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Follow @RamTky昨日の米国市場は前日の上昇から反落となりました。
アップルが新製品の発表イベントを開催しましたが同社の株価は下落しており、いつものような『事実売り』となりました。
また、原油価格の上昇が気になりますね。これ以上高騰するようだと再びインフレ懸念が高まっていきます。
それでは9/12の米国市場を振り返り、【アップル新製品発表後に事実売り】CPI直前にハイテク株を中心に急落について解説していきます。
記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
9/12 米国市場の値動き
昨日の米国市場はナスダックを中心に下落しました。
アップルの新製品発表イベントがありましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
反落した米主要3指数
昨日の米国市場は3指数ともに下落しました。
・S&P500…▲0.57%
・ダウ…▲0.05%
・NASDAQ…▲1.04%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンするとダウは上昇するもナスダックは下落していきました。
その後3指数ともに上昇する場面もありましたが、アップルイベントがはじまると引けにかけて下落していきました。
前日の上昇から反落ね！
ハイパーグロース株はまちまちやな
・AFRM（ｱﾌｧｰﾑ）…+1.27%
・COIN（ｺｲﾝﾍﾞｰｽ）…+0.87%
・CRWD（ｸﾗｳﾄﾞｽﾄﾗｲｸ）…▲1.51%
・DDOG（ﾃﾞｰﾀﾄﾞｯｸﾞ）…▲3.59%
・DOCS（ﾄﾞｷｼﾐﾃｨ）…▲2.95%
・MQ（ﾏﾙｹﾀ）…+2.0%
・U（ﾕﾆﾃｨ）…+2.50%
長期金利（米10年債利回り）
昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の終値4.291から4.286に低下しました。
低下したと言っても前日と変わらぬ水準となった長期金利ですが、一時は4.26にまで下げる場面もありました。
長期金利が下げてもすぐに戻してしまうというのは、債券に売り圧力が強いということにあります。
債券市場は株式市場より警戒されとるな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、メガテックが大きく下落していることがわかります。
テックがボロボロね！
マグニフィセント７はすべて下落しており、他にもテック系の急落が目立ちます。
・AAPL（アップル）…▲1.71%
・TSLA（テスラ）…▲2.23%
・AMZN（アマゾン）…▲1.31%
・META（メタ）…▲1.92%
・MSFT（マイクロソフト）…▲1.83%
・GOOG（アルファベット）…▲1.21%
・ORCL（オラクル）…▲13.49%
・ADBE（アドビ）…▲3.95%
アップルは新製品の販売イベントがありましたが、いつもの『事実売り』によって下落しましたね。
また、オラクルが決算発表をしましたが、クラウド事業の伸びが鈍化が嫌気され急落しています。
一方でエネルギー銘柄が高騰しており、CVX（シェブロン）が+1.86%、XOM（エクソンモービル）+2.92%、OXY（オキシデンタル・ペトロリアム）+4.06%と大きく上昇しており、他にもWFC（ウェルズファーゴ）+2.93%、GM（ゼネラルモーターズ）+2.61%、CVS（CVSヘルス）+2.58％と大きく上げています。
個別企業の株価変動について
それぞれ理由が気になるわね！
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち3セクターが上昇、8セクターが下落した1日となりました。
・エネルギー…+1.78%
・金融…+0.68%
・公益事業…+0.24%
・不動産…▲0.1%
・ヘルスケア…▲0.22%
・素材…▲0.37%
・資本財…▲0.37%
・一般消費財…▲0.53%
・生活必需品…▲0.69%
・通信…▲0.87%
・情報技術…▲1.62%
前日には唯一のマイナスだったエネルギーセクターが大きく上昇しています。
他にも3月には急落していた金融や、直近でもパフォーマンスの悪いディフェンシブセクターが珍しく上位にあります。
一方で、情報技術や通信など今年に入って爆上げしていたセクターは軟調な1日となりましたね。
テックは爆下げやったな
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は下落して、終値では4,461まで下げました。
先週末に続けて続伸したS&P500ですが、昨日は株価を50日移動平均線の上に戻しました。
7月末の高値まではあと2.26%にまで戻してきましたが、水曜日には消費者物価指数（CPI）の発表も控えていますから、エントリーするのはその後の方が良いかも知れませんね。
インフレ終了を確認したいわね！
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
アップル新製品発表も事実売り
アップルは昨日、恒例の新製品発表イベントを開催しました。
iPhone15やAppleWatchなどの新製品を披露しましたが、iPhoneはほとんどが前作の価格を据え置きとしていますが、販売台数の確保が目的のようです。
充電ポートはすでに発表していた通りのUSBｰCに変更された他、カラーバリエーションが増えています。
発表の後はやっぱり株価が下げたわね！
原油減産延期で供給不足を発表したOPEC
サウジアラビアの減産延長によって、OPECは世界の石油市場は10－12月期に日量300万バレル超の供給不足となる見通しを発表しました。
すでに原油価格は年初来高値を切り上げていますが、さらに上昇する公算が高まりました。
原油価格の上昇はインフレの再熱を促すことが懸念されますが、中国経済が回復しない限りはこれ以上需要が高まることはないと思っています。
100ドルまで上がったらヤバイな
アームのIPO上限上回る価格設定か
14日にナスダックに上場する予定のアームへの応募が10倍以上となり、銀行団は注文の受付を停止しています。
予想以上の募集に仮条件の47-51ドルの上限を上回る水準で設定されるかもしれません。
アームのIPOに大きな期待を寄せている投資家も多いとは思いますが、アームはエヌビディアのようなAI関連銘柄ではありません。
スマホのCPUを設計する企業であることと、すでに世界中で大きなシェアを確保している銘柄ですから、今後の急成長が期待できる企業ではないと考えています。
過度な期待は禁物よ！
9月の注目イベントについて
9月にはFOMCをはじめとして重要な経済指標の発表が続きますので、スケジュールの確認をしておきましょう。
＊9/13 消費者物価指数（CPI）
・9/14 生産者物価指数（PPI）
・9/14 小売売上高
・9/15 ミシガン大学消費者信頼感指数（速報値）
・9/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
＊9/21 FOMC
・9/21 フィラデルフィア連銀景気指数
・9/29 シカゴ購買担当者景気指数（PMI）
・9/29 PCEデフレーター
今後も引き続き経済指標はウォッチしていきたいと思います。
経済指標を確認するのに
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まとめ
【アップル新製品発表後に事実売り】CPI直前にハイテク株を中心に急落をまとめます。
【9/12米国市場の値動き】
・S&P500…▲0.57%
・ダウ…▲0.05%
・NASDAQ…▲1.04%
・長期金利は4.286に低下
【経済トピックス】
・アップル新製品発表も事実売り
・原油減産延期で供給不足を発表したOPEC
・アームのIPO上限上回る価格設定か
昨日の米国市場は下落しましたが、アップルの新製品発表イベントの事実売りがあったようです。
今夜には消費者物価指数（CPI）の発表が控えていることも、市場関係者が売り急ぐ要因ともなったようです。
日々の値動きが大きい米国市場ですが、メインシナリオはインフレ抑制のための金融引き締めですから、大局観をつかむためにも経済指標の発表には注目したいところですね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう！
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