・8/28米国市場の値動き
・S&P500指数の展望
・米国経済に関するトピックス
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Follow @RamTky昨日の米国市場は上昇しました。
これまで8月は2日連続で上昇することはありませんでしたが、このまま2日連続上昇がなければ、ドットコムバブルのあった2002年4月以来のこととなるところでした。
ジャクソンホール会合の内容を消化する上昇だったようですが、株式に追い風になるような材料ではありませんので、一時的な上昇に過ぎないのかも知れません。
それでは8/28の米国市場を振り返り、【来週にはトレンド転換来る？！】8月初の2日続伸となった米国市場について解説していきます。
記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
8/28 米国市場の値動き
昨日の米国市場は上昇しました。
ジャクソンホール会合の内容を消化しているようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
続伸した米主要3指数
昨日の米国市場は連日の上昇となりました。
・S&P500…+0.63%
・ダウ…+0.62%
・NASDAQ…+0.84%
プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンすると上に下にと乱高下しました。
こういった相場の方向性がつかめない日というのは、投資家に不確実性が広がっている時に起こる現象です。
それでも引けにかけての上昇は、わずかに明日への期待を持たせる相場となりました。
8月が月間で上昇に転じるのは厳しそうね！
ハイパーグロース株はイマイチやな
・AFRM（ｱﾌｧｰﾑ）…+0.90%
・COIN（ｺｲﾝﾍﾞｰｽ）…▲0.74%
・CRWD（ｸﾗｳﾄﾞｽﾄﾗｲｸ）…▲3.71%
・DDOG（ﾃﾞｰﾀﾄﾞｯｸﾞ）…▲0.06%
・DOCS（ﾄﾞｷｼﾐﾃｨ）…+0.51%
・MQ（ﾏﾙｹﾀ）…+0.88%
・U（ﾕﾆﾃｨ）…▲0.09%
長期金利（米10年債利回り）
昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の終値4.231から4.202に低下しました。
プレマーケットでは一時4.2を切る場面もあった長期金利ですが、連日で少しづつ低下しています。
それでもまだ直近1年では最も高い水準にあるため、株価が上昇するには厳しい状況にあると言って良さそうです。
急激に上がらんければいいがな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が上昇したことがわかります。
エヌビディアはやっと上昇よ！
好決算のあとに続落していたエヌビディアでしたが、+1.77％とやっと上昇しました。これまでが買われ過ぎていたと言えども、ちょっと腑に落ちない下げが続いていました。
GAFAMはアマゾンがわずかに下げている以外は上昇しており、特にメタは+1.67%と大きく上げています。
・MMM（３M）…+5.22%
・CHTR（ﾁｬｰﾀｰ･ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝｽﾞ）…+3.65%
・WBD（ワーナーブラザーズ）…+4.24%
・BSX（ﾎﾞｽﾄﾝ･ｻｲｴﾝﾃｨﾌｨｯｸ）…+5.97%
・DHR（ダナハー）…+2.34%
・MU（マイクロン）…+2.50%
3Mはかねてから訴訟されていた『耳栓問題』が和解したことが好感されています。
一方で、ヘルスケアには下落した銘柄が目立ちMRK（メルク）▲1.16%、JNJ（ジョンソン&ジョンソン）▲1.18%、ABT（アボット・ラボラトリーズ）▲1.36%などが下げています。
個別企業の株価変動について
それぞれ理由が気になるわね！
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは2日連続で11セクター全てが上昇した1日となりました。
・素材…+1.09%
・通信…+1.07%
・不動産…+1.02%
・一般消費財…+1.01%
・エネルギー…+0.82%
・資本財…+0.81%
・情報技術…+0.79%
・金融…+0.73%
・生活必需品…+0.48%
・ヘルスケア…+0.32%
・公益事業…+0.06%
先週末のワースト3が昨日の上昇率トップ3となりました。
昨日はセクター別のパフォーマンスにそれほど大きな差はなく、1%を大きく超えるセクターもありませんでしたね。
相変わらずディフェンシブセクターのパフォーマンスがイマイチという点を除けば、株式市場にとっては好調な1日だったと言えそうです。
8月はエネルギー以外はマイナスやな
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は上昇して、終値では4,433まで上げました。
直近3ヶ月のチャートを眺めると、6，7月と上昇してきた相場は8月に突き落とされていることがわかります。
特に7月末の高値をトップに『ヘッド＆ショルダー』のチャートを形成しようとしていますので、ここから下落してしまうとどこまで下がるかわからないといった状況です。
まずは4,455のレジスタンスと、50日移動平均線を上抜けしてくれることを期待しましょう。
直近は失業率に注目ね！
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
上院AIフォーラムにマスク、ザッカーバーグ出席か
米上院院内総務はAIの影響について議論するために、米ハイテク業界のリーダーを集めて会合を開催する計画を報じました。
9月の会合にはイーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグの他、アルファベットのスンダー・ピチャイCEOやマイクロソフトのサティア・ナデラCEO、エヌビディアのジェンスン・フアン氏やグーグルのエリック・シュミット元CEO[などが招待されています。
AIの将来に対して議会により大きな影響力を持たせるための戦略ですが、あの二人が同じ会合に出席できる状況だとは思えませんがね。
金網マッチは実現するのかしら？
オープンAIが企業向けのChatGPTを発表
オープンAIはChatGPTにプライバシー保護機能などを追加した企業向けバージョンを発表しました。
主力製品の収益を押し上げる重要な取り組みと位置付けしていますが、今後の米国企業の業績をアップさせることにつながるかに注目が集まります。
オープンAIによると、ChatGPTは昨年11月の導入以来でフォーチュン500社のうち80％強に利用されているとのことですが、セキュリティ上の懸念で距離を置く企業も多いとのこと。
社内に特化したチャットGPTが欲しいわ
ポケモンスリープが1,000万ダウンロード
2016年にポケモンGOが発表されてから早くも7年が経過しますが、当時は世界的な社会現象ともなりました。
一方で、現在では寝ながらポケモンを集める『ポケモンスリープ』が人気を集めており、8月には1,000万ダウンロードを達成しています。
このポケモンスリープはユーザーが枕元にスマートフォンを置いてゲームをプレーするとのことで、良質な睡眠をとるとより多くのポケモンをゲットできるようです。
ちょっと興味があるわよ！
8月の注目イベントについて
8月もあと少し経済指標の発表が残っていますね。
・8/29 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・8/31 PCEデフレーター
9月の注目イベントについて
9月にはFOMCをはじめとして重要な経済指標の発表が続きますので、スケジュールの確認をしておきましょう。
・9/ 1 ISM製造業景気指数
・9/ 1 雇用統計
・9/ 6 ISM非製造業景気指数
＊9/13 消費者物価指数（CPI）
・9/14 生産者物価指数（PPI）
・9/14 小売売上高
・9/15 ミシガン大学消費者信頼感指数（速報値）
・9/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
＊9/21 FOMC
・9/21 フィラデルフィア連銀景気指数
・9/29 シカゴ購買担当者景気指数（PMI）
・9/29 PCEデフレーター
今後も引き続き経済指標はウォッチしていきたいと思います。
経済指標を確認するのに
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まとめ
【来週にはトレンド転換来る？！】8月初の2日続伸となった米国市場をまとめます。
【8/28の米国市場の値動き】
・S&P500…+0.63%
・ダウ…+0.62%
・NASDAQ…+0.84%
・長期金利は4.202に低下
【経済トピックス】
・上院AIフォーラムにマスク、ザッカーバーグ出席か
・オープンAIが企業向けのChatGPTを発表
・ポケモンスリープが1,000万ダウンロード
昨日の米国市場は先週末に続けて上昇しました。
ジャクソンホール会合を無事に通過したことが市場に好感されているようです。
とはいえ、今週末にはPCEデフレータや雇用統計の発表が控えていますから、安心できる相場は続きません。
来週の月曜日はレイバーデーで祝日となりますが、火曜日からの相場が転換点となるかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう！
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