と通信は上げきれませんでしたが、それを除けば昨日上げ幅が小さかったのはディフェンシブセクターでした。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+1.09上昇して、終値では5,930に上げています。
前々日には大きく下落していたS&P500ですが、昨日は大きく戻しました。
しかし、日中はもっと上げていたのですが、50日移動平均線に押し戻されています。
出来高はかなり大きくなっていますので、機関投資家による手仕舞いが見られました。
来週から機関投資家はお休みになりますので、いよいよクリスマスラリーのはじまりとなるのでしょうか。

個人投資家で押し上げるわ!
FEAR&GREEDインデックスは23から28に上げFEARとなりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
予想以上に低下したPCEデフレータ
昨日発表された11月のPCEデフレータは予想を下回り、インフレの更なる鈍化を示しました。
FRBが重要視するコアデフレータは低い上昇率となり、25年の利下げを後押しする材料となりました。
コア(前年比)
結果…2.8%(予想…2.9%)
前回…2.8%
(前月比)
結果…0.1%(予想…0.2%)
前回…0.3%
総合(前年比)
結果…2.5%(予想…2.4%)
前回…2.3%
(前月比)
結果…0.1%(予想…0.2%)
前回…0.2%
個人支出(前月比)
結果…0.4%増(予想…0.5%増)
前回…0.3%増(速報値…0.4%増)
個人所得(前月比)
結果…0.3%増(予想…0.4%増)
前回…0.7%増(速報値…0.6%増)
直近半年ほどインフレの減速が停滞していたため、今回の数値は嬉しい進展となりました。
この発表を受けて2025年の市場の利下げ予想は2回。インフレ低下が進展するようなら3回に増えることもあるかと考えています。


1年後のことはまだわからないわ!
ミシガン大消費者マインド5ヶ月連続改善
12月のミシガン大学消費者マインド指数は5ヶ月連続の改善となりました。
1年先のインフレ期待は前月よりも上昇し、次期政権の関税引き上げを織り込みはじめました。
【12月】(確報値)
□結果…74.0(予想…74.2)
前月…71.8
□1年先インフレ期待…2.8%
前月…2.6%
□5-10年先インフレ期待…3.0%
前月…3.2%
インフレ期待が上がることは決して悪いことではなく、景気が上向くであろう期待が込められていることです。

2%台ならええやろ
4連銀総裁がタカ派FOMCに発言
先日開催されたFOMCについて、4連銀の総裁が相次いで発言しています。
利下げに反対票を投じたクリーブランド連銀のハマック総裁は、インフレ抑制の進展が見られるまでは利下げをすべきではないとコメント。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、トランプ次期政権による関税引き上げを織り込んだと発言しましたが、まだ不確実な事象に対して織り込むなんて連銀総裁としては珍しい行動ですね。

まだ不確実な事象よ!
12月の注目イベントについて
12月も重要な経済指標の発表がありますので、スケジュールの確認をしておきましょう。
・12/24 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・12/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
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【12/20米国市場の値動き】
・S&P500 …+1.09%
・ダウ平均 …+1.18%
・NASDAQ100…+0.85%
【経済トピックス】
・予想以上に低下したPCEデフレータ
・ミシガン大消費者マインド5ヶ月連続改善
・4連銀総裁がタカ派FOMCに発言
昨日の米国市場は大きく上昇しました。
今回の下げが一時的な押し目になれば良いのですが、まだこのまま上昇できるとは限りません。
来週からはいよいよクリスマスラリーシーズンに突入しますが、アノマリー通り上げ相場になると嬉しいですね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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