【テスラ納車台数予想に届かず】民間雇用は6ヶ月ぶりの増加へ

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昨日の米国市場はわずかに上昇しました。

中東の紛争は激化しているようですが、ウクライナも含めて戦争って着地点が見えませんよね。

米国の雇用に目を向けると雇用者数が増加したとのデータが発表されていますが、他の経済指標との整合性がとれません。

やはり、本番は金曜日に発表される雇用統計になりそうです。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

目次が開けます

10/2 米国市場の値動き
米国市場のトピックス
まとめ

10/2 米国市場の値動き

昨日の米国市場は3指数そろってわずかな上昇。

雇用に関するデータが発表されましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500…+0.1%
・ダウ…+0.09%
・NASDAQ100…+0.15%

プレマーケットでは売られていた相場は、マーケットがオープンすると上昇していきました。

その後押し戻されると、そこからは大きな動きはありませんでした。

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雇用統計待ちね！

リッヒ

ハイパーグロース株はまちまちやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM（ｱﾌｧｰﾑ）…+1.48%
・COIN（ｺｲﾝﾍﾞｰｽ）…▲0.33%
・CRWD（ｸﾗｳﾄﾞｽﾄﾗｲｸ）…+1.85%
・DDOG（ﾃﾞｰﾀﾄﾞｯｸﾞ）…+1.97%
・DOCS（ﾄﾞｷｼﾐﾃｨ）…+0.67%
・MQ（ﾏﾙｹﾀ）…▲0.62%
・U（ﾕﾆﾃｨ）…▲2.55%
・UPST（ｱｯﾌﾟｽﾀｰﾄ）…+3.07%

昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の3.733から3.783に上昇しました。

ドル円は再び円安方向に向かっていますが、中期的には円高傾向にあります。

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S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇と下落の銘柄が半々といったように見えます。

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半導体は良かったわね！

マグニフィセント7は２銘柄が上昇、NVDAが1.58％と大きく上昇。他5銘柄は下落してTSLAが▲3.49%と急落をしています。

他にも半導体関連が大きく上昇していますが、他にも上げた銘柄もありましたのでピックアップしていきます。

昨日大きく上昇した銘柄

・CZR（ｴﾒﾗﾙﾄﾞ･ﾘｿﾞｰﾄ）…+5.27%
・MSCI（ｽｰﾊﾟｰ･ﾏｲｸﾛ･ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｰ）…+3.58%
・CRM（セールスフォース）…+3.18%
・KLAC（KLAｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ）…+3.14%
・IVZ（インベスコ）…+3.07%
・MPWR（ﾓﾉﾘｼｯｸﾊﾟﾜｰ）…+3.04%
・PLTR（ﾊﾟﾗﾝﾃｨｱ）…+2.83%
・HPE（ﾋｭｰﾚｯﾄ･ﾊﾟｯｶｰﾄﾞ）…+2.76%

一方で、大きく下落した銘柄もありHUM（ヒューマナ）▲11.79%、CAG（コナグラ・ブランズ）▲8.07%、NKE（ナイキ）▲6.77%、KMX（カーマックス）▲3.51%、DG（ダラー・ゼネラル）▲3.20%、DAL（デルタ航空）▲3.12%などが下げています。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち3セクターが上昇、8セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・エネルギー…+1.03%
・情報技術…+0.54%
・金融…+0.01%
・資本財…▲0.09%
・素材…▲0.15%
・公益事業…▲0.19%
・ヘルスケア…▲0.2%
・通信…▲0.33%
・不動産…▲0.34%
・一般消費財…▲0.38%
・生活必需品…▲0.76%

エネルギーが2日連続で大きな上昇をしていますが、イスラエル紛争によって原油価格が高騰していることが要因です。短期的にはもう少し上を目指せそうです。

また、情報技術はリバウンドしていますが、前日の急落の半分も取り戻せていませんね。

一方で、生活必需品を含むディフェンシブセクターは、直近1ヶ月ほど冴えないパフォーマンスが続きます。

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S&P500チャート分析

昨日のS&P500は+0.01%上昇して、終値では5,709まで上げています。

前日には大きく下落したS&P500ですが、昨日は続落を避けることができました。

中東紛争と港湾ストライキによってインフレ再燃が懸念されたのですが、意外とあっさりとした反応で済みました。

とはいえ、何かあれば下げたがっている相場ということは明らかですから、週末の雇用統計は少し心配しています。

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MACDもデッドクロスよ！

FEAR&GREEDインデックスは、69から68に下げましたがGREEDのままです。

米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

5ヶ月連続減速から反転した雇用者数

昨日発表された9月のADP民間雇用者数は、市場予想を上回り14万3000人に増加しました。

直近5ヶ月間が減少を続けていたのですが、6ヶ月ぶりに増加に転じています。

とはいえ、最近発表されている経済データを見ると雇用は弱含んだものが多いため、楽観ができないような気がしています。

しかも、民間雇用はよくブレるといった特徴もありますからね。

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本番は雇用統計よ！

テスラ納車台数が予想に届かず

EVメーカーのテスラは四半期ベースの納車台数が予想に届かなったことを受けて、株価は大幅に下落しています。

中国政府によるEVへの補助金倍増計画を受けて、納車台数は前年同期比で6.4％増えていたのですが、投資家の期待はそれ以上だったようです。

同社の株価は直近5ヶ月で85%の急騰を見せていましたが、もう少し過熱を冷ます必要があるかも知れませんね。

ただ、10月10日にはイベントが控えており、イーロン・マスクCEOが自動運転車について重要な発言があるのではないかと期待が高まっています。

リッヒ

イーロンはXでも投稿してたな

オープンAIが66億ドルを調達

chatGPTを運営するオープンAIは66億ドルを調達して、企業価値は1570億ドルと評価されました。

上場していない新興企業としては、イーロン・マスクの宇宙開発企業スペースXやティックトックを運営する中国のバイトダンスなどと並んだ３大スタートアップとなりました。

マイクロソフトやエヌビディア、ソフトバンクも資金を投じており、AI分野で世界トップクラスの技術はいっそう強化されることになると予想されます。

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ますますAI開発は進むわね！

10月の注目イベントについて

10月になりましたので今月の経済指標のスケジュールを確認しておきましょう。

10月の注目イベント

・10/ 3 ISM非製造業景気指数
＊10/ 4 雇用統計
＊10/10 消費者物価指数（CPI）
・10/11 生産者物価指数（PPI）
・10/11 ミシガン大学消費者信頼感指数（速報値）
・10/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・10/17 小売売上高
・10/29 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・10/30 PCEデフレーター
・10/31 シカゴ購買担当者景気指数（PMI）

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。