・6/20米国市場の値動き
・S&P500指数の展望
・米国経済に関するトピックス
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Follow @RamTky連休明けとなった昨日の米国市場は下落のスタートとなりました。
前週は消費者物価指数の発表やFOMCなどのビッグイベントを無事に通過したことで株価は上昇しましたが、今週は下落のリスクが高まっています。
21日、22日にそれぞれ下院と上院で議会証言するパウエル議長ですが、3月の地銀破綻以降はじめての議会証言ですので質問攻めにあうことは間違いなさそうです。
利上げ停止、依然として低い失業率、金融不安など、米経済を取り巻く環境はまだまだ株価を押し上げるには不確定要素が多いようです。
それでは6/20の米国市場を振り返り、【テスラの株価はまだ上がる】4週間ぶりに続落したS&P500について解説していきます。
記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
6/20 米国市場の値動き
連休明けの昨日の米国市場は久しぶりに続落しました。
パウエル議長の議会証言前で市場の警戒感が高まっているようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
続落した米主要3指数
昨日の米国市場は3指数そろって下落しました。
・S&P500…▲0.47%
・ダウ…▲0.72%
・NASDAQ…▲0.16%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしても下落していきました。
何度か買い戻される場面もありましたが、最終的にはダウを中心に下落となりました。
S&P500は4週間ぶりの続落よ！
ハイパーグロース株はまちまちやな
・AFRM（ｱﾌｧｰﾑ）…▲3.72%
・COIN（ｺｲﾝﾍﾞｰｽ）…+2.70%
・CRWD（ｸﾗｳﾄﾞｽﾄﾗｲｸ）…▲1.97%
・DDOG（ﾃﾞｰﾀﾄﾞｯｸﾞ）…+0.97%
・DOCS（ﾄﾞｷｼﾐﾃｨ）…▲2.52%
・MQ（ﾏﾙｹﾀ）…+7.54%
・U（ﾕﾆﾃｨ）…▲5.99%
普段なら相関性の高いハイパーグロース株ですが、そろそろ銘柄ごとに変化率が変わってくるのかも知れません。
低下した長期金利
昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の終値3.767から3.725に低下しました。
マーケットがオープンすると急激に低下した長期金利ですが、やはり3.8をレジスタンスに押し戻されています。
もう1ヶ月も3.5まで下げることはありませんでしたが、次にレンジを抜けるのは下方向だと考えています。
3.0を切るのはいつになるのやら
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどのの銘柄が下落したことがわかります。
上昇したのはほんの一部ね！
最近では珍しい強い下落を示すヒートマップですね。
大型テックからディフェンシブまで広く売られていますが、一部の銘柄ではプラスも見受けられました。
・TSLA（テスラ）…+5.34%
・NVDA（エヌビディア）…+2.61%
・META（メタ）…+1.19%
・CRM（セールスフォース）…+2.46%
・UNH（ユナイテッドヘルス）…+2.38%
・PYPL（ペイパル）…+3.70%
・LLY（イーライリリー）…+0.95%
テスラのオートチャージャーがリビアンでも使用されると発表されたことで株価を上昇させています。
すでにテスラの株価は急騰してしまい買いそびれたと感じている投資家も多いようですが、2021年11月に付けた最高値までは48%ものアップサイドがあります。
そもそもテスラ株急落の理由はツイッター買収によるものが大きかったのですから、企業価値としてダウンしたワケではありませんでしたからね。
個人的にはテスラはまだまだ上昇の余地が大きいと考えています。
どこかで一度押してくれると
買いやすいんだが
一方で、多くの銘柄が下落していますがINTC（インテル）▲3.77%、NKE（ナイキ）▲3.56%、BA（ボーイング）▲3.46%や、エネルギー銘柄のXOM（エクソンモービル）▲2.29%、CVX（シェブロン）▲2.28%などが大きく売られていました。
パウエル議長の議会証言を前に
警戒感が高まってるわね！
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターすべてが下落した1日となりました。
・ヘルスケア…▲0.15%
・一般消費財…▲0.3%
・通信…▲0.47%
・情報技術…▲0.56%
・資本財…▲0.65%
・金融…▲0.66%
・生活必需品…▲0.88%
・公益事業…▲0.93%
・不動産…▲1.24%
・エネルギー…▲1.45%
・素材…▲1.66%
全てのセクターがマイナスとなりましたが、比較的大きな下落をしたセクターもありました。
いつものように情報技術や一般消費財、通信といったセクターの下落は限定的でしたが、最近になってヘルスケアのパフォーマンスが上がってきています。
割安で放置されているヘルスケアセクターですから、景気後退を意識している投資家にとっては魅力的に映るのかも知れません。
ワイもヘルスケアには注目しとるで
4週ぶりに続落したS&P500
昨日のS&P500は下落して、終値では4,388まで下げました。
4週間ぶりに2日連続の下落となったS&P500ですが、ローソク足を見ると下ヒゲをつけて支えられています。
ブル相場に入ってからモメンタムのあるS&P500ですから、相当なことがない限りは値崩れすることはないと考えています。
ちょっと買われ過ぎは
否定できないわね！
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
パウエル議長の議会証言に市場の注目集まる
FRBのパウエル議長は半期に一度の金融政策報告に関する議会証言を行います。
21日には下院金融委員会、22日には上院銀行委員会にて公聴会に臨みますが、FOMCでの利上げ停止や現在の経済界を取り巻く金融不安など、多くの質問が飛び交うことが予想されます。
パウエル議長の回答次第では株式市場にも大きな影響があるとして、ウォール街も警戒感を高めているようです。
上がり過ぎている株価には
ちょっとツライ展開ね！
リビアンもテスラの充電規格を採用へ
米EVメーカーのリビアン・オートモーティブは、将来の車両にテスラの急速充電設備『スーパーチャージャー』を利用できるようにすると明らかにしました。
フォードやゼネラルモーターズに続き、米国のEV車のほとんどがテスラの充電システムを使うことが発表されたことで、テスラの株価は6月に入って+35%の上昇をしています。
すでにテスラ株のRSIは80を超えており割高を示していますが、まだまだ続伸する公算が高まっています。
下がったら欲しいと考えている
投資家は買うタイミングないな
アップルに続きグーグルもインド進出へ
グーグルが自社のスマートフォンをインドで組み立てるパートナーを探していることが明らかになりました。
アップルに続いてインドに生産拠点を移しつつある米テック企業ですが、中国に変わる生産拠点がインドにスポットが当たっています。
インドETFのEPIは年初来で+5.86%の上昇にとどまっていますが、4月からは2桁の上昇を見せています。
中国に代わる新興国の投資先として、投資家の間でもインドに注目が集まっています。
EPIについては詳しく
記事にしてあるわよ！
6月の注目イベントについて
ビッグイベントは通過しましたが6月も重要な経済指標が残っていますので、スケジュールを確認しておきましょう。
・6/27 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・6/30 PCEデフレーター
・6/30 シカゴ購買部協会景気指数（PMI）
今後も引き続き経済指標はウォッチしていきたいと思います。
経済指標を確認するのに
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まとめ
【テスラの株価はまだ上がる】4週間ぶりに続落したS&P500をまとめます。
【6/20の米国市場の値動き】
・S&P500…▲0.47%
・ダウ…▲0.72%
・NASDAQ…▲0.16%
・長期金利は3.725に低下
【経済トピックス】
・パウエル議長の議会証言に市場の注目集まる
・リビアンもテスラの充電規格を採用へ
・アップルに続きグーグルもインド進出へ
連休明けの昨日の米国市場は下落したことで、S&P500は4週間ぶりの続落となりました。
今週にはパウエル議長の議会証言が予定されているので、ウォール街も警戒感を高めています。
FRB高官による発言も頻繁に予定されているようですが、株価が上がるよりも下がる可能性の方が高そうですね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう！
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