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【AAPLとAMZNの明暗分かれる】MSFTショックで久しぶりの急落

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市場分析

昨日の米国市場はナスダックを中心に大きく下落しました。

ここまで下げたのは9月初旬の失業率ショック以来のことですが、一体なにがトリガーになったのでしょうか。

10月も何とかプラスで引けそうだったのですが、昨日1日でマイナス圏に急落。

アフターではアップルとアマゾンの決算発表があったようですが、果たして来週につながる結果となったのでしょうか。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ
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記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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10/31 米国市場の値動き

昨日の米国市場は大きく下落しました。

インフレ指標が発表されていますが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきます。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500…▲1.86%
・ダウ…▲0.90%
・NASDAQ100…▲2.44%

プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしてもナスダックを中心に下落していきました。

その後も買い戻されることなく、大引けにはさらに大きく売り込まれていきました。

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久しぶりの急落ね!

月間ベースで見るとS&P500が▲0.99%、ダウは▲1.34%、ナスダック100は▲0.85%と3指数そろって下落の1ヶ月となりました。

リッヒ
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ハイパーグロース株もボロボロや

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…▲3.07%
・COIN(コインベース)…▲15.34%
・CRWD(クラウドストライク)…▲3.44%
・DDOG(データドッグ)…▲2.12%
・DOCS(ドキシミティ )…▲0.60%
・MQ(マルケタ)…▲0.18%
・U(ユニティ)…▲3.00%

COINは決算ミスも重なって株価を急落させました。

10年債利回り(長期金利)

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.300から4.282に低下しました。

ドル円は徐々に円安方向に向かっていますね。

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S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が急落したことが分かります。

マグニフィセント7はすべてが下落。特にMSFTが▲6.05%、NVDAが▲4.72%、METAが▲4.09%急落しており、AMZNもTSLAは3%前後の下落となりました。

メガテックと半導体が全面的に売られるなかで、バリュー株には上昇した銘柄も目立ちました。

昨日大きく上昇した銘柄

・PAYC(ペイコム)…+21.35%
・ETR(エンタジー)…+15.16%
・IP(インターナショナル・ペーパー)…+13.28%
・MO(アルトリア・グループ)…+7.84%
・COP(コノコ・フィリップス)…+6.37%
・NCLH(ノルウェージャン・クルーズ)…+6.29%
・MRO(マラソン・オイル)…+6.21%
・BMY(ブリストル・マイヤーズ)…+5.91%
・WBA(ワーナーブラザース)…+4.63%

一方で、大きく下落した銘柄も多くHII(ハンディントン)▲26.16%、EL(エスティローダー)▲20.90%、MPWR(モノリシックパワー)▲17.45%、SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)▲11.97%、UBER(ウーバー)▲9.29%、REGN(リジェネロン)▲9.17%などが下げています。

昨日も多くのメガキャップの決算発表がありました。

昨日の注目決算

31(木)
・AAPL(アップル)
・AMZN(アマゾン)

・MRK(メルク)
・LIN(リンデ)
・UBER(ウーバー)

UBERは決算ミスにより株価を大きく下げ、アフターで決算発表のあったAAPLとAMZNは時間外でそれぞれ▲1.63%下落、+5.35%上昇と明暗を分けました。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち2セクターが上昇9セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・公益事業…+0.67%
・エネルギー…+0.13%
・生活必需品…▲0.43%
・ヘルスケア…▲0.97%
・資本財…▲1.05%
・金融…▲1.31%
・一般消費財…▲1.5%
・通信…▲1.6%
・不動産…▲1.69%
・素材…▲1.83%
・情報技術…▲3.27%

完全リスクオフ相場の中でも公益事業は堅調なパフォーマンスを見せました。

エネルギーも原油価格の急騰によってけん引されています。

そして下落の震源地となった情報技術は3%を超える大きな下落。

素材や不動産も下げていますが、メガキャップを含む通信や一般消費財セクターも1.5%を超えて大きく下げています。

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S&P500チャート分析

昨日のS&P500は▲1.86%下落して、終値では5,705まで下げています。

先週から横ばいが続いていたS&P500ですが、昨日は久しぶりに大きな下落に見舞われました。

前日には上ヒゲを付けて陰線で引けていた相場には出来高を伴なっていましたので、予想通り大きな下げを誘発してしまいました。

10月も何とかプラスで引けてくれるのかと期待していたのですが、4月以来の6ヶ月ぶりのマイナス。およそ1ヶ月半の上昇を打ち消しました。

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やっぱり下げたわね!

FEAR&GREEDインデックスは、58から44に下がりGREEDからNEUTRALを飛び越えてFEARに変わりました。

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

大幅上昇となったPCEデフレータ

昨日発表された9月のPCEデフレータは、重要視されるコア指数が前月比で4月以来の大幅上昇となりました。

根強いインフレ下でも個人消費の堅調さが続いているという状況が示されました。

9月PCEデフレータ

コア(前年比)
結果…2.7%(予想…2.6%)
前回…2.7%
  (前月比)
結果…0.3%(予想…0.3%)
前回…0.1%(修正値…0.2%)
総合(前年比)
結果…2.1%(予想…2.1%)
前回…2.2%(修正値…2.3%)
  (前月比)
結果…0.2%(予想…0.2%)
前回…0.1%

個人支出(前月比)
結果…0.4%増(予想…0.4%増)
前回…0.2%増(修正値…0.3%)
個人所得(前月比)
結果…0.3%増(予想…0.4%増)
前回…0.2%増

・サービス価格は前月比0.3%上昇
・財価格は0.1%上昇
・食品価格は0.4%上昇
・サービス支出は0.2%増加
・財への支出は0.7%増
・賃金・給与は前月比約0.5%増加

インフレ減速は足踏みしており雇用も強い状況下では、FRBの次回FOMCで更なる利下げを後押しする結果となりました。

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0.25%利下げが確定的ね!

PCEコアデフレータは、個人の消費支出の変動分のうち物価変動によるものを除くための指数で、名目個人消費支出をPCEデフレータで割ることで実質個人消費支出が算出されます。米国のインフレターゲットの対象として利用され物価見通しを計る指標です。

オープンAIがChatGPT検索機能を追加

オープンAIは「ChatGPT」に新たな検索機能を追加しました。

追加されるオプション機能はChatGPT Searchと呼ばれ、Googleの検索機能への対抗を強めています。

新たな検索機能はまずChatGPT 4oで有料サービス加入者向けに提供され、無料ユーザーは今後数カ月内にアクセスできるようになるようです。

リッヒ
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これまでと何が違うんやろうな

アップル決算は来期見通しに懸念

アフターで決算発表のあったアップルですが、中国での売上高が市場予想を下回りました。

売上高の見通しにも懸念が浮かぶあがったことで、株価は時間外に▲1.57%下落しています。

詳しい内容は省きますが、アップルって決算や製品発表では必ずと言っていいほど株価を下げるんですよね。

でも、なんだかんだ言っていつの間に株価を切り上げるといった不思議な銘柄です。

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いつものことよ!

アマゾンAWS堅調決算で株価は急騰

アフターで決算発表のあったアマゾンですが、売上高、EPS、ガイダンスともに予想をビート。

主軸のAWSが堅調だったことを受けて株価は時間外で6%近く跳ねています。

こちらはアップルとは対照的に株価を切り上げましたが、決算結果以上にカンファレンスコールでCEOが何を言うかってホント大事ですね。

リッヒ
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マイクロソフトのそれで
昨日は相場が急落やな

11月の注目イベントについて

11月に入りましたので、重要な経済指標のスケジュールを確認しておきましょう。

11月の注目イベント

・11/ 1 ISM製造業景気指数
*11/ 1 雇用統計
・11/ 6 ISM非製造業景気指数
*11/6・7 FOMC
・11/ 9 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
*11/13 消費者物価指数(CPI)
・11/14 生産者物価指数(PPI)
・11/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・11/15 小売売上高
・11/22 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・11/28 PCEデフレーター
・11/29 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

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経済指標を確認するのに
moomooアプリが便利よ

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まとめ

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昨日の米国市場のまとめ

【10/31米国市場の値動き】
・S&P500…▲1.86%
・ダウ…▲0.90%
・NASDAQ100…▲2.44%
【経済トピックス】
・大幅上昇となったPCEデフレータ
・オープンAIがChatGPT検索機能を追加
・アップル決算は来期見通しに懸念
・アマゾンAWS堅調決算で株価は急騰

昨日の米国市場はナスダックを中心に大きく下落しました。

メガテックのアップルとアマゾンの決算発表がありましたが、明暗分かれる結果となりました。

10月は終わってみればマイナスの月となってしまいましたが、これでメガキャップの決算はほぼ出揃いました。

あとは今夜の経済指標とFOMCを乗り越える必要がありそうですね。

大統領選挙も週明けに控えていますが、いい押し目買いのチャンスとなるかも知れません。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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