【エネルギー株に投資妙味あり】世界一の富豪にピンチ到来

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昨日の米国市場はおよそ3週間ぶりの大きな下落となりました。

債務上限問題の妥結が先送りされたことで、『いつものことだろ』と高を括っていた市場にも不安が拡がったようです。

一方で、原油価格も上昇しており、来週にもサプライズの可能性が浮上しました。

原油価格の上昇は株価の下落にもつながりますので、事前にリスクヘッジしておきたいところですね。

それでは5/23の米国市場を振り返り【エネルギー株に投資妙味あり】世界一の富豪にピンチ到来について解説していきます。

5/23 米国市場の値動き

昨日の米国市場は全面的に大きな下落となりました。

債務上限問題は進展がないままタイムリミットが近づいているようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

そろって下落した米主要3指数

昨日の米国市場は3指数ともに下落しました。

プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンするとジリジリと上昇していきました。

今日も株式は強いんだなぁと思っていたら現地時間の昼から急激に下落をはじめ、引けにかけて買い戻されることはありませんでした。

前日にもお伝えしていましたが、不安定な市場において株価だけが上昇を続けるなんて、ありえないんですよね。

高止まりした長期金利

昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の終値3.714から3.715と横ばいでした。

1週間以上も上げ続けてきた長期金利ですが、一旦の頭打ちとなったように見えます。

マーケットオープン直前には3.76付近にまで上げていましたが、相場が開くと反落しました。

買われ過ぎていた株式から資金が戻ってきただけかも知れませんが、利回りが上がれば債券が買われるといった状況ですかね。

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほぼすべての銘柄が下落しています。

久しぶりに目をそむけたくなるヒートマップですね。

大きく下落した銘柄をピックアップしていきます。

他にも3%以上下落した銘柄もゴロゴロしていました。

一方で、数少ない上昇銘柄の変動理由について見ていきます。

AVGO（ブロードコム）はアップルと数十億ドル規模の契約を締結したことで、株価を上昇させています。

ホームセンターのLOW（ロウズ）は決算が好感されて+1.72%の上昇、HD（ホームデポ）も+1.47%の連れ高。

また、原油高でエネルギー銘柄が上昇しており、XOM（エクソンモービル）+1.36%、CVX（シェブロン）+2.89%など。

PFE（ファイザー）は肥満治療薬の臨床試験での効果が好感されて+2.30%の上昇。連日の株価高騰で出来高も伴っていますので、機関投資家も本格的に参入したと考えられます。

米国株アプリmoomooなら、なぜ株価が変動したのかを簡単に知ることができます。

セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち1セクターのみが上昇、10セクターが下落した1日となりました。

エネルギーセクターは原油価格が上げたことによる上昇で、それ以外は全て下落した1日となりました。

7セクターが1%以上の大きな下落をしており、見境なく売りが相場を支配するリスクオフでしたね。

特にテックや通信など、これまで強く買われてきたセクターほど大きなマイナスとなっています。

レンジに戻ってきたS&P500

昨日のS&P500は大きく下落して、終値では4,145でした。

3日間ほどは2月の高値を超えていたS&P500ですが、再びレンジ相場に戻ってきてしまいました。

やはり4,200の壁は高いようです。

2ヶ月ほどのレンジによって株価は踏み固められていますから、週末のPCEコアデフレータの結果次第では大きくどちらかに振れる公算が高いと考えています。

米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

債務上限は合意に至らず

バイデン米大統領とマッカーシー下院議長による米債務上限に関する協議は『建設的な会合だった』とコメントするも、合意には至っていません。

党派を超えてデフォルト回避への意思は統一されているようですが、具体的な対策案に関しては双方の意見が割れているようです。

イエレン財務長官は議員らに宛てた書簡で、早ければ6/1には財源を使い切ると警告しています。

大統領と下院議長が合意に至ったとしても、その後に下院や上院などを通過する必要があるため、6/1に間に合わせるのであれば今週中の妥結がリミットとなります。

原油ショート勢に警告

サウジアラビアのエネルギー相は、OPECプラス会合を控え原油の空売り勢に警告を発しています。

先月サプライズで減産を発表したOPECプラスですが、来週にも再び減産を発表するかもしれませんね。

原油価格が上昇することでインフレが再熱する可能性がありますので、株式市場にとってみればマイナスの側面があります。

個人でリスクヘッジをするのであれば、エネルギー銘柄の株を購入するか、CFDなどで原油を買うかですね。

昨年末から下げ続けているエネルギーセクターですから、そろそろ投資妙味があるとも考えています。

CFD投資について詳しくはこちら

1兆5,500億円減るも世界一は譲らず

ルイヴィトンの創業者であるベルナール・アルノー氏の資産は、1日で約１兆5500億円相当が目減りしました。

中国を中心に需要拡大で急伸してきた高級品株でしたが、米経済が不安視される中で株価は急落しています。

それでもなお世界一の富豪の座は譲りませんでしたが、2位のイーロン・マスク氏の差はおよそ1兆6000億円に縮小しました。

イーロン・マスクが再び世界一の富豪に返り咲く日は近いのかも知れませんね。

5月の注目イベントについて

5月もまだ重要な経済指標が続きますので、スケジュールを確認しておきましょう。

今後も引き続き経済指標はウォッチしていきたいと思います。

まとめ

【エネルギー株に投資妙味あり】世界一の富豪にピンチ到来をまとめます。

債務上限問題が解決していないにも関わらず、前日までは株式市場は上昇していました。

当ブロブでも『チグハグな相場』としてお伝えしていましたが、やはり昨日は下落しましたね。

デフォルト懸念で株式市場にも不安が拡がっていますが、アナリストがこぞって『現金に回避せよ！』っと煽っています。

でも、こんな時が買い場だったりするんですよね。

私には買い向かう勇気はありませんけどね。(笑)

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。

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